気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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ヒメちゃんと未来のお買い物回です。そしてある人物と遭遇します。

それではどうぞごゆっくり。


ヒメちゃんとお買い物と初代ルシファーとの邂逅

「るんるん、ねーねぇとのお買い物~」

 

皆さんおはこんばんにちはこの前のハロウィンにてベルゼブブが魔王とミルちゃんの娘になって私はミラ姉と呼ばれるようになりました未来です。何があったかはR18版を見てください。R18なので18歳未満は見てはなりませんよ。?私も18未満だろうって。これでも精神年齢で言えば既に三十路半ばなので平気なのです。……見た目は美少女中身はおばさんですって?……………威力最大のイクステンション・レイがご所望ですか(怒)良いじゃないですか…それに今世は母様の血筋なのか前世ではひんにゅーでしたが胸だってCはあるんです。……ミルちゃんは元々Dあったのがこの間計ったらサイズアップしてたそうです…やはり魔王に揉まれているからなのか……私も兄様に揉まれたら大きくなるのかなぁ…ブンブンそれは置いておきましょう。

 

 

本日はヒメちゃんとチルと一緒に森の景観を兼ね備えた独特なデパートに買い物に来ています。ヒメちゃんに何か買ってあげたいのとお醤油が切れていたのとついでに色々見て回っています。

 

「ねーねぇ♪あれなぁに?」

 

「あれは風船ですね。よくイベントなどで子どもに配っているものなんですよ。」

 

「そーなんだ!ねーねぇあれは?」

 

「あれは屋台ですね。屋台は夏の時やお祭りにお正月など様々な場所でやっているんです。そういえばヒメちゃんお腹は空いてませんか?」

 

グゥググゥ「おなかすいた!」

 

「チルルッ♪」

 

「では屋台で買いましょう。」

 

そして焼きそばにたこ焼き、じゃがバターを買って近くのベンチに座ります。たこ焼きは少しつまようじで刺して中に空気を入れて少し冷やしてからヒメちゃんと食べます。

 

「美味しいですか?」

 

「うん!美味しいの!」

 

「良かったです。ほらヒメちゃん。あーん」

 

パクッ「んにゅ!美味しい!ねーねぇもあーん」

 

「ハムッ…美味しいですね。」

 

「チルもはいっあーん!」

 

「チルッル!」

 

そんなほのぼのする光景が目を引いたのか屋台に行列が並び屋台は大繁盛しているが二人は幸せそうに食べていて気付いていない。

 

「ごちそうさまでした!」

 

「ご馳走さまです。さぁヒメちゃん少し歩きましょう。」

 

「はぁーい♪」「チルルッ!」

 

テクテクテク

 

そうして歩いてヒメちゃんに合いそうな物を探す。

 

何となく良さそうな物をいくつか見繕いながら買い物をする未来。

 

そんな中ヒメちゃんはふと人が不自然に通らず誰も気にしていないような空間を見つけました。

 

興味本意でヒメちゃんと頭に乗ったチルはそっちに歩いていく。未来は買い終わって周りを見るとヒメちゃんがいないのに気付き辺りを探す。そしてヒメちゃんが歩いているのを確認し駆け寄ろうとしてヒメちゃんが突然消えた。

 

「ヒメちゃん…?チル?どこですか!?」

 

唐突に消えたが冷静になる未来。

 

「唐突に消えるなんてあり得ない。何かしら理由があるはず…」

 

そうしてヒメちゃんが消えた辺りを確認すると何かしらの空間が続いているのが分かった。すかさず未来もその空間に足を踏み入れる。

 

その空間は自然が溢れんばかりになっていてマイナスイオンや自然のせせらぎが感じられる穏やかな場所であった。

 

チルと一緒に入ったヒメちゃんは暫く歩いていると少し開けた場所に出てきた。そこには六枚三対の翼を持った神秘的な雰囲気の女性がいた。

 

「………誰ですか?折角人間に邪魔されずに自然を感じられるように結界を張ったのに…」

 

「うにゅ、ごめんなさい( ´-ω-)人が避けてるみたいだったからヒメ気になって。」

 

