気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回で異世界魔王の話しは一区切りとなります。それではどうぞ、ごゆっくり。


真なる魔王と大魔導師は双子の母に歓迎される

前回ショッピングセンターにてメル、マルの双子姉妹とヒーローショーを見てその後に変態集団に一人になったマルが襲われるも真魔王が無事に助けだし、無事に服も買えた二人。

 

メル、マルはお礼に家に来て欲しいと言い、真魔王たちは招待を受けて向かうのだった。

 

 

メル、マルに案内されるままに、歩く真魔王とフィラ。今の真魔王は左にフィラ右にマルがくっついている状態だ。メルはフィラと手を繋ぎ歩いている。

 

フィラは魔王の腕にその豊満なボディを押し付け、マルは普通に手を繋いでいる。

 

「二人とも普段は夕食とかはどうしてるんだ?」

 

「…いつもはメイドさんが作ったりしてたまにお姉ちゃんが作ってる。」

 

「お姉ちゃん、料理上手でお兄ちゃんにふるまってるよ。お兄ちゃんいつも美味しく食べて、その後に私たちと遊んでくれるよ。」

 

「…そうなの。」

 

「こっちの世界のミルも妹思いで良いやつなんだな。」

 

「世界が変わってもミルはミルですからね。」

 

「あとね。ミルお姉ちゃん一日一回はお兄ちゃんとキスしてるよ。」

 

「してるの。」

 

「「えっ!あの奥手なミルが?!」」

 

「?そうだよ。」

 

「お兄ちゃんが無理矢理してるんじゃなくて?」

 

「むしろミルお姉ちゃんの方からしてる」

 

「そうだったのか(;-Д-)」

 

「こっちのミルは積極的なのですね。」

 

「二人とも昔から仲が良かったみたいだけど、付き合いだしたのは最近なの。」

 

「そうなのですか。一体どういう心境の変化があったのでしょうか?」

 

「未来お姉ちゃんがミルお姉ちゃんとお兄ちゃんに色々アドバイスとアタックさせたりしてハロウィンの時に付き合い出したんだって。」

 

「……まじで?」

 

「最近はミルお姉ちゃん、どんどん綺麗になってるの。」

 

「(フィラちゃん…こっちのミル凄く積極的なのは気のせいか?)」

 

「(恐らく話しに出てきた未来さんが関わってるのではないでしょうか。ミルとこっちの魔王の橋渡しもといキューピッドになったのでしょう。)」

 

「(かもな。こっちのミルが幸せそうで良かったぜ。)」

 

「ーさん、おにーさん!」

 

「おっとすまん マル、ぼーっとしてた。」

 

「ここがお家だよ!」

 

「(ここがミルの家か……前の世界で一回行ったことがあったけど、世界が変わっても広いのは変わらないな。)」

 

「でかいお家ですね。(前の世界の私の家より大きいかもですね。)」

 

「お帰りなさいませ。お嬢様。そちらの方々は?」

 

「この人たちはメルたちを助けてくれた人なの。今日は泊まってくの。」

 

「そうでしたか。それでは案内させて戴きます。」

 

「凄いな。本物のメイドさんだ。」

 

「魔王 顔がだらしないですよ。」

 

「あぁ悪い。フィラちゃん!そのもしフィラちゃんがメイド服を着たら可愛いと思ったらつい。」

 

「もう❗魔王は本当に…でも着て欲しいなら今度着てあげますよ。その時は一日ご奉仕何て言うのもありですね。」

 

「是非ともお願いします。」

 

「むー!」ギュッ

 

「どうしたんだマル?」

 

「おにーさんのえっち。」

 

「ちょっと待て。俺なにもしてないぞ。」

 

「魔王がえっちなのは昔からですので。」

 

そう話しながら屋敷へと向かう途中何かの果実が実る庭園のようなものが見えた。

 

「メル、マルあれって何を育ててるんだ?」

 

「あれはきのみだよ。」

 

「きのみ?」

 

「ミルお姉ちゃんが持ってきて育ててるの。ドラちゃんと未来お姉ちゃんの所のチルが好きなの。」

 

「結構実るのが早くて植えて一週間もあれば収穫できるの。」

 

