気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める 作:生徒会長月光
そして最後ら辺の一部シリアスなのかホラーになるかもです。
それではどうぞごゆっくり。
あれは私が魔王たちと神界を〆にゴホン訪ねに行って暫くのことでした。
あれから神界がどう変わったかそしてアマテラスがどうしているかをその目で見に行こうと思い神界へ向かう前に手ぶらで行くのもいけないと思い神界の麓の町で何か買おうとしたときのことでした。
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「フム、色々と和なものが多くて迷いますね。此処は無難にみたらし団子にあんこにお饅頭あとは自家製のマフィンとバームクーヘンもあるのと暖かいお茶も温度保存の魔法で暖かいままなのでこれで良いでしょう。」
前回アマテラスに会ったときはとても疲れた様子だったので、疲れた体には甘いものが丁度良いでしょう。
それにしても此処は空気も澄んでいてとてものどかな場所です。
そうしていざ神界へ向かおうと箒を最近時空間魔法を研究しているときに偶然出来た空間に物を仕舞える収納空間から箒を出して向かおうとして幼い子供の泣く声が聞こえた。周りを見てみるとぼんやりと遠くの道の往来の真ん中で膝をつけて大きな声で泣いている女の子が見えた。
女の子が泣いているのに誰も気に掛けないことに私は前の世界での見てみぬフリをするものが多かった人がここにもいたのかと怒りの感情が湧きます。
しかしそれよりも今は女の子の方が心配です。
「大丈夫ですか?どこか痛いですか?」
「ママァーーどこぉ~ママァ!おいてかないでぇ~一人はいやだよぉ~( ;∀;)」
……この娘を見ていると昔の自分と重なる。私には兄様がいた。だから一人にならずにすんだ。でも兄様は私をおいていなくなってしまった。
一人になるのは寂しいですし誰かの温もりというのは安心します。
私は泣いている女の子を抱き上げて人通りの少ないどこか広場のような場所へと向かいます。
往来の人たちが私を奇異のある目で見ていることに気付かぬままに。
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「成る程。ヒメちゃんとは神界の麓で出会ったのですね。」
「それにしても未来ちゃんアマテラスさんのところへいくのに凄い荷物持っていったのね。」
「それにしてもどうしてヒメちゃんを無視していたのでしょうか。あるいは…」
「いつもヒメがどこか行くのか分かるのにあの日だけは分からなかったの。その可能性は…」
「それよりも私は神界の神を〆たっていう方が驚きだわぁ。」
「あの時は未来ちゃんを先輩と神界にいた方々で止めるのに苦労しました。」
「にゃあ、未来お姉ちゃんそれからはどうしたんですか?」
「そうですね。」
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そうして私は比較的大きな広い開けた森のような広場へと移動しました。そして大きな切り株が丁度あったので、そこに女の子と一緒に座ります。そうして女の子をあやして暫くして泣き止んだ女の子。
「落ち着きましたか?どこか痛いところはないですか?」
「ヒック。うん。お姉ちゃんだれ?」
「これは失礼しました。私は未来と言います。お名前を教えてもらえませんか?」
「…ヒメ…。タキツヒメノミコト…」
「良い名前ですね。」ナデナデ
「……うにゅ~。お姉ちゃん暖かい…ぽかぽかする…」スリスリ ギュウ
そうして暫く撫でているとクゥと可愛らしいお腹の音が女の子から聞こえた。私は一度女の子…ヒメちゃんを横に下ろしてアマテラスに買ったお団子と饅頭を収納空間から取り出す。
「良ければお団子食べますか?」
「…いいの?ヒメ何もおかえしできないよ。」
「子供は甘えて良いんです。それにこれは私が好きでしている所謂エゴです。おかえしなんて気にしなくて良いんですよ。なのでどうぞ。」
「ありがとうお姉ちゃん!いただきます。」ハムアムモグモグ ゴクン
「どうですか?」
「おいしい!」
「お茶もあるのでゆっくり食べてください。」
