気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回は雫が真魔王とフィラに再会しあるポケモンに雫が気に入られGETされます。

そしてミクルがティナからもらったポケモンも登場します。

それではごゆっくりどうぞ。


流れゆく雫を真魔王と大魔導師は抱擁する

前回までのあらすじ

 

メル、マルが帰宅しフィラと真魔王が料理をし中庭にて魔法の特訓をしフカジロウたちの毛繕いをした。

 

雫はミクル宅へと入りドラちゃんと一緒になり、偶々歩いていたティナに見つかりそのまま反転世界へと連れていかれた。

 

雫side

 

そこはとても不思議な空間でした。メルさん、マルさんを追いかけてきた私はドラちゃんと一緒に金髪の女性に抱えられてさっきまでいたところと違うところに来ていました。

 

「さて、ここでなら邪魔も入らぬ。まず先に済まなかったの。」

 

「にゃあ?」

 

「怖がらせるつもりはなかったのじゃが見知った時空の力を感じてピリピリしておった。」

 

「メシシ?メシ!」

 

「私こそごめんなさいです。勝手にお屋敷に入った私も悪いのですにゃあ。」

 

「儂の名はティナという。お主名はなんと申す?」

 

「雫と言いますです。」

 

「雫か良い名じゃ。」

 

「メシー?フヨフヨ メシ?メシシ」スリスリ

 

「愛い奴め。同じ気配を感じ取ったというところかのぅ。」

 

「メシ~」ノシッ

 

「して雫よ。お主は何故此処へと来たのじゃ?ここの家人に用があったのか?」

 

「………実は」

 

そうしてティナへと説明する。自分の好きだった兄のような人の匂いがメルとマルからしたため気になり、付いてきて真相を確かめようとしたのだと言う。

 

「ふむ、しかし此処にはミクルやその娘たちしか住んでは……………」

 

と考えたティナ。あまり公に言えないが今ここには別世界の魔王とフィラの二人がいる。そんな馬鹿なとも思いつつもティナは雫へと向き直る。

 

「雫よ。お主から感じる時空の力はもしや此処とは違う世界の記憶も同調できたりするのか?」

 

「何故分かったのですか?!」

 

「身内に時空を司る奴等がいて分かるのじゃよ。」

 

「にゃあ。………その通りなのです。私は此処とは違う世界の記憶も持っているのです。とても……とても悲しい記憶です。」

 

そして雫は語る。自身の慕う兄のような人が魔王の力を持っていて、あるときに魔界の黒神という集団がその人を魔界へと連れ去ってしまい、兄と慕った人も魔王の力に呑まれて大事なことを忘れてしまったこと。

 

兄の大事な後輩の人と親友がきて大事なことを思い出したけれども、後輩の人はそれと引き換えに永遠に魂を闇に囚われることになってしまったこと。

 

それを変えるために彼らを過去へと送り出し、結果過去は変わり後輩の人も無事に生きて未来を歩んでいること。

 

その代償に兄と親友の人は世界から抹消されてしまったということ。

 

二人がいない世界で知っているのは時の死神であった自分だけ。とても悲しく二人にもっと幸せになってもらいたかった。

 

(;-;)「お兄ちゃんは私を恨んでないのかなって。世界から抹消されて本当ならミルさんと一緒にヒーロー部での活動をしてたはずなのに、もっと私にも出来ることがあったんじゃないかなって。」

 

(……雫から聞いた話…祐希と共に聞いたあやつらの歩んだ軌跡…成る程のぅ ならば会わせてやるのが一番じゃろう。)

 

「そうであったのか。儂から言えることは一つじゃ。」

 

ギュッ

 

「にゃあ?」

 

「お主がいたからこそその兄は未来を変えることができたのじゃ。お主を恨むどころか感謝しているはずじゃ。」

 

「でも…」

 

「起こってしまったことというのは覆すことが本来できないのじゃ。それをやり直すチャンスをくれたのは他でもないお主じゃ。じゃからお主は気にすることではない。」

 