「そりゃ凄いな。」

 

「ミルお姉ちゃんもきのみをブレンドしたり香辛料みたいにしたりしてて、凄く美味しいんだよ。」

 

「ミルお姉ちゃんが発見したんですか?」

 

「んーとねクリスマスの時にね、サンタさんに貰ったんだって。」

 

「「サンタさんに貰った?!」」

 

「そうなの。ドラちゃんもサンタさんに貰ったんだよ。」

 

「メシ~!」

 

「こっちのサンタは凄い太っ腹なんだな」

 

「フィラお姉ちゃん、今実ってたこれ食べてみて。」

 

「いただきます。ハムッ………」ゴクン

 

「フィ、フィラちゃん?」

 

「みずみずしくてその上みかんよりも甘くそれに何だか身体に力が入るようです。」

 

「…おにーさんもどうぞ。」

 

「ありがとなマル。はぐっ」ゴクン

 

「どう……?」

 

「うまーーーーい。なんだこれ今まで食べたことないぐらいさっぱりした味わいと程よい甘さなんだ!!」

 

「お母さんも凄くビックリしてたんだよ。こんなの見たことがないって。」

 

「珍しく驚いてたの。」

 

「?珍しくとは一体」

 

そうして話していると、上から人が降りてきた。

 

「ただいま。メル、マルお留守番ありがとうね。」

 

「「お母さんおかえりー!」」ギュッ

 

「(やっぱミクルママだよな。)」

 

「(そうですね。私たちミクルさんに会う頻度多いですね。何かの縁でしょうか?)」

 

「お母さん、今日ヒーローショー見てきたんだよ!」

 

「そこで変な人たちに襲われたけどおにーさんに助けて貰ったの。」

 

「そうだったのねー。私はアインハルト=ミクルと言います。気軽にミクルって呼んでね。異世界の魔王ちゃんと異世界の未来ちゃんじゃなくてフィラちゃんだったわね。」

 

「「!!!!!!」」

 

「お母さんおにーさんのこと知ってるの?」

 

「今日が初対面だけど会うのは知ってたわ❗」

 

「「お母さんやっぱりすごーい。」」

 

「(フィラちゃんどういうことなんだ?何でミクルママは俺たちの事を異世界の存在だって知ってるんだ?)」

 

「(分かりません。当てずっぽうで言ったようには見えませんでした。)」

 

「二人とも今日はゆっくりしていって。ミルはこっちの魔王ちゃんと一緒にいて今日は帰ってこないから。ねっ!」

 

「ありがとう。ミクルママ!」

 

「お邪魔させていただきます。」

 

ーーーーーーーー

 

「今日は二人が来てくれたから豪華にしましょう。お庭でバーベキューをするわね。」

 

「わーい。バーベキューだぁ!」

 

「お肉楽しみ。」

 

「メシー!」ポフッ

 

「あらドラちゃん相変わらず可愛いわね❗よしよし。」

 

「メシ~!」

 

「メルとマルはこの前摘んだきのみを持ってきてちょうだい。」

 

「「はぁーい」」

 

「二人はそこに座ってて!今日は二人の歓迎会だから。ねっ!」

 

「なぁミクルママ。」

 

「どうしたの?異世界魔王ちゃんお腹すいたの?」

 

「お腹は空いてるんだが、その前に一つ。何で俺たちが異世界から来たって分かったんだ?」

 

「そうです。それに私が異世界のその未来さんとは一体?」

 

「そうねぇ。何でかっていうとね貴方たちが来ることはメルとマルを通じて知ってたの。」

 

「そういえば二人ともミクルママがいろんな事を知ってても驚いてなかったな。」

 

「それはね…」

 

「お母さん持ってきたよ❗」

 

「いっぱい持ってきた。」

 

「二人ともありがとう。異世界魔王ちゃんこの続きは後でまたしましょう。」ニコッ

 

「色々気になるが食べ物を食べないというのも悪いからな。今は食べよう。」

 

「私が焼きますね。」

 

「あらあら、やっぱり何処の世界でも未来ちゃんじゃなくてフィラちゃんは優しいのね。」

 