「チルルー」

 

「まぁ良いでしょう。どうやら貴女は普通の人間とは違うようですしね。」

 

「うん!ヒメは神様なんだよ!」

 

「………神?ですか…」

 

「うにゅ!そうだよ。私タキツヒメ。綺麗なお姉さんは?」

 

「フフフッ分かるものには分かるのですね。この私の美しさが。しかし、とても純粋な神ですね。貴女のような神が昔にいたらどれだけ良かったか…」

 

「?」

 

「失礼。貴女に言ってもしょうがないですね。私はルシファー。魔界の黒神の一人です。」

 

「?るちふぁー……ルーお姉ちゃんとおんなじなの?」

 

「貴女のいうその姉のような人物もルシファーと?」

 

「そうだよ!」

 

「ならばそれは私の娘のことかもしれませんね?」

 

「うにゅ?ルーお姉ちゃんのママ?」

 

「まぁ多分ですが」

 

「凄い綺麗なお羽なの!」

 

「…………こんな醜くてどす黒い羽がですか?子どもの言うこととはいえ、からかうのは止しなさい。」

 

「?そんなことないもん!凄く黒くて神秘的だしルーお姉ちゃんのお羽とおんなじぐらい綺麗だもん!」

 

「……嘘はついてないみたいですね。…まぁいいでしょう。タキツヒメは一人ですか?それと頭のその子は?」

 

「うにゅ♪ねーねぇと一緒にきてるの!この子はチルっていうの。ねーねぇのパートナーだよ!」

 

「チル!チルルッ♪」

 

「…あぁ白い翼…とても羨ましいです。あの頃の私にあって今の私にはないもの……これも全て天上神のせいで 」

 

ヒメチャーン ドコデスカァ

 

「ねーねぇだ!ねーねぇこっちだよ!」

 

「ヒメちゃん!何処に行ってたのですかっ!ダメじゃないですか離れては。」

 

「ごめんなさい」

 

「いぇ私もすいませんでした。ヒメちゃんから目を離した私も悪かったです。無事でよかったっ!」

 

ギュッ「うにゅ~ねーねぇ♪」

 

「成る程迷子だったのですか。」

 

「貴女は?」

 

「私はルシファー。今は昔ですが魔界では黒神の一人として君臨しているものです。」

 

「はじめまして。私は未来と申します。ヒメちゃんがお世話になりました。」

 

「…人間が神の心配をするとは…世の中も変わったものですね。忌々しいですが初代魔王の力のお陰でしょうかね。」

 

と初めてルシファーは未来の顔をみる。

 

「っ!えっ?貴女…」

 

「?どうされましたか?」

 

「…いいえ。そんなはずがありません。あの娘はもういないのにあの娘の面影を見るなんて…」

 

「あの?」

 

「何でもないです。むっ貴女…悪魔と仮契約を結んで…しかもこの感じは娘と?」

 

「娘ということは貴女がルシファーの母親の初代ルシファーさんでしたか。この間ルシファーと仮契約を結んだばかりです。」

 

「あの泣き虫で中々他の者を信用しないあの娘が仮とはいえ契約するとは…それに魔力の量、質、共に高純度でまだまだ伸び代がある。成る程。不出来な娘と思ってましたが契約するものを選ぶ目は確かなようですね。」

 

 

「初代ルシファーはルシファーが嫌いなんですか?」

 

「ふむどちらとも言えないと言ったところです。私の娘としての自覚や他のものに壁をつくって過度に距離を置いたりする。私の娘ならばもっと傲慢に他の悪魔に命令するぐらいでなくては。しかし私がお腹を痛めて産んだ娘なのも事実。愛着がわかないわけではないのです。」

 

うーんこれは初代はルシファーに期待をしているような気がしますね。自分の娘ならば出来て当然と考えてしまうと言ったところですかね。あまり人の家庭事情に首を突っ込んでもろくなことにならないのでこの辺で止めときましょう。

 

「ねーねぇ!お姉さんのお羽、ルーお姉ちゃんみたいに綺麗だよね?」

 

