五等分の花嫁と五等分のジョジョ   作:Pに花咲かない

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プロローグ The World Over Heaven
第1話 予兆


始める前に…

このssは五等分の花嫁とジョジョの奇妙な冒険のクロスssです。中々ぶっ飛んだ要素を入れておりますので「クロスが苦手」「作品の世界観を壊さないでほしい」「キャラ崩壊は好きじゃない」という方にはオススメ出来ません。

またこのssはPS3 PS4ソフト、『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』の世界観を使っています。アイズオブヘブンのネタバレも含まれていますのでご注意ください。

 

 

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宇宙の存在を強く感じさせてくれる紫色の空、いつも住んでいる日本とは違い星がたくさん見えていてとても幻想的だ。

しかし、そんな気が引かれるような星空を見てる余裕など彼にはない。

 

彼はこの世界の『運命』の分岐点に立っているのだから。

 

 

DIO「……………ぐっ」

 

承太郎「…………………」

 

 

承太郎と徐倫は天国に到達した並行世界のDIOと対峙した。

最初はDIOのスタンド、ザ・ワールド・オーバーヘブンの前に押され続けており徐倫も魂として吸収されてしまったが承太郎がいた世界のDIOが身につけていた腕輪のリングをぶつけて両腕を潰した。

承太郎はDIOを完全に追い詰めていたがまだ意気消沈していないDIOは以前変わらず殺気立っている。

 

 

承太郎「その手が治るまでに何秒かかる?」

 

DIO「!?」

 

承太郎「治ったと同時にスタープラチナをテメーに叩き込む!」

 

承太郎「かかってきな!!!!」

 

DIO「くっ……」

 

承太郎「!?」

 

DIO「無駄ァ!!!」

 

承太郎「うぐっ!」

 

DIO「どうだ!!この血の目潰しは!!」

 

窮鼠猫を噛む。

DIOは役に立たずと化した腕を振り承太郎の目に自分の血を直撃させた。

 

DIO「勝った!!死ッ——」

 

承太郎「オラァッ!!」

 

 

バキッ!!

 

 

DIO「グワアア!!」

 

承太郎にとってこの展開は経験済み。逆にDIOの顔面にカウンターを決めた。

 

承太郎「くだらねえぜDIO」

 

承太郎「テメエの言う真実とは、ただのまやかしだ!!」

 

承太郎はスタープラチナの射程距離内に入り

そして…

 

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

承太郎「オラアアアーーーッ!!!!!!!!」

 

 

DIO「グブアアアアアア!!!!」

 

 

DIOの身体は空中に飛ばされた後に爆発し、粉々になった。

 

 

承太郎「何度も言わせるなよ……」

 

 

 

承太郎「てめーは俺を怒らせた」

 

 

その後、DIOの身体は蒸発を起こしその身体の内側から光が大量に出現し空中に上がって承太郎を照らした。

 

承太郎「ぬぅっ……」

 

承太郎「……………………」

 

 

 

承太郎「うぐっ!!」

 

承太郎は胸に手を当てその場で膝をついた。

 

承太郎「ヤローに殴られた傷が…早いとこ治さねーとな……」

 

その時

 

承太郎「なっ…なんだ、急に目眩が……」

 

承太郎「ヤローの…DIOの攻撃が…ここまで響くとは……」

 

承太郎「ダメだ………意識が……と…お……のい…て………」

 

承太郎「………………………………………」

 

ドサッ

 

承太郎はその場に倒れ込んで意識を失った。

 

 

 

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西暦20XX年 9月5日

 

 

「承太郎!!」

 

「承太郎!」

 

「承太郎さん、しっかりしてくださいよ」

 

「承太郎さん……」

 

 

承太郎「…………………………」

 

 

「おい大丈夫じゃないんじゃねえの?」

 

「いえ、承太郎さんに触ってみてわかるんです。生命エネルギーは感じます」

 

「それが本当なら必ず目を覚ますはずだ、何せ傷は治してるからな」

 

「頼りになるね、その能力。羨ましいくらいだ」

 

 

承太郎「……………うっ」

 

「「!!??」」

 

195cmあるその巨大な身体はゆっくりと上半身を直立させた。

 

承太郎「ぐぅ……うるせーな」

 

「せっかく助けてやったのに第一声がそれかよ!!」

 

