気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回はヒメちゃんがミルの妹たちに出会い、雫は何かに気付きます。それではごゆっくりどうぞ。


ヒメちゃん双子の魔法使いに出会う/雫追い掛ける

皆さんこんにちは。段々冬が近づいてきたのか良く冷える天気が続いていますが魔王とミルちゃんの仲はとてもホットな様子を見る未来です。

 

今は学校も終わり珍しくヒーロー部の依頼もなかったようでミルちゃんたちと一緒に帰ってます。来年は魔王は最高学年になるのでミルちゃんも気合いをいれて残りの学生生活を謳歌するようです。

 

「それにしても最近は寒くなってきましたね先輩!」

 

「そうだな。しかも寒暖差もあるから風邪引かないように気を付けるんだぞ。ミルは気付くとお腹だして寝てることがあるからな。」

 

「そっそれは言わないでください!」

 

「ミルちゃん、お腹を冷やすとそこから巡りめぐって風邪を引いてしまいますから気を付けないとですよ。それとも風邪を引いても魔王に看病してもらえるならいいとか思ってたりしてますか?」

 

「……先輩と二人っきりで看病…あぅぅぅ」

 

「未来ちゃん大丈夫だって。ミルはこう見えて頑丈なんだから風邪なんて滅多に引かないだろう。」

 

「…ミルパンチ!」ポカッ

 

「いでっ何すんだミル!」

 

「今のは魔王がいけないですね。女の子に頑丈は失礼ですよ。そこは健康的とか色々言い方があるでしょうに。もうちょっと魔王は乙女心を学ぶべきです。でないとミルちゃん離れていっちゃいますよ?」

 

「すまん!ミル。そのだな、俺からしてみればミルは元気で健康ってイメージがあってな。つまりだ、その俺はミルの全部が好きなんだ!」

 

「ふぇっ!先輩…もう(///ω///)そんなこと言って…あとでお家にお邪魔して一緒に夕飯食べましょう。それで許してあげます。」

 

「サンキューなミル!」

 

「フフッ相変わらず仲が良くて良いですね。」

 

そうして帰路に付いていると、

 

ネーネェと遠くからなにか聞こえてきた気がしました。それに気付いた未来はその方向を見ると、勢い良く此方に駆け寄ってくるヒメちゃんの姿がありました。

 

「ねーねぇっ!」ギュウ

 

と未来に抱き付くヒメちゃん。一体何事かと思う未来。するとヒメちゃんがビックリすることを言います。

 

「うにゅにゅっ!ねーねぇっ!大変なの!ミルお姉ちゃんが…」

 

「?ミルちゃんが?」

 

「ミルお姉ちゃんがちっちゃくなって二人になっちゃったの!」

 

「ん?」

 

「ほえっ?」

 

「えっ?」

 

「「「えぇぇぇぇぇぇ!」」」

 

 

時は少し遡り

 

今日も未来宅に遊びに来ていたヒメちゃん。未来が待ち遠しくて途中まで迎えにいこうと散歩していた。

 

すると途中の曲がり角で見覚えのあるピンク髪の後ろ姿を見つけたので近づいて行きます。

 

(ミルお姉ちゃんびっくりするかなぁ)

 

と本人はミルだと思いびっくりさせようと思って近付いていきます。

 

そしてもう少しというところで

 

「メル…先にいかないで…」

 

「もうっ!マル早く帰るよっ!今日はフィラお姉ちゃんがビーフシチュー作るって言ってたから帰って宿題して準備しないと!」

 

「うん…フィラお姉ちゃんの料理楽しみ…あれっ?」

 

「どうしたの、マル?」

 

と振り向くミルの妹の双子姉妹メルとマル

 

「うにゅっ?!」

 

「わぁ✨可愛いっ!」

 

「…可愛いです!…どうしたんですか?」

 

「…マル!もしかしたら迷子なんじゃないかなっ?」

 

「…そうなの?」

 

メルとマルは優しげに声をかけます。しかしヒメちゃんにとっては初対面であり二人ともミルが小さくなったような感じなので思わず

 

「ミっ」

 

「「み?」」

 

「ミルお姉ちゃんがちっちゃくなって二人になっちゃったの!ねーねぇぇぇぇ」ピュゥー

 

と走り去っていってしまいました。

 

少しの間呆然としていたもののすぐに復帰して

 

「「まってぇぇぇぇ!」」

 

と追いかけ始めます。

 

 

「とにかく大変なの!ねーねぇ!ミルお姉ちゃん元に戻るかな?」

 

「えーとですね。ヒメちゃん?」

 

「うにゅ!」

 

「横を見てみてください。」

 

「…あれ?ミルお姉ちゃん?でもさっきちっちゃくなって二人になってたの!元に戻ったの?」

 

「うーん。ヒメちゃん、ミルは今日学校で今も俺たちと離れてなかったからちっちゃくなってないと思うぞ?」

 

「そうなの?魔王お兄ちゃん?」

 

「もしかしてヒメちゃん」

 

とミルが話そうとすると

 

「「まってぇぇっ!」」

 

と走りながら此方に向かってきた

 

