程々にありふれた職業で世界最速(ガバがないとは言っていない)   作:神影 森羅

12 / 17
アズレンでサラトガちゃんが好感度100になりました。ストーリーでダイヤ集めて指輪買いました。(無課金でサラトガ建造入手した人)
ケッコンしました(事後報告)
結論、かわいい。


65で無理なのに101がいける訳ないだろ!いい加減にしろ!

◆◇──────◇◆

 

 

「ギャハハ!なんだあれ!ただ二足歩行ででかいだけのウサギじゃねぇか!」

 

メルド団長は誰かがそう言ったことでようやく我を取り戻す。

よく見ると気絶中の檜山を除いた小悪党組が勝手に前に出ている。その中の誰かが喋ったのだろう。

そして、思考する。

実のところ先程まで101層とは何かの暗喩、もしくはハッタリのようなものではないかと考えていた。

しかし、と。

仮にそれが紛れもない事実なら?()()()()1()0()1()()()()()()()

その思考に至るのとほぼ同時に叫ぶ。

 

「逃げろォーー!!」

 

メルド団長とて困惑していた。

すぐに撤退を促さず思考を始めたのもその影響だ。

メルド団長の切羽つまったような声を聞いて思わず本能的に下がろうとする小悪党組。

しかし

 

「キュウ!」

 

いつの間にか小悪党組のすぐそばに来ていた蹴りウサギが目にも止まらない速度で回し蹴り。首があらぬ方向に曲がり倒れる小悪党組。そして、光に包まれ跡形も無くなる。恐らく脱落扱い、つまりはあの一撃が致命傷になったというわけだ。

そして、そんなことになればまず暴走する⑨が一人。

 

「お前えぇぇぇぇえ!!!」

「あっこら!馬鹿者!」

 

メルド団長の言葉も聞かず蹴りウサギに突撃する光輝。

光輝の中ではこの敵はもうクラスメイトの仇になったのだ。恐らくこれをカナトが見ていれば頭を抱えながら『俺の話、聞いてた?』とでも言うだろう。

 

「キュ!」

「ぐはっ!?」

 

そして当然のように蹴りで返り討ち、致命傷は免れたようだが、体勢を崩してしまう。

蹴りウサギがそんな光輝に踵落としを決めようとしたときだった。

 

「うおぉぉぉぉぉぉお!!」

「キュウ?」

 

龍太郎のエントリーだ。

そして体勢を立て直して立ち上がる光輝。

 

「思ったより全然痛くない…これならいける!」

 

しかしやはり馬鹿は馬鹿だ。

カナトが見ていれば『いやマジこいつの馬鹿が想定の範囲外なんですけど』ともはや匙を投げそうなレベルだ。

この空間では痛覚が非常に鈍くなる。

そう、痛覚が鈍くなるだけで実際のダメージは変わらないのだ。

すでに本来なら痛みで立ってられないほどのダメージ。しかし痛覚が鈍くなっている影響で気にしないでいてしまう光輝。

 

一方、光輝を見てか少し落ち着きを取り戻したがそれでもまだクラスメイト達はパニック状態になっている。

メルド団長もそちらにかかりっきりだ。

しかし、恵里達協定メンバーは違った。

恵里達の中では、もうすでに光輝はやられる前提で話が進んでいく。

そこで恵里が、ふと。

未だ気絶中の檜山を見て思う。

さっきの魔法、『太陽落下』。

ほぼ無詠唱、恐らく最上級魔法を越える効果。

そして、あの魔方陣が書かれた金色の紙。

…あれは本当に()()()()()()()()()()()()

 

「───〝神威〟!!!」

 

そんなことを考えているうちにいつの間にか龍太郎が脱落しており、光輝は完全にキレた様子で限界突破状態のまま長い詠唱の末神威を放つ。

本来ならこれでオーバーキル、跡形も残らず敵は消え去り、やり過ぎだ、とメルド団長の拳骨が炸裂するところだろう。

まぁ、当然の如く、101層の魔物相手に『本来なら』なんて例は通用しない。

 

「キュゥゥウ!」

「な!?うそ…だろ…?」

 

気合を込めて飛び蹴りで霧散する神威。

同時に限界突破が解けて反動と蓄積したダメージで倒れこむ。

抵抗はもう出来ないということがわかっているのか、ゆっくり、一歩ずつ光輝の方へ歩いていく蹴りウサギ。

 

これは恵里達にとって思いがけない幸運だった。

恵里が檜山のポケットに手を突っ込んであの金色の紙がないかと探す。

すると、

 

(あった!)

 

金色ではなく白金色、しかしただならぬ魔力をもった小さな紙。そこにはほぼ塗りつぶされたような魔方陣。

そして、頭の中に浮かんでくる魔法名をそのまま口に出す。

 

「〝絶対零度〟!」

「ちょっと!?せ、〝聖絶ぅ〟!」

 

慌てたように、いや、実際慌てながら言った鈴に『あっ』と恵里が気づいた時には時すでに遅し。

一瞬、部屋中が煌めいて、次の瞬間。

 

部屋内の()()()()()凍てついた。

もちろん、術者の恵里、とっさに結界をはった鈴とその範囲内にいた香織、雫、優花を除いて、だが。

優花が思わず

 

「え?…なにこれ。」

 

と一言。

まぁ、蹴りウサギ、騎士達、クラスメイト達すべてが一瞬にして()()()()と化したのだ。当然だろう。

更に鈴がいかにも『私、怒ってます!』といった様子で言う。

 

「ちょっとエリリン!あと一歩遅かったら私達まで氷漬けになるところだったんだけど!?」

「ほんとにそうよ。ほとんど空気のまま氷漬けで退場になりかけたのよ?」

「さすがに私でも氷漬けからの回復とかはできないからね!?」

 

鈴に続けて雫と香織が言ったため、思わず『ご、ごめん。』と恵里が言う。

こんな感じてで、蹴りウサギとの激闘はかなり締まらない終わりを迎え、それまでのシリアス感を完全に崩壊させてしまうこととなった。(メタ)

 

 

◆◇──────◇◆




文才ないのは許してくださいクリスタベルが何でもしますから!
社畜にはこんなぐらいが限界だったよ……。

サブウェポンを決めようか(上位二つ採用・作者過労は武器じゃないです。)

  • ビームやプラズマ砲等の近未来兵器
  • 属性を付与した歯車のフレイル的な武器
  • 飛んできた魔法等を弾き返すリフレクター
  • デバフを付与した歯車の手裏剣的な武器
  • いや別にそんなの知らないし。作者過労に投票。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。