「モグモグ うにゅ~お茶もおいしいの!」
そうして出したお団子と饅頭を食べていくヒメちゃん。食べている姿が可愛らしくいつの間にか私は用意した自家製のマフィンとバームクーヘンも半分出してヒメちゃんに食べさせていました。
「うにゅ。お姉ちゃんごめんなさい。全部食べちゃった(._.)」
私が手を伸ばすときゅっと目を瞑るヒメちゃん。
「良いんですよ。お団子などは全部ヒメちゃんに上げたものです。怒るなんてことしませんよ。」ナデナデ
「…ありがとう!おいしかったの!」
ヒメちゃんの笑顔を見ているととても癒されます。そしてヒメちゃんにどうしてあんな場所にいたのかを訊ねます。
「ママがね最近おしごとで休めてなかったからね。元気が出るようにお花をあげようと思ったの。それでどこかにお花がないか聞いてみたの。でもヒメが話しかけても誰も気付いてくれなくて、このまま一人になっちゃうのかなって思ったら涙が出てて、お姉ちゃんにだっこされてたの。」
「そうだったのですね。」
このままヒメちゃんを一人にしていく訳にはいかないですし乗り掛かった船です。最後まで全うします。
「良ければこれから知人のところへ行くのでそれが終わってから一緒にママを探しましょう。」
「ヒメも付いていっていいの?」
「勿論です。」
「ありがとうお姉ちゃん!」
そうして私はヒメちゃんのお母さんを一緒に探すことにしました。その途中アマテラスへのお土産を買い足すのを忘れずに。
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「そうだったのね。ヒメはそこまで思い詰めていたのね。」
「神様だから何か願われたら何かお返しをしないといけないと言うことでしょうか?」
「そうね。神社のお参りの時のお賽銭やお供えをする子たちへ少量のご利益をするの。ヒメはいつも私のとなりでそれを見てたからそうしないとと思ったのだと思うわ。」
「未来の話を聞くともしかして未来はヒメちゃんにお供えしてたのかしらぁ。無意識にだとは思うけど。」
「成る程。ヒメちゃんに未来は物を奉納した。この場合はお団子などがそれだったでしょう。」
「もしかして未来ちゃんのしたことってヒメちゃんにとってとても大事なことだったんじゃないかしら?」
「どういうことですか?お母さん?」
「良いミル。さっきアマテラスさんはヒメちゃんに信仰が行き届かなかったって言ってたわよね。でも未来ちゃんはヒメちゃんに直接触れあってお供えもしたのよ。これってヒメちゃんへの信仰にならないかしら?」
「未来のしたことは他の神様からしたら些細なことかもしれないけどヒメちゃんにとってみれば重要なことだったということね。」
「話を戻しますね。」
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そうしてヒメちゃんと手を繋いで町を歩いていく。その途中、綿菓子やたこ焼きにバニラアイスなど色々と買ってはヒメちゃんと一緒に食べ歩きます。ヒメちゃんも初めて口にする物ばかりでとても楽しく嬉しそうにしています。アマテラスへはお団子もさらに買ってさらにおはぎも買えたので十分でしょう。
それにしてもさっきから町の人たちの視線が気になりますね。それにお店で買い物をしたときもまるで私一人しかいないような感じで喋ってました。
そうして暫く歩いていると神界の入り口付近にまで近付いていました。結局ヒメちゃんのお母さんは見つからなかった。ヒメちゃんに聞いてあちらこちらで探してみたものの空振りでした。さてどうしたものかと思っていると、何やらドタバタと慌ただしい雰囲気で誰かが降りてきました。慌てた様子のその人がアマテラス本人であったので声をかける。
「アマテラスどうしたのですか?そんなに慌てて。」
「み、未来ちゃん?!ごめんなさい!近くでちっちゃな女の子をみてないかしら!ちっちゃな巫女服を着てる子なの。あの娘になにかあったら私、わたし…どうすれば良いのか!」
「落ち着いてください。アマテラス!一度冷静にならないと見つかるものも」見つからないと言おうとしたその横で
「ママっ!」とヒメちゃんが言う。
「ヒメ!ヒメなのね!」
「ママ~!」タタタタタタッ ギュッ