そうしてどんどん各自で野菜とお肉、焼きそばなどを焼いていく。

 

「魔王…こっちのお肉焼けましたからどうぞ。あと野菜も食べてください。」ヒョイ

 

「おぉ、フィラちゃんの育てたお肉を食べれるなんて( ´∀`)いただきます。」

 

「おにーさんこっちのお肉も美味しいよ!」

 

「おにーさんマルの育てたお肉もどうぞ。」ドサドサッ

 

「メル、マル(;´∀`)二人とも俺は良いからちゃんと食べるんだぞ。じゃないと大きくなれないからな。」

 

「ちゃんと食べたらお母さんみたいになれるかな?」

 

「勿論だ!二人ともミクルママみたいに綺麗になるとも。」

 

「えへへ。そうかな(^-^)/」

 

「大きくなったらおにーさんも嬉しい?」

 

「おう勿論だ。」

 

「頑張って大きくなるの…」

 

「あらぁマルも立派に恋をしてるのね。子供の成長って早いわねぇ。」

 

「ミクルさんもお野菜とお肉をどうぞ。」

 

「ありがとうね。フィラちゃん。そろそろ変わるわぁ。フィラちゃんも食べて食べて。」

 

「そのっこんなに美味しいとつい食べ過ぎちゃって後でカロリーが(*ノ▽ノ)」

 

「フィラちゃんそんなに気にすんなって。もうちょっとお肉があっても抱き心地が良いフィラちゃんなら俺は大歓迎だ❗」

 

「魔王…女の子には女の子の悩みがあるんですよ。気軽にそういうことは言わないでください。」

 

「何なら夜、フィラちゃんが主導で動いてくれたら効率良くカロリーを…へぶっ」

 

「メルさんとマルさんやミクルさんもいるのにはしたないですよ。魔王…」

 

「フィラちゃんの左ストレートが諸に刺さったぜ。」

 

「あらぁ大丈夫?異世界魔王ちゃん。痛かったら私の胸で慰めてあげる。」

 

「ミクルママー」ダキッ

 

「あぁーん。凄いわぁ。こっちの魔王ちゃんと同じぐらい愛しいわぁ。」

 

「ミクルママは包容力がすごいな。この弾力と柔らかさ。」ギュムッ モチッ

 

「魔王…」ゴゴゴゴゴッ

 

「あらあらこれ以上やるとフィラちゃんに悪いわね。ほら異世界魔王ちゃん、私も良いけど、フィラちゃんの方が寂しがってるわよ。それっ」トン

 

「うわっと」ボスン

 

「ひゃっ ま、魔王…!」

 

「うーん。ミクルママは包容力だったけど、やっぱりフィラちゃんの方が安心するし落ち着くな。」モミモミ チュッ ギュッギュムッ コリッ

 

「はぁはぁ、まおーダメですよ。そんなに揉んでは。今よりおっきくなっちゃいます。ふわぁ」

 

「俺はどんなフィラちゃんでも好きだなぁ。もっと俺好みのお嫁さんになってくれ。」

 

「まおー、だめっこれ以上は皆見てるからっ!」

 

「そうだな。これ以上はまた夜に…なっ!」

 

コクン

 

「(〃▽〃)すいません。お騒がせしました。」

 

「えーもっとやっててよかったのに。残念ねぇ。丁度メルとマルはドラちゃんに夢中で気付いてなかったのに!」

 

「?どーしたの?お母さん。」

 

「なんでもないわぁ。二人とも最近は変わったこととかはなかった?」

 

「なかったよー」

 

「たまにミヤビ叔母さんが来てくれて、魔法を教わったぐらいだよ。」

 

「やっぱりそうだったのねぇ。予定の最後にあった魔法学会でミヤビちゃんに会えてメルたちのことを言ってたわぁ。」

 

「ミヤビ叔母さんにお小遣い貰ったよ。」

 

「あらぁそれは今度あったときにちゃんとお礼を言わないとねぇ。」

 

「(ミヤビさんって一体誰だろうな?)」

 

「(ミクルさんやメルさんたちも知り合いとなるととても高位な魔法使いでしょうか)」

 

