再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』 作:金宮 来人
いやぁ、雪が降らないですねぇ。
地元のダムも干上がって夏の水不足を危惧してますよ。
夏ごろになると降ったら降ったで、大雨になるのはやめてほしいですしね。
雪解け水を蓄えてほしいのに雪が降らない。
地元のスキー場はやめましたよ。あまりに雪が降らな過ぎて・・。
皆様も、ウィンタースポーツができないんじゃないですか?
全く困ったものですよね。
それでは本編へどうぞ。
そして、俺は篠ノ之束を隠れ家と言われるところの近くに降ろした。
はっきりと場所を知ると最後まで付いて行くようになりそうなのが面倒なので、帰りは渡したワープジェムを割って飛んできてもらうことにした。そして、俺自体もそれを使い学園に戻る。そして、戻ると同時に機体は解除した。それによって姿も見えるようになった。ちょうど目の前にキャロルが出てきた。
「おぉ、マスターか。早速部屋を使えるようにして置いたぞ。広めという事で一応は客室の中で一番広いところを使うようにしている。おそらくはIS関係も作ったりするだろうから、地下に降りる階段があってそこが整備室になっている部屋だ。」
「・・なんでそんなもんがあるんだ?」
俺が普通には必要にならないことだとよく考えて発言した。俺がおかしいんじゃないよな?という事を考えてからの発言だ。
「それはもしも重要な人物が来るなら、護衛も来るだろう?その場合にはIS操縦者の護衛が来る可能性があるから、そう言った場合に整備が必要になるかもしれないじゃないか?もしもオレ達が出た後で迎賓館になるならの事を考えた構造だ。」
「先を見すぎだろ。まぁ・・いい仕事だ。予想外だがよくやった。」
そう言って頭をなでると少しうれしそうにした。
それから俺は風呂に入り、少し仮眠した。どうやら時差があったようで、こちらとは結構の差があったので体内時計がおかしいようだ。スコアラーに仮眠することと言いつけをしておく。
「もし、束が来たら教えろ。こちらのクロエと挨拶しておく。」
「はぁい、ガリィちゃんにお任せを♪」 「あぁ、頼んだ。」
「派手に起こすか?」 「要らん。普通にしろ。」
「添い寝は必要ですか?」 「要らん。いいから寝かせろ。」
「マスター、お腹減ったゾ・・。」 「・・ちょうどいい、俺のこのイラつきの感情を食わせてやる。こっちにこい。」
そう言ってミカに軽くキスをする。口を離すと驚いたような顔をする。
「マスターがかなり男前だゾ?いつもなら拒否されるのに・・。びっくりしたゾ。」
そう言いながらも口の周りをなめる。
「んー、イラつきだからか少しピリッとする感じだゾ。マスターありがとうだゾ。」
「いいから寝かせろ。騒いだら、折檻だ。」
周りの三人をにらみつけてからベッドに横になる。
帽子を取り出して頭の上に乗せる。そして少し仮眠した。
目を覚ますと、ガリィのドアップが目の前にあった。
「・・・何をしている?」
「え、えぇっとぉ・・マスターを起こそうかと思いましてぇ・・。」
「そうか。なら顔が目の前にあったのは何故だ?」
「眠っている方を起こすなら、キスで目覚めるのが一番かとぉ・・てへっ。」
「そうか・・。はぁ・・。オレの性格を感情のベースにしているのに、どうしてこんなのができたのか・・俺の中にお前らのような感情の性格があると思うとむず痒くなる。」
「たぶん、マスターの中にあるロマンチストなところがぁ・・」
「あぁ“ん?」
「失礼しましたぁー・・・。」
俺がにらむとガリィは言葉途中で部屋から出て行った。氷で静かに素早く出ていくのはどうかと思う。そして、その氷はガリィの能力ですぐに融解・気化するものだ。水が残らないようにしてある。
「起こしに来たと言う事は、束が来たと言う事か。ロビーに行くか。」
帽子を正してかぶり、制服の上に紺色のロングコートを着てからロビーに向かう。
「あ、『ダーリン』!来たよぉ!とうっ!」
そう言いながら束が飛んでくる。その顔を掴んでそのまま後ろに投げる。
「ひにゃぁあああ!?」
「束様ぁあああ!?」
そして、後ろにいたスコアラーが受け止めた。
この世界のクロエが叫んでいたが、とりあえずは挨拶をすることにしよう。
「ふむ、お初にお目にかかる。『クロエ・クロニクル』さんだな?私はこの男子寮兼、迎賓館の製作者の『イチカ・ダインスレイフ』と言う。以後見知り置いてもらいたい。それから、この建物内にはさっきの束を抱えているようなオートスコアラーという、俺の付き人の役目をしている自動人形の使いがいる。基本的には男子寮のつもりだったので風呂は女性用は無いのだが、広い部屋なので部屋風呂が用意してあるのでそちらを使ってもらいたい。それから、束博士から聞いた所によると少々料理が苦手と聞いているので、そちらの手ほどきを頼まれている。良ければそちらの方も手伝うつもりだがそれは話が付いているか?あの様子だと急に連れてきたのではないかと心配でな。」
