空飛ぶ にわとり -The Flying Chicken-   作:甘味RX

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Act81.3 - 最初のレプリカ VS 最後のレプリカ(後)

 

 むかしむかしあるところに、一匹のひよこがいました。

 

 そのひよこは、暇さえあれば空を眺めていました。

 

 空をうつくしく飛び回る同胞をうっとりと見つめます。

 

 『ぼくもオトナになったら、あんなふうにとべるんだ』

 

 そして壊れた木箱の上に乗っては、そのちいさな羽をはばたかせていました。

 

 

 いつか飛び立つ、真っ青な空へ思いをはせて。

 

 

***

 

 

 地面に薄く積もった雪の上に、ぽたりと赤が混じる。

 自分の頬を伝って落ちたそれを僅かに目で追って、歯を食いしばった。

 

 荒くなった呼吸に心臓がどくどくと脈を打つ。肺が熱い。

 剣を支えに膝をついた俺の目の前で、銀色の髪が揺れた。

 

「もう終わりかしら」

 

「っ!」

 

 ゆっくりとこちらへ伸ばされた手を、剣で力任せに薙いで振り払う。

 だがその前に手はするりと引き戻されて、刃はかすりもせず空を切った。

 

 異形の羽を翻し、俺から少し離れたところで愉快そうに笑う銀を睨みつける。

 

 届きそうで届かない。

 そんな距離感を保ちながら、こうしてたまにからかうように近づいてくる彼女には、未だ傷一つついていなかった。

 

「ほおら、次、いくわよ」

 

 彼女が手を掲げる。

 すると大きく増した音素と足下に広がった譜陣に、ざわりと皮膚が粟立った。

 

「サンダーブレード」

 

 弧を描いた口元から歌うように紡がれた音を聞きながら、きしむ体を動かしてその場を飛び退く。

 先ほどまで自分がいたところに鋭い閃光が迸った。

 

 直撃こそ避けたけど、周囲に散った雷の余波に弾き飛ばされる。

 硬い岩肌の上を何度か転がって、止まったところで震える腕をついて体を起こした。

 

「はぁっ、はっ……!」

 

 頭の中がぐわんぐわんと揺れる。

 手放してしまいそうになる意識を、地面から伝わる雪の冷たさに向けることで保った。

 

 そんな俺を、彼女は微笑を浮かべて観察している。

 

 本当なら一瞬で殺せるんだろうに、こうしてじわじわと痛め付けるような攻撃しかしてこないところを見ると、なるほど気分が良いというのは確かなのだろうと思った。

 

「どうしたの? まだ一度も私に届いてないじゃない。“守る”んでしょう?」

 

「……うる、さい」

 

 不確かな感覚の地面を踏みしめて立ち上がる。

 正面に構えた切っ先がやはり震えているのを自覚しながら、剣ってこんなに重かったっけか、と考えた。

 

 被験者から才能を引き継いだからなのか、剣の扱いに困ったことはほとんどなかった。物理的な重さ以上のものをこの武器に感じたことなんてなかったのに。

 

(ああ、重い)

 

 守りたいものを背負った剣は、こんなにも重いのか。

 

「…………っ」

 

 また、ぽたりと頬を伝った赤が落ちる。

 譜術が掠めた箇所がじわじわと熱を持っていた。

 

 いたい。こわい。

 それでも、剣を握る手に再度力を込める。

 

「――はぁあああ!」

 

 そして思いきり地を蹴って走り出した。

 

「ふふ、よく頑張るわねぇ。……断罪の剣よ、降りそそげ……プリズムソード」

 

 光の剣がいくつも頭上から落ちてくる。

 

 気を抜けば零れそうになる悲鳴を喉の奥で押しつぶし、その中を一直線に駆け抜けた。術の掠めたところが切り裂かれていく痛みに滲んだ目を凝らす。

 

 あと少し。あと、少しだ。

 

 目前まで迫ったところで、ぐっと体勢を低くした。そこから地を蹴って跳躍する。

 最後に横を通り過ぎた光の剣が頬に痺れるような痛みを残すのを感じながら、剣を振り切った。

 

 瞬間。

 

 狂気に揺れる双眸が、ひたと俺を捉えて笑う。

 

「これはどう?」

 

 まずい、と本能が警鐘を鳴らすのと、もう遅い、と理性が声を上げたのは、同時。

 

「獅子戦吼」

 

 次に訪れたのは“衝撃”だった。

 巨大な壁にぶつかった硝子玉のように体が弾き飛ばされる。

 

 そんな自分をスローモーションのように感じながら、俺は胸の内で小さく謝罪した。

 

(ごめん、ルーク)

 

 体はそのまま地面に叩きつけられ、一拍遅れで鈍い痛みが全身を取り巻いた。

 