承太郎「うるせーぞ…ジジイ」

 

ジョセフ「あのなぁ…この顔のどこがジジイなんだよ!?あぁ!!??」

 

ジョルノ「まあ落ち着いてくださいよ、ジョセフさん」

 

ジョナサン「承太郎!自分の祖父に対してジジイとはなんだ!!もっとしっかりとした呼び方があるだろう!」

 

仗助「いや、そういうことじゃないと思いますよ…ジョースターさん」

 

 

目を覚ますと、ある一室の床で寝ていた承太郎を囲むように同じ血統を持つ、ジョナサン ジョセフ 仗助 ジョルノの姿があった。

 

 

承太郎「そんなことよりお前たち、無事だったのか?」

 

仗助「まあこの通り無事生きてますよ、何故ここにいるのかはわからないっすけど」

 

承太郎「……なに?」

 

ジョルノ「僕たちは承太郎さんと別れた後、各時代に行って仲間達を元に戻していましたが…その後DIOに魂を吸収されて、意識はそこで途絶えたんです」

 

ジョルノ「そして気がついたらここで僕ら5人倒れていたってわけです」

 

承太郎「何?じゃあここは」

 

ジョナサン「きっと、また新しい時代に飛ばされてしまったんじゃないかな」

 

ジョセフ「そんなことより承太郎!DIOの奴はぶちのめしたのか!?」

 

承太郎「あぁ、奴は死んだ。もう奴の脅威が来ることもない」

 

仗助「その報告を聞けて嬉しいっすよ!承太郎さん!!」

 

ジョナサン「ディオ…ようやく…やっと亡くなってくれたんだね…」

 

 

ジョルノ「……いえ、待ってください」

 

ジョナサン「どうした、ジョルノ?」

 

ジョルノ「DIOを倒したということは『異変』は終わったということですよね?」

 

ジョルノ「なら…この現状はおかしくないですか?」

 

ジョセフ「なにぃ?」

 

ジョルノ「元々僕たちは全員違う時代から来たんですよ。DIOが死に『異変』が解消されたのなら僕たちがこうして同じ場所にいることはありえないんです」

 

ジョナサン「……そういえばそうだ、ディオが死んだのならこの状況は不可解だな」

 

ジョセフ「おい承太郎!本当にDIOの奴は死んだんだろうな!?」

 

承太郎「何度も言わせるなジジイ、確かにぶちのめして野郎の身体は粉々になった。それに聖なる遺体も奴が死んだことにより集まっていたはずだ」

 

仗助「もしかして戻れないとかっすか…そりゃちょっと困るっスねぇ…」

 

ジョナサン「そういえば他のみんなはどこに言ったんだろう…僕たち5人だけしか見当たらないね」

 

 

世界線は一緒でも住んでいる時代は別々のこの5人、天国に到達したDIOが作り出した『異変』そしてそれに対抗するために集めた9つの『聖なる遺体』。

DIOを倒し、遺体を全て集めのは確かだった。

 

ジョナサン「まあここで考えていても仕方ないか、異変が続いているのならきっとこの後何か起こるんだろうし」

 

 

ジョルノ「………というか、そもそも」

 

承太郎「?」

 

 

ジョルノは最上階近くにあるマンションの一室とも思える部屋の中をグルグルと回り、大きな窓の手前で止まった。

その窓の向こうには夕暮れ時の美しい太陽が街を血の色に染め上げている。

 

 

ジョルノ「ここはいつの時代の何処なんですかね、イタリアではないのは確かですが…」

 

ジョナサン「イギリスでもないかな、建物の雰囲気がまるで違う」

 

ジョセフ「アメリカでもねーな、だがこの建物の質といいこの窓から見える建物といい、かなり裕福な国だぜこりゃ」」

 

仗助「じょ…承太郎さん、多分ここ…」

 

承太郎「ああ、間違いねえ」

 

 

承太郎も部屋の物などを見ながら窓を開けてベランダに出た。中の涼しい部屋とは違い外は太陽の直射と生暖かい風が吹いており暑い、この時に今が夏ということも知った。

 

 

承太郎「ここは日本だ、それも俺や仗助達が住んでいた時代よりも未来の」

 

ジョセフ「ここがぁ?日本??日本ってショボくれた建物しかないイメージだったけどよぉ」

 

仗助「おいコラ!さらっと日本ディスってるんじゃねえよ!!」

 

承太郎「外から見える看板、車のナンバープレート、一般市民の顔立ち、そしてこの部屋の雑誌。間違いねえ」

 

ジョルノ「流石スタープラチナですね、そんな遠くの物までしっかりと見えるなんて」

 

 

ジョナサンは机の上に載っている雑誌を開いて読んでみたが全て日本語で記載されており、写真には女性の化粧品などがいくつか載っている。

 

 

ジョナサン(化粧品…こういうのエリナに挙げたら喜んでくれるだろうか?)

