士道「おい、一応ってなんだ、一応って」
オルガ「いやだって作者曰く、ダブル主人公のような感じだからよ。俺とお前が主人公って解釈なんだけど、あらすじ紹介では俺の情報しかないから勘違いするやつがいるんじゃねぇかと思って」
士道「俺も主人公なのかよ・・・。ってか前回お前死んだだろ!?何事もなかったかのようにあらすじに出てるけど、大丈夫なのか!?」
オルガ「大丈夫だ、俺は今こうしてピンピンしている。一応先に言っておくと、今回は恐らく俺死にかけること沢山あると思うぞ」
士道「....だ、大丈夫なのか?」
オルガ「まぁ、問題はねぇはずだ。それじゃ第三話スタート!」
「....え?」
士道は間の抜けたような声を発した。
士道の目の前には異常なものが立っていた。
それは少年だった。
長身に銀髪の士道と同じ来禅高校の制服を着た少年だ。
それだけ見れば普通の高校生なのだが、問題はそこではなかった。
士道は少年の名を呼んだ。
「.....オ、オルガ?」
「....よ、よう」
オルガと呼ばれた少年は少し気まずそうに返答する。
オルガ・イツカ先程殺された筈の男だ。
そんな彼が士道の目の前に立っている。
士道は何故なのだと考えるが、全く分からない。
もしかしたら、幽霊なのではないかなどという発想が脳裏をよぎったが、だがそんなことあるわけない。
自分には霊感はないと言い聞かせながらも恐る恐るオルガに訊く。
「....オルガお前あのとき死んだ筈じゃ?」
「.....え?俺が死んだ?いやでも、あながち間違っちゃいねぇのか....?」
またも士道は間抜けな声を発した。
「は?でもお前後ろで倒れて、死んだんじゃ!?」
「.....いやな、あのとき意識が切れたような感覚はあんだよ。だけどよ、目が覚めた途端、なんつーか生きてるっていう感覚があったんだ。」
士道は状況がさらに分からなくなる。
先程後方で死んだ筈のオルガがこうして士道の前に立っているのだ。
果たして何故なのだろうか。
すると____オルガの足元に黒い光線撃ちこまれる。
「うぉ!?」
するとオルガの足元に黒い光線撃ちこまれる。
一発だけだったのでなんとか避けれた。
士道の背後の少女が摩耗したような声で言った。
「....まだ生きていたか。先程ので仕留め損ねたとは。まぁいい、二人まとめて蹴散らしてくれる」
少女が剣を振りかぶろうとした瞬間_____。
_______ドゴォン!
上空から何かが降り注ぎ、少女の背後が爆発した。
「.....っ」
「......なっ!?」
今の爆発で周囲に瓦礫が飛び散った。
士道とオルガ、少女は腕で顔を覆う。
「.....今のはなんだ?ん?」
オルガは空を見上げた。
上空から複数の影がこちらに飛んでくるのが見えた。
「.....ってて、オルガどうした?」
「いや、あれなんだ?」
「あれ?」
オルガは上空の影に指さす。
鳥にしては大きいし、飛行機にしては小さい。
「......おい!あれ人じゃねぇか!」
「......んなっ!」
士道は目を見開いた。
そこには奇妙な恰好をした人間数名が空を飛んでいた。あまつさえ、手に持っている武器からミサイルをこちらに攻撃してきた。
「うわぁぁぁぁ!?」
「ヴァァァァァ!!」
思わず、叫び声を上げてしまう。
だがいくら経っても士道たちの意識ははっきりしたままだった。
士道は目を開く。
少女は空から放たれたミサイルは見えない手にでも摑まれたかのように空中で静止していた。
「・・・こんなものは無駄と・・・何故学習しない。」
少女は剣を握っていない方の手をグッと握る。
すると空中で静止していたミサイルは圧縮されるようにその場で爆発した。
爆発の規模は小さい。
空中にいる人たちは狼狽するのが、なんとなくだが分かる。
だが、攻撃をやめようとせずに、次々とミサイルを撃ち込んでくる。
少女がこちらを振り向く。
士道は心臓が掴まれるかのような感覚がした。
少女またもは泣き出してしまいそうな悲しそうな表情だった。
先程と同じ顔。
彼女の表情を見て、士道は漠然とした疑問を持った。
何故彼女はこれほどまでの力を持つのに
「(_____なんで、こんな顔をするのだろう。)」
少女は悲しそうに、疲れたように剣を一振りする。
斬撃が撃ち込まれたミサイルを切り込んでいく。
真っ二つとなったミサイルは小さく四散していく。
だが次の瞬間、別の方向から、凄まじい威力の光線が少女めがけて放たれた。
そのとき______。
ドゴォンと少女の背後に何かが上空から降ってきて光線を防いだ。
土煙が起き士道とオルガは目を覆う。
土煙の中から巨大な何かが蠢く。
土煙をはらい現れたのは―――
巨大な武器を持ったロボットだった。
上空にいる人間たちは今度はロボットに向けて光線を放ってくる。
だがロボットは手にした武器で光線を防ぐ。
そして背中のスラスターを駆動させて空を飛んでいる人に武器を振り回す。
ロボットはその巨体に反して、俊敏に動き、豪快に戦う。
まるで悪魔のように。
今度は少女とロボット両方に向けて光線を放つ。
だが少女は見えない壁のようなもので光線を防ぎ、ロボットは光線を避け、武器を振り回す。
少女とロボットの方が数的には不利だった。
だがその差を一瞬で埋めてしまうほど力を少女とロボットが奮っていた。
◆
士道はこの場から逃げようとしている最中オルガはロボットの戦いを呆然と見ていた。
