再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』 作:金宮 来人
あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
まぁ、予約なのでコレを書いているときには開けていないんですがね・・。
と言う事で本編へどうぞ。
俺はそのまま縛り上げたままの状態の篠ノ之束を掴んで立ち上がらせる。
「ふぅ、やっと人並みの状態だよ。」
「まだ縛られたままなのだがな。」
「それでも地面を這いつくばっているよりはいいじゃん?」
「・・だめだ、俺にはその基準がわからん。」
個人的には本気で投げ出したいが、ここまで連れてきたことから俺が責任を取る必要があるだろう。
「それで、お前はどうするつもりだ?」
そう織斑先生が利いたのは俺ではなく篠ノ之束の方にだ。
「うーん・・ちょっと、この子たちのこと気になるし、一緒に住んで色々と聞きたいなぁ。調べたところだと、かなりのシステムの住処があるみたいじゃん?そこに束さんも一室取ってもらって、住もうかと・・あだだだ!?」
「その建物の一番責任者に許可取らずにいい度胸だな?あぁ!?」
またこめかみに指をあてて締め上げる。アイアンクローで持ち上げるとうねうねと気持ち悪い動きをする。
「・・ふむ、そう言うのも‥」
「織斑先生?」
「あぁ・・、すまんな。正直な話なんだが、こいつが野放しになって面倒をかけることを考えたら、管理している方が精神上はいいのかと思ってな。」
「・・なるほど、そう言う考え方もありですか。それならそうとして、俺達の方でいいのですかね?一応男子寮と言う扱いなんですが・・。」
「後は迎賓館と言う扱いにもなりえるからな、とりあえずは他人が入れないようにすればこいつを隔離しているという形で世界中にも話ができる。しかも、ここは天下のIS学園だ。国立でもなければ、どこかに属しているわけではない。日本だろうとどこかの国が出張れば他の国がけん制する。それにいるのは一応日本人でも、この世界の住人ではないと来たのだからそこについては問題ないと言う事だ。そして、お前たちに興味を持っているという点でも、何かしらの利害関係があるかもしれん。どうだ?」
「・・ふむ、とりあえずそれは問題ないかと。それ以上に男子生徒と女性を同じ建物に入れるという点については?」
「聞けばお前らは見た目通りの年ではないと聞いている。それなら別に学生と言っても未成年のガキと言う事でもないしな。それ以上に、女に対して骨抜きになるお前らが思い浮かばん。」
そう言って首を振る。
「そう言う事おなら預かりましょう。・・お前の娘と言ったのは、『クロエ・クロニクル』か?」
「クーちゃんの事、何で知ってるの!?・・って、そうか。そっちの世界にもいたのか。」
「そうだな。そのある意味で姉妹もいたな。」
俺としては、ラウラはクロエと姉妹関係にあると思っている。その生まれもされたことも・・。
だが、クロエの方がラウラに対していろいろと思う事があるのが俺の世界だった。
こちらの世界のクロエの事は知らんが・・、
「とりあえず、料理の技術が壊滅的なら、俺が指導してやろう。」
「うん、連れてくるよ!クーちゃんの料理でもうれしいんだけど、できる事ならおいしいご飯食べたいからね。」
「ふっ・・。なら、解いてやるから、一度帰って必要なものを持ってこい。そうだな・・、コレを書き換えて・・よし、これでいいか。このジュエルを持っていけ。」
「ん?これは?」
俺が出した赤い宝石らしきものを見て手の上で転がす。
「それは俺の術式が入っている。錬金術の術式で転送式が書いてあるのだが、それを割ると足元に術式の陣が現れる。普通は想像したところに飛べるようになっているのだが、今回はこの学園の俺の建物の前に転送されるように今書き換えた。地面に叩きつけて割ると術式が発動するから、荷物とクロエを一緒に転送してここに一瞬で帰ってこれるように渡しておく。そうだな、お前がクロエの手を握り、クロエは反対の手に持ってくる荷物を握って持っていればいっぺんに持ってこれるだろう。全部をまとめてロープで囲んで縛った後でそのロープでもつかんでいれば残す事は無いだろうしな。できれば風呂敷みたいなもので包んであると確実に落ちることもないが、そこらへんはまかせた。」
そう言いながら縛ったワイヤーを錬金術の応用で分解する。