 

ジョルノ「…………………………」

 

ジョルノ(ジョースターさん…女性ものの雑誌に釘付けだな、そういう趣味でもあるのかな…)

 

仗助「いやー、本当に未来に来ちまったのかよぉ!すげぇな!!」

 

承太郎「おい、ガキじゃねえんだからあんまはしゃぐんじゃねえ」

 

 

その頃仗助は未来に来てテンションがハイになったのか部屋の備品などに片っ端から目を通した。

 

 

仗助「ええっ!?こ…これテレビかよ!?」

 

承太郎「そうらしいな。………随分と……デカいな」

 

仗助「幅うっっっっすっ!!こんな狭い中にどうやって部品入れてんだよ、作った奴天才か…こんな大画面のテレビでゲームとかやってみてぇな!!」

 

ジョセフ「未来だからなんでもありだな…あー、なんか腹減ったな。食いもんあるかな、この家」

 

ジョルノ「ジョセフさん、食べ物は流石にやめておいた方がいいのでは?この家は僕たちのものじゃありませんよ」

 

ジョセフ「細けーことは良いんだよ!おっ、冷蔵庫発見!!ジョルノもなんか食うか?」

 

ジョルノ「いえ、遠慮して——」

 

グゥ〜〜〜〜〜

 

ジョルノ「………………………」

 

ジョルノ「冷凍のピッツァとかありますか?」

 

 

ジョセフとジョルノで冷蔵庫の中を漁っている中、ジョナサンは先程読んでいた雑誌を置いて水槽に目を向けていた。

 

 

ジョナサン「魚?随分とデカいな、なんて魚だろう?」

 

承太郎「恐らくピラルクーだろう、アロワナ科ヘテロティス亜科に属している魚だ。こいつは2.5mくらいだがデカい奴は5mとかあったりする」

 

ジョナサン「へぇー、物知りだね承太郎は」

 

承太郎「まあ…こっちの方面は少し知識があるんだ、興味持っててな」

 

 

 

仗助「ここはなんの部屋だ?」

 

ガチャリ

 

バン!!

 

仗助「うっひょぉおおおお!!浴室かよ!!デッカいなこれ!!うちの家の4倍……いや、5倍あるぜこりゃ!!」

 

仗助「いいなぁ、こんな風呂なら185cmある俺でも足がつっかえずに入れるなぁ」

 

仗助「…………ちょっと試しに風呂沸かして入ってみるか、うひひっ」

 

 

ポチッ

『お湯はりを開始致します』

 

 

 

 

ジョセフ「はぁあああああああ!!??こりゃ北極にいるシロクマの餌かぁあああ!!??こんなカチカチの食べ物どうやって食うんだよ!!??」

 

ジョルノ「これは冷凍食品といって、そのまま食べるんじゃなくて。ほら、あそこにある電子レンジで温めるんです」

 

ジョセフ「なんだそりゃ、あの箱に入れればあったかくなんのか?」

 

ジョルノ「そうです」

 

ジョセフ「……………ってことは、仮に一生懸命誠意を込めて作った俺様のスパゲティが冷めちまってもあれにいれればあったかくなるってことか??」

 

ジョルノ「そうです」

 

ジョセフ「うおおおお!!!未来すげぇええええぞ!!!ジョナサン!!」

 

ジョナサン「ああ、僕も今承太郎に色々と教えてもらっているところだ。たったの百年ちょっとでここまで進化するなんて…やっぱり人間は凄い生き物だ」

 

承太郎「………やれやれだぜ」

 

 

 

 

——————————————————————————

 

 

 

 

その後はしゃぎまくった5人は一旦冷静になり冷凍のピザとプリンを頬張りながら再びこれまでや今後のことについて話し合った。

 