このような戦場で呆然としているとは、自殺行為なのだがろう。
しかしオルガはあのロボットを見た瞬間頭の中で何かが引っかかった。
「(俺はこのロボットを見たことがある......?)」
そう思った途端オルガの頭に打ち付けるような鈍痛がが起きる。
「......ッ、.....なんだ?この痛みは.....?」
鈍痛とうずきによって思わず膝をついてしまう。
すると士道が振り向いた。
「オルガどうした?」
「.....いや、大丈夫だ」
オルガは頭痛を抱えたまま士道の後をついて行った。
◆
その後士道とオルガは攻撃が来なさそうなところで腰を下ろしていた。
ようやく、身を潜められる場所に来れた。
そう思うと士道とオルガは大きなため息をついた
「「はぁ.......」」
「どうなってんだこりゃ。」
「分かんない」
そう会話をしていると、あの少女がミサイルを切り裂き、戦っている姿が見えた。
次に頭上を何かが飛び去っていき、士道たちの目の前に着地した。
あのロボットだ。
「やべっ!」
少女とロボットが離れたところで光線を撃たれていた。
士道たちはまたもこの場から逃げようとした。
すると士道たちの後方から何者かが舞い降りた。
「______ッ。な、なんなんだよ次から次へと!」
そこに降り立った影を見て士道とオルガは体を硬直させる。
そこには――機械を着たとでも言うべきだろうか。
背中にスラスターを背負い、見慣れないボディスーツを覆った少女である。
手にはゴルフバッグのような形状の武器を携えていた。
士道たちが身を凍らせた理由は単純だった。少女の顔に見覚えがあったのである。
「あ、あんた...」
「鳶一_____折紙...?」
今朝、殿町から教えてもらった名を呟く。
そう、そこにいたやたらメカニカルな恰好をしていた少女はクラスメートの鳶一折紙だった。
折紙がちらと士道とオルガを一瞥する。
「五河士道とオルガ・イツカ______?」
返答のように士道とオルガの名を読んだ。
「_______は?な、なんだその恰好____」
と、士道とオルガが折紙に視線を寄こした途端、少女は手にした剣を折紙に向けて振り抜いた。
折紙は地面を蹴って、剣の太刀筋の延長線上から身をかわし、少女に肉薄する。
いつの間にか折紙の手には光で構成されている刃が出現し、少女に振り下ろした。
「_____ぬ」
少女は眉根を寄せて、手にしていた剣で折紙の一撃を受け止める。
_______瞬間。
少女と折紙の攻撃によって、凄まじい衝撃波が発せられた。
「ままま、待ってくッ、ヴァァァァァ____!?」
「うわあぁぁぁぁぁ―――!?」
士道とオルガは情けない声を上げた。
士道は身を丸めてそれをどうにか、やり過ごしたが、士道の横でオルガが倒れた。
「.......だからよ。止まるんじゃねぇぞ......。」
折紙が攻撃を弾かれて、少女と折紙の距離を離した。
そして士道たちの頭上を何かが通り過ぎる。
地面に立ったそれは先程のロボットだった。
二人は武器を構えて、睨み合う。
ロボットも手にしたメイスを構える。
「.............」
「.............」
「.............」
士道とオルガを挟んで、謎の少女とロボットと折紙が、鋭い視線を混じらせる。
まさに、一触即発。何か小さな出来事があれば、戦闘が再開されてしまいそうな状況だった。
「・・・ッ。」
士道としては気が気でない。
額に汗を滲ませながら、どうにかこの場から逃れようと考える。
そのときオルガが身を起こした。
「なんで俺たちが巻き込まれなきゃ.......。」
「_______!」
「_______!」
「..............」
それが合図だった。オルガが起き上がると同時に少女と折紙が地を蹴り、ロボットはスラスターを駆動させ、オルガを巻き込むように士道の真ん前で激突する。
「ヴァァァァァァァァ!!!」
「ぎゃあぁぁぁぁっ!」
その圧倒的な力のぶつかり合いに士道とオルガは巻き込まれた。
◇
______久しぶり。
______やっと会えたね、XXX。
______嬉しいよ。でも、もう少し、もう少し待って。
______もう、絶対離さない。もう、絶対間違わない。だから.......
◆
どこかの町の路地裏にて_______。
パァン!
乾いた銃声が鳴り響く。銃を撃ったのは幼なじみの黒い髪をした少年。少年の目の前には先刻、彼が撃った奴の死体が転がっており、そいつの血が流れていた。
その様子を呆然と見ていた俺を黒髪の少年は振り向き俺に問う。
『ねぇ、次はどうすればいい?×××』
少年の問いに拳を握り締める。俺は数瞬の余韻のあと口を開く。
「.........決まってんだろ」
「え?」
俺の答えに少年は疑問そうに首を傾げる。
「行くんだよ」
「どこに?」
「ここじゃない、どっか」
そう言うと、俺は少年に手を伸ばす。
ああ、
いかがでしたか?
今回急いで書いたので雑な終わり方にしてしまいました。
うーん、やはりオリ展開書くの難しいなぁ。
それと、色々あってしばらく投稿できないのですいません!
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それではアリーヴェ デルチ(さよならだ)。