「……う、あ」

 

 目が ちかちかする。音が遠のく。

 

 どうにか意識を引き戻そうと拳を握ったところで、自分の手元に剣がないことに気付いて視線を巡らせる。すると少し離れた場所に落ちているのが見えた。

 取りに行かなくてはと ぼやけた頭で考えていた俺の体が突如浮き上がった。

 

 目の前には、銀色の髪。

 俺の胸倉を掴んで軽々と宙に掲げたのは、とてもそんな力があるようには見えない細い腕だった。

 

「何か言い残すことはある?」

 

 一応聞いておいてあげるわ、と鮮やかに微笑んだ彼女の顔を見返して、俺はだらりと全身から力を抜いた。細い息がこぼれる。

 

「オレ、と」

 

 ゆっくりと吐き出した声は、首もとが締め付けられているせいもあってか、だいぶ聞きづらく掠れていた。

 

「……オレとあんたは、似てるよ」

 

 俺と、あんたと、あんまり認めたくないけど多分ディストも。

 俺達はきっとよく似ている。同じ根っこをひとつ持ってる。

 

「何? 面白い冗談ね」

 

 目を丸くした彼女が、おかしそうに笑い出した。

 呼応するみたいに揺れる銀の髪を見つめながら、俺は重い腕を動かして、胸倉を掴み上げている彼女の手首を静かに掴んだ。

 

「でも……オレと、あんた、には、ひとつだけ……違うところが、ある」

 

 その手に強く力を込める。

 彼女がハッとしたように俺を見た瞬間、足下には鮮やかな黄色の譜陣が広がった。

 

 フォンスロットが軋みそうなほど一気に集めた音素が膨れ上がり、そして。

 

「グランド、ダッシャー!!」

 

 弾ける。

 

 地面が海のようにうねりながら、地上のものに襲いかかった。

 

「くっ」

 

 直撃を喰った彼女が僅かに眉を顰めて飛びのく。

 その際に俺を掴んでいた手も離れ、体がどさりと地面に落ちた。

 

「……ようやく、一撃ね」

 

 術が消え失せたあとの静かな空間に愉快そうな声が響く。

 もう体勢を整えたらしい彼女が、真っ赤な舌で口の端を舐めるのが見えた。

 

「でも残念。その様子じゃもう動けないでしょう?」

 

 お察しの通り、指一本動かせる気がしない。

 それを言い返す余力もないまま彼女を見上げながら、脳裏に思い描くのは赤色の髪。一生懸命、何かを話そうとしているルークの顔。

 

 ルーク。ごめん。

 ごめんな。

 

 俺ちょっとだけ気付いてたんだ。

 

 ルークが、伝えようとしてくれていたことに。

 

 その気持ちがうれしかった。

 とてもとても、嬉しいと思った。

 

 だけどそんな嬉しいばっかりの想像が現実のはずがないって、気づかない振りをして。

 たとえ現実だったとしても、まだそんなふうに呼んでもらっていい自分じゃないと、その言葉を避けていた。

 

 ――――こちらに近づいてくる彼女をまっすぐに見据える。

 

 なぁ、俺はどこまでも弱くて、ちっぽけなレプリカだ。

 ひとりであんたを倒すことも出来やしない。

 

 ――――彼女を。

 

 でも。

 俺とあんたには、決定的で、致命的な違いがあるんだ。

 

 ――――彼女の……後ろを。

 

「オレには、」

 

 口元がゆるりと弧を描く。

 

「“仲間”がいる」

 

 視界の中。

 鮮やかな赤色の髪が風に揺れた。

 

「だぁああああっ!!」

 

 

 その剣が、銀を切り裂く。

 

 

 ぱたり、ぱたりと地面に赤が散った。

 腕を押さえた彼女は、少しよろめきながらルークを睨む。

 

 そして反撃の詠唱に入りかけた彼女の動きを、今度は飛んできた弓矢が止めた。

 

「させませんわ」

 

 凛々しい顔で微笑んだナタリアに続くように、ティアさんの柔らかな歌声が響いてきた。

 

「クロア リョ クロア ネゥ トゥエ レイ……」

 

 光の十字が浮かび上がっていく。

 続けてそこに重ねるようにして別の譜陣を広げたアニスさんが、手にした杖をくるくると回して勝ち気な笑みを浮かべた。

 

「響き渡れっ! ブラッディハウリング!」

 

 目が痛いほどの、白と黒の光の奔流が巻き起こる。

 そのさなかに身を置くことになった彼女は、忌々しげに腕で宙を払い、音素の波動をぶつけて周囲の術を打ち消した。

 

「うっとうしい真似を……!」

 

「よそ見してていいのか?」

 