「良かった。本当に良かった。( ;∀;)」
「ママっ!苦しいよ」ムギュウ
「ごめんね。最近お仕事でヒメに構えなくて。」
「ヒメさびしかった。」
「漸くお仕事も軽くなってこれからはヒメとの時間もいっぱい取れるわ。」
「うん。」
「良かったですねヒメちゃん!まさかアマテラスがママだったとは。」
「ありがとうお姉ちゃん!」
「未来ちゃん私からもお礼を言わせて。ヒメを連れてきてくれてありがとう!こうして助けてもらうのは二回目ね。」
「ママ。途中でねお姉ちゃんが見たことのない食べ物一杯食べさせてくれたの!」
「あらあらっ!そうなのね。未来ちゃんにお礼はいったの?」
「えぇちゃんとしてましたよ。お礼をしっかりするヒメちゃんはとても偉いですね。」
「うにゅっ!ヒメえらい?」
「えぇそうですよ。」ナデナデ
「うにゅ!」
「未来ちゃんはどうして此処に?」
「あれから神界は変わったのかと思ったのとアマテラスにお土産をと思って。」
と自家製のマフィンとバームクーヘンと道中で買ったお団子やおはぎを渡す。
「あらこんなに良いの?」
「たまには甘いものを食べて糖分補給をした方がいいのですよ。息抜きになりますしね。」
「お団子おいしかったの!」
「そうなのね。後で一緒に食べましょう。」
「一家団欒の邪魔をしてはいけないので私はここで失礼しますね。」
とアマテラスから離れようとする。
しかしいつの間にかアマテラスから降りていたヒメちゃんに抱きつかれていた。
「ヒメちゃん?」
「ヤっ!お姉ちゃんも一緒にいるの!」
「ヒメ駄目よ。未来ちゃんもお家に帰らないといけないんだから。」
「やだっ!もっと一緒にいるの!」
「ヒメちゃん…」
「お姉ちゃんもヒメを置いていくの?」
「…ヒメちゃん。」ギュッ
「うにゅっ」
「ごめんなさい。私にも帰らないといけないお家があります。でも、ヒメちゃんさえよければ私のお家に来て下さい。その時は一緒に遊びましょう(^_^)」
「うん。約束だよ。」
「えぇ約束です。」
「あとね………ねーねぇって呼んでも良い?」
「ヒメちゃんが呼びたいように呼んでください。」
「ねーねぇ」
「はい。」
「ねーねぇ?」
「はいっ」
「ねーねぇ✴️」ギュウ
「( *´д)/(´д`、)大丈夫ですよヒメちゃん。私は此処にいます。」
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「そうして私は神界を後にしました。それからはアマテラスが遊びに来る度にヒメちゃんも一緒に来るようになりました。」ナデナデ
「スーむにゃむにゃ ねーねぇ スー」
「ありがとう未来ちゃん。あの日にヒメを見つけてくれて。もしも未来ちゃんと出会わなかったら、ヒメは一人孤独に消えていたかもしれなかった。あの日からヒメは元気を取り戻して以前よりも信仰が増えて今も元気に生きてるわ。それもこれも未来ちゃんのおかげだわ。」
「そんなことないですよ。私の方こそヒメちゃんには元気をもらってます。」
「未来…」
「はい。」
「私の知らない間にもこんなに立派になったのですね。親としてとても誇らしいです。」
「ヒメちゃんにとって未来ちゃんはヒーローなのね。」
「ヒーローですか?」
「そうですよ。未来ちゃんはヒメちゃんの心を救ったんですぅ。ヒメちゃんにとってみれば頼れるヒーローなんですよ。」
「にゃあ。未来お姉ちゃんは優しいのです。」
「未来の優しさはミヤビ譲りなのでしょうね。その優しさは忘れちゃダメよぉ。」
「はい。」
「さぁ今日はもう寝ましょう。」
「そうね。明日になったらどせいさんも来て二人を戻さないとね。」
そうして寝室へ戻る。
ミクルはミヤビの寝室へ行きその隣へハデスと雫が入り未来、ミル、ヒメちゃん、アマテラスは来客用の少し大きめな寝室へ行き布団を敷く。
左からアマテラス、ヒメちゃん、未来、ミルの順番である。
「お休みなさい。未来ちゃん、ミルちゃん。」
「お休みなさいです。」
「お休みなさい。」
ピッと電気が消える。
……………
翌日
寝惚けるヒメちゃんとアマテラスを洗面台へ誘導して顔を洗いリビングへ行く。
そこには妙に艶々した母様とミクルさんとそれを見ているハデスと雫と何やら考えているような私の姿のミルちゃんが揃っていました。
