再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』 作:金宮 来人
あぁ、いつも通りの私です。
不定期ですが、これからもよろしくお願いいたします。
俺は織斑一夏。
そして、『イチカ・ダインスレイフ』とも言う。
呪われたこの身の名はそう名付けた。
ダインスレイフとは、正確には『ダーイン・スレイフ』。
呪われたドワーフの一種で、神に敵対する一種。神殺しの剣を作った一族でもある。
その種を『ドゥベルグ』と言い、剣を作った者の名はダイン。故に『ドゥベルグ・ダイン』の作った呪われた剣の名だ。
その魔剣は血を吸わないと鞘に収まらず、使い手の血を吸う事もあったという呪い。
そんな名前を持つ俺は初めは普通の男だった。
人生に絶望し、死んだ俺を神が拾った。力もくれた。
一番初めの人生が呪われていた俺は、自身の名を呪われたものとしての物にした。
呪われた俺、そんな人生を送ることになると思っていた。それでも友人もできた。
そして、家族もできた。錬金術を使い、何度も死んで新しく生まれてを繰り返した。
楽しい人生を送った。
それでも、人は死んで行く。それが自然の摂理。
守るべきものが居なくなった時、俺はその役目を閉じることにした。
振るべき呪われた剣は必要ないと思った。
それでも神はまだ俺を使った。
他にも救ってほしい命を救えと他の世界に送り出した。守るべき楯としての使命を果たしてほしいと。そして、それは果たされた。
人を守り、世界を守り、俺はそこから消え去る。ただそれだけだった。
それが終わった俺は・・、
「なんで落ちているんだ?」
空中に放り投げられていた。
結構な高さだ。落ちたら死ぬだろう。
なら、どうするか。考えたときに首元から音がした。
『チャリン』
そう音がしたところに手を伸ばすと十字架とチョーカー。
これは・・、久々だな相棒よ。・・いや、進化しているのか。
そうならば、新たな力を示せ・・。
笑いながら手を広げる。その手には赤く光るクリスタル。
その名は『シンフォギア』。十字架のクロスは『インフィニットストラトス』。
『Fast・Fight・Achilles tron~♪ 』
そう詠を・・聖詠を口にした。
光に包まれて、その身にISを纏う。
その色は蒼。蒼穹の楯を持ち、守るべき物を救う楯を持つ機体の名は『アキレウス』。
オリジナルで作ったシンフォギアで、ISでもある一番の相棒。
【久しいな、一夏。】
「キャロルか。あぁ、この感じも懐かしい。」
【他の者も待ちくたびれたと言っていた。ともにまた暮らせること、うれしく思うぞ、『マスター』!】
「俺もお前たちと一緒でうれしい。とりあえずは各部チェックと地上に着陸だ。どう見てもIS学園上空であるから面倒ごとが起きる。戦闘用の装備も確認しておけ。」
【わかった。システムチェック・・オールグリーン。異常なし。兵装確認、システムロック確認。絶唱のロックとリンカーの使用をロックしてある。】
「了解。それは確かに・・あれ?【バーニングハート・メカニクス】の制限がない?」
【それは使用不可だ。あれはアキレウスも壊れることになったので使用は本当に最後の時しか使えない。】
「なるほど・・。それなら構わない。それじゃ、そろそろ地上だ。・・と言うかさっきから周りに二つの未確認反応が一緒に降りているんだが?」
【アンノウンだな。こちらも確認できたが正体は謎であるのだが・・生体反応はあるから、人・・だろうな。おそらくはIS・・と言いたいがそれにしては小さい気がする。】
「おそらくは地上でお互いを確認することになるだろうからな。敵じゃないことを願う。」
【そうだな。地上接近、対ショック・・いや普通にスラスターで着地すればいいか。】
「その通りだな。」
そして、普通にスラスターを吹かして着地。すぐさま四つの楯を展開して防御態勢。
すると、他の二人は衝撃と土煙を上げて地面に落下した。
「・・助けた方がよかったか?」
【あれは・・死んだか?】
俺達はその土煙が晴れるのを待った。
◆
俺は何故か空中に飛んでいた。
なんでかはわからないとは言わない。
オレの世界は終わりを迎えていたからだ。
オレは『アナザーイチカ』。今は織斑一夏としての体だが、もとはバグスターだった。
そんな俺は『クロノス』、元の『本当の織斑一夏』から生まれたバグスターだった。
クロノスは自身を作り変えた。そしてその際に不要になったパーツからオレを作った。
だからオレはアナザーだった。
しかし、前の世界の最後でクロノスはオレに不足していた織斑一夏を譲った。
だから、元の一夏ではないので『アナザー』であり『織斑一夏』でもある。
そんな俺は世界を融合した衝撃で空中に投げられたはずだった。
確かに空中であるが、ここまで高高度だったか!?