「まだ言いますか。ですからこんな醜くてどす黒い羽のどこが………」

 

「そうですね。確かに初代ルシファーさんの翼は綺麗ですね。ルシファーと比べて年月がぎゅっと詰まって貫禄のようなものもありさらには毎日手入れを欠かしていないのが分かるくらい艶があってまだ触ってないですがきっとルシファーと同じくふわふわしていてそれでいてしっかりとした肌触りなはずです!」

 

「……(;゚Д゚)えっとその……」

 

「そうだよね!」

 

「チルルッ♪」

 

「…そこまで誉められると悪い気はしませんね。ありがとうございます。良ければ触りますか?」

 

「それでは失礼します。」サワサワ

 

「うにゅっ!」

 

(…優しい手触りですね。まるで昔にあの娘に撫でて貰ったときのようです。)

 

「ありがとうございました。とても良い触り心地でした!お礼にこのスベスベオイル4をどうぞ」

 

「あれ?ねーねぇこの前ミルお姉ちゃんには3って言ってたよ?」

 

「実はあれから改良をしてさらにお肌の艶と潤い感をアップさせて持続性も持たせたのです。女性客がさらに買って収益も出るはずです。」

 

「貰っておきます。」

 

と未来は小分けにしたボトル6個程を収納空間から取り出して袋で手渡された初代ルシファー。

 

そうしてそろそろ帰ろうかとしたとき遠くで雷の鳴る音がした。

 

「雷ですか…早く帰らないと一雨来てしまうかもですね。」

 

「…!そういえばタキツヒメ東洋ではこう言われているのをご存知ですか?」

 

「うにゅ?」

 

「おへそを出していると雷様がおへそを取るという話しです。」

 

「うにゅにゅ!タケちゃんおへそとるの?」

 

「タケちゃんが誰かは知りませんがそういう噂を聞いたことがありますので注意しなさい。」

 

「初代それはただの」

 

迷信と続けようとしたときヒメちゃんは未来に抱き付いていました。特におへその辺りに顔を埋めている。

 

「ヒメちゃん?」

 

ギュウ フルフル スリスリ

 

「ヒメちゃん大丈夫ですよ」ナデナデ

 

「う~ヒメのおへそは良いけどねーねぇのはとっちゃやっ!ねーねぇの取られないようにくっついてるの!ねーねぇのはヒメのだもん!」

 

ズキューン「ヒっ」

 

「ひ?」

 

「ヒメちゃ~んもうっなんでこんなに可愛いのですか( ≧∀≦)ノスリスリ大丈夫ですヒメちゃん!例え雷様が来ようともすぐに撃ち落としますからねっ!安心してください。」ナデナデスリスリ

 

「………(;゚Д゚)何だか先程とキャラが違いますね。」

 

「うにゅ~♪ねーねぇくすぐったいよ♪」

 

「チルルッ♪」

 

そうして暫くヒメちゃんを撫で回していて落ち着いた未来。

 

「すみません。取り乱してしまいました。」

 

「フフッいえとても綺麗なものを見れましたので満足ですよ♪人と神がこうやって笑い合う光景…それが見れただけでもあのとき私たちが戦った意味があるというものです。」

 

「昔の天使との戦いのことですね。」

 

「えぇ失うものの多い戦いでした。初代魔王の子どもたちも多く亡くなりました。しかもこちらは魔王が亡くなりましたが天界はまだ天上神は死んでいない。ただ再起不能つまり動ける体がないだけで部下には指示を出せる。…いつかは天界を、いえ今は関係ないですね。それでは未来、タキツヒメまたどこかで。」

 

どこか哀愁漂う初代ルシファーはそういうと姿を消した。

 

「行ってしまいましたね…」

 

「ルーお姉さん悲しそうだったの!」

 

「初代ルシファーも何かを抱えているのでしょうね。」

 

そしてハロウィンの日にルシファーから初代に気を付けるように言われたが優しげな雰囲気はあった。最後の言葉が引っ掛かる。

 