そうして朝御飯を食べたときに扉が開きどせいさんたちが入ってくる。
「ぽぇーん。」「おまたせしました。」
「かんせいです。」「そのなも」「もどれーるくんいちごうです。」
「モドレール君1号?」
「このふたつのひものようなちゅーぶをたいしょうのひとにもってもらいます。」
「それからこのすいっちをおすだけです」
「………そんな簡単に戻れるの?」
「だいじょうぶです。」「ぽぇーん」
「まぁとりあえずやってみましょうか」
と早速ミルと未来は両端のチューブをもつそしてどせいさんがスイッチを入れる。
そうすること30秒ほど。
「………んこれは…成功ですかね?」
「自分の体に戻ってますぅ♪」
「ねーねぇ!」ピョン
「おっと。ヒメちゃんご心配をお掛けしました。」
「ねーねぇ遊びにいこう!」
「そうですね!ではどこか食べ歩きに行きましょうか。」
「それなら私も付いていくわ。」
「にゃあ。私も未来お姉ちゃんと行くです。」
こうしてミルちゃんと入れ替わるといったハプニングはありましたが無事に平和な一日を過ごせました。何気ない平穏な日というのも悪くないですね。
ミルside
……ふと目が覚めてしまいました。
瞼をこすり隣で寝ている自分の体に入った親友の姿を見る。
……お腹にヒメちゃんが抱きついてアマテラスさんが未来ちゃんに抱きついていました。
とても仲の良い光景に笑みが自然と浮かびます。
そろりと三人を起こさないように一度部屋を出ました。向かう先は未来ちゃんのお部屋です。いつも未来ちゃんは自分のお部屋を見せてくれないので良い機会にどんな風になっているか見てみるのです。
未来ちゃんのお部屋に行くまでに何だか艶っぽい身に覚えのある声が聞こえた気がするもののスルーして未来ちゃんのお部屋に突撃します!
ガチャッ
何だかとても落ち着いた雰囲気のあるお部屋です。女の子らしいファッション雑誌からお洋服にぬいぐるみがあります。
そうしてみていると机の上のノートに目がいきました。
何気なくみてみるとどうやら日記でした。
私は好奇心にかられどんなことが書いてあるのかを見ようとします。そして軽はずみで見て良いものではなかったと思い知らされました。
日記には未来ちゃんの心情が書き綴られていました。今日何があってどういうことがあったのかやヒメちゃんや私あと意外なことに先輩のこととかも書いてありました。大抵が私と先輩の仲のことでした。
読んでいくうちに私と出会うその前の事柄が入ってきました。そこには必死に魔法を覚えようと術式の構築から薬品の調合に魔法を理解する事へのひた向きな努力が綴られていた。
ーーまた失敗だ。やはり魔法というあまり馴染みのないものは理解しづらい。しかし諦めない。私には何としても叶えたいことがあるのだから
ーーこれも駄目だ。やはり薬品というのはとても慎重に調合しなければいけないようだ。料理のように上手く化学反応は起こしてくれない。
ーーこれも駄目だ。
ーーこれも駄目
ーーこれも駄
ーーこれも ーーこれもーーこれもーーこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれも
違う
そこにあったのは一種の狂気だ。
読んでいくうちにどんどん手が震える。一体どういうことなのか。それでも未来ちゃんを突き動かす何かを知りたくてページをめくる。そして一番最後つまり最初の日記が始まった日までめくった。
ーー今日から日記をつけようと思う。私の人生には■■兄様がいれば他は何も入らなかった。でも■■兄様はもういない。私は何の因果かまだ生きている。私の目には白黒のようなモノクロな物しか映さなかった。唯一母様だけははっきりと色が分かった。そしてただただ惰性で生きているのか死んでいるのかわからない人生を過ごしていた。でもそんな時にこっそり入った母様の書斎で興味深い物を見つけた。
それは時空間を渡る時空魔法のことがかかれたものだった。あぁ漸く私に目的が出来た。それからはあっという間に時が進んだ。それまで興味のなかった魔法を母様から教わり出した。最初のスタートが遅れてしまったので必死になって母様から知識を吸収して自分のものにしていく。
