素晴らしき世界に来たる小さな男に祝福を!   作:ボルティ

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どうも。この話は前回の続きになりますので
1話から見ることをオススメします。
途中にいつもと違う書き方がありますが
私なりの演出なので
それについてご意見がありましたら
どうぞお教え下さい。

それ以外の誤字脱字、
ご意見もお待ちしております。
長々と失礼しました。では、どうぞ。


青い女神と暗殺者・2

死んだホルマジオは、現世の仲間のためと

意気込み、この世界にやってきた。のだが…

 

冒険者になるための登録料すらろくに無く、

どうする事も出来なくなったホルマジオ一行。

2人は暗い雰囲気で相談していた。

 

 

「さて…これからどうするかな。」

 

 

「なんか一気に頼りなくなったわね…

でも大丈夫!今度は私の番よ!女神の

凄さ見せてあげるわ!」

 

 

考え込んでいるホルマジオを尻目に

何か策がある、と言わんばかりに老人の元へ

歩いていくアクア。流石に何か嫌な予感が

したホルマジオはアクアを止めた。

 

 

「おいちょっと待てアクア。

一体何するつもりだ?…まさか女神の名前でも

使って金貰おうってんじゃあねーだろうな?」

 

 

「あら、流石ホルマジオさん察しがいいわね。

どう?完璧じゃない?」

 

 

自信満々に言う女神を呆れ果てた目で見る

ホルマジオ。

 

 

「あのなァーアクア。ハッキリ言っておいて

やる。それで金は取れねぇぞ。」

 

 

それを聞きアクアは驚いた顔をした。

不思議だと言わんばかりに。

 

 

「え!?なんで!?」

 

 

予想していた反応が返ってきたので溜息を

つきたくなったが、それを飲み込んで

懇切丁寧にホルマジオは教え始めた。

 

 

「ひとつ教えてやる。仮にその格好がよー、

『女神アクア』を完璧に象っていたとしても

上手いモノマネ師としか思われない。

だってそうだろ?善行もまだしてねぇのに

女神が降り立ったと思う信者が何処にいる。

俺は少なくとも思わねぇぜ…」

 

 

「そ、そうかしら?それはやってみないと…」

 

 

まだ諦めまいとするアクアにホルマジオは

トドメを刺しにかかった。

 

 

「それに女神様が?あの水の女神様が金欠だァ?

そりゃケッサクだなァ。誰が信じるってんだよ。

信者なら余計にだ。私達の神様がそんな

みすぼらしい事をする訳あるまいと

怒鳴られるか鼻で笑われるのがオチさ。

そして仮に貧乏な神でもそんながめつい事を

する奴は中々いないってモンだ。

どうだ、こんだけ言ったらよォー、流石に

おメーでも分かるんじゃあねーか?」

 

 

最後にアクアの顔をちらり、と見ながら

説明を終えたホルマジオ。しかしアクアは

何処か不満そうな顔でいた。自分の完璧だと

思い込んでいた論があっさりと打破されて

しまっては誰でも不機嫌になるものである。

 

 

「もういいわよ、アンタが

正しいって事で…」

 

 

「なに拗ねてんだよ、そんなに楽に

稼ぎたいってのか?」

 

 

それを聞いて余計に不満そうな

顔になるアクア。

 

 

「そうじゃないけど…いやまあそれもあるかも…

うーん…まあいいわ!じゃあホルマジオなりの

サクッと稼げる方法、提案してみなさいよ!」

 

 

ここで、じゃあそっちはちゃんと策は

あるのか、あれだけ言ったのだからと

言った具合でアクアはホルマジオに

矛先を向けた。

 

 

「ない事もないぜ。…ただその為には確認

しなきゃいけない事がある。…出てこい、

リトル・フィートッ!!」

 

 

彼の掛け声と共に現れたのは彼のスタンドだ。

 

青く光るロボットのような見た目とは相反する

鋭く光る右に付いた刃は、まさしく死を

司る死神を思わせる。その名は

『リトル・フィート』である。

 

