再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』   作:金宮 来人

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融合世界 29 ライドウォッチ制作作戦

「そんじゃ、これ持って。」

「はぁ・・。」

俺は手に音叉を持たせた、【響・カデンツァナ・立花】がどうすればいいのかと言った感じで答える。

そして、簡易キットを持つと反応した。

【響鬼】

鬼と音をつかさどるライダーのライドウォッチができた。

それをケースに収める。

「感謝する。これでクロノスの力が上がるからな。」

「そういう事ならもっと手伝う。クロノス様の役に立てるなら・・。」

「まぁ、今はこれ以上は無いかな?」

音叉も回収して収めると、アナザーが走って来た。

「おーい、ホームセンターで買って来たぜ。これでいいんだよな?」

「あぁ。それじゃ、いくつか回るか。それを持って来てくれ。」

「おう!そんじゃ、えっと、響・立花だっけ?」

「間にミドルネームの【カデンツァナ】が入るぞ。」

「まぁ、ソレは保護されてたとこの担当者の名前。一時期、孤児院にいたから。同じミドルネームついてる子はいる。」

「あぁ、そうなのか。」

興味なさそうにアナザーが答えるから空気が少し重くなる。

「それでは、協力感謝する。次に行くぞアナザー。」

「あいあいさー。」

そうして、その場を去る。

残された響は呟く。

「マリア(・・・)姉さん、セレナ(・・・)姉さん・・。」

同じ【カデンツァナ】を持つ二人を思い出す。

それでも、今は他の二人の仲間がいるし、クロノスが居る。

「私は私の出来る事をしよう。」

そう言って日課の演武をする。体を鍛えてもっとクロノスの役に立つために。

少女は努力する。

 

「こ、これを持つのか?」

「私もなのか?」

「おねぇさんも必要なの?」

三人にとある同じものをもってもらい簡易キットを握ってもらう。

篠ノ之箒は料理が上手いのでそれと神社の巫女の要素から、

『神+料理+カブトムシ』で【アギト】

織斑千冬は、白騎士であった事、過去のISから剣とトランプを持ってもらい、

『剣+トランプ+カブトムシ』で【ブレイド】

更識楯無には、手に持ってもらうのはカブトムシと豆腐。

『シスコン+豆腐+カブトムシ』で【カブト】

つまりはホームセンターで買ってきたのは観賞用のカブトムシだ。

さらに更識楯無にカメラとバーコードを渡す。

『カメラ+バーコード+シスコン』で【ディケイド】

その光景を見せて、呼んでおいた更識簪に砂と定期券と電車の模型を持ってもらう。

『電車+定期+砂+気弱』で【電王】

「これが変身するための道具・・かっこいい!!」

あ、この子はそういう方面も好きな子だっけ?

まぁ、そこらへんは俺の範囲じゃないし、俺は変身じゃなくて装備だし・・詠って姿が変わったら結局同じような反応するだろうな。

聖詠って結局、呪文みたいに見えるもんな。

アイツらはヒーロー枠で俺は魔法使いもの枠か?

確かに空飛んで攻撃もできるが・・、それって基本的に少女ものじゃね?

何回も体を変えているとはいえ、流石にその扱いはきついな。

せめて子供ボディなら、その枠内に入れても・・何を真剣に考えているのだろうか俺は。

いや、ダウルダブラを構えさせて、引きながら変身とか言えば【響鬼の雷系ライダー】っぽいかもしれんな。

そして、オートスコアラーに戦わせたらカラフルな少女で格闘というジャンルはアレだしな。最近は四人いるのが多いらしいし。面白そうだな。

 

そんなことはどうでもよくて、ライダーの変身道具の話に戻ろうか。

 

後、残すライドウォッチは、【クウガ・ファイズ・キバ・ディケイド・ダブル・フォーゼ・ドライブ・ゴースト】となっている。

 