体に巻き付いていたワイヤーが一瞬で粉々になって消える光景に、束も織斑先生でさえも固まっていた。
「それじゃ、行ってこい。」
「え、あ・・うん、それじゃ行ってくるね。」
そう言って帰ろうとして止まる。
「・・私のロケット落とされたんだった・・。」
「「「あ・・。」」」
結局俺がISを使って送ることに。
先ほどと一緒の獣神鏡とアキレウスを合わせたものを出して、楯を組み合わせてその中に束博士を入れて運ぶことに。
『それじゃ、・・キャロルは新しく住人が増えるだろうから、広めの部屋の準備をしておけ。後のスコアラーは来い!』
そう言って指を鳴らす。緑、黄色、赤、青の光の陣が現れてそこに四人のスコアラーが出てくる。そして、それぞれの色の楯に手を当てるとその中に入っていった。
『では、行ってくる。』
そう言って俺は鏡の性能を使い、光学迷彩のように光の屈折で見えなくして空へと飛んだ。
◆
〇
私は織斑マドカ。
今となっては織斑千冬の一人しかいない家族だ。
しかし、その私によく似た感じのする男が三人も現れた。
三人とも『イチカ』と言う名前が共通している。
そして、並行世界の住人と言う。本当にそうなら驚くが・・どういうことなのか私にはわからない。
そして、この学園の中でもなかなかの問題児のようで、トラブルメーカーとして知られている。正確には二人で、あと一人の『イチカ・ダインスレイフ』は生徒会の仕事や教師陣の対応、外部のIS委員会とのすり合わせなどもしているらしく、その性格とは違ってかなりの有能らしい。
書類仕事や機体の整備から、料理洗たく、建物などの工事や生徒間同士の喧嘩などの荒事対応もこなす。
・・本当に何者なのだろう。
なぜか彼を見ていると懐かしく感じるところがあるので、もしかしたら本当に並行世界と言うのがあって、そこの関係が今の私につながっているのかもしれない。
『だとしても』、それは『IF』、もしもの話で本当の事は分からないし知りようもない。
だが、姉は何かとあの男の事を頼るようだ。
なら、本当の血のつながりは無いのであるから、もしかしたら男としての見方をするかもしれない・・。あの姉が頼る男か・・。
「兄と呼ぶ練習でもしておこうか・・。」
今も篠ノ之博士を連れて飛んでいくと言う事をしている男を見てそうつぶやいた。
何か困った時に頼み事したら聞いてくれるかな?
そうだったら少しうれしいと思う。
この感情は何だろうか?わからない。
〇
△
ダインスレイフが飛んで行ったあと、私『織斑千冬』は後ろ向きたくない。
『よっしゃ!ここまで変身したなら、いっちょ戦うか?』
『楽しませてくれよ?』
そう言って騒いでいる馬鹿二人が居るのだ。
【仮面ライダー】と言っていたが、よくわからんがその二人が戦うととんでもないことになることだけは分かる。
「やめろ馬鹿者!!今日はただの起動見本だけのはずだったんだ。しかし、トラブルでそれもできなくなったので、今日はとりあえず終了とする。それぞれ教室に戻れ!」
『『えー・・。』』
「煩い!なんでこう、貴様らはダインスレイフと違って問題を起こそうとするのだ!?」
そう叫ぶと全員が目を丸くする。さっきの馬鹿者二人も装備を解除して、こっちを見ている。
「な、なんだ?どうかしたのか?変なことは‥」
「先生、ダインスレイフだけ普通に呼んでますよね。頼りにしてるようだし・・。」
「もしかして、オレ達と違ってあいつには特別な感情が?」
そう二人の男が言ってきた。私は一瞬言われたことが理解できない。
「・・なぁ!?」
ついつい理解できた時には声を上げてしまった。
「ほほぅ・・。意外にも乙女ですな。」
「戦乙女も、やはり女と言う事か。くはは、いいじゃん!あいつはかなり頼りがいがあるし、強いし、男らしいとこもある。オレ達はどうも子供っぽいとこがあるからなぁ。」
そう言って笑う男ども。慌てて周りを見ると小声で話し合っている小娘どもが見える。
マドカに至っては納得したように頷いていた。
「そ・・そんな事は無い!?」
そう言いながらもなぜか顔が熱い気がする。
とりあえず解散を促して私はアリーナを後にした。
どうしても早足になってしまったのはしょうがないと思う。
「そんな・・この、私が?」
止まって横を見たとき、ガラスに映っていた私の顔は赤くなっていた。
はい、なんか今回は年上系にモテるダインスレイフ君です。
体的には年上ですが、精神上ではロリ扱いの差かも?
そんなこんなでまた次回。
チャオ!