「いつか天界を…ルシファーからの話しを照らし合わせると…天界を墜とす?でもルシファーは天上神とやらに敵意を見せていた。だとしたら天上神を倒すついでに?」

 

まだ推測の段階ではあるが気を付けるべきだろうと未来は思いヒメちゃんと共に家へと帰った。

 

家へ帰るとどうやら母様は出掛けているようで雫とハデス、家に遊びに来ているベルフェゴールとルシファーがいた。

 

「ただいまです。」

 

「ただいま!」

 

「にゃあ未来お姉ちゃんお帰りなのです」

 

「ふぁぁおかえりぃ未来~。ミヤビは用事があるみたいで外へいったわぁ。」

 

「そうだったのですね。ところでベルフェゴールとルシファーはどうして家に?」

 

「あーとねベルゼブブがね魔王様とミルに甘えているのを見ると凄く胸焼けがしてね。避難しに来たのよ。レヴィアのやつはゲームに熱中してたから置いてきたわ。今頃甘い空間に耐えるのに必死になってるでしょうね。」

 

レヴィアタン…どんまいです。

 

「それで一人でいくのもと言われ無理矢理連れ出されてしまったのです。魔王様をこちらに引き込むのに今のところベルゼブブが一番近いところにいるでしょうがうかうかもしてられませんので早く帰りたいのですけれども?」

 

「ルシファーったら良いじゃないの!ベルゼブブを甘えさせてあげましょう。あの娘が心から落ち着ける相手を見つけたんだからそれを尊重してあげなさいな。」

 

「…まぁそうですね。ベルゼブブは努力家ですからね。………ところでタキツヒメ?」

 

「うにゅ?」サワサワ

 

「どうして私の羽を触ってるのですか?」

 

「うにゅ!ルーお姉ちゃんのお羽ふわふわしてるの!ルーお姉さんとおんなじなの!」

 

「?ルーお姉さん?」

 

「ルシファー…貴女の母親に会いました。」

 

「なんですって!?」

 

「……それは大変なことになるわよ。ルシファーおば様が地上にいるっていうことは絶対に何かを企んでるわね。」

 

「ふーんあの潔癖症がねぇどういう心境の変化なんだかねぇ」

 

「うにゅ?ルーお姉さんのおはなし?お羽綺麗だったよ。」

 

「チルっチルルッ♪」

 

「……まさかですが母上の羽を触ったりなんかしてませんよね……未来?」

 

「よく分かりましたねルシファー。勿論触らせて頂きました!」フンス

 

「はぁ貴女という人は…母上は自分の羽を触られたりするのがとても嫌で無理に触ろうとすれば八つ裂きにされる可能性だってあるんですよっ!」

 

「でもルーお姉さん自分から触って良いって言ってたよ?」

 

「それはまた…珍しいこともあるわねぇ。ルシファーおば様を知ってる身からすればあり得ないような話しね。」

 

「……まさか。でもあり得るわねぇ。」

 

「?ねーねぇがルーお姉さんのお羽いっぱい誉めてたよ!」

 

「それと私とヒメちゃんの関係を綺麗と言ってましたね。」

 

「あぁ成る程だからですかね。母上は綺麗なものが好きです。それは物だったり人との関係だったりと様々です。私から見た貴女とタキツヒメの関係はとても良いものですからね。それを見れたお礼というならばあり得ますね。」

 

「相変わらずの潔癖症ねぇ。…泣き虫姫ちゃん、術式娘ちゃん。」

 

「何ですか?」「何よ?」

 

「あの潔癖症のことだから近々何かでかいことをやらかすでしょう。今までの魔界での争いなんて比べ物にならないぐらいのでかいことでしょう。あいつが今でもやりそうなのは天界絡みだろうから天界の動向を注意して見なさい。サタンの坊やのつても借りて最近起こってることとか調べた方が良いかもよ。」

 

「天界ですか…」

 

「敵の内情を調べるっていうのも中々乙なものね。後で魔王様にコンタクトを取ってもらえるか聞かないとね。」

 

「?何のおはなし?ハデスお姉さん?」

 

