気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回は真魔王たちが久し振りに登場のどせいさんたちとこれまた久し振りの登場の人物。

そして未来が初めてフィラに出会います。

そして雫が未来に!?

それではどうぞごゆっくり!


クリスマス島での音楽祭4

前回ヒメちゃんとリバ子と出会った真魔王とフィラたちは何処かの屋台でヒメちゃんに飲み物を買おうと移動していたのであった。

 

「さて何処か良い所はないもんか」

 

「この気温ですから屋根のあるところで休みたいですね。」

 

「はふぅ~干からびないところでゆっくりしたいですぅ」

 

「皆でご飯食べるの!」

 

「エルル~」

 

「カフッ!」

 

「ラッキ!」

 

「リリ!」

 

「チョケ~!」

 

「ピィカ!」

 

「メシシ~」スリスリ

 

「ドラァ」

 

「「メシ~」」

 

と歩いていると目立たない端っこで人が来ていない屋台が目についた。

 

「おっ!あそことか良さそうだな。」

 

「そうですね…行ってみましょう。」

 

「いらっしゃいませ~」

 

「ぷーぷー、おいしいみずにみっくすおれ、さいこそーだ、ひえたぎゅうにゅうです~」

 

「どうですかー」

 

「ぽえーん。」

 

「うおっ!なんだ?ちっちゃい奴らがやってるのか?」

 

「おぉ!可愛いです…!抱きしめたいですね。」

 

「うにゅにゅ!どせいさん!」ムギュ

 

「ひめですー」

 

「ひさしぶりです。」

 

「おげんきですか」

 

「ぷーぷー」

 

「ヒメちゃん知り合いですか?」

 

「どせいさん!ねーねぇのお家に遊びに来たりするの!」

 

「そうなんですね…その人のお家は楽しいそうですね…」

 

「こちらのひとは?」

 

「なんだかみらいににてますー」

 

「みやびにもにてます。」

 

「こっちはまおうににてるですー」

 

「ぽえーん」

 

「ミヤビさんや未来さんをご存知なのですか?」

 

「ねーねぇとばぁばなの!」

 

「へっ!?ねーねぇって未来ちゃんのことだったのか!」

 

「此方のお母様はヒメちゃんにばぁばと呼ばれているのですね。」

 

「魔王お兄さん、フィラねーねぇ、ばぁばとねーねぇの知り合いなの?」

 

「私は直接お会いしたことはありませんがミクルさんという方に聞いてます。」

 

「おれはこの間のハロウィンのときに未来ちゃんにお世話になってな。」

 

「そうなんだ!ミクルちゃんもしりあいなの?」

 

「ミクルちゃんってミクルママ、ヒメちゃんにそう呼ばれてるのか。」

 

「のみものどーですか?」

 

「良いんですか~」

 

「どうぞですー」

 

「ありがたくもらうぜ」ゴクッ クワッ

 

「魔王?」

 

「うめぇぇぇ!なんだ!この程よい炭酸に甘さも加わって爽やかな飲み心地は!?」サイコソーダ

 

「こっちのジュースは甘めですけど~色んな味が程よく混ざってて飲んでて飽きないですね!」ミックスオレ

 

「こっちの牛乳も、美味しいの!」

モーモーミルク

 

「こっちのきのみじゅーすもどうぞ」

 

「頂きます。」ゴクッ

 

「……とてもまろやかな口当たりで飲みやすいです。熟成された甘みが口の中で広がって美味しいです…」

 

「こんなに旨いのに人が入ってこないのは何でなんだ?」

 

「はんぶんしゅみでやってるのでおきゃくさんこなくてもへーきへーき」

 

「ばかんすできてたまたまおみせひらいてみたの。」

 

「おんがくさいのちけっともらえるかもです。」

 

「はいれなくてもそとできくの」

 

「ぷーぷー」

 

「音楽祭のチケット?」

 

「魔王、どうやら夜に抽選があって選ばれたら入れる一般のチケットのことみたいです」

 

「うにゅ!どせいさん!ばぁばに頼めば入れるよ!一緒にいこ!」

 

「ぷーぷー」

 

「ひめそれはよいのですがもってきたものをなるべくうりたいのです。」

 

「いつもおせわになってるひとになにかかってあげたいのです。」

 

「ぽえーん」

 

「そっか。よしっ!俺も手伝うぜ!」

 

「魔王?」

 

「こんなに旨いのを飲ませてくれたんだ。それに困ったやつを助けるのが」

 

「ヒーロー部ですからね。…分かりました。私も手伝います。」

 