そうして一通り食べ終わり片付け終わった後、お風呂を借りることになった。

 

メル、マルが先に入ることになり魔王とフィラは後から入ることにして、ミクルと話しをすることにした。

 

「改めてミクルママ何で何も言ってないのに、俺やフィラちゃんが異世界の存在だってわかったんだ?普通分からないはずなのに。」

 

「それに私を見たときも未来さんと何かしらの関係があるように言ってました。あれは一体?」

 

「そうねぇ。まずは異世界の魔王ちゃん、真魔王ちゃんの質問から答えるわぁ。」

 

「まずね。私は予知夢を見れるの。」

 

「予知夢って確か夢で先のことがわかるんだっけ?」

 

「そんな感じよ。私の場合はね、未来視とも言えるぐらい予知夢が正確なの。それとある程度対象を絞ればその事の過去も見れるの。だから魔法学会では、私の見た予知を全員が共有して危ないことがあればそれを対策するような感じで備えてるの。」

 

「でも予知夢っていってもそんな毎回当たるわけではないのでは?」

 

「自慢じゃないんだけどね、私の見る予知夢は9割の確率で当たるわ。」

 

「きゅっ9割って殆ど外れないに等しいんだな( ̄□||||!!」

 

「そうなのよ。でもね、子供の頃から未来のことが分かるってなるとね凄く世界が詰まらなくなっちゃうのよ。友達が出来ても、この力のことを話すと皆私を利用しようとするか離れていったわぁ。」

 

「そんな…」

 

「人ってね未知のことを恐れるのよ。それと自分に利になるようなことも平気でするの。でもね…そんな時にある人に出会ったの。今思い出してもあれは運命の出会いだったわ。詰まらない顔で笑ってるって。それから色々あって未来のことが分かってもそれを上回る喜びと面白さで自分の世界が変わるって分かったの。」

 

「その人はミクルママにとって大事な人なんだな。」

 

「そうなの!今でもその人、ミヤビちゃんって言うんだけどね。寂しい時に会いに行くと慰めてくれるの。抱きしめてもらうと不思議と安心して甘えられるのよぉ♥️体が火照って一緒に何度かしてもらいながら……ね。」

 

「「えっ?!」」

 

「時に優しく、私の気持ちの良いところを何度も何度も攻めてくれて旦那ともしてたけどやっぱりミヤビちゃんが一番私を分かってくれてるの♥️」

 

「(魔王………)」

 

「(フィラちゃん、こっちのミクルママは相当にそのミヤビっていう人が大事なんだな(;-Д-))」

 

10分後

ーーーーーーーー

「それでねミヤビちゃんが今日は寝かせないわってもう私の体をねっ」

 

「あーミクルママ。」

 

「あらっごめんなさいね。つい話し込んじゃったわね。えっと何で二人が来るのが分かったと言うとねメル、マルの二人のことで見てたら、貴方たちのことが見えたの。それで貴方たちのことを遡って見てたら唐突にこの世界に現れたから。此処とは違う所から来たっていう推測を立てられたの。そしてこっちの魔王ちゃんを知ってるからすぐに異世界の魔王ちゃんって分かったの。」

 

「では私は?」

 

「そうねぇ。さっき言ったミヤビちゃんにも一人娘がいてね。その娘未来ちゃんって言うんだけど、フィラちゃんは未来ちゃんそっくりなのよ。それこそ別世界の未来ちゃんっていっても過言じゃないくらいにはね。」

 

「別の私ですか……」

 

「ってことはそのミヤビさんって人は別世界のフィラちゃんのお母さんってことなのか?」

 

「…それは一先ず置いておきましょう。」

 

「未来ちゃんもとても面白くてね。こっちの魔王ちゃんと私の娘のミルをあの手この手で全力でくっ付けようとしてね。私の見た予知夢よりも凄い突拍子もないことをしたりで今では魔王ちゃんとミルが付き合ってるの。」

 

「そうか。こっちの俺はしっかりミルを見てるんだな。安心したぜ。」

 

「それでね。ミルってば、夜の方も私に似て積極的で魔王ちゃんを襲って朝まで楽しんでるのよ。最近は未来ちゃんがあの娘に魔界植物を調合した媚薬を作ってね、凄い激しい交わりをしてて魔王ちゃんを絞り取ってるわね。」