「メル!マル!」

 

「うにゅにゅっ!ミルお姉ちゃんが3人なのっ!」

 

「どうしたの?二人ともそんなに走って?」

 

「「ミルお姉ちゃんだっ!!わーい」」ギュッ

 

と抱き付く二人。

 

「成る程。分かったぜ。ヒメちゃんはメルとマルをミルと間違えたんだな!」

 

「あーそういうことですか。ヒメちゃん。」

 

「うにゅ?」

 

「ミルちゃんはちっちゃくなって二人になったわけではないですよ。」

 

「?そうなの?」

 

「ところで二人ともどうして走ってたの?」

 

「えっとね。巫女服の女の子と会ってね。迷子かなって思って声をかけたの。」

 

「…そうしたら女の子驚いちゃったのかそのまま走ってちゃったから追い掛けてたの。」

 

「ミルお姉ちゃんのこと知ってたみたいで、ちっちゃくなっちゃったって言われて誤解を解こうと思って。」

 

「成る程。そういうことだったのですね。ヒメちゃん。」

 

「?ミルお姉ちゃん?」

 

「この娘たちは私の妹でメルとマルって言うの。元気そうな感じなのがメルでおとなしめなのがマルなの。メル、マル。この娘はヒメちゃんって言うの。メルとマルを知らなかったから私がちっちゃくなっちゃったって思っちゃったんだと思うの。」

 

「そうだったんだねっ!私はメルそしてこっちが妹の」

 

「…マルです。宜しくです。」

 

「うにゅ。ごめんなさい( ´-ω-)ミルお姉ちゃんがちっちゃくなっちゃったって思って。」

 

「気にしてないから良いよっ!」

 

「…ミルお姉ちゃんに間違えられるのは嬉しいから良いの。」

 

「ありがとう!私、タキツヒメ。ヒメって呼んで。メルお姉ちゃん!マルお姉ちゃん!」

 

「わぁ可愛い!」

 

「………」

 

「どうしたの?マル。」

 

「ヒメちゃんもう一回良いですか?」

 

「?マルお姉ちゃん!」

 

「…可愛いですっ!」ギュウスリスリ

 

「うにゅ♪」

 

「マルは末っ子だからお姉ちゃんって言われるのは新鮮に感じたのですね。」

 

「未来お姉ちゃん!」

 

「おっと。メル久しぶりですね。元気にしてましたか?」ナデナデ

 

ムフゥ「元気だよ。今日も学校で色々勉強してきたよ!」

 

「偉いですね。そんなメルには最近新しく作った魔力飴をあげますね。魔力回復しつつ味も中々美味しいですよ。」

 

「ありがとう!」

 

「未来お姉ちゃん…」スリスリ

 

「マルにもありますから心配しないでください。はい。それとヒメちゃんにもあげますね。」

 

「…ありがとう!」

 

「わーいありがとうねーねぇ♪」

 

「未来ちゃんありがとうございます。」

 

「ミルちゃんにはこれを…」

 

「ありがとうですぅ……」

 

体力増強剤スーパーZ

 

「み、未来ちゃんっ?!」

 

「どうしたのですかミルちゃん?あぁこっちも欲しいということですね。」

 

精力増強剤スーパーZ

 

「未来ちゃん!メルやマルにヒメちゃんだっているんですからここで出しちゃダメですぅ。」

 

「たしかにそうですね。これはしまいましょう……」

 

ガシッ「でもやっぱりほしいのでください!」

 

「はいどうぞ。」

 

「未来ちゃん何だかいつも悪いな。」

 

「ミルちゃんいつも通り使った後の感想をお願いしますね。魔王も男の子のほうからの感想も欲しいのでお願いします。」

 

「それぐらいお安いご用だぜ。」

 

そうして話しをしていると

 

ヴゥン「ヒメちゃん!無事に見つかってよかったです。」

 

「雫お姉ちゃん!」ギュッ

 

「にゃあ。遅かったのでどうしたのかと心配しましたですが良かったです。」スリスリ

 

「「猫さんだ~可愛い!」」

 

「雫さんヒメちゃんのお迎えでしたか」

 

「雫、ヒメちゃんを探してたのですね。」

 

「そうなのです。未来お姉ちゃんを迎えにいこうとそのまま飛び出していってしまったので追いかけてきたのです。」

 

「ありがとう雫。」ナデナデ

 

「ふにゃあ♪未来お姉ちゃんのナデナデは気持ちいいのです。」

 

「いつも思うが雫は未来ちゃんが好きだな。」

 

「仲が良くてほっこりしますね先輩!」

 

そうしてヒメちゃんを未来に手渡した雫。ふと周りを見渡しメル、マルの方を向くと近付いていき

 

「にゃあ!」クンクン サワ ペロ

 

「あははは、くすぐったいです。」

 

「……人懐っこいです。」

 

「雫?どうしたのですか?」

 

「…にゃあ…とても懐かしい匂いが二人からしたのです。とても懐かしくて大好きなにおいです。」

 

「「うーんそうなの?」」

 

「どういうことなんだろな?」

 