 

承太郎「とりあえず、こんな時代に飛ばされているってことは異変が続いているのは確かだ」

 

ジョセフ「そうだな、あーあ。DIOが死ねば全部終わると思ってたのによぉ」

 

ジョルノ「とりあえず、今日はもう少しで日が暮れますし休みましょう。明日以降外に出て行動しませんか?」

 

仗助「ジョルノに賛成だぜ、それになんとなくだけど。この時代は俺たちの時代の時と違ってなんか邪悪や奇妙な気配はしねえから、安心できそうだ」

 

ジョナサン「仗助もそう思ってたか…僕も同じだ」

 

承太郎「DIOの野郎が死んだのが関係してるのかもしれねえな、あくまで予測だが」

 

ジョルノ「それに、僕達の仲間がこの時代のどこかに飛ばされてるかもしれませんし。一旦また合流したいですね。元の時代に戻る打開策を考えるのはそれからにしましょう……………このピザ、中々イケるな」

 

ジョセフ「結局オメーが一番食ってるじゃねえかよ!」

 

ジョナサン「しかし、休むといっても何処で?」

 

仗助「場所なら承太郎さんが持ってる亀にまた……」

 

承太郎「あれはDIOの『ザ・ワールド・オーバーヘブン』に殴られた後に消えちまったぜ」

 

ジョナサン「そういえばそうだったな…」

 

ジョルノ「困りましたね、路上で寝るのは流石に無防備すぎる、もし奇襲があったら対応できない……ホテルでも取りたいけどお金がない…」

 

ジョセフ「…………仗助」

 

仗助「…………ジョセフさん」

 

ジョセフ「……………………」コクン

 

ジョセフは仗助を見ながら頷いた

 

仗助「…………………」コクン

 

仗助もまたジョセフを見ながら頷いた

そして2人は椅子から立ち上がり同じタイミングで口を開いた。

 

 

 

ジョセフ 仗助「「ここに泊まっちまおうぜー!!」」

 

ジョナサン 承太郎 ジョルノ「「!!??」」

 

 

 

ジョルノ「だから…先ほども言ったように部屋主が帰ってきたら…」

 

仗助「大丈夫だって、もうすぐ日も暮れるんだから今日は帰ってこねーよ!ジョルノ!」

 

ジョセフ「それによ…気がついたらここにいたってことは。この部屋は誰かが俺たちの為に用意してくれたのかもしれねえだろ!」

 

承太郎「おいジジイ、そんな都合の良い話が—」

 

ジョセフ「それにもし部屋主が帰ってきたとしたら承太郎が時止めてあてみ食らわせればいいんだよ!」

 

仗助「おお!ナイスアイデアっすよジョセフさん!!」

 

ジョナサン「ダメだ!そんなの!!いくらなんでも野蛮すぎる!紳士のやるべき行動ではない!!」

 

ジョセフ「固いこと言うなってジョナサン、エリナ婆ちゃんから聞いたけどお前だって10代前半の頃、未成年のくせにパイプふかしてたらしいじゃねえか。紳士のやることじゃねえよなぁ??」

 

ジョナサン「待て!それは違…というかエリナは何処でそれを知ったんだ!?」

 

承太郎「まあ確かに…泊まるとこがねえならここで…」

 

ジョナサン「承太郎まで何言って——-」

 

 

ガチャ

 

 

5人のジョジョ「「「「「!!!???」」」」」

 

 

その音は今の5人にとっては地獄への導き。絶望への扉の解放。全く策を練っていない時の奇襲。どの言葉にも当てはまってしまった。

 

ジョセフ「やばい!!みんな隠れろ!!」

 

承太郎「チッ!言わんこっちゃないな」

 

ジョナサン「君だって乗りかけてたじゃないか!というかピザ!処分しないとばれる!」

 

ジョルノ「待ってください!後2切れ残ってます!!」

 

仗助「食ってる場合じゃねえだろ!!さっさと隠れろ!!」

 

ジョセフ「こ…このクローゼットだ!ここに身を潜めようぜ!!」

 

ジョナサン「みんな入れ!!このデカさなら5人隠れられる!!」

 

 

バタン!!

 

 

ガチャリ!!

