気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回は短めです。

真魔王フィラと料理をする

メル、フィラに魔法を教わりマルは真魔王と寛ぐ

雫、反転世界の苦労人兼保護者に遭遇

の三本です。

それではどうぞごゆっくり。


真魔王将来を悩み雫は反転世界へ誘われる

ガチャッ「ただいまです。」

 

「…ただいま。」

 

「お帰りなさい二人とも。先に手洗いをしてきてくださいね。」

 

「「はーいフィラお姉ちゃん!」」

 

「フィラちゃん何か手伝おうか?」

 

「では野菜を切ってください。」

 

「わかったぜ!…何だかこうしてると新婚生活っぽいな。」

 

「もうっ!魔王私は貴女の奥さんですよ。新婚生活ぽくっても不思議ではないじゃないですか。」

 

「そうだったな。それにしてもこうして二人で料理だなんて初めてじゃないか?」

 

「料理自体久し振りですからね。漸く勘を取り戻して来ましたけど最初は大変でしたね。」

 

「あぁしばらく使わないだけでこうも忘れるなんて思わなかったぜ。」

 

サクサクサク

 

「下ごしらえも終わったし後は煮込むだけだな。」

 

「そうですね。後は皆さんが帰ってきたらご飯に出来ますね。ちょっと作りすぎてしまったような気もしますがメルさん、マルさんは育ち盛りですから食べてくれるでしょうかね。」

 

「まぁ何だかんだで食べるだろう。それに俺だって食べるさ。何せフィラちゃんの手作りなんだからな!」

 

「魔王…そうですね。さてとメルさんとマルさんに魔法を教えて欲しいと言われていたので中庭に行きましょう。魔王はどうしますか?」

 

「俺も一緒に行くぜ。フカジロウたちの毛繕いもしたいしな。それと祐希からもらったタマゴも外に連れてってやりたいな。」

 

「そうですね。どんなポケモンが産まれてくるのか楽しみですね。」

 

祐希からもらったタマゴも最近は時々動いているので産まれるのもそう遠くないうちだと二人も思っている。

 

そうして二人は中庭へと向かう。

 

…そうして二人と入れ違いになるように時の死神である雫もミクル宅へと入る。

 

「にゃあ…広いお家です。一先ず色々探索するです。」

 

そうして探索する雫。

 

途中メイドやお手伝いさんが通りかかるも気付かれないように身を潜めたり、猫の鳴き声で切り抜ける。

 

そうして一時間程探すもののあちらこちらから匂いがするためどこにいるのかわからない雫であった。

 

そうしている内にまた誰かが来る気配がしたので咄嗟に隠れる。

 

そうして歩いてきたのは………

 

 

場面は戻り真魔王side

 

「えいっ!んんんそりゃー!」

 

「メルさん、そんなに力まなくて良いんです。適度に力を抜きつつ自分のイメージした物に近付けていく感じでやりましょう」

 

「…メルもフィラお姉ちゃんも張りきってるの…」

 

「まぁメルは元々頑張り屋だしな。フィラちゃんもこうやって魔法を教えるっていうのも初めてみたいだしメルがどんどん知識を吸収していってるから嬉しいんだろうな。」ゴシゴシ

 

「……カフッ!」

 

「おっ!ここが良いのかフカジロウ。」

 

「カーフッ」

 

「フカジロウ気持ち良さそう…」ナデナデ

 

「エルルー♪」

 

「もふもふさん気持ちいいです…」

 

「ラッッッッキィィィ」サッ

 

「悪いなラッキー助かる。それにしてもこのスベスベオイルっつうのは凄いな。人の肌にも効果的だけどフカジロウたちにもやったら体の張り艶がすげぇ良くなってるな!」

 

「…スベスベオイルは未来お姉ちゃんが作ってて試作品とかをくれたりすることがあってお母さん毎日欠かさずに塗ってるよ。」

 

