ファイアーエムブレム覚醒~炎の紋章と蒼の魔道書~ 作:生徒会長月光
それではどうぞごゆっくり。
「はぁ………」
「ゲンキダスノ!」
「つってもなV-SW。これはため息を吐かずにはいられねぇだろ」
「オッチョコチョイ?」
「それで済んだら俺はこんなところにはいねぇよ」
草原にポツンと一人残されたラグナは何故こうなったかと思い出す。
フェリア連合王国へ向かうためクロムたち自警団は一度集まりメンバーを確認していた。クロム、ラグナ、ルフレ、フレデリク、リズ、ヴィオール、ソワレ、ヴェイク、スミアの9人。揃ったと思い出発しようとしたとき、慌ててこちらへ向かってくる寝癖のついた青年。
「待ってよ。クロム!」
「ん? ソールお前も来るのか?」
「そうだよ。でも僕もさっき聞いたばかりだから慌てて来たんだよ」
「あれっ? 確かソールに言っとくって昨日ヴェイクが言ってたと思うけど」
「あっ! 俺様としたことが忘れてたぜ。わりぃ」
「もう! ヴェイクったら本当に適当!今日はこの前みたいに武器忘れてない!?」
「今日はちゃんと持ってるよ!」
「クロムさんこの方は?」
「こいつはソールだ。自警団の仲間でこう見えて頼りになる騎士だ」
「よろしくね、ルフレ。君が入団したことは、ミリエルから聞いてるよ。ちなみにミリエルはこの自警団の魔道士なんだ。彼女も後から合流するって」
「何だか慌ただしい奴だな」
「んーやっぱり聞いてたとおりだね。クロムとそっくりな声だ。よろしくねラグナ!」
そうしてフェリア連合王国へ向かうクロム自警団。
その道中にてイーリスへ向かう途中に襲われた異形 が現れた。クロムはそれらを屍兵と呼び戦い始めるがなんとヴェイクが自身の武器である斧を落としたのだ。
そうしてヴェイクを守りながら戦うことになった一同。
クロムはルフレ、スミア、ソールを率いて左翼をフレデリクはリズを馬の背に乗せて近距離の対応でソワレ遠距離からの攻撃をもつヴィオールと武器を持ってないヴェイクをラグナが守る布陣だ。
ある程度屍兵を倒しながら進んでいくと後ろから一人の魔道士が合流する。
「漸く追い付きました。クロム団長の所は……成る程上手く敵を引き寄せて戦っているのなら問題ないですね。だとしたらあちらに加勢した方が良いですね。ん? これは斧ですか……誰が落としたのか後できっちり言わなければ」
そういうなりフレデリクたちの布陣へと進み、短槍を投げようとする屍兵へ炎の魔道書ファイアーを放ち倒して武器を持たないヴェイクを見付けるとさっき拾った斧を渡す。
「おおっ!? 俺様の斧がある!」
「私が渡したのですよこの馬鹿者」
「ありがとよミリエル、助かったぜ!」
「全く次からは名前でも書いておくのですね」
「さっきの魔法はあんたか?」
「……成る程。貴方がラグナさんですね。私はミリエル主に自警団では魔法の研究や薬草などの薬の調合ををしてます。それにしてもクロム団長と声が全く一緒とは、後程調べさせてもらっても?」
「調べたって何にもならないぞ」
「声の発声から振動、波長のパターンなど様々な検証を行うだけですので」
「メチャクチャ調べる気満々かよ」
「お時間は取らせないので」
「気が向いたらな。今はこいつらだ」
「そうしましょう。ヴェイクは槍の屍兵をフレデリクさんは周りのサポートをしつつリズさんは回復をヴィオールさんは私と共に屍兵の機動力を削ぎます。ラグナさんとソワレは機動力の落ちた屍兵を殲滅してください」
そうしてヴェイクが本来の力を発揮し始めさらに遠距離からはミリエルが攻撃し、突破力のあるソワレが道を切り開く。そうしている間に屍兵の親玉をクロムたちが撃破したことにより屍兵は統率を失い全滅させた。
そうして戦闘が終わりルフレとミリエルの挨拶を済ませ一行は先に進む。
そうして進むと前方に何かが見えた。野良のペガサスだ。
「怪我をしてるようだな。どれ」
クロムが治療しようと近付くがペガサスはクロムを警戒し暴れる。
「おっと大人しくしろ!」
「クロム様!」
「スミア!? 危ないから離れてろ」
「ここは私にお任せください!」
そうしてスミアはペガサスの前に立ち目を合わせる。そうして少し経つと、ペガサスは警戒を解く。スミアは怪我をした箇所に薬と包帯を巻いていく。
「やるじゃないか。スミア!」
「凄いです。あんなに警戒心のあったペガサスが心を開くなんて。きっとスミアさんの優しい気持ちが伝わったんですね」
「そんなことありません。ただ夢中で何とかしたいと思って」
「だからこそペガサスはスミアに心を開いたんだろ。他人を思いやれる心意気をペガサスは感じ取った。お前にしか出来ないことだ」
「クロム様……はいっ!」
「しかしこいつを置いていくわけにもいかんしな。どうするか……」
「クロム様たちは先へお進みください。この子の怪我の具合が良くなったら私も追いかけます」
「それだとスミア一人になる。もし万が一があれば……」
「なら俺も残る」