 

「…こっちのミルは肉食な気がします。」

 

「こっちの俺大丈夫か(;´∀`)」

 

「異世界の魔王ちゃんたちはどうしてこの世界に?」

 

「それは…」

 

 

魔王説明中

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そうだったのねぇ。真魔王ちゃんありがとう。」

 

「でも俺はミルを………」

 

「この世界のミルと同じように真魔王ちゃんのことが大好きでとても頑張ったんでしょう。それに真魔王ちゃんたちは自分が消滅すると分かっててもミルの事を思ってくれてミルを助けて未来を守ってくれたんだもん。だからね…」ギュッ

 

「ミクルママ?」「ミクルさん?」

 

「二人ともミルの友達でいてくれてありがとう。良く頑張りました。えらいえらい」

 

「ミクルママ……」

 

「二人とも寂しかったでしょう。たった二人だけで何もないところで過ごすだなんて。だからね、今は私に甘えて良いのよ」

 

「……ごめんミクルママ…俺フィラちゃんがいれば良いと思ってたけど…やっぱりミルともっと一緒に…居たかったんだ。一緒の部室でミルとフィラちゃんの二人で、ヒーロー部で活動したかった。なのに俺が…おれぇが確りしてなかったからミルはぁ………」ボロボロ

 

「ミクルさん……私はミルの頑張りを間近で見てました。でも…でも…もっと他に何かしてあげられたんじゃないかと思ってしまうのです……ミルの親友だった私は……私はあの娘の力に本当になれてたのかって……」ポロポロ

 

「あの娘は二人のことが大好きだったと思うわ。だからね…ミルの分まで幸せに生きないといけないわ。何かあったら私に言って。力になるから!」

 

ミクルが二人を抱きしめて暫くして

 

「二人はこれからどうするの?」

 

「…まだ…決まってません。でも…」チラ

 

「?フィラちゃん?」

 

「何処かのどかなところで魔王と暮らして…その…魔王との赤ちゃんが欲しいです(〃▽〃)」

 

「あらあらっ!とても良い事だわ( ≧∀≦)ノ」

 

「フィラちゃんとの子供か…きっとフィラちゃんに似て優しくてネコ好きな子になりそうで今から楽しみだな。」

 

「それなら暫くは家で暮らすといいわよぉ。それで良いお家があったらそこに住むって感じにしましょう!」

 

「ミクルママ。暫くお世話になります。」

 

「あのミクルさん、只でお世話になるのも何ですから、これを受け取ってください」

 

「これは?」

 

「その…譲り受けたもので、私たちだと使わないと思うのでミクルさんに有効活用してほしいのです。」

 

「んー・・・・あれっ?ちょっと待って…これってもしかして…ヒヒイロカネ?!」

 

「「???」」

 

「フィラちゃん!こっこれは一体どこで手にいれたの?!!」

 

「私たちも譲り受けたもので何処で手に入れたかは知らないのです。」

 

「凄いわぁ❗まさか何百年も前に失われてしまった物質を目にできるだなんて✨私も本で見たことはあったけど実物は初めてだわ!」

 

「そんなに凄い物質なのか?」

 

「ヒヒイロカネは伝承によると全く錆びないことに加えて魔法の伝達速度がとてつもない程早くて唱えて一瞬で魔法を放てるの。市場に出てるものでホンの少し杖にヒヒイロカネが混ざっているものでも軽く数億はする代物なの。ほんとうにいいの?」

 

「ミクルさんにはお世話になりますからこれぐらいしか私たちには出来ませんので良いのです。」

 

「ありがとうフィラちゃん、真魔王ちゃん!よしっこれで娘たちに立派な杖を作りましょう。」

 

「ミクルママが喜んでくれて良かったぜ」

 

そうして話してるとメル、マルがお風呂から上がったようだったので二人もお風呂に入るためメル、マルの案内でお風呂に連れていってもらった。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

なお風呂場は混浴になっていたため魔王の背中を流し、身体を洗いあっていてなにもない筈はなく、風呂場にて一時間程お互いを感じあっていたのは余談である。

 