 

 

5人がクローゼットを閉めたタイミングで入口の扉が開いた。

 

 

「この扉開きにくいわね、本当にこのマンション出来たばっかなのかしら」

 

「二乃が開けるの下手くそなだけ…」

 

「そうだよ、私だったら一発で開けられるからね」

 

「うっさいわね!じゃあ三玖と一花が今度一発で開けられ無かったらアタシにあの高級プリン10個買ってきてもらうから!」

 

「ちょっと喧嘩してないで早く入ってください!」

 

 

クローゼットの中にいる5人に女性の話し声が微かに聞こえてくる。

 

 

ジョセフ「チッ、多分複数人いるぜ」

 

承太郎「3人くらいならあてみ出来る、5秒あれば十分だ」

 

ジョナサン「ほ…本当にやるのか…やっぱりやめたほうが!」

 

ジョルノ「しっ、ジョースターさん声が大きいです。それに口数は出来るだけ減らしてください」

 

ジョナサン「いや、やっぱり野蛮な気がしてならない…」

 

仗助「後あんまり動かないでほしいっス…いくらクローゼットがデカいからと言って巨大の男4人入ればかなり窮屈っすよ…」

 

ジョセフ「うしし、ジョルノ。お前巨大な男の中に入ってねえぜー?」

 

ジョルノ「同じことを2回言わせないでください、口数は出来るだけ減らせ。2回言わせるってことはそいつの頭が——」

 

承太郎「黙れ」

 

ジョナサン ジョセフ「…すまん」仗助 ジョルノ「…すいません」

 

 

玄関で靴を脱ぎ、1人 2人とリビングに入ってくる。

 

 

「なんかちょっとチーズくさくない?」

 

「そうかなぁ…あっ!そういえば五月はさっきのカフェの後にクワトロチーズバーガー食べてたからそれじゃないかな!?」

 

「ち…違いますよ!!」

 

「あれー?誰かお風呂予約してくれてたの?助かるねぇ、三玖かな?」

 

「私…違う…」

 

 

 

その頃5人のジョースターはクローゼットの僅かな隙間からリビングの様子を監視していた。

 

 

 

ジョセフ「よく見えねーが、どうやら女5人のようだな」

 

承太郎「チッ、いくら女だからって5人一斉に始末するのは不可能だ…」

 

 

「先にお風呂入ってきていいですか?」

 

「どうぞ〜ごゆっくり〜」

 

 

ジョルノ「これで1人減りましたね…」

 

承太郎「せめて3人じゃねえと……」

 

ジョナサン「この人たちが寝付くまでここにいるのはダメなのかな?」

 

仗助「そっちの方がリスキーっすよ…クローゼットなんていつ開けられてもおかしくないですから」

 

ジョセフ「うぐっ…汗かいてきたな…流石に狭いぜ…」

 

 

「三玖ー、そういえばこの前貸したアタシの黒薔薇女子のジャージどこー?」

 

「あ、それ多分……」

 

 

 

「クローゼットの中」

 

 

 

5人のジョジョ「「「「「!!!???」」」」」

 

 

「直接アタシに渡してくれればいいのに」

 

「汚れとかついたら怒るかなって…」

 

「まあそうだけどさ〜」

 

 

ジョセフ「やべぇよ…こっち来やがる!」

 

承太郎「チッ、一か八かか……」

 

ジョナサン「ダメだ、4人ともかなり離れている!5秒じゃ足りない!」

 

仗助「チッ……俺にも時を止める能力とかあれば……」

 

ジョルノ「!……仗助!」

 

仗助「なんだよ、ジョルノ」

 

ジョルノ「君の出番だ!君の!!」

 

仗助「!?」

 

 

 

「よいしょっと」

 

5人のうちの1人がクローゼットの扉に手をかけた……が

 

「あれ、開かない…うーんしょ!」

 

「もうなにやってんの二乃ー?」

 

「クローゼットが開かないのよ、やっぱり古いのよこのマンション!」

 

「いつも普通に開くじゃん、よいっしょっと…あれ?」

 

「ほらね!なんか開かないのよ!」

 

「確かに…」

 

「ゴメン、三玖と四葉も手伝ってくれない?」

 

「うん!力仕事なら任せて!」

 

「壊さないようにね…四葉」

 

「いくよー?」

 

 

「「せーーーのっ!」」

 

 

4人が一斉にクローゼットの扉を思いっきり開ける。

 

 

ガラガラガラガラ!!