 

「…?1人で何やってるのホルマジオさん?」

 

 

頭でもおかしくなったのかという視線で彼を

見るアクア。しかしその態度を見てホルマジオは

確信し、ニヤリとした。そう、スタンドには

同じスタンド使いでないと見えないという

特性がある。しかしこの特殊な世界では

違う可能性も否定出来なかった。

 

そこでアクアに確認をとったのだ。

この特性がここでも同じかどうか。

 

 

「その反応…見えないんだな、この世界でも。

安心したぜェ。リトル・フィート、

あの老人の金、奪い取って来い…」

 

 

ぼうっと座っている老人が持っている

財布の中からコッソリと金を奪い、

それを机まで運ばせた。スタンドは見えないので

一般人から見れば金が漂うという

ただの怪奇現象である。その場では

アクアを除いて誰も見ていなかったのだが。

 

 

「これで良し…悪いね爺さん。若いモンの為の

投資とでも思ってくれよなァ~…」

 

 

アクアはただ呆然としていた。まず金がどう

こっちに移動してきたかも分からない。

それに老人から奪った、これがバレると犯罪に

なりかねない。というよりなる。焦って

アクアはホルマジオを止めた。

 

 

「ちょっと何してんの!?どう盗ったかは

分かんないけど今の犯罪よ!!アレなら

まだ私が頼んだ方がマシじゃない!!

返して来なさい!!」

 

 

凄い剣幕で怒鳴るアクア。ホルマジオは

慌ててそんな彼女を抑え落ち着かせた。

 

 

「バカッ、声がデケェーんだよッ!

良いか、あれは誰にも見えない俺のスタンド

って能力を使って盗んだんだ。バレやしねぇし

仮に見られても俺のポケットにでも入らない限り

俺の仕業なんざ誰も思わない。

せいぜい怪奇現象ってのが良いトコだ。」

 

 

「す、スタンドだかコマンドだか知らないけど

何かのきっかけで盗みだって

思われたらどうするのよ…?」

 

 

まだ不安そうにしているアクアに、

ホルマジオは子供に言い聞かせるように

ゆっくりと教えた。

 

 

「良いかアクア。人間ってのはお前が思ってる程

賢くない。事実より自分の目を信じたがるし、

噂を作るチャンスになるなんて

考える奴もいるんだ。

もし金が浮いて飛んでいってみろ。幽霊?

新たなモンスター?魔王軍の仕業?

色んな噂が立てられる。

そしてそいつらはそっちを信じる。

『金が盗まれた』なんて事実はもうどうでも

良くなるのさ。その盲目に俺はつけ込んだ。

万が一なんて事は起こらないんだぜ。」

 

 

それを聞き、この行為の合理性はアクアも

理解した。しかし流石になんの罪もない

あの老人から金を奪うという

行為自体は流石に外道である。

 

 

「…ねぇ、ホルマジオさん。その行為の

バレなさ度は充分分かったわ、でも、

それ…人として、どうなの…?」

 

 

そんな彼女を小馬鹿にするように

ホルマジオは笑った。

 

 

「俺を誰だか忘れたか?元ギャングの

暗殺チームの1人、拷問も殺しも厭わなかった

ホルマジオさ。そしてその全ては組織の為

仲間の為…なんで俺がこんな事出来るか、

もう分かったろ?」

 

 

そのセリフには怖さもあったが、

一応アクアは納得した。

 

「まあ…そうね。貴方何でもするとは

言ってたけど、ほんとにこんなに何でもすると

思ってなかったわ…」

 

 

その言葉には軽蔑の意味も、ある種尊敬の

意味も込められていた。

 

 

「やっと納得してくれたかアクアさんよォー。

じゃあ早速登録料払いに行こうぜ。」

 

 

こうして彼らはカウンターに再び向かう。

そこには先程と変わらず受付嬢が立っていた。

その受付嬢にホルマジオは再び声をかけた。

 

 

「すんません受付嬢さァん。登録料

持ってきましたぜェ~ッ。」

 