 

ミクルサイド

 

異世界から来た魔王ちゃんと未来ちゃんの別の可能性のフィラちゃん。

 

とても良い子達だったわぁ。ミルの友達があの子達で本当に良かったわぁ。

 

でも…世界から抹消されてしまったあの子達を世界に受け入れさせることなんて出来るのかしら?それこそ強い力を持った存在じゃないと出来ない芸当だわ。…考えたくないけどあの子達2人を利用しようとしてる存在がいるのかしら……

 

そうして考えるミクル

 

だからこそ気付くのが少し遅れた。

 

「のぅ。お前さん?」

 

「誰っ!」

 

「そう慌てるでない。」

 

声がする方を向いても姿が見えない。

 

「ほれここじゃよ。」

 

そうして下を向くとガラス性のテーブルから上半身だけが出た女性がいた。

 

「キャッ…だっ誰ですかっ!」

 

「これは失礼した。よっと」

 

にゅるんとテーブルから姿を現した女性。

 

「儂の名はティナという。あやつらをこの世界へと送った者からあやつらを見守るよう言われた者じゃ。」

 

「この世界に送ったですって!何が目的なの?」

 

返答次第では戦うつもりでいるミクルだったが次の言葉にボカンとしてしまう。

 

「そうじゃのぅ。強いて言うならお節介じゃ。」

 

「…………えっ?…どういうこと?」

 

「いや~儂の主がのぅ。あやつらの話しを聞いてな。頑張った者に褒美がないのはいかんとなってこの世界へと送ったのじゃ。儂は二人がちゃんと幸せに生きていけるのかを見守るために見ておったのじゃ。」

 

「世界から抹消されてしまったあの子達をしっかりこの世界でも生きていけるように順応させたりしたの?」

 

「その通りじゃ。時空を操る力を主があやつら二人に授けて世界からの修正が働かないようにして順応させたから何も心配いらんぞ。その力も下手な神よりも力の強い者たちの力じゃから何も心配いらんしなぁ。儂はあいつらきらいじゃけど。それにお主には感謝しておるしのぅ」

 

「感謝?」

 

「あやつらは何もない所で二人で過ごしていたんじゃ。それが急に人のいる世界で過ごせるようになって考える余裕が出来たんじゃろう。亡くしてしまったものの大きさを改めて感じたのじゃ。心の傷というものじゃな。体の傷と言うものはいずれは治るが心の傷というものは治るきっかけが必要不可欠なんじゃ。」

 

「心の傷…」

 

「内に溜めてしまっては中々吐くことなど出来るものではない。その点お主はしっかりと二人の事を受け入れて心に溜まった気持ちを出せたのじゃ。だからこそ感謝しておるのじゃ。」

 

「私は別世界とはいえ娘の親友の子達を誉めただけですよ。」

 

「受け入れてもらえたと言うことが大事なのじゃ。これからもあやつらの良き友人として助けてやって欲しいのじゃ。」

 

「言われるまでもないわぁ。あの子達には幸せになってもらいたいもの。」

 

「そうか………所でなんじゃが。」

 

「何ですか?」

 

「あやつらの交わりなんじゃがな。もっと節度を守ってくれとお主からも言ってやってほしいのじゃ!」

 

「えっと…新婚夫婦みたいなものだし多目にみてあげても…」

 

「こっちに来てからいきなり海辺でヤリ始めてもか?」

 

「その…」

 

「それに事件に巻き込まれやすいのか首を突っ込んでいくからなのか可笑しな奴等の対処も面倒くさいのじゃ。なんでロリコン集団なんぞに来て早々に関わるのじゃ しかも建物を壊しそうになるし、その修理も儂じゃし、ロリコン集団に釘をさしてやらねばならんのじゃ!」

 

「…良く言っておきます。」

 

何だかこの人を見てるとさっきまでの考えも吹き飛んでいっちゃうわ。だってやってることが息子夫婦の幸せを全力で守るお母さんなんですもの❗

 

そうして真魔王ちゃんとフィラちゃんを見守るティナさんと仲良くなりました。

 