そんな私を母様は喜び様々なことを教えてくれた。……私にとって魔法とは目的のための手段だ。母様は大事な人を守れるような魔法使いになってほしいようだ。
ごめんなさい。母様
私にとって守りたいものは母様以外にこの世界にはないのです。
唯一守りたいものはこの手からこぼれてしまった。だからどんなに可能性が低く何万何億分の一の確率だとしても手繰り寄せる。だから私は今日も魔法を極めるために努力する。全ては■■兄様にもう一度会うため。私の全てと言える人に会いたいそのためにこの人生を捧げる。
あぁ■■兄様。ごめんなさい。私はどうしてももう一度会いたいのです。そのためならどんな犠牲を払ったとしても良い。わたしのこの胸に溢れ出して止まらない思いを伝えたい。■■兄様。私のお慕いする人。私の光 私が恋い焦がれる■■兄様。
パタン
そこで私はページを閉じていました。心臓が早鐘を打つ。親友の抱えているものは一体なんだ…人間誰しも闇を抱えて生きているものと私は思っています。お母さんだってお姉ちゃんだってメルマルも先輩も勿論私だってそうだ。
でもこれは根本的に何かが違う。まず未来ちゃんは一人っ子のはずなのだ。それにまさか未来ちゃんには私や先輩以外の学校の人やものはモノクロにしか映ってないということなのだろうか。
それよりも魔法に興味がなかった?未来ちゃんの家は由緒ある立派な魔法使いの家系だ。それこそお母さんのおかげで有名になったアインハルト家よりも歴史がある家だ。それなのに一体……何よりも時空魔法…それが未来ちゃんの目標、聞いたこともないような魔法だ。
そうして考えていると偶然手が引き出しに触れた。ピーガチャン
となにかロックの外れるような音が聞こえた。どうやら指紋認証式のロックのようでもう一度閉めれば勝手にロックはかかるタイプだ。
私の頭の中にはこれ以上踏み込むべきではないという気持ちともっと知りたいという欲求がせめぎ合う。
結局引き出しを開けた私。この機会を逃せば滅多に自分のことを話さない親友を知ることはできないと考えてだ。
…そこには写真…厳密には頭の中の映像を念射で写し出したものがあった。私も先輩との思い出を取っておくのに良くやる手法だ。
その写真には男の人と一緒に移る可愛らしい女の子の姿があった。とても幸せそうに笑い合う見ていてとてもほっこりするものだが考えても見てほしい。未来ちゃんが念射したものということは未来ちゃんが映ってないのはおかしいのだ。そして念射した年月も裏に刻まれているようで、少なくともこれは数年前に念射したものだ。
ならばその当時の未来ちゃんの年齢からしてみれば写真の女の子の姿は少々おかしい
そして何よりも映っている男の人をみて驚いた。何故なら私とレナス、ヒメちゃんがクリスマスに出会ったサンタさんそっくりなのだ。
そういえばあのサンタさんはとても未来ちゃんの様子を気にしていたようにも思える。
…これ以上考えても答えはでないと思い元にあった場所へとしまう。
ふと日記のあった下に物に気付く。
ペラ
あぁ■■兄様…会いたいです。また頭をその愛しい手で撫でてほしい。愛しい手で頬を触ってほしい。そのたくましい瞳で私を見つめてほしい。その胸で私を抱きしめてほしい。兄様の心臓の音で安心させてほしい。その足で色々な景色を共に見たい。その吐息だけで私を蕩けさせてほしい。その唇で私を奪ってほしい。その甘い言葉だけで私の大事な部分は我慢できなくなってしまいます。兄様の全てで私を貪るようにダメにしてほしい。兄様と結ばれたい。兄様を思い出すだけで私の秘処はグチュグチュになります。私の体は兄様だけのもの。兄様への思いを邪魔するのなら………誰であろうと容赦などいらない。
あぁ兄様…兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様
お会いしたいです。そしてわたしを滅茶苦茶にしてほしい。
出来ることならこんな牢獄のような世界から…わたしを連れ去ってほしい。
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結局あれから私は一睡もできなかった。朝になり未来ちゃんがヒメちゃんとアマテラスさんとともにきた。昨日のこともあり考えてしまう。未来ちゃんにとって私はどういう存在なのかを。本当に親友と思ってくれているのかと。