「あぁ気にしないで良いのよヒメちゃん!ちょっとしたお話しだからね」

 

「………ところで、あの未来?その手の動きは何ですか?」

 

サワサワモミモミ「あぁすいませんルシファー。唐突ですが羽を触らせてください!」

 

「何故今なのですか?!」

 

「初代との触り心地の違いを感じたいからです。ちょっとだけ、ちょっとだけ触らせてください!」

 

「もうっ!少しだけですからね。」

 

「それでは……」サワサワ

 

「んんっこの前と同じで優しい手触りですね。」

 

「初代と比較するとルシファーの方は貫禄というよりも可愛いと言えますね。翼の肌触りも初代は芯の通って滑らかさがあるのにたいしてルシファーのは柔らかさと柔軟さがあって触り続けられそうです。」

 

「も、もう(///ω///)褒めてもなにも出ませんからね。んんっ キモチイイ」ボソ パタパタパタ

 

「………ルシファーったらまた照れてるわ。」

 

「まぁあの娘も昔からあの潔癖症と比較されてきたからねぇ。母親よりも良いところがあるのは嬉しいでしょうしねぇ。」チラッ

 

「むぅ。」ニョキ

 

「ヒメちゃん?」

 

「ルーお姉ちゃんだけずるい!ヒメも撫でてほしいもん!」

 

「よ~しよしよし。ヒメちゃんも可愛いですよ。」ナデナデフサフサ

 

「うにゅ~♪ルーお姉ちゃんのお羽もさわるの~」フニフニ

 

「タキツヒメくすぐったいですよ。

もう(///ω///)」

 

「はぁあの潔癖症のルシファーが未来に会ったか…まぁミヤの面影があるってだけになるだろうけど、ミヤビと出会ったら…確実にミヤビを何かに巻き込む気がするわね。」

 

「…ルシファーおば様とミヤってどんな関係だったの?私もあんまり知らないんだけど、ねぇハデス?」

 

「色々あったのよ。強いていうならあの娘の魅力に一番先に興味を惹かれた悪魔かしらね。」ナデナデ

 

「にゃあくすぐったいです。」

 

そうして穏やかに時間が過ぎていった。その後ミヤビも帰宅し未来にレヴィアタンからヘルプの電話が来たものの後ろから聞こえる賑やかなミルちゃんたちの声でそのまま電話も切れたので静かにレヴィアタンに合掌する未来であった。

 

 

 

 

 

今日も変わらない退屈な日々かと思ったけどとても良いものが見れました。天界での計画も進みそうですね。

 

昔は私にとって魔界は天界に戻るための踏み台ぐらいにしか思いませんでしたが気紛れで初代魔王と交わり娘が出来て嬉しくはありました。娘に天使の頃の私と同じ翼があればとも思いましたがそこは高望みし過ぎたこと。

 

それでも私は何かに飢えていたのでしょう。それはあの娘……ミヤに出会ってからのことはとても満ち足りた生活だった。あの娘が魔王になるのであれば付いていこうと思える程だった。あの娘はこんな私を肯定してくれて初めて色目なしでルシファーを見てくれた。

 

でもそれを天界のやつらは奪った。私は絶対に許さない…あの娘を奪った天界を。あぁでも堕天した私にも天使としての血が通ってることも許せない。

 

そうして歩いてると雨が降ってきた。強くはないが弱くもないものだ。

 

そういえば初めてあの娘に会ったのもこんな風な雨だった。娘が産まれて戦いに戻り敵に不覚を取り負傷していたときに助けられた。

 

あの出会いは私にとって運命の出会いと言えるだろう。

 

ザーーザーー ポタポタポタッ

 

不意に雨が遮られた。何事かと思い顔をあげて見ると一人の女性が傘でルシファーにかかる水滴を弾いていた。

 

「大丈夫ですか?そんなに濡れていたら風邪を引いてしまいますよ。」

 

「……えっ…ウソっ??!!ミヤなのですか…?」

 

「?多分ですが人違いだと思います。私はミヤビと申します。」

 

