程々にありふれた職業で世界最速(ガバがないとは言っていない) 作:神影 森羅
──あなたは、誰?
「今日から、私がお母さんになるのよ。まぁ、暫定っていったところだけれどもね。」
──ふーん。そう。
──あなたが次にぼくをたたくんだね?
「叩くなんてするわけないじゃない。もう。」
──皆そう言うんだ。まにゅある?でも用意してるの?
「ないわよ。そんなの。」
──そっか。
──まぁ、どうでもいいけど。
「どうしてそんなに信じてくれないのかしら?」
──信じる?なに?それ。
──期待してないだけ。人間に。
「人間にって、あなたも立派な人間でしょう?」
──うん、そう。
──だから、自分にも期待してない。
──出来るなら、この世の人間をぜんぶころしてじぶんが最後に死ぬ、そんなことがしたい。ドラマとかでよくあるでしょ?
──そんな力無いから出来ないだけ。
「…どうして、そう思うの?」
──だって、人間は理不尽を強いるじゃないか。
──なにかしたらたたかれて、なにもしなくてもたたかれる。
──あなたで十二人目。期待すると思う?いままでずっと期待を裏切られ続けてさ?
──とにかく、別に叩いたっていいから、早く一人にして?
「……わかったわ。」
◆◇──◇◆
──一人にしてって、昨日言ったでしょ?なんでまたきたの?
「放っておけないから、かしらね。」
──なにそれ。意味わかんない。
「わからなくていいのよ。私のわがままのようなものだから。」
──ふーん。勝手にすれば?
──どうせ、人間っていう存在そのものに見切りをつけたんだ。
「それ、寂しくないかしら?」
──寂しい?ごめん、わかんない。
──それはぼくが生きていく上で必要ないものだし、もってても捨てた。
「…そう。でも、あなた、とっても辛そうよ?」
──辛い?そうかもね。でもいんふるえんざ?っぽいの川の水だけで治さなきゃいけなかったときよりまし。
「あなた、本当に壮絶な人生送っているわね……。なんか、バカな大人より大人っぽい。」
──そうしないと生きられないからそうしただけ。別に、自分でなりたくてなった訳じゃない。
「なんだか哲学者みたいなこというわね、あなた。」
──哲学者?ぼくは死神だよ?
「死神?それまたどうしてかしら?」
──ぼくを叩くやつはみんなみんないらいらしてる。だからぼくを叩くんだけど、いらいらがおさまらなくて、もっと叩くんだけど、それでもいらいらがたまっていく一方で……最後は、大きな声で嗤いながら自分で自分を殺しちゃう。だから死神。生命の灯火をいとも容易く消してしまうから。
「あなた、本当に壮絶な体験してるわね。その年でそれなら、大人になる頃にはテロが起きても冷静に対処出来るようになってそう。」
──まさか。なんでてろ?
「ふふっ、あなた、横文字に弱いのね。」
──…なに?横文字を使えないと死ぬわけ?
「まさか。…少し、そういうところは年相応な感じがあって、可愛いと思っただけよ。」
──ふーん。どうでもいいけど、質問の答えは?
「あら、ごめんなさいね。それで答えだけど、私が警察で働いているからよ。とはいっても、まだまだ駆け出しで殺人とかそういったものには関われないんだけどね。」
──警察?あぁ、あの。引き取り手が死ぬ度にぼくを自殺に見せかけた殺人の容疑者にしてくるやつらか。
「う。耳が痛い話ね…。」
──ま、別にいいけど。
──というか、こんなに友好的に接してきたの、あなたぐらいだよ?もしかしてあれ?
「あれってなにかしら?」
──しょたこんってやつ?
「誠に遺憾よ。」
◆◇──◇◆
「あら、今日はこんなところにいたのね。何をしているのかしら?」
──ひとりかくれんぼ。
「え」
──どうしたの?固まっちゃって。
「あ、え、うん。ひとりかくれんぼってあれよね?ひとりトランプとかそういう系統の話よね?」
──?なにいってるの?都市伝説の方だよ?
「ちょっ、えっ。でも今はまだ深夜ってわけじゃないし…」
──あ、気を付けてね?さっきから誰もいない部屋から物音がしてるし、多分結構がちだよ?
「ひいっ!?今ガタッって!ガタッっていった!」
──静かにして。バレるよ?
「…私、こういうホラー系駄目なのよ…。」
──そうなんだ。じゃあもう終わらせてくるね。ここで待ってて?
「ちょっ、話聞いてた!?一人にしないでぇ!?」
「あ、あれ?遅いわね…?」
「!」
「なんだか足音が…帰ってきたのかしら…?」
──みぃつけた♪
「ぴぃぃぃぃぃ!?」
──あはは、変な声~。
──どっきり大成功~。
──…あれ?おーい?
──…気絶してる…。
今、ハーレムメンバーをガチ病みさせるか悩み中。
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全員ガチ病みさせる
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全員ガチ病みさせない
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勇者パメンバー勢だけガチ病みさせる
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奈落後メンバー勢だけガチ病みさせる
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そんなことより作者過労だ(殿堂入り申請中)