「ラグナ! 良いのか?」
「あぁ。もし何かあっても俺が時間を稼いで隙をみてスミアとペガサスで逃げりゃ良いからな。それよりも一刻も早くフェリアにいって援軍を喚ばねぇと行けねぇんだ。とっとと向かっちまいな」
「済まない。頼んだぞラグナ」
そうしてスミア、ラグナはその場に残りクロムたちは先に進む。
「すみませんラグナさん。私のために残ってもらって」
「気にすんな。俺が残るつったんだ。お前が謝る必要なんざない」
「でも私なんてドジですしどんくさいしまだまだ未熟です」
「そうは言うが未熟なところを素直に認められるなんざ中々出来るもんじゃねぇ。お前はまだまだ伸びる。そんでクロムのやつに良いところを見せてやるって感じで良いんじゃねぇか?」
「ラグナさん……はいっ!」
「それにスミアはいつも謝ってるが謝るよりもありがとうって感謝の言葉の方が相手も自分も気持ちが良いんだ」
「ありがとうございます! ラグナさん!」
「すぐに直すって言うのは難しいかもだがそこは意識の問題だろう。頑張れよ」
ここで終わっていたら良い話なのだが…………スミアの天然が出てしまったのか……
ペガサスの具合も良くなり空を飛んでいたスミアだったのだが乙女の勘なのかクロムの危機を感じ取ったのかそのままフェリアへと向かってしまった。……ラグナをすっかり忘れて。
そうして冒頭に至る。
「ったく俺が残った意味は何だったのか」
「ハヤクゴウリュウスルノ!」
「わぁてるよ。取り敢えずスミアの向かった方向に行くか。でてこいっロトム」
ポーン
「ロトトッ!」
そうしてラグナが出したのはプラズマポケモンのロトムだがその姿は大きく変わっている。普通のロトムは通常フォルム、ヒート、ウォッシュ、スピン、フロスト、カット6種類だがラグナのロトムはクリーンな太陽光発電かつ電気エンジンも取り付けられたバイクに入ったバイクフォルムになったのである。タイプはでんき、はがねタイプで固有技はアイアンヘッドである。
「ロトム悪いがあっちの方角に向かってくれ。よっと」
ラグナはロトムに跨がりながらそういう。
「ロトトット(^-^)v」ブォォォォォォォン!
「うおっと! はしゃいでるな。久しぶりに走るからな。いくぞっ!」
「ロトっ!」
「シュッパツシンコウナノ!」
そうして一人と一機と一匹はフェリアへと向かう。フェリアではどんな出会いがあるのか……
次回に続く……
あとがき
久し振りの投稿な月光です。最近はFGO夏イベントをやっていて投稿遅れました。今回のガチャではイリヤ以外はいらっしゃってくれました! 今回のキアラさんの召喚演出最初見たときはバグったかと焦りました
そして黒猫パンケーキなアビー……可愛い❗
何となくで単発でスキップしてたら来たので思わず叫びました
そしてアーツ環境を一変させた、アルトリア・キャスター。スキル強化の欠片集めが大変でしたが無事にスキルマに出来たので周回が楽です。そして思わず630連ガチャを回していました。何とか宝具5にできたので良かったのと、もうこんなに回すこともないなと思いました。
さて話しは戻りまして今回はフェリアへと向かうクロムたち。合流したミリエルは魔道士として自警団を支えていて、後方からの援護が主で遠くから戦場を見ているので指揮も取れるがルフレのように本職ではないので所々ムラはある感じです。
そしてスミアはペガサスと心を通わせてペガサスナイトの本領を発揮出来るようになりました。ちょっとドジですが頼れる飛行職でフェリア到着の戦いでは大いに活躍します。
ふと思ったのはスミアとFEIFのフェリシアが一緒になるとどんな大惨事?! になるのかとヒーローズやってて思いました(笑)
そしてラグナはスミアのドジで一人取り残され、ロトムと共にクロム一向に遅れる形でフェリアに向かいます。
次回はそんなラグナがある人に出会い大胆に交渉するようです。そこで思わぬ再会もあったりします。
あと先の展開になるのですがクロムの結婚相手最初はルフレで行こうと思ってたのですが、やはりスミアも捨てがたいと思いました。なのでゲームではあり得ない、王族一夫多妻制でやるのもありかと考えています。その場合生まれる子供はルフレがルキナ、マークでスミアがシンシアの予定です。
原作でイーリス王家の血筋はクロム、リズの娘、息子だけで王位継承争いも息子娘同士なので仲が良いですが二人に何かあるとイーリスの血が途絶えるんじゃないかでだったら一夫多妻制があっても可笑しくないかなと思ってのことです。
それでは今回も読んで頂きありがとうございました。次回も読んで頂けると幸いです。
クロムの結婚相手について
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ルフレ一択
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ルフレ、スミアの一夫多妻制