「うにゅ!ヒメもする~」

 

「はぅ~おいしいですぅ~」

 

「ほらリバ子もやるぞ!」

 

「はいですぅ」

 

こうして成り行きでどせいさんの手伝いをすることに決めた真魔王とフィラたち。

 

チョコチョコ「…………………………………………ヤドッ」

 

「ん?なんだこいつ?」

 

「この子はいったい?」

 

ピイン

 

ヤドラン

やどかりポケモン

海を 眺め ぼーっと している。 シェルダーの毒が 身体に 回り より ぼんやりするように なった。シェルダーに 噛まれた ショックで 二足歩行になった。 シェルダーが 離れると ヤドンに 戻るらしい

 

「うにゅ!ヤドランなの!」ムギュウ

 

「………………………ドヤン!」ギュッ

 

「なんだかのろそうなやつだな。」

 

「やどらんは、まいぺーすなのです。」

 

「ぽえーん!」

 

「いつもあそんでくれます。」

 

「それにしてもヒメちゃんはヤドランと知り合いなのでしょうか?」

 

「んぅ?なんだぁ?どせいさんどうしたんだっと」ムクリ

 

「すたーくおはようです。」

 

「ようやくおきたです。」

 

「ぷーぷー」

 

「こういう陽射しの日はゆっくりしたくなっちまうんだ…であんたらは?」

 

「スタークおじちゃん!」

 

「お前さんあの時に温泉であったヒメだったか。久し振りだな。」

 

「リリネットお姉ちゃんは?」

 

「海で遊んでるだろうな全く少しは落ち着きをだな。」

 

「うっせーぞ!スターク!あんたはもっと動けや!折角の海なんだぞ!」ドゲシッ

 

「いってぇな。海きたから遊ぶなんて安直だぞ。景色を楽しむとかあるだろうが。」

 

「リリネットお姉ちゃん!」

 

「おぉ!ヒメじゃねぇか!久し振りだな!」

 

「知り合いなのか?」

 

「連れが悪いな。どせいさんたちと一緒に来たんだがここは陽射しが気持ち良くてな。つい昼寝をしていた。俺はスタークこっちのはリリネットだ。」

 

「俺は魔王でこっちはフィラちゃんだ。」

 

「よろしくな……そっちの嬢ちゃん」

 

「?はい。」

 

「…いや、何でもねぇ。取り敢えずどせいさんたちの手伝いをしてくれんのか?」

 

「あぁ!」

 

「まずは宣伝しねぇといけないからな。俺は飲み物もって試し飲みしてもらってこっちに誘導すっから頼んだ。」ファワァ

 

「よろしくですー」

 

「何だか覇気がないというか?」

 

「とりあえず手伝いを頼むぜ!あたしはこっちの運ぶからあんたらは売り子でそこのパラソルのところに立っててくれ!美男美女の組み合わせは人目を引くし目立っていい宣伝になるっていうらしいからな!」

 

「ありがとうございます!魔王頑張りますよ!」

 

「おう!」

 

「ヒメも頑張る~」

 

「カフッ!」

 

「はふぅ 干からびないように頑張ります~暑いですぅ」

 

「………ヤァド」ピシャァ

 

「はわわっ!冷たいです~ありがとうですぅ」

 

「…………ドヤァン」

 

「エルル~」

 

「ピカチュピ」ナデナデ

 

「チョケチョケ!」

 

「ラッキー」ドスッ 在庫の段ボール10箱

 

「リリーン」フワー

 

「サンキュー助かるぜ!」

 

「ドララァ」

 

「メシシ~」

 

「「メシー」」

 

とどせいさんの屋台を手伝う真魔王たちであった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ザッザッザッ

 

「それにしてもいきなり魔王のお姉さんに抱きつかれるとは思いませんでしたね。」

 

「にゃあ…びっくりですね。」

 

「ふふふっ未来ちゃんは不思議と抱きつきたくなるのよ。」

 

「チルル!」

 

「ウララ~」

 

「エリお姉ちゃんは自由ですからね。」

 

「そーなの?」

 

「エリちゃんの私生活気になるね。」

 

「まぁまぁそういうこともあるわ。」

 

と未来たちは他にも色々見るとということで、久しぶりの家族の時間を過ごしたいエリナは魔王とクーちゃん、プリちゃんが付いていきミクル一家、ミル、ベルゼブブ、アイス、エレキが付いてくることになった。

 

「そういえば砂浜に隠れた美味しい所があると評判だったような。」

 

「とりあえず行ってみよう!」

 

ザッザッザッ

 

ねぇさっきの見た?