 

「あら、随分お早かったですね。」

 

 

それを聞かれるとホルマジオはバツが悪そうに

頭を掻きながら答えた。

 

 

「いやぁ、恥ずかしい話なんだが

金が入れたと思ってた反対のポケットに

入ってまして…しかもそれだけでツレと

揉めちまったんで余計にですよ~、

思い込んじゃあいけないって

教訓になりましたねェ~…」

 

 

「あらあら、それはまた…」

 

 

受付嬢はホルマジオを苦笑いしながら

見た。そんなホルマジオをアクアは

嘘の上手いヤツ、と思いながら見ていた。

 

 

「それでは、登録の説明に移らせて

いただきますね。冒険者には、各職業と

言うものがあります。そしてこれが冒険者

カード。冒険者がどれだけ討伐を行ったかも

表記されます。レベルが上がるとスキルを

覚える為のポイントが貰えるので、

頑張ってくださいね。」

 

 

ひとしきり説明し終わると、

受付嬢は青い水晶を指さし

「ここにお二人共手をおかざし下さい」

と言った。まずはホルマジオからである。

 

そしてその水晶に手をかざすと同時に、

それは光りだし、周りについている支えの

金具のようなものがカチャリ、カチャリと

冒険者カードに情報を刻むために動き出した。

 

 

「これであなたがたのステータスが分かるので、

その数値に応じてなりたい職業を

選んで下さいね。」

 

 

そしてその作業が終わると、

受付嬢がカードを確認し始めた。

 

 

「えーと、ホルマジオさんですね。

あなたのステータスは…軒並み普通ですね。

あ、でも知力はそれなりに高いかも…

あと幸運も高いですね。でも幸運って

冒険者にはあまり必要ない数値なんですよね…

これなら、商人になる事もオススメしますが…」

 

 

これを聞きホルマジオは残念がり、

後ろで待っていたアクアはクスクスと笑った。

 

 

「おいおいマジかよ、もう少し良くても

いいだろーよォ…まあでも俺には戦う以外

道も意味もねぇからな。悪いが冒険者で

お願い出来ますかね。」

 

 

そんなホルマジオを受付嬢は

励ましの言葉を投げかけた。

 

「で、でもまあ高レベルになれば

転職も可能なので…!」

 

 

そして次はアクアの番が来て、カード登録は

終わったのだが、

そこでどよめきが起こった。

 

 

「こ、これはっ!知力が平均以下なのと、

幸運のステータスが最悪なのを除けば

全てのステータスが大幅に

平均値を超えてますよ!!」

 

 

それを聞きアクアは少し嬉しそうな顔をした。

観衆のどよめきがざわめきに変わってきた。

 

 

「え、なになに?私凄いってこと?」

 

 

「凄いなんてものでは…!知力を必要とする

魔法職以外は何でもなれますよ!

クルセイダー、ソードマスター、

アークプリースト…!最初からほぼ全ての

上級職に…!」

 

 

それを聞き大層ご機嫌になった女神様は、

大分調子に乗ったことを言い出した。

先程まで自分の事を小馬鹿にしていた

ホルマジオを圧倒的なステータスで

抜かしたのである。

さぞ気持ちいであろう。

 

 

「そうねぇ…女神って職業がないのが

残念だけど、私は仲間を癒すアークプリーストに

でもなろうかしら?」

 

 

「アークプリーストですね!数多の

回復魔法と支援魔法を使いこなし、

前衛に出ても問題ない強さを誇る

万能職ですよ!」

 

 

その話を聞いていたギルドの人々のざわめきは

盛り上がりへと変化した。自分達の街で

いきなり凄い実力者が現れたのだ。

英雄の可能性の存在に沸き立たぬ者はいない。

 

 

「それでは…冒険者ギルドへようこそ!

アクア様!スタッフ一同今後の活躍を

期待しています!」

 

 

それに続けてアクアを取り囲む

観衆達が野次を飛ばす。

 

 

「最初からアークプリーストだなんて

とんでもないわね!」

 

「お前みたいなのが案外魔王を倒すのかもな!