仲良くなった印にポケモンも貰ったけどその話しはまた今度で…ねっ

 

 

真魔王サイド

風呂場から戻った俺たちは寝室に案内された。見るからに広いベッドが一つある部屋だ。

 

今日は疲れていたのでフィラちゃんと一緒にベッドに入る。

 

「魔王…」

 

「どうしたんだ?フィラちゃん。」

 

「もうっ二人っきりの時はフィラと呼ぶと約束したじゃないですか。」

 

「そうだったな。フィラ。」

 

「…久しぶりにこうして落ち着けると色々考えちゃいます。ミルのことを」

 

「そうだな。明るくて俺を引っ張ってくれたミルがいないのは寂しいな。これからこの世界でミルにも胸を張れるようにヒーロー活動をしていきたいな。」ギュッ

 

「魔王…」

 

「フィラ…今日はこうやって一緒に寝たいんだが良いか?」

 

「良いですよ。私は魔王のお嫁さんですから夫を支えるのも妻の役割です。」

 

「ありがとう。フィラ愛してる。」

 

「私も愛してます。魔王。」

 

こうして夜は過ぎていく。真魔王とフィラの二人の生活は始まったばかりである。

 

 

 




あとがき
今回も読んで頂きありがとうございます。
今回で異世界魔王の話しは一区切りして次回からは再び未来の方にスポットを当てていきます。

今回出てきたミルたちの母親のミクルは幼い頃から未来のことが予知夢で見えてしまうため、世界に飽きていました。そこを当時の同級生のミヤビが偶々通りがかって未来のことが分かってもそれを上回る喜びを一緒に体験していくことで世界が色鮮やかに見えるようになった。

たまにミヤビと会うと当時からミヤビになついて甘えていたため抱きついてハグするまでが一連の流れになっている。ミクル曰くミヤビは夜の方は意外と積極的とのこと

異世界の魔王とフィラの二人は時空間の狭間で生きるしかないと思っていたが、異世界で生きることになり大切な人を亡くした悲しみを改めて思い出していました。

好きだったからこそ、その別れはとても辛いものだと思います。

異世界魔王が辿った未来を簡単な流れで説明すると

天界にて魔王、ルシファーらの計略で魔王の力に意識を乗っ取られガブリエルを殺害
その後ルシファー等により魔界へと姿を消す。

5年後力を蓄えたミルとフィラは魔王を取り戻すべく人間界から魔界へと向かう

魔界へと降り立ったミル、フィラ。魔王城にて魔王が可笑しくなった元凶たちと対峙

魔王のもとにたどり着くミル。何かを思い出しそうな魔王を、ビンタして正気に戻そうとするミル。

魔王正気に戻るも力の暴走でミルを死なせてしまう。ミルは莫大な力を得るために契約した闇の魔道書により魂を闇に永遠に囚われる。

正気に戻った魔王をフィラが連れ出し魔界を出ようとした時、時の死神の雫が現れる。

ミルを死なせない未来を作るため雫により過去へ戻った魔王とフィラたちは魔界の深層にて偶々魔界のキノコを採りにきていたミクルに出会い天界へ向かう。

色々ありルシファーらの計略を阻止した魔王とフィラはその世界から抹消され時空間の狭間で生きることになる。

こんな感じで時空間の狭間にいたところ祐希に未来のいる世界へと送られて来たというところです。お節介な祐希は魔王たちの幸せの手助けにとティナを派遣し後に保護者になります。

魔王とフィラの二人にとってミルはかけがえのない存在だったのでミルのことを思いこれからを生きていく決心をしました。

これからも二人の生きていく道を見守ってくれるとありがたいです。

話しは変わりますがポケモンシールドでこの小説に出てくるエルフーンを育成して見ると自分でもビックリするぐらい害悪になってました。

技構成がしびれごな、おいかぜ、身代わり
やどりぎでいたずらごころで悪タイプ以外なら必ず先制して補助技つかえて悪タイプならおいかぜをしてわざと倒されて後続のキョダマカビゴンへと繋げるという…嫌らしいもの。

この小説のエルフーンもこれぐらい活躍させたいものです。

それではまた次回も読んで頂けたら幸いです。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

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  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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