「綺麗なミクルママがさらに綺麗なのはそういうことなんだな。ハロウィンの時にもらったやつの中にスベスベオイルも入ってて効能をミクルママから聞いたフィラちゃんが早速塗ったら肌つやと潤いが出て物凄く妖艶で思わずそのままやっちまったな…」

 

「……えいっ!」ムギュッ

 

「どうしたんだマル?」

 

「…おにーさんに抱きつきたくなったの…ダメ?」

 

「どんとこいだぜ!」

 

「…良かった…」

 

「エルルー♪」

 

「カフッ カフ」

 

「…それにしてもタマゴさん時々動いてるね。もうすぐ産まれるのかな?」

 

「そろそろだとは思うんだがな。どんなポケモンが産まれてくるのか楽しみだぜ。」

 

「…ホントにポケモンって不思議…」

 

「まぁ確かにな。」

 

(祐希に聞いた話だとまだまだ沢山種類もいるっていうし奥が深いぜ。)

 

「リンリーン!」

 

「イエッサンも楽しみそうだな!」

 

「イーちゃん凄く楽しみにしてるね。」

 

「イエッサン子供好きだしお世話するのも好きだから楽しみなんだろう。」

 

「子供……おにーさんとフィラお姉ちゃんに子供出来たらイーちゃんお世話するのお手伝いするんだろうね。」

 

「…子供か…」

 

(俺とフィラちゃんは理から外れた存在だ。子供ができても、どれぐらい一緒にいられるのか…)

 

ツンツン

 

(それに理から外れたとはいえフィラちゃんは人間で俺は魔族に覚醒してる…フィラちゃんと俺はずっと一緒にいられるのか…)

 

カフッ ツンツン エルルー サワ

 

(もしフィラがいなくなったら俺は…時空の狭間にいたときよりも考えることが多くなったな…余裕が出来たと思えるが)

 

「カーフッ」ガブッ

 

「………ん?何だか頭が痛いような…」

 

「カフッカフ」ガブガブ

 

「うおおお フカジロウ!いでっイデデデ」

 

「…おにーさん呼んでも反応しなかったからフカジロウがガブッてしちゃった」

 

「カフッ ヒョイ カフゥ」

 

「イテテッ、悪かったなフカジロウ。でも頭を噛むのは極力控えてくれ。」

 

「…………………カフッ」

 

「今のその合間は迷ったのか?フカジロウ頼むぞ。」

 

「…おにーさん悩み事?」

 

「まぁそうだな。これからのことでちょっとな。」

 

「…将来のこと?」

 

「フィラちゃんとのこともそうだけど仕事も探さないといけないからな。マルは何かなりたいものとかあるのか?」

 

「…んーお母さんみたいな魔法使いになりたいと思ってるけどどういうことをしようかはまだ決めてないの…でも」

 

「でも?」

 

「全部の人は無理でも身近な人を笑顔でいてくれるようなことをしてみたい」

 

「そっか。マルなら出来るさ!」

 

「ありがとうおにーさん♪」

 

そうして暗くなってきたので、家へと戻る4人と三匹………三?

 

はて?そういえばドラちゃんはどこへいったのか?

 

 

[newpage]場面は少し遡り

 

人影がきて一度通りすぎるのを確認した雫。

 

ほっと一息をつき再度進もうと前を見ると

 

「メシ?」

 

見覚えのある小さな霊竜がフヨフヨ浮いて雫を見ていた。

 

「メシシー!メシ~」スリスリ

 

「ドラちゃん!どうしたのですか?メルさん、マルさんと一緒ではないのですか?」

 

「メシ~♪メシっ」ノシッ

 

とドラちゃんは雫の頭の上の猫耳の間に乗っかる。

 

「にゃあ……ドラちゃんと一緒ですとさっきより慎重に行かないとです。」

 

そしてまた足音が聞こえたので上手く死角になるところへ体を隠す。

 

 

「フム…何やら覚えのある力の波動を感じたが気のせいじゃったか?」

 