この命知らずめ!」

 

「俺なんか最初商人で一生懸命体鍛えて

金も貯めてやっと冒険者になったってのに

格が違うぜッ!!そこに痺れる憧れるゥ!!」

 

 

アクアは周りの褒めちぎりにより

テンションがかなり上がったようだ。

ホルマジオに向かって高らかに宣言した。

 

 

「さあホルマジオ!これから冒険者生活よ!」

 

 

「…最初おメー嫌がってたのにな。」

 

 

「…そうだったっけ?」

 

 

ホルマジオは怪訝そうな顔をしつつ、

実は内心嬉しがっていた。何故なら味方が

物凄く強いと分かったからだ。

これで少なくとも序盤は順調に事を

進めれるであろう。これからついに

ホルマジオ一行の冒険は始まる。

 

 

~冒険、START!~

 

 

~場所、工事現場~

 

 

ホルマジオのつるはし連続攻撃!

その日は地面に少し穴を開けた!

 

アクアの差し入れ!

アクアは現場監督を気遣った!

 

~次の日~

 

ホルマジオの石材運び!

自身の腰、腕にダメージ!

倒れかけたが何とか持ち直した!

~次の日~

 

アクアのペイント攻撃!

壁を見事に真っ白に染めた!

 

ホルマジオのつるはし連続攻撃!

地面が再び深くなった!

 

 

この作業を、ホルマジオ達は何度も繰り返した!

そして金が溜まった為、

ギルドで飲食の為に使った!

 

 

そこでなんと

現場監督達が現れた!

睨むようににこちらを見ている!

 

 

▷話す

▷逃げる

 

 

ホルマジオの話す!現場監督達と和解成功!

現場監督達が仲間になった!その夜は

飲み明かした!

 

 

明くる日も、明くる日も、

こんな生活を続けた!_______

 

 

そして、ある日の夜、

ホルマジオはついに正気に戻った。

今まで泊まっていた馬小屋の中で。

 

 

「ってオイオイオイ!何もかも違うじゃあ

ねーかッ!!何してんだよ俺達は!」

 

 

「どうしたの…?寝る前のトイレ行き忘れたの?

暗いしついて行ってあげよっか?」

 

 

「あのなァ俺ァ5、6歳のガキンチョじゃあ

ねーんだぜッ!そうじゃなくてよー…」

 

 

あまりに怒鳴りすぎたのか、ドンドンと叩く音と

隣から怒鳴り声が返ってきた。

 

 

「おい、うるせぇぞ!!」

 

 

「「す、すんませんっ!」」

 

 

そして翌日。ホルマジオは壁を作りながら

愚痴を吐いた。

 

 

「労働してるだけで魔王がくたばって

くれるんならいいがそうじゃあねーだろよォ…

もっと冒険しねーとヤバいんじゃあねーのか?

おメーはどう思ってんだよ?」

 

 

それを聞きアクアはハッと

したような顔になった。

 

 

「ハッ!そうよ!私ホルマジオに魔王

倒してもらわないと帰れないじゃないの!」

 

 

やっと気づいたのか、そして俺のことは

一切考えてないのかと内心

呆れたホルマジオだったが、

それは言わないことにした。

 

 

そう、ホルマジオ達がこうなった原因は

何も仕事に楽しさを見つけたからでは無い。

周りのモンスターは全て倒し尽くされて

クエストがない。そしてそのモンスターが

いないため採集クエストも無いせいなのだ。

全く世知辛い現実である。

 

そんな現実に溜息をつきながらホルマジオは

風呂上がり後の集合場所、湯だまり前に向かう。

そこには既にアクアが

瓶の牛乳を飲みながら待っていた。

 

 

「よォ、待たせたな。」

 

 

「ううん、別に大丈夫よ。…ねぇ、私

考えたんだけど、少し遠出して討伐クエストに

行きましょうよ!」

 

 

それを聞きホルマジオは自虐気味に

笑いこう言った。

 

 

「俺らレベル1、それも片方は最弱職だぜ?