 

見た見た!ダンディーな男性と女優並みに綺麗な女性がものすごく美味しい飲み物売ってた!

 

娘さんも手伝ってて物凄く可愛くてついつい一杯買っちゃった。

 

すごくお似合いな美男美女夫婦で目の保養になったわ。

 

「何だかすごい賑わってますね。」

 

「それだけ賑わってるなら行く価値はあるわね!」

 

と歩いていくと

 

「はいっ!ミックスオレ10本セットおまけで一本付けとくぜ!きのみジュース1ダースおまたせ!」

 

「…こちらのモモンのタルトは早めに召し上がってください。…こちらのモーモーミルクもサービスです。」

 

「エルル~」

 

「うにゅ!おいしいお水どうぞなの!倒れちゃうといけないから飲んでくださいなの!」

 

「カフッ」

 

「ドララァ」

 

「「メシシ~」」

 

「チョケ~」

 

「ピカチュ!」

 

「ラッキー」ドスン

 

「リリーン」フワァ

 

「…………………ヤド」サク バラバラ

 

「はふぅお待たせです~きのみ選り取りみどりセットですぅ。」

 

と盛況な海の家もといどせいさんの家で働く見覚えがある人たちがいた。

 

「「真魔王ちゃん!?/マオーさん?」」

 

「あっ!ミクルママと未来ちゃん!?」

 

「どうしたの?フィラちゃんも一緒に?」

 

「うにゅ!ねーねぇ!」ダキッ

 

「ヒメちゃんもどうしたんですか?」

 

「ぽえーん。おてつだいしてもらってますー」

 

「とてもたすかりますー」

 

「ぽえーん」

 

「どせいさんのお手伝いしてるの!」

 

「可愛い!」ムギュウ

 

「メル!いきなり抱きついちゃダメ」

 

「もっとむぎゅっとするです」

 

「ほらマルも」

 

「…ムギュウ…柔らかいです。」

 

「ねーねぇ!」

 

「どうしましたか?」

 

「フィラねーねぇ、ばぁばとねーねぇの親戚なの?」

 

「……!(こちらの世界の私…で祐希さんが言ってた未来さん…)」

 

「……そういう感じかもしれませんね。電話で話しましたがこうして会うのは初めましてですね、フィラさん。改めて未来です。それにしても」

 

「……?」

 

「とても綺麗でお肌も艶があってスラリとしたモデル体型でマオーさんが言ってたとおり優しげでマオーさんを一途に愛しているのがよく分かるとても素敵な奥さんですね。」

 

ボフン「…あぅ…その…あ、ありがとうございます…」

 

「あらあら未来ちゃん、すごい褒めてるわぁ。フィラちゃん毎日真魔王ちゃんのためにってお肌の手入れとかも欠かさないで、お料理も頑張ってるものね。」

 

「フィラお姉ちゃん頑張ってるの!」

 

「です!」

 

と人も少なくなってきたのでどせいさんたちに任せて端で話しをする。

 

「にゃあ…お兄ちゃん頑張ってます。」

 

「雫!久し振りだな!元気だったか」ナデナデ

 

「お兄ちゃん!」

 

「しずく~」

 

「お兄ちゃん!」

 

「しずく~!」

 

「ふにゃあ~ゴロゴロ !」ピョコピョコ

 

「雫さんがふやけてますぅ!」

 

(!ミル!良かった…こっちでも元気にやってるんだな。それにしてもいつ見てもミルは可愛らしいな。)

 

「それにしても先輩そっくりですぅ!」

 

「ハロウィンのときはお世話になりました。優しい人!」

 

「おう!確かベルゼブブだったな。」

 

「レナス、知り合い?」

 

「お母さんのプレゼント選びを手伝ってもらったんです!」

 

……………………!?

 

「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」

 

「っびっくりしました。どうしましたか?」

 

「えっ!?おおお お母さん!?」

 

「いつ産んだですか!?魔王との娘なのですか!?」

 

「実はマオーさんと会ったあの日何だかんだ有ってミルちゃんの娘になったのです。魔王は父親になりましたね。」

 

サッ

 

(ふぃふぃふぃふぃ、フィラ!?こっちのミルはどうなってんだ!?もう娘がいるって!?しかもオレとの間にって!)

 

(おちちち、落ち着いてください魔王!義理の娘だということですしまだ産んではいないみたいですが、こっちの世界のミルは盛ん何ですか!?)

