再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』   作:金宮 来人

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どうも、皆さん。お久しぶりです、私です。
腰を痛めてパソコン前に座るのも難しい状態から、だいぶ復帰しました。
腰の軽い肉離れと筋を痛めていて全治一か月以上の見込みだそうです。
自己治癒にしか頼れないらしく、無理するほどに長くなるとか・・。
脚も痛いのが腰から来ていて、歩きづらいです。
皆さん、腰は大事ですよ。【←お前が言うな】

では本編へどうぞ。



融合世界 19 『ファントム・リキッド』

「『ファントムリキッド』。ネヴュラガスよりも危険だが強くなれる存在だ。」

「ファントムリキッドか・・。」

早速、エボルトの言う、ファントムリキッドがあるという場所へ二人で向かった。

最近使用していないという屋外プール。その中へは普段水は入っていないはずだった。しかし、そこへ満杯の液体がある。

「これが、ファントムリキッド?」

「あぁ、扱いに気を付けないと死人すら出すかもしれんが、間違わなければ最強の戦士になれる。」

「なるほど・・。」

俺はコレを使った装備を考え、危険が無いようにそれをすべて回収した。

「エボルトには必要ないのか?」

「俺は元の力さえ取り戻せば、星だって壊せれる。火星に文明がないのは俺の種族が破壊したせいらしいぞ?」

「それを言うなら、地球に生命が居るのは実験の結果であり、上位存在の『アヌンナキ』が箱庭にした結果らしい。」

「っは!結局は造るも滅ぶも、地球外生命体の存在ってわけだ。つまらん話だ。」

「そうだな、今を生きる俺には関係ない話だ。・・では、実験に戻るとする。エボルト、良いものを手に入れれた。感謝する。」

「よせよせ。これはいつも好きに暴れてる分の借りを返したんだ。・・まぁ、これからも面倒はかけると思うがな。」

「そこは自重しろ。」

 

そうして手に入れた『ファントムリキッド』。俺はそれを研究しながら新しいものを考えていた。

「・・そう言えば、【あの三人】にはISってあるのか?」

そう思い電話をかける。

『はい、クロノスです。どうしたんですか?あなたからの連絡は珍しい。』

「あぁ、気になることができてな。お前の護衛はISを持っているんだよな?」

『あぁ・・言いづらいんですが、完成してないんです。設計はできているのですが、同士てか装着しての起動時に不安定で・・。』

それを聞いて俺は思い至ることがあった。クロノスの機体もライダーと同じ。なら、三人にはライダーとしての素質が足りていない・・力不足なのではないかと。

そして、ファントムリキッド・・。これをリンカーと同じように設定して適合させれば安定できるかもしれない。

そう考えた俺はそれを説明し、協力して機体を作ることを提案した。

『・・確かに、それなら僕等の手には余りますね。協力をお願いします。本社に知らせてデータを送ってもらいます。』

「こちらもいい研究になりそうだ。喜んで協力する。」

そうして俺たちは新しい未来のために、新しい力のために手を組んだ。

 

「それではまずは三人の機体コンセプトを見せてもらおう。」

「持ってきたのはこちらですが・・本当に中途半端な改修中です。」

そう言われてみたのは設計図にいろいろと書かれた状態のものだ。

しかも内容がバラバラで、何人かの書式が見える事から瞑想していることが分かった。

「・・得意武器だけでも知っているか?」

「調は回転式の武器、丸鋸やチェーンソーなどで、切歌は長柄のカマや槍、長刀です。響は拳が一番ですが手につく爪などでも大丈夫で短剣やナイフなども使えるようです。」

そう言われて設計図を見直す。明らかにそれを無視した書式があるのでこれは除外。

「そうだな・・俺のギアとライダーの力、それとISを合わせたらどうだ?」

「できるのですか?」

そう言われて、俺は口元が思いっきり持ち上がるのを自覚した。

「できるか・・だと?」

顔を上げてクロノスの方を見る。

 

「出来る・出来ないではない。創り上げるのだ。新たなる未来を。可能性を!」

 

そう言って俺は手のひらを見て握り込む。

「我が手によって新たなる可能性を作る。そのカギはある。ならば森羅万象を解き明かす錬金術師にとっても、それを作ることは糧となるのだ。ククク・・、久々に血が騒ぐ。」

もともとそういう気質だったので俺としても楽しみでやる気に満ちていた。

「じゃぁ・・、お願いするよ。彼女たちも僕の力になれないことを気にしていたからね。」

「あぁ。承った。・・早速仕事に移る。」

そう言って俺は図面をデータに取り込み大型のモニターを数面出して、八枚のキーボードで色々と操作する。

「・・やっぱり、ダインスレイフが一番筆頭の最強だろうね。」

「いや、俺は狂っている方だな。強いのは一夏で凶暴なのはアナザー。恐ろしいのはエボルトだな。」

そう言いながら操作する。三人の機体コンセプトを打ち込みモニターに3Dモデルで映し出す。

「これは・・」

「お前の『ジオウ』をもとにして同じシステムの機体だ。響・カデンツァナ・立花用『ゲイツ』、切歌・ウォズ・暁用『ウォズ』、調・スウォルツ・月詠用『ツクヨミ』だ。」

三機の見た目を見てデータをじっくり見ている。

「三人にはパワーアップアイテムもつける。・・・コレだ。」

それはジオウが持つウォッチと同じようなもの。それを各自専用で作った物だ。

特にギアのシステムを含めたのは面白く、それぞれの機体を個人にあった戦闘スタイルで行動可能にしている。

「これは・・面白い。」

「あとは、他の三人にも手伝ってもらい、ライダーの因子で新たなウォッチを作ったりというのも面白いかもな。」

俺がエボルトの力の一部を変換したウォッチをモニターに出す。

「・・コレはすごい事になる。このまま協力をお願いします。かなりいい額の給料は出しますよ。幹部職員になりませんか?」

「俺はフリーランスがいいんでな。束縛は嫌いだ。ここは居心地がいいから居るが、敵対するなら・・どこに居ようが潰す。」

カップにコーヒーを入れて飲む。ちらりと見ると顔が少し青くなっている。

何か邪な事でも考えたのかもしれない。だが、口に出したり行動しなければいい。

「ま・・このまま制作に入る。試作品ができたらまた連絡する。」

「わかりました。」

そう言って握手してクロノスは部屋を出て行った。

その後姿を見てキーボードを操作する。

「・・あれが未来の悪夢と言われた、最強で最悪で最恐な魔王の若き姿・・ね。」

そう言ってモニターに出した黄金に輝くライダー『オーマジオウ』。

「まぁ、最大で最善で最新の最強な王になればいい。それが魔王でも・・な。」

モニターを消す。

「魔王の何が悪い。独善だろうと言われようと、人の命を守ろうとするならそれは・・」

 

「戦士たる魂だろう。」

 

俺はモニターの前に座り直し、三機の製作に入る為にしっかりとした図面を作成する。

シンフォギアの能力を複製したウォッチを作る。

「さて、新たな未来を作るための布石はできた。・・君はこの未来を予測できていたかな?」

 

「『観測者【アウター】の皆さん?』」

 

 

 




まだ次回も不定期です。
ではまた次回。

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