「本当にお兄ちゃんがそう思ってるのかはもう分からないです。」

 

「そうじゃのぅ。では自分の目で確かめてくるのじゃ。」

 

ヴォン

 

「メシシ~?」

 

「此処を通れば元の場所へと戻れる。そしてお主の気持ちを伝えるのじゃ。」

 

「…ティナさんはもしかして心当たりがあるのですか?」

 

「雫のいう兄が儂の知っておる奴かどうかまではわからん。しかし会ってみる価値はあるはずじゃ。行って確かめるのじゃ。」

 

「………」

 

もし本当にお兄ちゃんだったら…私はなんて声をかければ良いのかな。

 

そう悩む雫の側に小さな影が寄ってくる。

 

「ウララ!」

 

「?この子は」

 

「ヌ?モルペコか…」

 

「ウララッ!」

 

「にゃあ。可愛い子です。良かったらミヤビさん家でもらったクッキーをどうぞ。」

 

「モグモグ…ウララッ♪」

 

「気に入ってくれて良かったです。……ティナさん私行って確かめてきます。その後は…私の気持ちを伝えるのです。」

 

「そうか…応援しとるぞ。それと儂のことは誰にも言わないでくれると助かるのじゃ。あっミクルの奴は別じゃぞ。ミクルは知っとるかのぅ?」

 

「前にミヤビさん家で会いましたので分かります。 ティナさんありがとうございました。」

 

「何かあればミクル経由であれば力を貸そう。」

 

「メシ~♪メシシ」フリフリ

 

「うぬ。同胞よ。また暇があれば来ると良い。何時でも待っとるぞ。」

 

そうして私はその世界から戻りました。

 

戻った先はさっきまでいたところとは少し違ってましたが、お兄ちゃんの匂いが今までよりも強く感じられました。

 

その先を進んでいると、二人の人影が歩いてくるのが見えました。少し様子を見ながら壁から少し顔を出して様子を見る。

 

そして

 

「お兄ちゃん?」

 

真魔王side

あれから家へと戻った俺たちは、夕飯まで少し時間があるので一度部屋まで戻ることにした。メルとマルもエルフーンとフカマルを抱えてイエッサンも付いていき部屋に戻りラッキーは家の掃除をくまなくするようでそのままどこかへと向かっていった。

 

そうして部屋に向かう俺とタマゴを抱えるフィラちゃん

 

「……魔王今日マルさんと距離が近くなかったですか?まさかマルさんを……」

 

「フィラ?そんなわけないだろ。昔ならいざ知れず今は誰よりもフィラが大事なんだ。でももしマルから求められたら応えたくなっちまうかもしれない…すまん俺はダメな奴だな。」

 

「そうですね。でもそんな所も含めて私は魔王を愛しているのです。それに女の子の気持ちに応えようとすることは別に悪いことではないです。でも私が一番じゃないと駄目ですからね。」

 

「フィラ…ありがとうこんな俺でも愛してくれて。」

 

「私は魔王の奥さんなのです。どんな魔王だろうと私は愛しています。でも間違ったことをしたらちゃんと怒りますからね。」

 

「あぁ。その時は存分に怒ってくれ。その後に愛しおう。」

 

「もう…魔王 恥ずかしいです。でも好きです。」

 

「フィラ(* ´ ▽ ` *)」「魔王(* ´ ▽ ` *)」

 

そうして甘い空間を作っていた二人。そろそろ部屋だと思い前を向くと、曲がり角から顔を出した猫耳の付いた見覚えのある少女がこちらを見ていた。

 

さらには

 

「お兄ちゃん?」

 

とまで言われた。

 

サッ

 

(フィラ…あれって雫だよな。)

 

(多分そうですね。前に魔界であった時のあの猫の感じは間違いないです。)

 

(でもここは俺たちの知ってる世界じゃないんだ。もしかしたらこっちの俺と間違えてるんじゃないか?)