 

(にゃあにゃあ、こちらのミルさんも面倒見が良くてこっちのお兄ちゃんの魔王さんもミルさんを大事にしてるのです。

 

二人とも奥手だったみたいですが未来お姉ちゃんが頑張って一線を越えたら二人とも遠慮がなくなって婚約者にもなってますです。にゃあ)

 

「お二人とも?大丈夫ですか?」

 

「お、おう!大丈夫だ!鼻からさっき飲んだ牛乳が出ただけだから」

 

「そうでしたか。そういえばマオーさん最近フィラさんとの夜の営みはどうですか?良ければこの間の改良版精力増強剤Zと素直になる薬と飲むと心から愛してる人に対して語尾に愛してますと何故か言ってしまう恋人に愛をHはどうですか?」

 

「欲しいぜ!!」

 

「まさか!?あの時の薬全部未来さんが!?」

 

「おぉ、ということはこの前の使いきったのですね。どうでしたか?」

 

「もうっさいっこうに良かったぜ!普段可愛いフィラちゃんが素直に甘えてくれて文句無しだ!」

 

「それは良かった。それとフィラさんこちらのスベスベオイル4.5をどうぞ。今回は前回の効能と保湿効果もプラスしたのでお肌がツルツルプルプルになります。」

 

「!ください!」

 

「ミクルさんもどうぞ。メルとマルにも使ってあげてください。」

 

「いつもありがとう未来ちゃん!」

 

ピョン「エルル~」ピョイ

 

「久し振りですねエルフーン!変わらずもふもふしてますね」ナデナデ

 

「エルル!」

 

「カフッ?」

 

「おぉ!フカマルですか。もしやマオーさんの子ですか?」

 

「おう!フカジロウって言うんだ!」

 

「良い名前ですね。触っても?」

 

「…………カフッ!」

 

「では……おぉざらざらとした肌触りと所々柔らかい弾力もあり良いですね。ヽ(´ー` )ヨシヨシ」

 

「カフゥ~」

 

「フカジロウ気持ちよさそう!」

 

「流石未来お姉ちゃんです!」

 

「ふふっ流石ね。」

 

「うにゅ!ママ!」

 

「お手伝いしてえらいわヒメ」ナデナデ

 

「さっきね魔王お兄さんとフィラねーねぇ、ヒメとリバお姉ちゃん助けてくれたの!」ギュム

 

「そうなのね。そちらの二人ヒメを助けてくれてありがとう。」

 

「困ってたのを見て放っておけなくて……まさかアマテラス?」

 

「あらっ!私のこと知ってたのね。初めましてアマテラスです。ヒメは私の娘なんです。」

 

「「えっ!?」」

 

「うにゅ~」

 

(ヒメちゃんがアマテラス様の娘!?)

 

(まじか!ってことはもしかしたらあの時あっちのアマテラスに子供が出来て産まれてたらヒメちゃんみたいな娘だったってことだよな。そうか…こんなに可愛い娘になるのか)

 

「それにしても未来ちゃんそっくりでびっくりだわ。」

 

「フィラねーねぇも暖かかったよ!ミルお姉ちゃんみたいなの!」

 

「そうねぇ。ミルちゃんも優しいし、未来ちゃんってば私のために神界の神たちをしばいちゃうしで、もう~安心して甘えられるから好きなのよね。」

 

(魔王…アマテラス様幸せそうで良かったです。)

 

(ホントだな。世界は違えど元気で良かった。)

 

「うにゅ!」ダキッ

 

「ヒメちゃん?」

 

「魔王お兄さん頑張ってるからナデナデするの!」ナデナデ

 

ズキュン「ヒメちゃん…フィラ…」

 

「魔王?」

 

「やっぱり家の娘にしてしまおうか?」

 

「あらあらヒメが人気になってるわ!なんだか嬉しいわね。」

 

「ミクル~アイスありがとう~」ピョンピョン

 

「すいません。ミクルさん妹が」

 

「良いの良いの。可愛らしいしさっきのお礼だから。」

 

「ミル様!」

 

「リバ子ちゃん!どうしてここに?」

 

「はふぅ実はミヤビさんのお家でお世話になってて今は一緒にバカンスです~」

 

「リバ子ちゃん干からびないように気を付けるんだよ。はい!お水」ピシャ

 

「気持ちいいですぅ」

 

「あっ!そうだ!そちらの先輩に似てる…えーと魔王先輩!」

 

ガクッ「な、なんだ?」

 

「そのある人に渡して欲しいと頼まれましてこれを」サッ

誰でも分かりやすい八極拳入門編のビデオと実践編というものであった。

 

「こいつはいったい?」

 