「くそ・・とりあえず落ちても死なないようにしなくちゃ・・。」
オレはベルトを腰につけた。それは『ゲームドライバー』。使うのはいつものデュアルガシャットではない。二つのガシャットを取り出す。
『プロト バンバンシューティング』『プロト ジェットコンバット』
二つを挿して構える。目の前にいろんなライダーの姿が回るゲーム画面の中から『スナイプ』の姿を選択。
「変身!!」
『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!? アイム ア カメンライダー!』
プロトスナイプに変身してゲートを開く。
『レベルアップ!ババンバン!バンババン! バンバンバンバンシューティング!ア ガッチャ!ぶっ飛び!ジェット! ドゥザスカイ! フライ!ハイ!スカイ! ジェットコンバーット!』
そうして変身が完了。『プロトスナイプ ジェットコンバット レベル0』だ。
どちらもプロト仕様なのでレベルがない。
だが、それ以上に問題が。
「くそ、変身に時間をかけすぎた。」
すぐさま地上だ。体制を戻してジェットを吹かしたが、地上に墜落した。
「どわぁあああ!?」
なんとか少しは衝撃を弱めれたが、急激にふかしたせいですごい砂埃を上げてしまった。
しかも結局はかなりの衝撃で落ちた。超痛ぇ。
〇
なんかよくわからんが俺は織斑一夏。
うん、覚えてる。
年は三十になったばかり。これも覚えてる。
でもなぜか俺はIS学園の制服を着て空中でさかさまに落ちている。
どういうことなのかわからないが、とりあえずこのままじゃ死ぬと言う事だ。
パラドもいないし俺はどうしたのか分からないが・・とりあえずは生きることをはっきり目標にしよう。後は追々だな。
「ロストドライバー。」
ISは下にあるのがどう見てもIS学園に見えるから何かあるときにすぐに言い逃れできるように今回は展開したくない。いざとなれば展開するが、今は必要はないな。
行くぜ、相棒。ボタンを押して叫ぶ。
「エターナル!」
そして、ロストドライバーのスロットに差し込みソレを倒す。
『エターナル!』
音声と共に俺の姿は白い体の鎧をまとい青い炎を上げる。それとともにマントが背中に展開される。いや、ローブか。
「さぁ・・地獄を楽しみな・・。」
誰に言っているのだろう?まぁいいか。そして『C』と書かれた緑のメモリを取り出して腰の黒いスロットに刺す。そしてボタンを押す。
『サイクロン!マキシマムドライブ!!』
俺の周りに風が起きてその風で俺はかなり軽くなるように上へと持ち上げられた。
ただ、勢いは殺しきれずに『ドゴン!』と音を立てて着地した。しかも風のせいで土埃がすごい。
メモリを抜いてエターナルローブで回りを仰ぐ。
視界が晴れた先には二人分の影。
一つはISらしく大きく、もう一つは同じくらいの大きさ。
そして、完全に視界が開いた。
☆
「「「誰?」」」
「あれ?仮面ライダー!?俺以外に!?」
「なんでそのライダーがここに!?」
「・・俺だけ疎外感。」【元気出せ、マスター。】
ではまた次回。