 

(その可能性が一番高いですね。)

 

とひそひそ話をしている内に此方に近付いてきていた雫は真魔王の服をちょこんとつまみ

 

「お兄ちゃんですよね。いつもエッチで会うたびに違う女の子をとっかえひっかえして色んな人と関係を持って……でもいつも困ってる人を見過ごせないヒーローで私の大好きなお兄ちゃんですよね。」

 

「……まさか!?俺たちの知ってる雫なのか?」

 

「お兄ちゃん!!」ダキッ スリスリ

 

「おっと」

 

「本当にお兄ちゃんです…にゃあ…にゃあ!ずっと会いたかったです。」ポロポロ

 

「( *´д)/(´д`、)よしよし。泣かないでくれ雫…俺は雫の笑顔が一番好きなんだ。」

 

「一先ず部屋に入りましょう。しずくさんもドラちゃんもどうぞ。」

 

「メシシー!」

 

そうして部屋に入る三人

 

「それにしたってどうして雫は俺たちのことを知ってるんだ?俺たちは此処とは違う世界の住人なのに。」

 

「……私は時の死神なので時空間を少し操れることは知ってますよね。あるときに記憶とその感情が別の私から流れてきました。そしてお兄ちゃんとの楽しかった記憶や悲しい出来事もです。」

 

「そうだったのですね。」

 

「二人のことも勿論覚えてました。あのとき私に出来たことがまだあったんじゃないか…そう思わずにはいられなかったのです。」

 

「……そんなことないぜ。雫が俺たちを過去へ送ってくれたからミルが生きている世界を作れたんだ。それにあれは俺たちが決めたことなんだ。」

 

「雫さん…雫さんのお陰で親友である、ミルを助けられたのです。だからそんなに思い詰めないでください。」

 

「でも…」

 

「それに…」ギュッ

 

「にゃあ?」

 

「雫さんは私たちにミルを救うチャンスをくれたのです。感謝しても仕切れないほどの恩です。それに今私たちはこの世界で生きているのです。」

 

ギュッ「そうだぜ雫!色々あったが俺たちは生きてるんだ。だから雫も前を向いて生きていて欲しいんだ。それと雫に言えなかったことがあったんだ。」

 

「そうですね。雫さん」

 

「「親友を/後輩を助ける機会をくれてありがとう。」」

 

「にゃあ…ポロポロお兄ちゃん、フィラお姉さん…うぅよかっだでずぅ二人ともお元気で…」

 

二人に抱きしめられながらようやく会えた嬉しさと元気で生きていてくれたことに涙し感極まり二人の胸で泣き付く雫。

 

暫くして泣き止んだ雫。しかし、二人から離れようとせず抱きついたままである。

 

「ゴロゴロお兄ちゃんのにおい安心する大好きなにおいです。にゃあ♪」

 

「メシシー」ノシッ

 

ウズウズ「はぁはぁ魔界の時は気にしませんでしたが雫さんは猫…ぬこです。はぁはぁ」

 

「あぁフィラちゃんは猫好きだもんな。」

 

「にゃあ?フィラお姉さん撫でてもいいですよ。」

 

「失礼しますね。スンスンはぁはぁ♥️猫可愛い可愛いです。にゃあ♪」ナデナデ

 

「にゃあ♪」

 

「あぁ癒されるなぁ。可愛い猫嫁と妹猫…良い!」

 

「メシィ♪」

 

「未来お姉ちゃんとはまた違った感じです。」

 

「?雫は未来ちゃんと知り合いなのか?」

 

「はい。今は未来お姉ちゃんのお家で居候みたいな感じで一緒に住んでます。未来お姉ちゃんいつもナデナデしてくれるのです。とても安心する温もりなのです。」

 

「あれ?でも確か未来ちゃん猫は…」

 

「にゃあ…私は平気だって言ってました。」

 

「?魔王どういうことですか?」

 

「ほらこの前のハロウィンの時に未来ちゃんに会ったって言ったろ。その時に色々話をしててな。フィラちゃんと同じで猫好きかと思って話しを振ったんだよ。」

 