「あぁ、話は聞いていますが・・、『イチカ・ダインスレイフ』さんですね。束様は『ダーリン』と言っていたのでどういうことかと思っていたのですが、『ダインスレイフ』から『ダーくん』となり、『ダーリン』となったのでしょうね。何をとちくるったのかと思いましたが納得しました。このように話せる方と言う事なら、こちらもよろしくお願いしたいと思います。ただし二つほど、まずは料理の事ですがそれは束様に食べていただくのでしょうか?それとも作ったのを皆様に食べていただくのでしょうか?正直かなりひどいと自覚はしているのです。それから、頂く部屋の中についてですが、洗濯物や掃除などはどうするのでしょうか?自分でするのですか?それとも・・」
そう言って俺を見る。なるほど、束と違い女としての意識がしっかりとしている。
少しもじもじしているのが保護欲を誘うと言っては怒られそうだ。
「ふむ、まずは料理についてはできてからの判断だ。ただの失敗ならいいが、食えなくなるほどの物をはじめから作るようなことはさせないから安心していい。そして、洗濯や掃除はスコアラーがする。俺たちの衣類も洗濯はまかしているのだ。一緒が嫌なら分けてするように言っておく。・・いや、分けるように言っておこう。こちらも男だけと言う事だし、そこは一応な。それでは部屋に案内しよう。荷物はどうなっている?」
「先ほど赤い色をした方が運んでくださいました。小さな方と一緒に部屋に運ぶと言って・・あぁ、そこの看板に私たちの部屋の札をかけていきました。かなり広いようですが、よろしいのですか?一番の主人はアナタと聞いてますが・・。」
「その程度は問題ない。それに俺は、寝室はある程度狭い方が好きなのだ。実験するには別の場所を使えばいいし、寝るだけならどこででも寝られる。異世界で野宿などもしているからな。それでは、部屋に行こう。束博士は・・ガリィ、そのままつかんで運べ。」
「はぁい!ガリィちゃんにお任せあれ!・・おいコラ、てめぇ何がダーリンだ。マスターに色目使うんじゃねぇぞ?あぁ?」
「あぁ?なんだよお前、人形風情が私に意見するのか?」
「人形風情上等だ、ゴラァ!てめぇ、氷漬けにして海に流してやろうか?」
「やんのか、束さんに勝てるのか?」
「「あぁん!?」」
顔を近づけてメンチを切っている。
「あんな生き生きして話す束様を見るのは初めてですね。」
「そうか、あれがイキイキなら君の眼はかなり悪いのだろう。」
「えぇ、生態同期型のISを使うぐらいですから・・。」
「・・天然は話すのが面倒だわ。」
俺はとりあえず二人を殴っておとなしくさせた後で束を担いで部屋に運んだ。
中に入ると板間のリビングに、畳の和室、それからベッドルームに地下に続く階段。バスルームとトイレがあった。地下からキャロルとミカが出てくる。
「おぉ、マスター起きたか。荷物は地下にIS関係を置いた。衣類はクローゼットとウォークインクローゼットに入れてある。風呂の横にある扉だ。一応中で衣類乾燥もできるから部屋干しの場合にはここに干すこともできるぞ?まぁ、大型乾燥機が二台もあるから気にする事は無いがな。シーツなどは言ってくれればすぐに変える。着替えは専用のカゴがあるから、それに入れてもらえれば洗たくして畳んでから部屋に届ける。・・説明がいることは他にあるか?」
キャロルがそう説明する。これもう俺要らないな。
さて、それじゃ、とりあえずは歓迎会用に料理を豪華にしますかね。
キャロルがワープジェムで外に行って食材は買ってきてくれているので、とりあえずは俺が料理する。
肉を焼いてステーキ用にカットして、オーブンでローストビーフを作り、チキンのハーブオイル焼きとクリームシチューを作る。クリームシチューはホワイトソースを作ってブイヨンで伸ばしていく形で濃厚なタイプだ。その際にホワイトソースをある程度残しておく。トマトのホール缶とひき肉からハーブや調味料でラグーソースを作り、パスタマシーンで伸ばしたデュラムセモリナの生地を使ってラザニアを作って二種類のソースと生地を繰り返して乗せる。間と上にチーズをのせてオーブンに突っ込む。
手軽に作る場合は市販のミートソースとレンジで作った簡易クリームソースで餃子の皮を挟むのでもいいが今回は本気で作るので手は抜かない。
ローストビーフ用にソースを作り、生のワサビとホースラディッシュも用意しておく。
魚も用意する。刺身のための柵『さく』を切って皿に並べていく。
マグロの赤身とトロ、中トロ、大トロ、サーモンと鯛、イカとタコ。
マグロのカマを焼いて、ブリは大根と一緒に煮る。金目を煮つけにして、カツオを叩きにしてねぎをたっぷり。本音を言うとニンニクも欲しいのだが、まだ明日は学校の授業なのでしょうがない。代わりにショウガと細切りの青紫蘇を散らして、特製のブレンドポン酢を用意。
サーモンを軽くスモークして香りが付いたらきっちり冷やして絞める。
薄く切って水菜とレタス、玉ねぎをのせて皿に盛る。カルパッチョだ。
生ハムをなぜか一本足で買ってきてあるので、それも薄く引いて、同じくカルパッチョにする。あとは、ジャガイモと小麦粉でニョッキを作り、チーズと生ハムと合わせる。
準備ができたら、食堂のテーブルに運ぶ。冷やす物は冷蔵庫に入れてあるのでみんなが来る直前でいいだろう。
腕を組んで台所で椅子に座って目をつむり、この先の事を考えていた。
「さて、面倒だが・・いろいろと引っ掻き回して俺好みに遊んでやるか・・。」
目を開いた時に、俺の前にある食器棚に映る俺が獰猛な笑いを浮かべていた。
最近の仮面ライダーゼロワンは主人公には興味なく、敵側にあこがれます。なんででしょう?
では、また次回。