 消えていく光を突き破るようにして走り込んだガイが、一気に距離を詰める。

 鋭く横に薙いだ剣から放たれた衝撃波が、彼女を後方に弾き飛ばした。

 

「っ!」

 

 一瞬ぐらりと揺れたその体を、不規則に揺れた羽がすぐに整えていく。ぎらぎらと光る瞳が俺たちを映した。

 あれだけの攻撃を受けたのに、それでも致命傷を負った様子のない彼女の口元が笑みの形に歪む。

 

「……ただの一度、隙をつけたから何だというの? この程度では――」

 

「いえ、もう終わりですよ」

 

 彼女の言葉を遮ったのは、いつもどおりの低い声。

 聞き慣れた響きに、俺は涙が出そうなほどの安堵を覚えた。

 

「何を、」

 

 怪訝そうに眉を顰めた彼女の足下から目映い光が立ち上る。

 はっと自分の位置を確認したその目に、驚愕の色が走った。

 

 甲高い共鳴音を立てる六つの触媒。

 

 彼女は、その譜陣の中心にいる。

 

「母なる大地よ、その力を我に与えたまえ。天の禍、地の嘆き、あらゆる咎を送らんがため、今断罪の剣が振り下ろされる」

 

「まさか、そんな、この私がっ……!」

 

 譜陣から抜け出そうとしているようだけど、見ているだけで圧迫感を覚えるほど強大な質量の音素が、それを許さない。

 

 狂気と屈辱と、色んな感情で歪んだ彼女の双眸は、ただひとりに向けられていた。

 赤い瞳が、真っ直ぐにそれを見つめ返す。

 

 

「……滅せよ!」

 

 

 そして、強烈な光が世界を埋め尽くした。

 

 

***

 

 

 お日さま色だったひよこの体は、いつしか雲のような白へと変わっていきました。

 ひよひよと頼りなかった鳴き声も、天をさくような高く大きいものになりました。

 

 だけど彼は今もまだ、壊れた木箱の上で羽ばたいています。

 

 前よりずっと大きくなった翼が、ばっさばっさと空気をかきまわす音が、あたり一帯にひびきわたっていました。

 ひとしきり もがき終えると、彼はじぶんの体を見下ろして首をかしげます。

 

 “おかしいな。けっこう大きくなったと思うんだけど、どうして飛べないんだろう”

 

 “ああ、きっとまだひよこなんだ。もっとオトナにならないと飛べないんだ”

 

 そして再び羽ばたく練習をはじめた彼。

 その姿を はるか上空から見おろした鳥たちが、気の毒そうに顔を見合わせました。

 

『あいつ、またやってるぞ』

 

『ああ。不憫なもんだよな、気付かないのかな』

 

 とべるわけないのに。

 彼らはそうぽつりとこぼして、広い空を優雅に飛んでいきました。

 

 今日もその場所では、一羽の鳥がせっせと飛ぶ練習をしています。

 

 真っ白な体と、天まで届くような声と、赤いとさかを持ったにわとりが、

 いつか大空を飛び回れる日を夢見て、いつまでも、いつまでも、羽ばたいていましたとさ。

 

 

 

 ――――おしまい、と物語を締め括ったそのひとは、座って話を聞いていたこちらの頭をぐしゃぐしゃと撫でて、その海のような青の瞳を細めた。

 

「リック。おまえはこいつのこと、哀れだと思うか?」

 

 何かを問われた。理解できたのはそれだけ。

 物語の内容も、言葉の意味も、青の中に浮かぶ感情を読みとることさえ自分には難しくて、首を傾げる。

 

「うう?」

 

「分からんか。……ま、いいさ。お前はまだ子供だからな」

 

 それだけを聞けば、からかわれているようでもあったのだけど、またこちらの頭に手を置いたそのひとが柔らかく笑っていたから。

 やっぱりよく分からなくて、俺はただ、その暖かな青を見つめていた。

 

 

***

 

 

 ああ、ようやく思い出した。

 

 市販の絵本を探しても見つからないはずだ。

 あれはどう考えてもピオニーさんの創作物語だったんだから。

 

 地面の冷たさを背に感じながら虚空を見上げて笑みを零していると、いきなり頭部にゴツッと軽い衝撃が走る。

 視線だけ動かして頭上を見やれば、真顔でこちらを見下ろす赤い瞳。

 

 どうやら今、軍靴の先で小突かれたらしい。でも音のわりにはまるで痛くなかったのが不思議だ。音は軽いけど痛い、っていうのがいつもの一撃なのに。

 思わずきょとんとその顔を見返していると、小さく息をついたジェイドさんが、静かに口を開いた。

 

「おや死んでませんでしたか。ひとりで笑っているから、とうとうお迎えでも来たのかと思いましたが」

 

 怖いこと言わないで下さいまだ死んでないです。

 そんなふうにいつもの調子で返そうとして、はたと言葉を引き留める。

 