「まぁ平行世界の私のようですから当然その話しにはなりますね。」

 

「ただ本人は猫が好きじゃないって言ってな。なんつーかその時一瞬寒気がするぐらいの気配がしてたな。」

 

「…私からすればあまりピンとこないですね。何があったのでしょうか?」

 

「にゃあ♪この前のハロウィンは楽しかったのです。ミヤビさんにとても甘えられたのです!ミヤビさんも優しくしてくれるので大好きなのです。」

 

「ミヤビさんか……ミクルママもミヤビさん好きだしなにかと中心になってるんだな。」

 

「……平行世界のお母様…」

 

「フィラちゃん?」

 

「私の母はとても厳しく当時の私にとって恐ろしい人でした。…なのでこっちのお母様がどんな人なのか想像がつかないのです。」

 

「?にゃあミヤビさんは誰にでも優しくてとても良いにおいがするのです。ミクルさんも甘えててハデスさんやアマテラスさんも甘えてますです。」

 

「…何かすげぇビックネームが連ねてたような…」

 

「とにかく一度会ってみれば分かります。」

 

「そうですね……いつかは会うのですから心の準備はしておくべきですね。」

 

「お兄ちゃんたちはどうやってこの世界へ来たですか?」

 

「あーそのだな。時空間の狭間でな魔力で無理やり穴を開けて別の所へ出ようとしたときに祐希って奴に会ったんだ。」

 

「はい。祐希さんが私たちをこの世界へと導いてくれたのです。」

 

「お兄ちゃん…時空間の狭間はとても不安定な所です。そこを魔力で空けようとすると何が起きるのか分からないです。脱出できても生きていけない環境だったかもしれないですし、存在が今度こそ消えてしまってた可能性があるぐらい危険なことです。」

 

「そう考えるとあの時祐希が俺たちを見つけてくれたのは幸運だったんだな。」

 

「…そうですね。…祐希さんには此方での生活に必要なお金も貰ってこの世界で安心して暮らせてるのを考えると感謝しきれないですね…」

 

「そういやそろそろ夕飯の時間だな!」

 

「…そうでした。早く行かないとですね。雫さんも一緒にどうですか?」

 

「にゃあ♪一緒にいたいので行きます。」

 

と三人と一匹は食卓へと移動する。勿論タマゴも一緒に持って移動する。

 

そうして中に入るとメル、マルがポケモンたちのご飯を用意していた。

 

「「おにーさん、フィラお姉ちゃん!」」

 

「二人ともお待たせしました。」

 

「ううんメルたちもさっき来たから平気だよ。」

 

「…あれもしかして」

 

「にゃあ」

 

「「ねこさんだ!さっきぶりだね」」

 

「二人とも雫と会ってたのか?」

 

「帰ってくる途中に会ったよ。未来お姉ちゃんと一緒に帰ったと思ったけどどうしたの?」

 

「そういえばおにーさんたちはねこさんと知り合いなの?」

 

その言葉に真魔王とフィラは少し考える。どう説明したかと悩むがそこへ

 

「雫ちゃんは私が呼んだのよ!」

 

とミクルママが帰宅していた。

 

「「お母さん!おかえりー」」

 

「ただいま。二人とも良い子にしてた?」

 

「お母さん!今日ねフィラお姉ちゃんに魔法を教えてもらったの!」

 

「フカジロウともふもふさんたちともっと仲良くなれたよ。」

 

「ふふっ良かったわ。」

 

「お母さん。ねこさんのこと知ってたの?」

 

「知ってたの?」

 

「この間ミヤビちゃんのところに遊びにいったときに知り合ったの。何時でも遊びにきてねって言ってて今日来たの!」

 

「「そうだったんだ!」」

 

「真魔王ちゃん、フィラちゃんも今日もありがとうね。ご飯まで作ってもらっちゃって。」

 

「いえ…居候している身ですからこれぐらいはさせてください。」

 

「…にゃあ?」

 