どせいさんが体を戻してくれて未来ちゃんはヒメちゃんとアマテラスさん、雫さんと一緒に出掛けていく。
その後ろ姿を見ながらあの時サンタさんから譲られたドラちゃんに返ってくるはずもないのは承知の上で話しかける。
「ドラちゃん貴方と最初にであったあの日のサンタさんは何者なんでしょうか?」
「メシ~?」
「いつか未来ちゃんから話してくれるのを待ちます。」
だからこそ不安に思う。未来ちゃんにとって大事なものを傷つけられた時私は親友を止めてあげられるのだろうか。
こうして私にとって平穏無事な一日とはならなかったものの親友のことを少し知ることが出来た。これからも未来ちゃんのことを少しずつ知ることができれば良いと思いました。
…余談ですが昨日の夜の艶っぽい声はお母さんとミヤビさんだったらしく、未来ちゃんが出掛けたあと今度はハデスさんも交えて三人でしていたようですぅ。
私も私で先輩のお家に向かって未来ちゃんに言われたように先輩にあなたと言ってみるとその場で押し倒されてそのまま玄関で一回お風呂場で二回、ベッドで数えきれないぐらい愛してくれました♥️
あとがき
今回も読んで頂きありがとうございます。
ヒメちゃんと未来の出会いでした。この時ヒメちゃんに未来が出会えていなかったら、そのまま消滅していました。
周りの人たちからはヒメちゃんを認識することができていなくアマテラスも気配を感じ取れないほど希薄になってました。何故未来は見つけられたのか…それはまたいつか語りましょう。
ヒメちゃんは未来から信仰をもらいそしてミルや他の人たちからも無意識化で信仰をもらっているので以前よりも元気になっています。
これからもヒメちゃんの成長を見守ってください。
そしてどせいさんの謎科学によりしっかりと元の体に戻れた二人。それからアマテラス、ヒメちゃん、雫の三人を伴って食べ歩きに向かいました。因みにお金は未来の発明品の収益から出ているのでかなり余裕があります。
そしてミルは未来の秘密の一端に触れました。興味本意で覗いたら深淵が見つめていた。なんてことは良くあることです。因みに今の未来は興味のない人物以外は普通に見えています。現代世界から魔法のある世界へきた未来。イメージと考え方に相違が出たりと様々な苦難もあったが全ては祐希のために魔法を勉強していきました。
昔の未来にとっては兄祐希が全てでした。それがいなくなり一人になった。だからこそヒメちゃんの気持ちが分かった。しかし本当に大切なものがいない孤独というものは埋まるのだろうか…そしていまは日記に自身の気持ちを書いているので表面上は何ともないですが、一度タガが外れればどうなるか…
そして皆が就寝したあと、ミクルが我慢できずにミヤビに襲い掛かるものの、優しく抱きしめられて甘い言葉をささやかれて、そのまま朝までコースでしたΣ(゚◇゚;)それを知ったハデスが今度は未来たちが出掛けたあとにミヤビとミクルの二人とお楽しみになったようです。
ミルは魔王のところにお邪魔して前話の未来の推測通りになり半日を過ごしたそうである。
タイトルの闇は未来の病みとも読みます。
次話はハロウィンの話を書くことが出来たらと思います。何とか間に合えば良いのですが
それでは今回も読んで頂きありがとうございます。また次回も読んでいただければ幸いです。
女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)
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見たい
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どちらでも良い
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それよりも未来と雫の甘々Hを見る
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ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る