 

 

先ほどまで硬く閉じていたクローゼットの扉がようやく開いた………そして

 

 

 

 

「「「「きゃあああああああああああ!!!!!!!」」」」

 

 

女4人は近所のことなど御構い無しに大声で叫んだ。

 

 

それもそのはず……

 

 

 

大量の服が雪崩を起こして落ちてきたのだ、4人は服の重さに体制を崩して床に勢いよく落ちた。

 

 

「ちょっと!どうしたのですか!!??」

 

「アンタはその格好で出てくるなー!!ったく誰よ!こんな入れ方したの!!」

 

「一花じゃないの?部屋あんなのだし」

 

「私じゃないよー…イタタ…」

 

「と…とりあえず服戻そうか!ってあれ?」

 

「どうしたの四葉?」

 

「今一瞬クローゼットの奥の壁…壊れていませんでした?」

 

「はぁ?なわけないでしょ、傷1つついてないわよ。頭打って幻覚見えたんじゃない?」

 

「ええ!?怖い!!」

 

 

 

 

 

仗助「はぁ、はぁ…た……助かったぜ……」

 

ジョルノ「ええ……お二人のおかげです」

 

仗助「承太郎さんのスタープラチナで時止めてクローゼットの壁を破壊、そして破壊した壁の先にある部屋に5人で逃げ込んで俺のクレイジーダイヤモンドで即壁を直す」

 

ジョセフ「しかしよく気づいたな、隣に部屋があることなんて」

 

ジョルノ「クローゼットの壁を叩いてる時妙に響く音がしたんです、これは壁のすぐ向こうに部屋がある証拠なんです」

 

ジョナサン「綺麗に閉まってあった洋服を出しまくって扉を重くしたことには罪悪感を感じてしまうな…」

 

承太郎「とりあえず、上手くいって一安心といったところか…」

 

仗助「とりあえずこっそり電気をつけるか、窓がありゃそっから脱出だ」

 

ジョナサン(それよりもこの部屋……妙に暑いな)

 

ジョセフ「あーん?この部屋電気どこにあるんだ?暗くてよく見えねえな」

 

仗助「承太郎さん」

 

承太郎「今スタープラチナで見ているが見当たらねえ…ってこの部屋…」

 

 

その時

 

 

パチッ!!

 

 

仗助「うはっ!?勝手に電気がついたぜ、流石に未来!……ってこの部屋」

 

ジョナサン「ここは!!」

 

 

5人のジョジョ「「「「「浴室!!??」」」」」

 

 

ジョルノ「まずい!承太郎さん!仗助!もう一回壁を壊すんだ!!」

 

承太郎「わかってる今や——」

 

 

バタン!!

 

 

五月「はぁーあ、この時期は汗すごい出るから一刻も早くお風呂に入りたいんですよねぇ……」

 

5人のジョジョ「「「「「…………」」」」」

 

五月「早くシャワー浴びて……って………は?」

 

5人のジョジョ「「「「「………」」」」」

 

五月「………………は?」

 

 

 

 

ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリによって作られた『ヴィーナスの誕生』それを連想させるかのような生まれた時の同じ格好で来た目の前の女性。

『ヴィーナスの誕生』と違うところは手で見られたくない部分を隠していないことだ。ありのままの姿。

 

 

五月「い…………」

 

 

目に涙が浮かんでいる目の前の女性は今自分に何が起きているのかを理解出来てないのだろう、放心状態ということだ。

 

 

ジョナサン「こ…これはちが——」

 

ジョセフ「ヒュー、ナイスバディ……」

 

承太郎「…………やれやれだぜ」

 

仗助「お…俺は…ちが…その…」

 

ジョルノ「…………………………」

 

 

 

 

五月「い……い…………いぃ………」

 

 

 

 

 

ジョルノ「マンマミーア」

 

 

 

五月「「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

 

 

 

再び、ジョースターの血統の者たちに奇妙な試練が降りかかろうとしていた。

 

 

 

 

——————————————————————————

 

 

改めまして、この作品に目を通していただきありがとうございます。

作者のPに花は咲かないというものです。投稿スピードは亀のように遅い私ですがゆっくりと投稿していこうと思いますのでよろしくお願い致します。

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