その中でも比較的出来そうな因子を考えて・・こじつける。

「と言う事で篠ノ之束とスイッチ。」

「これ・・イケるの?」

握り込んでもらい装置を起動。

【フォーゼ!】

「あ、できた。」「できるのかよ!?」

束はスイッチを床に投げつける。

「いや、もともとのISを作った目的は『宇宙を目指し、その先を見たいから』だろ?」

「・・・あ。」

そう言う事だ。宇宙とスイッチ。それを目指して協力した仲間がいた。それが因子になる。

「こじつけかもしれないが、それでもお前の夢の為に友が居た。友情と宇宙とスイッチはある。」

「そうだね・・。そんなことも忘れてたよ束さん・・。」

「そんじゃ、ついでにその笑顔とクワガタで。」

【クウガ!】

「・・・コレはちょっと納得できないかなぁ・・。」

出来てしまった事はしょうがないとしてもらおう。

次々と俺はライドウォッチを造らねばならない。

理由は相手が、俺が犯人を突き止めた事を知ったから。

既に最終局面に向かっている。

ジオウを最低最悪の魔王ではなく最強で最善の最高王にする目的が・・。

『プロジェクト・キング エンディング』

シナリオは・・決まっている。神によって画かれたプロットの通りに。

歯車は回る。

ギアを回して時は移ろう。

一刻を刻み続け・・。

未来へと・・。

進み続けることは決まっているのだから。

【ファイズ・キバ・ディケイド・ダブル・ドライブ・ゴースト】

コレの因子を採取する方法がまだ見つかっていないが、それさえ手に入ればシナリオは進む。

進むことは決まっている以上、何かしらの方法で干渉が起こるのだろう。

ソレが【シナリオの決まり】なのだから。

 

「そんで【コレ】かよ・・・。」

目の前にあるのは、【折り畳み式携帯とサメの人形】【バーコードリーダーとカード】【蝙蝠と王冠】【USBメモリと半熟卵】【おもちゃの手錠と拳銃と赤い車】【パーカーと目玉のおもちゃ】のセットが並んでいる。

おそらくこれを条件に合う人に渡せばいいのだろうが・・、ソレがわからない。

とりあえず【バーコードリーダーとカード】を持ってライドウォッチ制作装置を起動。

【ディケイド!】

だろうと思った。俺もキャロルも破壊者の因子は持っている。世界を破壊し再構成する錬金術師の因果はそれ自身が因子となりえる。

とりあえず学園内に適当な人物がいないか探すことにした。

そして驚きの人物がいることが判明した。

「あはは・・!やっぱり、『クリス』の作る弁当は旨いな!」

「もぅ・・『翼』ってば。大げさなんだから・・。」

「オレのクリスを自慢したいじゃないか。」

「ふふ・・。ありがと。」

屋上の芝生にいる生徒。その光景を見て驚愕する。

(なっ!?なんだと・・・。)

さらに、

「コラ、そのように芝生を荒らさないように。せめて敷物を敷きなさい!」

「ふふふ、『マリア』ねぇさんも同じようにお弁当が欲しいのかしら?」

「そ、そういう事言ってるんじゃないのよ『セレナ』!」

「「はい、『カデンツァナ』先生。」」

「まとめて言ってんじゃないわよ。せめて、『マリア先生』『セレナ先生』で分けなさい。」

「いやー、マリア先生は先生というか・・『マリア』ちゃん的な・・?」

「こらー!敬いなさい!先生なのよ!」

「まぁまぁ、マリア先生も。帰りにドーナッツ買いましょうね。」

「むぅ・・。まぁいいわ。」

それは小さなツインテールの少女と見間違う教師と、妹なのに色々と大きな教師。

「ば・・馬鹿な・・。アナザー・・だと!?」

そう。シンフォギア世界のアナザー存在。並行世界の向こうの存在。

そして気が付くことは『立花響』はクールで無口な性格。

『月詠調』は髪が短く、逆に髪の長めの『暁切歌』の面倒を見る。

全ての人物がアナザーだった。

イチカすらアナザーイチカが居る時点で気が付くべきだった。

そして俺は先ほどのセットを持ってその人物に近づく。

「すいませんが、協力をお願いします。」

「「「「はい?(あぁ?)(何よ!?)」」」」

 

そして、説明し一人ずつ、セットを持って装置を握ってもらう。

アナザークリスには【折り畳み式携帯とサメの人形】。【ファイズ!】

アナザー翼には【蝙蝠と王冠】。【キバ!】

その二人に手をつないでもらい【USBメモリと半熟卵】。【ダブル!】

アナザーマリアには【おもちゃの手錠と拳銃と赤い車】。【ドライブ!】

アナザーセレナに【パーカーと目玉のおもちゃ】。【ゴースト!】

・・終わったじゃねぇか!?あの苦労はいったいなんだ!?

 

揃ったライドウォッチを持ってクロノスの元に向かう。

集まったことを知らせているので待ち合わせ場所にAアリーナを指名した。

そこには他のメンバーが訓練しているし、オートスコアラーやキャロル、エルフナインたちがアリーナの管理をしているからだ。

アリーナに入り、見渡すと全員居る事が見える。

クロノスの回りにも護衛の三人に、アナザーイチカやエボルト、オートスコアラーたちも見える事から管制室にはキャロル達が居る事だろう。

ケースを持ってクロノスの前に歩いて行くと、急に足が止まる。

腹部に熱を感じ、咄嗟にケースをクロノス目がけて投げた。

クロノスはそれを受け取りながらこちらを見て驚愕の表情になる。

 

俺の腹部からは貫かれ、真っ赤な血に濡れた手が見えていた。

 

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