「うーん、お母さんとは違うでしょうし何ですかね?」

 

「…今度ミルちゃんの実家に行ってみますかね?」

 

「うっΣ(;`∀´)そういえばここ最近実家に帰ってないですね。お母さんにレナスを改めて紹介しないとですね。」

 

「そんときは俺も一緒だな!」

 

「まぁ当然ですね。二人とも夫婦になるでしょうし何なら婚約したらどうですか?」

 

「お兄ちゃんがお義兄ちゃんになるんだね!」

 

「…嬉しいな!もっと一緒に遊べる!」

 

「うにゅ?婚約ってなーに?」

 

「そうですね…簡潔にいうとこれからもずっと一緒に生きていくっていう約束みたいなものです。」

 

「うにゅ!魔王お兄ちゃんとミルお姉ちゃん一緒なのヒメも嬉しいの!」

 

「ヒメちゃん凄く良い娘だねマル!」

 

「…ヒメちゃんさえ良ければ家の娘にしたいの…」

 

「駄目ですよ。二人ともヒメちゃんは未来ちゃんが大好きなんですから離れちゃうことはヒメちゃんにとっても嫌だと思いますからね。」

 

「「はーい」」

 

とミルの帽子が少し揺れるとヒョイと持ち上げられる。

 

「zzZ メシ?( ̄▽ ̄= ̄▽ ̄)!メシ~」

 

「ドラちゃんだ!」

 

「…ドラちゃんです!」

 

「メシシー」スリスリ

 

「ドラちゃん漸く起きたか。」

 

「今日はお昼から良く寝てましたからね。」

 

「人肌がとても気持ち良くて寝てたんでしょうね。」

 

「今日は冷えるからミルを抱き枕に寝るかな…なんつって」

 

「(///∇///)わたしは何時でも良いですよ♥️どうせならレナスも一緒で寝ませんか?」

 

「(///∇///)そっそうだな!レナスも一緒なら良いもんな!」

 

「夫婦仲良く幸せそうで何よりです。」

 

「二人とも仲良しなの!」

 

「にゃあ♪」

 

「ミルお姉ちゃん嬉しそうでよかった!」

 

「…ミルお姉ちゃんしあわせそうなの!」

 

「メシシ~」

 

そして今日はメル、マルについていくことにしたドラちゃん以外はそのまま家に帰りました。

 

「二人ともちょっと待っててくださいね。学校の課題を手早く済ませるので、リビングで待っててください。」

 

「はぁい」

 

「……にゃあ」

 

未来は課題を手早く済ませて日課である魔力を鉱石に蓄えていざというときのための魔力回復の備えをして収納空間に閉まってリビングに向かう。

 

ガチャッ「ヒメちゃん、雫お待たせしました。」

 

「ねーねぇ♪遊ぼ!」

 

「おかえりぃ未来。課題は終わったのぉ?」

 

「あれ雫はどうしたんですか?」

 

「んーとねお出掛けしてくるって言ってたよ。」

 

「明日には帰るって言ってたわねぇ。珍しいこともあるのね。」

 

「そうでしたか。何もなければ良いのですが…」

 

「ねーねぇ♪ハデスお姉さん遊ぼ!」

 

「良いわよぉ♪ゲームしましょうか。」

 

「うにゅ!」

 

「そうですね。今は遊びましょうか。」

 

こうして1日が過ぎていくのであった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「マル今日の夕飯楽しみだね!」

 

「…うん楽しみ…」

 

「フィラお姉ちゃんに氷魔法教えてもらおっと。」

 

「…おにーさんに甘えるの!」

 

「自然に甘えればおにーさんもドキドキするはず。頑張ってマル!」

 

「頑張る!」

 

「メシ~」

 

とあと少しで家に着く二人と一匹。

 

ヴゥン シュタッ

 

その姿を近くの電柱の上から見下ろす一人の影。

 

「………にゃあ…あのにおい…お兄ちゃんのにおいでした。もしかして…でも、お兄ちゃんたちは時空の狭間に…確かめないと」

 

時の死神はかつてあった別世界の自分が兄と慕った者のその後を思う。

 

時の死神が真なる魔王とフィラに会うまで、もう少し




あとがき
今回はヒメちゃんがメル、マルに出会い、雫は何かに気付き二人の後を追い掛けるお話しでした。

ミルが入れ替わったこともあり今度は小さくなったと思ったヒメちゃん。メル、マルは妹が出来たようでとても嬉しかったようです。そして綺麗な魔王とミルは夜、レナスと一緒に部屋で川の字で体を寄せあって暖かそうに寝ていたようです。

そして雫は別世界の自分の記憶なども持っていて、懐かしいにおいのするメル、マルを追いかけて次回ミクル宅へとお邪魔する形になります。

真魔王とフィラは前の世界で時の死神である雫に過去へと送ってもらったことによりミルが生存する未来を勝ち取れました。反面自分達の存在は消えて時空の狭間に囚われました。

雫自身真魔王たちのことが好きであったのでとても悲しかったでしょう。

次回はミクル宅での話へと続きます。

それでは今回も読んで頂きありがとうございました。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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