「何でも近いうちに必要になるからちゃんと見るようにと言ってました!健康的な体作りにもなるので奥さんと一緒にやるといいとも言ってましたね。」

 

「サンキューな。それにしてもいったい誰が。」

 

スー「ドラァ」サッ

 

「主人がミル殿経由で渡したものです。」

 

「!そうだったのか。」

 

「おぉ!ドラちゃんママ手伝ってたのですね。」

 

「ドラァ」

 

「メシシ~」ポス

 

「ドラちゃん元気でしたか~ひんやりしててドラちゃんは気持ちいいですぅ」

 

「メシ~」

 

「ドラちゃん嬉しそうですね。」

 

「元気になって良かったぜ。」

 

「メシシ~」フヨフヨ

 

「?どうしたのドラちゃん?」

 

「メシシー」

 

「ん?ドラちゃんどうしたのですか?」

 

「メシシシ~」ニュルン ニョキ

 

「わっくすぐったい」

 

「こらドラちゃん未来ちゃんに迷惑かけちゃダメでしょ。こっちに戻ってきなさい。」

 

「メシシ~」フリフリ

 

「まぁミル、迷惑ではないので大丈夫ですよ。」

 

「う~ん。ドラちゃんが未来ちゃんの胸に入り込んで未来ちゃんのおっぱいが強調されて」㌧

 

「魔王…」

 

「なんだ?フィラちゃ!?」

 

ハムッ んぐっ チュ チュプ

 

「はぁ。魔王は私をみてれば良いんです。じゃないと寂しいです…」

 

「フィラ…すまんそうだったな。よしよし」

 

「もうっ!魔王ったら」

 

「おぉ!仲良しご夫婦ですぅ!」

 

「真魔王ちゃんとフィラちゃんラブラブね!」

 

と和んでいると突然空から

 

ヴゥン ヒュゥゥゥ

 

「みりゃいしゃまぁぁぁぁ」

 

「うおっ!空から悪魔っ娘が未来ちゃんに!未来ちゃんあぶなっ!」

 

「ん」ポス クルクルクル ヒョイッ ダキッ

 

「こらエクシィ危ないでしょう。私なら平気ですが周りも危ないでしょうが一番は貴女が怪我をしてしまうかもしれない方が心配です。なので次は気を付けなさい。」ポンポン ナデナデ

 

「はいです!未来様!」ムギュウ

 

「おぉナイスキャッチだ!」

 

「私の時はああいう悪魔っ娘には会ったことないですがいったい?」

 

「そういえばエクシィは一人できたのですか?」

 

「……はっ!?」

 

「は!?ではありません!!あれほど一人で動かないようにということと未来に迷惑をかけないようにと言ったのに(`Δ´)」

 

「ご、ごめんにゃさい、ルシファー様」

 

「良いですか!貴女は未来の使い魔になったのです。貴女の行動の不始末は未来の責任ということにもなるんです。未来は貴女に期待してるのですから失敗しても学べば良いというのは良いですか」

 

「ルシファーさん!エクシィちゃんをそんなに怒らないであげてはわわゎ!」ドッシーン

 

「おぉ、なんか盛大に転けたが大丈夫か?」

 

「というかルシファーってもしかして以前魔王の言ってた七つの大罪?」

 

「スチル(`Δ´)貴女はそのおっちょこちょいをもう少し何とかしなさい。ミルさんと組むとさらにおっちょこちょいに磨きがかかるんですから。」

 

「スチルお姉ちゃん怒られてる~」

 

「スチルのドジは相変わらずですね。」

 

「メシシー」フヨフヨ ノシッ

 

「なんか私に飛び火してますぅ!?」

 

 

 

((こっちのミルもおっちょこちょいなのか/なのですね))

 

「ルシファー、そんなに怒らないであげてください。エクシィだって寂しくて私に会いたい一心で来たのでしょうから。それにルシファーは怒った顔よりも笑顔の方が好きですからほら笑って笑って」みょーん

 

「こ、こらぁ未来。なにをするのょですか」

 

「すげぇ、ルシファーにあんなことするなんて考えられんぞ。」

 

「なんというかお茶目なのでしょうか?」

 

ジーー「………にゃあ…にゃにゃにゃあ」ハイライトオフ

 

「し、雫?何か目が据わってるんだか?」

 

「猫の威嚇というかなんというかどうしたのでしょうか?」

 

「未来お姉ちゃん髪にごみが付いてるのです。」

 

「えっ?どこですか?」

 

「取ってあげますからだっこしてください。」

 

「ありがとう、しず」

 

ユビパッチン「…にゃあ…未来お姉ちゃんあのエクシィという悪魔と交尾…しましたね?」ボソ

 