「ミヤビ?…(人違い?いいえ私があの娘を見間違えるはずがない!でもミヤはもういない。じゃあ一体…もしやあの娘の生まれ変わり?)」

 

「とりあえず濡れてしまうので屋根のあるところへ行きましょう。」

 

そうしてミヤビはルシファーを屋根のあるところまで連れてきた。

 

「良ければこのタオルを使ってください。」

 

「えぇ…ありがとう。」

 

「あらっ?それってスベスベオイル?この間未来が新しく作ったやつね。」

 

「未来の知り合いなのですか?」

 

「私の自慢の娘なんです。」

 

(あのとき未来にミヤの面影を感じたのは気のせいではなかったのですね。)

 

「それにしてもどうして雨に打たれてたのですか?」

 

「そうね。昔に悲しいことがあったのよ。それと雨を見ると余計に思い出してしまってね。」

 

「そうだったのですね。でも駄目ですよ。折角の綺麗な髪が痛んでしまいます。」

 

「そうですか?」

 

「それに立派な翼も痛んじゃいますよ。凄く綺麗なんですから大切にしないとですよ。」

 

「……醜くはないのですか?こんな黒いのですよ。薄汚れたような翼なのに…」

 

「そんなことないですよ。だってこんなに艶も出て何よりも私、黒好きなんですよ。それに貴女のその夜空に輝く星のような瞳とマッチしていてとても美しいです。それに何だか初めて会ったような気がしなくて懐かしい感じもするんです。」

 

ギュッ「すいません。少しこうさせてください。」

 

と初代ルシファーはミヤビを優しく抱きしめる。大切なものを壊さないように/離さないように。

 

(あぁ間違いない。この子はミヤだわ。そうでしたか。生まれ変わってもミヤは変わらないのね。なら私がやることは一つだわ。生まれ変わったミヤが安心して暮らせるように………天界を…墜とし天上神を倒す。そしていつの日にかミヤを魔王の座に…娘の未来も魔界へ連れていきたいですね。あとついでにどこかでねむっているハデスも起こしましょう。その前にあの娘と親しかった悪魔たちに声をかけましょう。もしかしたら魂の記憶から私たちを思い出してくれるかもしれない。)

 

「ありがとう。少し元気が出たわ。私の名はルシファー。またどこかで会いましょう!ミヤ…ビ」

 

そういうとルシファーは魔法で雨を反射させ翼をはためかせながら飛んでいった。

 

「不思議な方だったけどどうしてか懐かしく感じたわね。また会えるかしら?」

 

そうしてミヤビは家へと帰宅する。

 

初代ルシファーは打倒天上神のために天界を墜とそうとする。その決意がミヤビにであったことでさらに固まる。ゆくゆくは彼女に魔王についてもらい、そして共に魔界を統治したいと彼女は思う。その先に何があるのかはまだ誰も分からないことだ。




あとがき
今回も読んで頂きありがとうございます。ハロウィンの後、ベルゼブブが魔王とミルの娘になりミルと契約を結びました。代償は一日一回頭を撫でることです。詳しくは前話を見てください。冒頭にある通りR18なのでご注意下さい。

今回は初代ルシファーが出てきました。綺麗なものが好きでそれは物に限らず美しい関係など様々なものが好きなようです。

ヒメちゃんの可愛さに未来が一瞬キャラ崩壊をおこしかけましたがすぐに戻りました。因みにタケちゃんとはタケミカズチのことである。とんだとばっちりですね(笑)


そしてミヤビとルシファーの邂逅。昔のミヤを知る人物で今のミヤビと瓜二つだという。天界の天使たちを親玉の天上神を倒しミヤビを魔王にそして娘である未来を共につれて魔界を統治したいと考え始めた初代ルシファー。ミヤビはミヤの生まれ変わりなのか?それとも…

それは今後に示されていくでしょう。

そしてFGOではネモが実装されゴッホも実装されましたね。今回のイベント人類悪並のが最後待ってそう気もしてやる気が出ますね。


それではまた次回も読んで頂ければ幸いです。ありがとうございました。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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