「ふふっ♪大丈夫よ雫ちゃん!遊びにきた理由は知ってるから。ゆっくりしていってね。」ナデナデ

 

「にゃあ♪ありがとうです。」

 

どうやらミクルママお得意の予知夢で雫が来るのを知っていたようで話しを合わせてくれたみたいだな。

 

そうして各自椅子に座る。

 

ちょこん「にゃあ♪」

 

「雫?俺の膝に座らなくても良いんだぞ?」

 

「ここが良いんです…お兄ちゃんは嫌ですか?」

 

「雫がいいんなら構わないぜ。」

 

「にゃあ♪」

 

「ふふっ、本当に仲が良いのね!」

 

「ねこさん嬉しそう!」

 

「……良いな…私もおにーさんの膝乗ってみたい。」

 

「うぅ。本当は私も抱きつきたいですが雫さんだって相当会いたかったはずです。今回は譲りましょう。」

 

フリフリ「ふにゃあ♪」

 

「………カフッ?…カフッ!」ピョン

 

ダキッ「ラッキ!」

 

「カフッカフ」

 

「ラッキ!ラキッ」

 

「こら!フカジロウ駄目だろ。雫の尻尾に噛みつこうとするんじゃない。噛みつきたいなら仕方ないが俺の頭にするんだ。」

 

「カフッカフ!」

 

「それにしてもナイスキャッチですラッキー。」

 

「ルァッキィィィィィィィィ」

 

「にゃあありがとうです。ラッキーさん」

 

「ラキラキッ!」スタスタスタ

 

クルン「♪」

 

「雫?尻尾を腕に巻き付けてどうしたんだ?」

 

「にゃあ♪お兄ちゃんを離さないようにです。もっとくっつきたいです。ゴロゴロ」

 

「エルル!」

 

「柔らかい子です。にゃあ♪」

 

「エルルー♪」

 

コトッ「リーン♪」

 

「ありがとうイエッサン。さぁ皆で食べましょう。」

 

そうして雫も夕飯を一緒に食べて、あっという間に全部食べきった。

 

「フィラお姉ちゃん、ご馳走さまでした」

 

「…美味しかった!」

 

「ふふっ二人の作ってくれたものはとても優しい味がしたわ。愛の共同作業のおかげかしら♪」

 

「フィラちゃんの料理はいつ食べても旨いな!いくらでも食べれるぜ。」

 

「とても美味しかったです。にゃあ」トテトテ

 

「皆さんの口に合って良かったです。?雫さん?」

 

チョコン「フィラお姉さんの膝も座り心地が良いのです…にゃあ♪」クルン

 

ズキューン「はぁはぁ♪…雫ぬこさんがこんなに近くでスンスンはぁ~幸せです。ハスハススウハァ可愛いです♥️」

 

「Σ(-∀-;)フィラお姉ちゃんの顔が凄いことになってる!」

 

「フィラお姉ちゃん猫好きです!」

 

「あらあらフィラちゃんの新しい一面が見れたわぁ♪」

 

「こういうところもフィラちゃん可愛いからな。めっちゃ可愛い!」

 

「ゴロゴロ スリスリ うにゃあーん♪」

 

「雫さん………プハァ」プシャー

 

「リ!?リリーン!」フワァ

 

「ワー、フィラお姉ちゃん!?」

 

「鼻血出てます!ティッシュ!」

 

「感極まっちゃったのね(>д<*)」

 

「ほらフィラちゃん」フキフキ

 

「ご、ごめんなさい。魔王…イエッサンもありがとう。」

 

「リリーン!」フワァ チャプン

 

「飛び散った血も全部イエッサンが回収してくれたから大丈夫よ。」

 

「……にゃあ…」

 

そしたそのまま片付けをしてお風呂へと入る。いつも通りフィラと二人で入る魔王だがそこへメル、マルが突撃してきて更には雫とミクルまでも来てしまう。

 

その一部始終としてはこんな感じである。

 

「いい湯ですね。魔王…」

 