ギクリ

 

「あの娘の下腹部の契約の印、使い魔契約でも最上位クラスの調伏に匹敵します。普通なら魔力の受け渡しだけの普通の使い魔契約なのですが交尾してその悪魔の体内に主人になる人の遺伝子情報があるとより強力な契約になります。あれ、敏い人だとこの悪魔は自分の物と分かります。

 

にゃあ?未来お姉ちゃんはどれだけ出したのですか?お腹いっぱいですか?どうして雫が側にいたのに言ってくれないんですか?私では受け止めきれませんか?信用してくれないのですか?寂しいです…猫は嫉妬深いのですよ?あの娘にしたのなら私にもしてください。でないと勝手に襲って未来お姉ちゃんの遺伝子を搾ってお腹の中に入れてマーキングして雫も未来お姉ちゃんのものに…」

 

「し、雫 落ち着いて」

 

「にゃあ未来お姉ちゃんが悪いのです。とても暖かくて離れたくなくなる感触でいつも雫をドキドキさせるです。私だって猫の前に一人の女の子です。好きな人に愛されたいと言う思いがあるのです。にゃあにゃあ。」

 

(……魔王何故かは分かりませんが雫さんと未来さん以外止まっているのですがこれはいったい?)

 

(この感覚は時間が止まってるのと同じだな。何回かあっちで雫の時止めを経験してるから感覚的に分かる。そんでもって未来ちゃんを巡る修羅場だ!)

 

(それより雫さんを止めないと!)

 

(フィラ少し様子を見ないか?もしかしたら未来ちゃんのことを少し知れるかもしれない。)

 

(うーん。雫ぬこさんにあんなに慕われているとは羨ましいです。)

 

「雫、エクシィは両親も亡くして誰からも愛されずに一人で生きてたの。一人の寂しさは私が一番知ってるから。でもその場の勢いでヤってしまったと言うのも事実です。私にできることであれば何でもしてあげますから。」

 

「何でも?それなら今は雫のことを見て欲しいです。そしてバカンスが終わったら私にもして欲しいです。今は頭を撫でて欲しいです。」

 

ナデナデ「ごめんね雫。貴女の好意嬉しいです。でも私はいつかこの世界からいなくなります。」

 

((えっ!?))

 

「…分かってます。未来お姉ちゃんの研究してる時空魔法と次元跳躍魔法……でも私も一緒に付いていきたいです。猫は寂しがりなのです。一緒にいてくれないと泣いてしまいます。にゃあ」

 

「ありがとう雫。こういう一途な思いを受け取るのは何だか嬉しいですね。」

 

「未来お姉ちゃんと私の二人だけの秘密…誰にでもじゃなく雫だけの秘密なのです。」にゅぅ チュウ チュポン

 

「んぅ♥️雫そんな急に吸わないでください。」

 

「にゃあ。雫のキスマークなのです。マーキングしました。目立ちにくいところなので大丈夫なのです。」

 

「もうっ!でも仕方ないですね。今は大きなねこさんのハグを受け入れます。」

 

「うにゃあ~ スリスリ ゴロゴロ未来お姉ちゃんは私になつかれました。未来お姉ちゃんは私以外の猫には浮気しないし触らないから私だけの匂いが一杯なのです。なのでいつまでも離さないです。にゃあ~」

 

(……フィラ)

 

(魔王…)

 

((何か入りずらい空気だ/です。))

 

(これオレら動いてるって知られたら不味いんじゃないか?)

 

(…それにしても将来的にいなくなるとはいったい?…祐希さんに頼まれていますし色々と融通してもらったりしてるので何か力になってあげたいです。)

 

「そういえば雫。前に持ってきてくれた血液はいったいどう言うことなのですか?あれ私の血液と同一の物だったのですよ。もしかして何かしらの方法で私から抜いた血液が時の魔力を帯びたのでしょうか?」

 

「…………にゃあ」フイ

 

((あ!?))