 ジェイドさんを見上げて、へへ、と気の抜けた笑みを浮かべた。

 

「ジェイドさん。オレ、生きてます」

 

「それくらい見れば分かりますよ」

 

「生きてます」

 

「…………」

 

 しまりなく笑ったまま繰り返した俺を見て、ジェイドさんが目を細める。

 

 ……瘴気中和のために、ルークをレムの塔に送り出すことになったとき。

 複雑そうに眉根を寄せたピオニーさんを見て、俺はこう思ったはずだった。

 

 誰かにもう二度と会えないのだと知ったときの、奇妙な重みが胸の内にぽっかりと口を開けるあの感覚。

 

 “あんな思いをするのは、誰だって嫌だ”と。

 そのときは漠然と思い描いただけの言葉を、今になって思い起こす。

 

 俺だって。

 ピオニーさんだって。

 

 誰だって。

 

 それならきっと、――――ジェイドさんだって。

 

 腹部に薄く残るだけの傷痕が、じんわりと熱を帯びた気がした。

 

 もし俺が死んだら。やっぱりジェイドさんは何も言わずに、ただ少しだけ目を細めるんだろうか。

 それは単なる俺の想像で、本当はどうするかなんて分かるはずもないけど、ふいに頭に浮かんだその光景は何だかすごく哀しくて、切なかった。

 

(だから、オレは)

 

 そこで腕を持ち上げようとして、しかし指先さえぴくりとも動かないことに気付く。

 あれ、と慌てて身を起こそうとするが、それも出来ない。

 

「お、おきあがれません大佐」

 

「当たり前です」

 

 その呆れを滲ませた冷静な声に少し落ち着きを取り戻しながら、答えを求めて頭上に立つジェイドさんを見た。

 

「普段ですら詠唱を噛む男が、詠唱破棄なんて無謀な真似をするからですよ」

 

「あっ」

 

 溜息と共に返された言葉を聞いて、ようやく自分がやったことを思い出す。

 

 たとえ詠唱を噛まなくても失敗率七割を誇っていた、上級譜術グランドダッシャー。

 それをあのボロボロの状態で詠唱破棄して使ったんだから、俺の申し訳程度の実力では、そりゃあ動けなくもなるだろう。

 

「外傷は先ほどティアとナタリアが治療しましたが、譜術行使による疲労まではどうにもなりませんので」

 

 そういえばあれだけやられたのにどこも痛くないと思ったら、先ほど若干意識が飛んでいた間に治してくれていたらしい。

 視線を動かして確認しても、見える範囲に傷らしいものはほとんど無かった。さすがティアさんとナタリア。

 

 感謝やら感動やら目を輝かせているとふいに空気が動くのを感じて、反射的にそちらを向く。

 

 するとジェイドさんが、隣で片膝をついて俺を見ていた。

 青の手袋に包まれた掌が伸ばされて、撫でるというには素っ気ない動きで俺の頭をかすめて戻っていく。

 

「……無茶をする」

 

 ぽつりと、落とされた言葉。

 

 こちらを映す静かな赤い瞳に、なんだかぐっと胸が詰まった。

 目の奥がじわじわと熱くなってくる。

 

 

 ああそうだ。

 今ならわかる。

 

 ピオニーさん。

 

 たとえ自分が飛べない鳥だと知っても、にわとりは羽ばたくのをやめなかったと思うよ。

 追いつけないと気づいていて、それでも青い空を想い焦がれて、羽ばたき続ける。

 

 哀れなんかじゃない。

 

 そのひよこは。

 その、にわとりは。

 

 『ジェイドさん!』

 

 きっと――――……幸せだった。

 

 

 

 少し離れたところから、「ねーディスト生きてるんだけどー!」と呆れたようなアニスさんの声が聞こえてくる。

 しぶといですねぇといつもどおりの笑みで肩をすくめたジェイドさんに、俺は涙の滲む目で笑いながら、まったくですと同意した。

 

 

 




歯車がひとつ違えば自分の立場はディストのそれであったかもしれないし、レプリカネビリムのそれであったかもしれない。
だからこそ、嫌いだとは思っても二人の生き方まで否定する気にはなれないリック。


偽追加会話『帰るまでが惑星譜術の旅です』
ジェイド「さてそろそろ戻りますよ。動けますか」
リック「ま、まだちょっと無理です」
ジェイド「分かりました貴方の犠牲は忘れません。では」
リック「うわー!!! 行きます! はいずってでも行きます!!」
ルーク「……俺が背負ってく」
リック「え。でもルーク、オレより背低いのに、」
ルーク「背負ってく!!」

そして五分後、ふたりで雪に突っ伏す。
最終的にトクナガで運搬されました。
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