「そうだな。こうやって二人きりでの入浴も良いな…」

 

ガラガラガラ

 

「「おにーさん、フィラお姉ちゃん一緒に入りにきたよ!」」

 

「私も入りに来ちゃった♪」

 

「にゃあ♪」

 

「…フィラお姉ちゃんのおっぱいおっきいね!」

 

「…フィラお姉ちゃんどうしたら大きくなるの?」

 

チョコン「にゃあ?…!お兄ちゃんの記憶にある時よりもおっきいです…んんすりすりするです。」クルン シュコ

 

「あらあら!真魔王ちゃんのあの人のより立派だわぁ♥️うふふ♪これが毎日フィラちゃんのに出し入れしてるのね。ちょっと羨ましいわ。」

 

「ま、まおう…!ダメ…駄目ですよ。ミクルさんも見てるんですから動いちゃダメぇ♥️」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……………すったもんだ色々あり部屋へ戻り布団に入る真魔王とフィラの二人

 

「今日もまた賑やかな1日だったな!」

 

「…そうですね…とても充実した1日でした。まるで昔に戻ったみたいです。」

 

「……なぁフィラ」

 

「何ですか?魔王」

 

「フィラは俺の前からいなくなったりしないよな…」

 

「魔王…」

 

「俺ってよ確かに昔より強くなったかもしれない。けどさ、心のどこかでもう二度と大事な奴を失いたくないって弱い気持ちがあるんだ。どうしてもそんな負の気持ちが拭いきれないんだ。」

 

ダキッ ムニュン

 

「フィ、フィラ?」

 

「魔王…一人で何でも抱え込まないでください。私にもその悩みを分けてください。嬉しいことも楽しいときも、苦しいときも悲しいときも私はあなたの側にいます。だから貴方の妻の私を頼ってください。」

 

「…ありがとうフィラ…」

 

「魔王…ハムッ」

 

「ングフィラ?」

 

「大丈夫です。魔王の行くところであれば、どこへだって絶対に付いていきますから。…安心してください…貴方を一人にしないです。」

 

「フィラ…」

 

「はい。…貴方の妻はここにいますよ。」

 

「俺を離さないでくれ…ずっと側にいてくれ。」

 

「私の愛しい旦那様…ずっと一緒です。」

 

そうしてそのまま二人とも眠りにつく。

 

ガチャッ

 

「お兄ちゃん…?寝てますですか?……寝てますね。」

 

雫は寝ている二人へと近付いていき二人の間にすっぽり入り込む。

 

「にゃあ…温かいです。」

 

(…二人の中から二人を守るように時空の力が循環してるです。二人を此方に連れてきた人はとても良い人なのでしょうか…いつか会えたらお礼を言いたいです。にゃあ…それにしても…どうして…フィラお姉さんから二人分の温もりを感じるのでしょうか?)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

フゥ ゴク「今朝見た夢で分かってたけど雫ちゃんが真魔王ちゃんたちのことを知ってたのは驚きだったわ。……ねぇティナさん」

 

ヴゥン「なんじゃミクルよ。」

 

「私はあの子達の力になれてるのかしら…真魔王ちゃんは色々考えてて暗い顔をすることもあるし、フィラちゃんも時々寂しい顔をしてるのを見るとね…」

 

「そうじゃのぅ。改めて考える時間が出来たからこそ自分達の将来を考えとるのが一つ、そして自分達が一緒にいられるのか…これは依存に近いものじゃ。そして無意識に考えとるのが自分達が幸せになって良いのか大まかなところでこの3つだのぅ。」

 

「将来のことは分かりますが依存…ですか。」

 

「自分のことをよく知っているのはこの世界でただ一人、もしいなくなってしまえば後追いする可能性や暴走する可能性もある。何よりも失いたくない…それが共依存になってしまっとる。」

 

「…失いたくない…」

 

「親友を、後輩を失った経験があるからかその悲しみをよく知っておる。一人にしないでほしいと心が叫んでいるようじゃ」

 