 

「にゃにゃにゃあ!?忘れてました。そういえば二人とも動けるのでした。」

 

「?二人?いったい…」サッ

 

・・・・・・・・・・・

 

「なんだかすまん未来ちゃん」

 

「その…割って入るべきではないと思いまして、」

 

「!雫この血液って!?」

 

ビューピュ「にゃあ、雫猫だから分からないですにゃあ」

 

「っ!そんな可愛く言って誤魔化しても…でも可愛いので撫でます。」ワシャワシャ

 

「にゃあ~気持ち~です。」

 

「もしかしてこの間雫を見て鼻血を噴射したフィラちゃんの血液!?」

 

「…フィラさんの血液でしたか…というか噴射したんですか…まあ雫は可愛いのでその気持ちは分かりますが。」

 

「それで遺伝子情報まで同じなんて普通はあり得ないことなのですがもしやフィラさんとマオーさんは…こことは違う世界の…可能性の魔王と私?」

 

「………」

 

「それは…」

 

こことは違う世界の存在だと未来に知られた真魔王と未来果たしてどうなるか。




あとがき

今回はここまでになります。

真魔王とフィラたちはたまたま旅行に来ていたどせいさんたちと遭遇しお店を手伝うことになりました。スタークとリリネットも付いてきていてのんびりしていたようである。

そして、真魔王たちが手伝い出すとお客さんも多数来て真魔王とフィラの夫婦とヒメちゃんを家族だと思い、美男美女家族が屋台をやっていると口コミがあり、繁盛しました。

ヤドランおもに食材を切り調理はラッキーとイエッサンが担当して、リバ子やヒメちゃんたちで売っていました。

ヤドランは包丁を一振下ろしているだけで他のお客さんも遅いなと思っていると何等分にも一気に分かれるのでどれだけ早く切ってるんだと戦慄して、興味本位で購入していってます。

ただヤドランは包丁以外に念力を無数の刃にしてるだけですごい早さで切ってる訳ではなくただそう見えるだけです。

そして、未来たちと出会う真魔王たち。

ハロウィンの時に真魔王と出会ってはいる未来。フィラを見て自分に似てる人だなと思い、真魔王から色々と聞いてるので素敵な奥さんと認識してます。

フィラも違う世界の自分とはいえ褒められるのは嬉しく顔を赤くしてました。

雫に出会い雫を抱きしめる真魔王とお兄ちゃんに会えて嬉しい雫。

そして違う世界とはいえミルの元気な姿を見れてとても安心する真魔王とフィラ。まさか子供がいるとは思わずつい叫んでしまいます。

自分達の世界のミルよりも積極的で動揺しました。

そして真魔王にハロウィンのときと同じく色々と渡す未来。
恋人に愛をHは語尾に愛してます。と心から愛してる人にたいして言うものです。心のそこからの言葉だからかとても深く心からの言葉に満たされた気持ちになるそうです。

そしてスベスベオイルの改良版を手渡す未来。

そしてヒメちゃんが、アマテラスの娘だと知った真魔王とフィラ

真魔王は前の世界では何度もお世話になり、フィラもミルと共に崩壊した現実世界で庇護してもらい強くなれたということや太陽のように温かく見守ってくれていたこともあり、びっくりしてました。

デビカ本編でもアマテラスは魔王を愛してヒメちゃんを授かりそして立派に育てていました。

真魔王はヒメちゃんを見る前に世界から抹消されたこともありもしかしたら生まれてたらこんなに可愛かったのかと感慨深く思い、どこか悲しそうに思えたのかヒメちゃんは真魔王に抱き付き元気付けます。

そして真魔王も心を鷲掴みされフィラ同様娘にしたいと言い出してしまうもののヒメちゃんが心から笑っている姿を見てアマテラスも悪い人ではないと笑い合ってました。

そして遺跡で渡されたものを真魔王へと渡すミル。果たしてそこには何が映ってるのか。

そして母にあってある程度ホームシックが治ったドラちゃんは主人のミルに抱き付いた後、未来の胸元に入り込みました。

実はドラちゃんは頭の上には誰でも乗ったりするものの胸元に入り込んだりは未来だけにしています。

理由は本編で語られるのは先ですが祐希が関係していて、ドラちゃんは生まれたとき祐希がタマゴを自分の服の中で温めて孵化させていました。なので祐希の温もりを本能的に未来に感じていて未来の胸元に入り込んでいました。

そして前回の遺跡編にて登場したエクシィが登場しました。このエクシィは実は変身魔法で大人になっていたのでそれを解くと10歳より幼い幼女の姿になります。

R18版にて色々あり未来の使い魔になったエクシィが引っ越し準備を整えて未来のところへ行くと留守でルシファーたちのところを頼りルシファー、ベルフェゴール、レヴィアタン、レジスチルたちもクリスマス島にエクシィの転送魔法でやってきて未来の気配を感じたエクシィは転送魔法で、ワープしてしまい追いかけたルシファーは勝手な行動で未来に迷惑をかけないように怒りそれを止めようとスチルは走り込んで躓いて転びおっちょこちょいなところを咎めるがミルに飛び火する。