平気なのかよ?装備すら揃ってねぇのに。」

 

 

「大丈夫よ!私がついてるし!

この私がいるからには、サクッと終わるわよ!

期待してちょうだい♪」

 

 

腕を持ち上げるポーズを取り、

アクアは自信満々に返事をした。

 

 

「なんだろうなァ、すげー不安なんだが…

まるでテスト勉強もしてないのに点数を取れる、

って言い張る時みてーによォ~…」

 

 

「失礼ね、私を誰だと思ってるの?」

 

 

それでもアクアは、自信のある笑顔で

ホルマジオに返事した。

 

 

「そうだな…一応、女神様だしなァ

おメーってよー。じゃあ任せてみっかな。」

 

 

「もちろん!任せておいて!」

 

 

アクアはにっ、と笑った。それはさながら

無邪気な少女のようであった。

 

さて、こうして本当にホルマジオ達の

冒険はやっと始まる。その準備を…と

アクアが立ち上がろうとした瞬間、

何故かアクアはよろめいてしまった。

それも湯だまりが後ろにある最悪の場所で。

 

 

「ふぇっ!?あっ!いやぁっ!?」

 

 

そしてそのままそこにダイブしてしまう、

その時だった____

 

 

「危ねぇッ!リトル・フィートォォォッ!!」

 

 

その瞬間、ホルマジオはスタンドを出現させた。

それは全力で彼女を支えにかかった。そして

何とか倒れ込むギリギリで支えられたようだ。

 

 

「あ、ありがと…もうちょっとで

ドボンしてたわ…」

 

 

ホッと息をつくアクア。しかしそれとは対象的な

ホルマジオ。とても苦しそうな顔をしている。

 

 

「ど、どしたの…?」

 

 

「わ、悪いんだがよォ~…早く立ち上がって

くれ…俺のスタンドは速さはピカイチなんだが

なんせ力がねーんだよ…さ、支えきれねぇ…」

 

 

「ちょ、ちょっと待ってホルマジオさん!!

そんな急かされてもこの体制じゃ

起き上がれないわよ!…あっ」

 

 

それを言い終わるや否や、アクアの体はドボンと

音を立て着水した。結局ホルマジオのスタンドは

アクアを支えきれなかったのだ。

 

そしてスタンドの動きはホルマジオ自身にも

反映される。そう、アクアの重さで飛んだ

リトル・フィートと同じ軌道を

辿る事になるのだ。それが意味するのは…

着水であった。

 

 

「俺もかよォォォッ!!………」

 

 

再びドボン、という音がそこから聞こえた。

そしてしばらくすると2人の人影が中から現れた。

 

 

「「ぷはぁっ!ゲホッ!ゴホッ!」」

 

 

そしてしばらくの沈黙の後、2人はお互いに

顔を見合わせ、お互いに笑った。

 

 

「全くよォ女神さん、アンタ重すぎるぜェー、

もうちょっと女神補正かなんかで

体重落としといてくれよなァ。

水の女神がずぶ濡れなんて全く

どんな冗談だってんだよ~…プフッ…」

 

 

「ホルマジオこそ、ちゃんとスタンド

鍛えなさいよ!私で重かったら、何も

持てなくなるわよ!元暗殺者なんだから

もっとしっかりしなさいよねー!

…クスッ、ふふふっ…」

 

 

「「アハハハハハハ………」」

 

 

お互いの間抜けさに笑い合うふたり。

しかしそこに決して嫌味な意味は

含まれなかった。言うならば泥遊びしあった

少年達が「汚い」と言い合い

笑っているようなものである。

 

少し絆が深まった2人。そんな2人に待ち受ける

次の試練、乗り越える事が出来るのだろうか。

しかし今日ばかりはそれは考えないでおこう。

 

夕焼けの綺麗な空の下。暗殺者と青い女神は

水の中で笑いあった。

 

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