「ままならないですね…」

 

「じゃが、今回のことで雫という自分達を知っている者に出会えたのは大きいじゃろう。それにミクルは良くやっとる。仕事の合間にあやつらを気にかけとるんじゃ。それにあやつらもお主には心開いとる。何事も根気が必要なのじゃ。こればかりは時間を掛けて癒すしかないのじゃ」

 

「ティナさん…そうですね。別世界とはいえ真魔王ちゃんは将来の息子だし、フィラちゃんも大事な親友の娘でもある。何よりあの娘たちには幸せになってほしいもの。だからティナさんも手伝ってね。」

 

「勿論じゃ。」

(それに最後の幸せになって良いのかというのは案外近く解決するじゃろうしな。主の力でフィラには××の×を移したからのぅ。修復できたら自然と出てくるじゃろう。その時に直接話しをするとしよう。)

 

「そろそろ寝ないとね……所でティナさん?その背中にいる子は?」

 

「ぬ?背中じゃと?」サッ

 

「……ウララ!」

 

「なんじゃ、モルペコ付いてきておったのか?」

 

「ウララッ!」

 

「可愛い子ね♪」

 

「もしや雫のことを気に入ったのか?」

 

「ウララー!」

 

「そうじゃなぁ…そうじゃこうしよう。」

 

「可愛い子ね…」

 

「・・・リュウ!」

 

「あらっ勿論リュウちゃんも可愛いわよ。よしよし♪」

 

「うむ、デンリュウもミクルに随分なついたのぅ♪…ミクルよ。」

 

「どうしたの?ティナさん」

 

ダキッ「お主も辛いことがあれば相談するんじゃぞ。あやつらも大事じゃがお主もまた大事な者のひとりなんじゃからな」

 

「ティナさん…ありがとう♪ミヤビちゃんと同じぐらい好きになっちゃいそうだわ」

 

そうして夜は更けていく。

 

真魔王とフィラ、雫たちが眠る側にうっすらとした人影が彼らを見つめるように、慈しむように懐かしむように見ていた。

 

翌日

朝起きて、雫が間に挟まって寝ていたことに驚いた二人だが雫の寝顔を見ているととても微笑ましくなり二人して撫でているとメル、マルの二人が朝ごはんだと言い起こしにきてそのままミクルの作った朝食を食べる。

 

そして雫が帰ることにして玄関まで真魔王とフィラが見送ることに。

 

「にゃあ♪お兄ちゃん、フィラお姉さん昨日は楽しかったのです。また近い内に遊びに来るです。」

 

「俺たちも雫に会えて良かったよ。また来てくれな。」

 

「雫さん…また来て下さい。今度は一緒にぬくぬくしましょう」

 

「ありがとうです。ミクルさんにきのみありがとうとお伝えください!お兄ちゃん、フィラお姉さん…またね!」

 

ヴゥン

 

「行っちまったな…」

 

「魔王…寂しいですけど雫さんも私たちも今この時を生きているのです。…それにまたねって言ってました。」

 

「そうだな。……よしっ今日も1日頑張るか…」

 

「はい。…魔王」

 

こうして真魔王は自分達の世界のことを知っている雫に出会い、これからを思い生きていく。それを見守る反転世界の王と未来を見据える魔法使い、そして彼ら二人を見つめる未来を見据える魔法使いに似た人影

 

これからの彼らは歩んで行く。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヴゥン「にゃあ…」

 

「おかえりなさい雫…」

 

「未来お姉ちゃん…」ギュッ

 

「?どうしたのですか雫?」ナデナデ

 

「にゃあ♪ぽかぽかするです。ゴロゴロ」

 

「…とても良いことが有ったのですね。昨日よりも顔つきが良くなってます。」

 

「未来お姉ちゃん…実はミクルさん家に泊まったのです。それできのみももらったです。それとこれもあげます。時空魔法の研究の役にたつかも知れないものです。」

 

「…これは血液?」

 

