再構成の新世界 融合世界『インフィニット・エターナル・ギア・ライダー』 作:金宮 来人
『で、では・・次の男、出てきなさい!』
少しどもっているのは何故だ?女尊男卑の奴らなのか?
だとすると面倒だな。
「それじゃ、次はオレが行くぜ!」
黄色と黒のボディに赤い目。完全にメカメカしい見た目の機体。
仮面ライダーグリスとISが混ざった結果らしい。
とてつもなくロボットらしい。
なのに装備がナックル一つとはどういうことか。
手に杭のついたナックルをもって中央に進む。
「貴方が相手なのかしら?なんというか・・ずいぶんと古臭い見た目ね。」
「あぁ・・いいぜ、その挑発乗ってやる。その方が面白そうだ。心が躍る、心火を燃やしてぶっ潰す!!」
そう言って手を打ち鳴らす。
『ガッシャン!!』ととてつもなく痛そうな音が響く。殴られたくねぇな。
「さぁ、・・行くぜ!」
相手はデュノア社製のラファール・リヴァイブらしい。
大量の銃を積んでいるらしく、中距離で打ちまくり、距離を詰められないようにしている。
「ははは!その程度か!マキの乱射より怖くないし、レナの射撃よりも気迫がねぇよ!!」
そう言って飛んでくる弾丸を拳で打ち落としたりナックルで打ち上げる。
銃弾を打ってから見て余裕でしたってか?馬鹿じゃねぇのか?
そのまま距離を詰めて進んでいく。どうにか逃げようと方向を変えているのもナックルの横を回すと銃口になり、ビームのようなものが出てソレで逃げる方向を制限されている。
「捕まえたぞ!おらぁ!!」
とうとう追い詰められた。その拳が機体の胴体ではなく顔のあたりを狙って振り下ろされる。
「行くぞぉ・・!【マキ直伝コンボ】だ!! 友情!根性!激情!」
「ひぃ!?きゃぁ!?ちょっと!?待って!?いやぁ!?」
『ガンガン、ガギャン、ドガン!』
と音がしているのは相手を抑えつける状態になってナックルモードで殴り続けているからだ。いや、相手はもう戦意喪失してるだろアレ・・。ベルトのレンチのような部分を下げる。
「最後だ!覚悟キメロヤ、ゴラァ!!」
『スクラップフィニッシュ!』
肩の部分からロケットのようにエネルギーが噴射されて、加速してそのまま蹴りを放つ。
「はぁあああ・・ウラァアアアア!!」
「うぅ・・はっ!?ぎゃぁああああ!?」
なんとか立ち上がった状態で頭を振って商機を取り戻していた途中だったために腹部に完全に決まった。
『ラファール・リヴァイブSEゼロ。勝者、アナザーイチカ。』
「イエーイ!!オレの勝ちだ!」
「いや、オーバーキルだっつってんだろ!!」
そう言って俺はアナザーの腹を思いっきり殴る。
「ぐっはぁ!?」
「この阿呆どもがぁ!!」
下がった顎をぶっ飛ばしてアッパー。さらに開いたボディに蹴りを入れて俺たちの控室側の壁までぶっ飛ばす。この時の俺は変身を解いていた。明らかに相手がかわいそうだからもう少し手加減しようと思ってだ。こっちも真剣にやろうとしたが、明らかにこっちの馬鹿どもがやりすぎだからだ。
「はぁ・・また行ってくるか。」
壁に叩きつけられて気絶しているパイロットを助ける為に近づく。俺は錬金術の風で作った術式陣に乗ってISの上部に飛んでへこんだ装甲を開くために手にナックルのキャスターを装備してこじ開けて引き出す。完全に気絶している上、目じりに涙が見えるのでガチ泣きだなこれ。とさらに説教要素が増えたことにため息をつく。
そして、また医療班に連れていく。
「ご苦労様です。ありがとうございます。」
声をかけられてしかもなんか可哀そうな者を見る目で見られた。
ホントこいつらの責任者やめてぇ・・。
頭を振ってため息をつく。
だが、次は俺の順番なので会場に戻る。
『これ以上の機体は無いのでこれで終わりになります。』
「なんじゃそりゃぁ!!!?」
聞いてみると本来なら壊れるはずがない・・壊れても簡易的な修理で済むはずだったのに完全なオーバーホールなので準備した二機が使えないという状況だと説明。
三機用意しておけよ。どちらかでパイロットが疲弊してもいいように三人連れてきたらしい。そして、そう簡単には即座に機体を準備できないらしい。
IS学園から借りてこいや・・。そう言いたくもなる。
「貴方たちが非常識なのよ!」
「俺も含めるんじゃねぇ!!俺はあそこまで馬鹿じゃねえよ!それなりにやるつもりだ!」
そう叫んでから頭を振る。いかんいかん、頭に血が上ってる。冷静になろう。
「もう、生徒会長でもいいから相手するか?」
「こんな非常識な戦力相手はごめんだわ。いくら最強だと言っても、学内だけで世界にはまだまだ強者要るし・・。」
自称学園生徒最強のくせに逃げやがった。
「大体の装備だけ見せてもらえるかしら?装備していた機体でいいわ。」
スペルキャスター銃を取り出して装備、ISファウストローブを纏い構える。
「騎士・・と言った感じかしら?」
『では、目の前のターゲット『的』攻撃をしてください。』
あ、放送の女性も高圧的でなくなった。ビビったか?