ルシファー自身何かと世話焼きでもあるからなのか立派にするために厳しいことを言うかもしれませんがエクシィを思って接するルシファーとエクシィを褒めて伸ばそうとする未来。二人とも自分を思って言ってくれているので未来もルシファーも好きなエクシィ。

そしてどの世界でもミルはミルだなと思う真魔王とフィラ。

そして怒るルシファーに笑顔でと頬をみょーんとつまむ未来。

ルシファーもそんな未来に毒気を抜かれる。何だかんだ二人とも良いコンビなのである。

そして何かに気付き物凄く不機嫌になり目のハイライトがなくなる雫。

そして未来に迫ると周りの時を止めて未来へと問いかける。

そして真魔王とフィラは祐希から時空を操る程度の能力を渡されていたので時が止まったことに気付き少し様子を見るために二人を観察することに。

雫自身未来と過ごすうちにとても大好きが溢れてきていてエクシィを抱いたことに不満を爆発させ未来に自分も抱いてと言う雫。

こうして未来は雫ともする約束をしました。

そして雫は未来にキスマークを付けマーキングします。

未来は他の猫を触ろうとしないのもあり雫の匂いが染み付いているのと自分を大事にしてくれているのが分かる雫は未来に存分に甘えます。

そして未来が研究している時空魔法と次元跳躍魔法。時空魔法だけだとその世界の並行世界などは移動できるものの他の次元には辿り着けないと考え、次元を渡る魔法にも着手してそんな中でエクシィの転送魔法を研究することが出きるようになったので飛躍的に進んでいくでしょう。

祐希に会いたい未来はいつか世界から世界を渡り祐希を見つけようと今の時点では考えているためか将来的にいなくなると雫には言ってあります。

そんな雫は未来に付いていく気でいます。

果たしてどうなっていくのか?

そして以前に手渡した血液を分析した未来は自分のDNA情報と一緒だったと雫に言い、雫はふと後ろを見ると真魔王とフィラが動けることを思いだし、未来もそれに気付きこことは違う世界の魔王と自分なのではと問いかける。

果たして二人はどうするのか

次回へ続きます。

おまけ

デビルカーニバル風プロフィール

エクシィ=ルクスリア

転送魔法を得意とする悪魔の本当の姿。その姿は幼い少女で大人の姿は変身魔法で変化した姿。今まで自分の魔法が効かなかったことはなく、それ故に初めて効かなかった魔王にしつこく勝負を挑むようになった。

その理由は生まれてすぐに両親が亡くなり親戚もろくにおらず叔父を名乗る男に引き取られオークに純潔を奪われ、命辛々転送魔法で生き延びたが生きていることを否定され、自分を見てほしくて転送魔法を極めて小さく見えるその体にコンプレックスをもち大人の姿に変身して自分をバカにしたものを見返すべく頑張っていた。

魔法の効かなかった魔王はバカにしないし面と向かって相手してくれるから友だちになってほしかったがどうすれば良いか分からず

そして何十回目の時に誤ってミルに当ててしまった。これが地獄のような責め苦の始まりになるということは本人の知るよしもなかった。

と思われたが本来の彼女を知った未来は彼女を優しく抱き留めて生きていることを肯定してくれ、生まれてきてありがとうと言われ心からの願いであった自分を見てほしいという本当の願いを叶えてくれた未来になつき彼女の使い魔になった。

そしてこの後ミヤビ宅に居候するために引っ越しの準備中。今回準備が終わりいざと家に行くと誰もおらずルシファーに会いに行ってどこにいるのかを確認し家にいた者たちでクリスマス島に向かい未来の気配を感じて抱き付きに行った。

未来の精を受けてとても満たされた感触もあり、心から暖かくなり未来の胸に飛び込んでは彼女に甘えるエクシィであった。

居候後よくヒメちゃんと未来の膝を取り合う仲になるがその都度、雫が仲裁に入り三人仲良く抱きつくのであった。

将来は未来の子供を自ら孕みたいと考えて未来に妊娠した時みたいに注がれてとても幸せそうに未来に抱きつくのでした。

彼女の真名は一族から継承してきたルクスリアといい二人きりの時はそちらで呼んでもらっています。

ベルフェゴールから色欲の大罪の担い手は空席になっているのを聞いた未来。

そういったこともあり彼女の真名は彼女の一族にある秘密が隠されていて未来は彼女は色欲の大罪の継承者ではないかと思うが果たして

容姿は大人の姿はトリニティセブンの浅見リリス似
本来の子供の姿は黒崎メアを小さくした感じですかね。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る

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