「にゃあ♪ちゃんと本人にも確認してもらってきました。」

 

「ありがとう雫。リビングにいきましょう。母様も雫がいなくて寂しそうでした。」

 

そうしてリビングへと入る二人

 

ガチャッ「ただいまです。」

 

「おかえりなさい雫。」

 

「おかえり雫お姉ちゃん!」

 

「おかえりぃ雫~」

 

「ミヤビさんこれミクルさんからです。」

 

とリュックを下ろしてきのみを取り出そうと中身を開ける。するとリュックから

 

ピョコ「ウララッ!」

 

「にゃっ!モルペコ!付いてきちゃったのですか。」

 

「ウララ♪」

 

「あらとても可愛い子ね。私はミヤビ宜しくね。」

 

「モルッ!」

 

「わぁ可愛い!触っても良いですか…」

 

「ウララ♪」

 

「わぁ♪すべすべしてる~」

 

「見たことのないポケモンですね。モルペコ…後でミルちゃんに聞いてみましょう。」

 

「あらあらまた賑やかになりそうねぇ♪」

 

「ウララ!」サッ

 

「にゃあ?これはモンスターボール?」

 

「ウラ!」カチャ ポーン カチッ

 

「モルペコGETですね。」

 

「にゃあ…出てきてくださいモルペコ」

 

「ウララ!」

 

「私で良いんですか?」

 

「ウララッ♪」

 

「これから宜しくです。」

 

こうして反転世界から雫を追いかけてきたモルペコは雫のポケモンになった。これからの活躍が期待される。

 




あとがき
今回は雫が兄と慕う真魔王とフィラに再会しました。雫は真魔王たちを過去へと送った張本人でありもっと何か方法がなかったのかずっと考えており、二度と同じことが起こらないよう平行世界の自分に記憶と感情を共有したことによりこちらの世界の雫も知っていたというものです。

そして真魔王とフィラは雫への感謝を伝え夕飯を一緒に食べて、フィラは雫の可愛さから愛が吹き出しイエッサンがサイコキネシスで回収し、後で雫はフィラに許可をとって持って帰り未来へと渡しました。

お風呂の一幕は後々に書きたいなとは思ってます。因みに真魔王の世界の雫は何度も体験済みですが此方の雫は未経験です。書くとしたら前座に雫(本番なし)のフィラとミクルとの兼ね合いです。

そして雫を気に入りモルペコが付いていきました。クッキーが美味く雫に付いていくためにティナにへばりつき現実世界へと来ました。

さらにミクルがもらったポケモンはデンリュウです。ミクルの助手を勤められるぐらい器用で時折ミクルが暗いところで作業しているとしっぽをちょうど良く光らせお手伝いします。

ミクルのティナへの好感度80/100…結構好感度高めで90過ぎていくとスキンシップが激しくなり100になると好意を全面的に出して甘えます。

………ミヤビはどうなのか?

ミクルのミヤビへの好感度200/100
好感度振り切ってます。何時でも襲いたくなるもののいつもミヤビにあしらわれその後に美味しく頂かれるのが一連の流れです

ティナは自分と同じように産み出された時、空間の力を司る二匹のような力を持つ雫を気に入りこの後何度か反転世界へと招いたりするとのこと。

今後とも真魔王とフィラの軌跡をティナは見守るでしょう。そして雫の感じたフィラの違和感と二人を見守る謎の人影、それが何なのかを全て知るティナ。それが分かるときは近いかもしれない。

FGOではピック2にて伊吹童子が登場。何とか引けたものの新素材をスキルで結構使うので中々大変ですが全体セイバーでNP50チャージは中々魅力的でさらに尊大かと思ったら中々気さくなお姉さんだったのも良かったです。

………こっちでも出そうかと検討中です。登場するならどこか山奥の神社に祀られているところに近くへキャンプしに来たヒメちゃんたちとの絡みなどにしたいですね。

それでは今回も読んで頂きありがとうございます。次回も読んで頂ければ幸いです。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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