とりあえず手の銃を構えて打つ。
「あら、普通ね?」
それから右肘、左手首、肩、右足、左足、頭の両飾り、と隠してある銃口を使って体をくるくる回して打つ。両手で逆立ちして、体を曲げた状態で両足と髪飾りの銃で連射。
アクロバットにくるくると回りながらも全弾命中させる。
そして肩からクリスタルを出して銃に装填して撃つと青い炎の狼になる。
それがほぼ全部のターゲットを壊し、上空から銃を変形させて剣状態で切り落とし、薙ぎ、切り上げて空中で銃と足から射撃する。
そして、着地して一礼。
「これでいいか?何か感想は?」
「全身武器とか怖すぎる。」
完全に引いている顔だった。何故だ。
それから俺たちの情報を世界中に開示。
IS委員会からも学園内での生活と共に男性特有の何かがあるのか見てみると言う事に。
いや、だから俺たちは例外だっつってんじゃねぇか。
話聞かねえ奴らばっかかよ。
学園長からはそう言う事で内外に話をしないと男がIS学園内にいることで色々と言われるらしい。
・・面倒くさいな。
だが、そう言う話ならしょうがない。面倒だろうとそれならそう言う大筋を通さないと話がこじれるから、いわゆる【そう言う事にしたので】というやつだ。
そして俺たちはIS学園敷地内に独自の生活空間用の地帯をもらった。
これは、女子生徒に何か起きたときに勝手な理由で俺達を疑うのを避けるためというのと、俺達を快く思わない人物が何かしらをすることを避けるためだ。
許可なく指定された敷地内に入ると警報が鳴り、さらに近づくと攻撃によって捕獲または撃退が許可されている。
ただし、殺すことは認められていないので無効化する程度がほとんどだ。
これには例外があり、相手がISだった場合はその限りではない。と言った規約まで話し合いをした。
これが認められたことで俺たちの生活地域は確保されたわけだ。
そして、一時的な寝室としてプレハブ小屋を作った。錬金術である程度の材料をもらって簡易的な施設を作った。それから、下水工事と地域を分けた塀を作った。
木と竹を使用した壁と目隠しはなかなかいい見た目だ。純和風なのはただの趣味だ。
それからの工程はキャロルと他の四人によって地域内に大型の施設が作られていく。
これが男子学生寮となる。
織斑とアナザーが期待しているのでかなり大掛かりな工事になる。
基本的には構造的には少し規模を小さくしたチフォージュ・シャトーを思った。
俺に何かあった場合に備えて、いつも通りのクローン技術をつけておくようにした。
さらに中心には玉座と四人分の台座、キャロルの複座を用意して何かあった場合にそこでのエネルギー補充をして動けるようにした。
基本的に俺の記憶の燃焼をエネルギーにしていたが、この世界での勘定の振れ幅が大きなため、感情の燃焼を使うようにした。
織斑、アナザーが居るためにさらに大きな感情の振れ幅があるだろう。
うれしくないことだが。
そう言う事で・・IS学園での生活がスタートする・・はずだった。
「みんな、コレを見て!」
そう言って生徒会調質で俺は仕事、アナザーは会計処理、織斑は掃除をした後お茶を入れていた。
『世界でISを操縦できる男性が発見されました!場所はドイツ、大手老舗時計会社の社長の息子さん、次期社長候補である青年だそうです!このことからIS委員会はIS学園で保護しその動かせた理由を解明するため、いろいろと実験に協力してもらう話となった模様です!!』
「「「・・は?」」」
最後に出てきてのはいったいどんな存在なのか。
次回、融合世界『I・E・G・R』05 君の名前は?
また見て 『ジオーウ』・・。
ではまた次回。