そこに来たのは長い金髪を一纏めにし、黒と金の混じったドレスを身に纏い背中に二翼の歪な翼をもつ麗人であった。

 

(にゃ…にゃあ(>д<*)物凄い力を感じます。見つかったら大変です。)

 

「メシ~(T^T)」

 

(にゃあ…ドラちゃんも怖がってます。大丈夫ですドラちゃんは私が守るのです。)

 

「ヌッ?何やらこちらから気配がするのぅ…」

 

「にゃあ!ニャアーゴ」

 

「………なんじゃ猫であったか…ならば良いか…」

 

タッタッとその場を過ぎていく人影。

 

「……行ったですか?」

 

「メシシー」スリスリ

 

「大丈夫でしたかドラちゃん。それにしても凄い力を感じました。もし見つかってたら」

 

「見つかってたらなんじゃ?」

 

ビクッ?!

 

「にゃあ!?!」

 

「あれで誤魔化せるのは一般人ぐらいじゃ。儂からしてみればバレバレじゃったぞ。してこの屋敷へ何ようじゃ?賊にしては幼いし人の気配が薄いというよりもこれは……猫と魂が混ざっとる?まぁそこら辺は良い。何が目的なのじゃ?事と次第によっては…」

 

「にゃあ…(T^T)うにゃあ」

 

「あぁ泣くでない 儂はお主を傷付ける気はないのじゃ!ただ話を聞きたくてじゃな。うーむこれでは儂が悪者になってしまうのぅ…ゆっくり話し合うなら儂の世界のが良さそうじゃな。」ギュッ

 

「にゃ?」

 

「メシ~?」

 

スタスタスタ

 

そのまま窓に向かうと波紋が広がるように穴が開く

 

そうしてその中へと入る二人と一匹。

 

そうして次の瞬間には誰もいなくなっていたのであった。




あとがき
今回はちょっと短めです。

フィラと魔王の二人きりでの料理…長い間時空の狭間にいたためか最初は失敗が多かったものの次第に勘を取り戻し普通に料理している微笑ましい光景でした。

そしてフィラはメルに魔法を教えて魔王はマルと一緒に毛繕いをして寛いでいました。

そして魔王は時空の狭間から出た自分達のこれからとずっとフィラと一緒にいられるのかということ、子供がちゃんと世界に馴染んで産まれて来てくれるのかと負の感情が沸き上がって悩みます。

実際原典の魔王はミルに振られ一緒にいられなくなったせいかどんどん可笑しくなり20年後には暴走した魔王が世界を滅茶苦茶にしてしまったことがあるのでこの魔王ももしフィラがいなくなってしまえば暴走し同じことが起こってしまう可能性は無きにしもあらずと言ったところです。

しかしまだ原典のようにミラロードという催眠術が得意で淫魔術を欲しがる人物には会っていないのでどうなるかは未知と言ったところです。

とこんなことを考えていたらサトシのフカマルのようにフカジロウに頭を噛られる真魔王

そしてマルの夢を聞いて志し改め日々を生きていく真魔王。

そして雫は屋敷をフヨフヨ浮いていたドラちゃんに見つかりその頭に乗っかり、息を潜めて行動していると、久し振りな登場のティナに発見されます。

ティナは時空の力を感じとり何事かと思い見に来たところ雫がいた感じです。

アルセウスによって時、空間を司る二匹と共に生まれたティナ。

ティナは二匹が好きではないものの同じような力をもつ雫を見て話しをしてみようと反転世界へとドラちゃん共々連れていきました。

次回はティナとの話し合いと真魔王との再会まで行けたらと思います。

FGOでは二部5,5章配信されリンボが満を持して登場。陳宮の弾にされるのか周回での過労死か未来は明るいものです(笑)

あまり言うとネタバレになってしまうので一言、金時カッコ良かったです!

それではまた次回も楽しみにしてくれると幸いです。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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