気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める 作:生徒会長月光
そして真魔王が食を味わいます。
それではどうぞごゆっくり。
前回のあらすじ
ヒメちゃんが散歩していると傷付いた少女を発見した。
手当てのため合流したエレキの案内でミクル宅へと向かい真魔王とフィラの二人が手当てをすることに。
少女怪我を消毒してこちらの世界で覚えた回復魔法を行使して傷を癒した。
「…これで一先ず安心ですね…」
「うにゅ。フィラねーねぇ…お姉ちゃん大丈夫かな?」
「そうですね。どうしてあんな怪我をしていたのか起きたら事情を聞きましょう。」
「まだ幼い子供だっつうのに…」ナテナデ
「その娘が起きたことを考えて美味しいご飯を作りましょう。」
「そうだな。おし!」
「うにゅ。ヒメ、お姉ちゃん見てるの!」
「じゃあヒメちゃん頼むな」
「は~い!」
「エルル~♪」
ガチャ
「うにゅ…お姉ちゃん元気になるかな…」
「エルル!」
「ふわふわさん…そうだよね!」
暫く様子を見ていると
「ぅぅぅ…お母さん…お父さん…いっちゃやだ……いかない…で…寂…しい」
少女がうなされるのを見たヒメちゃんは
「うにゅ、だいじょうぶ、1人じゃないよ。ヒメも一緒にいるから…」
というと少女が寝る布団へ一緒に入り頭を撫で抱きつく。
スゥースゥー
「うにゅ♪大丈夫なの…ふぁぁ…ヒメ眠たくなってきたの……」スピー zzZ
「エルル~」
少女に抱きつきそのまま眠ってしまったヒメちゃんとそれを見守るエルフーン。
それから暫くして…
「…ここは?私たしか…」
と目を覚ました少女。
「あれ…怪我…治ってる?」
誰かが助けてくれたのかな…
少女には分からなかったがそれでも自分のするべきことをしなければと起き上がろうとしたものの起きれなかった。
思わず金縛りにあったか囚われてしまったかと慌てて状況を見ると
zzZ「スピー…なの~」
自分に抱きついている幼げな少女が気持ち良さそうに寝ていた。
「この娘は…?もしかしてこの娘が助けてくれたのかな…」
少女は悪意に敏感であったが少女ヒメちゃんからは悪意を感じられず純粋な気持ちを感じる。
「エルル!エルル~♪」
ビクッ「だ、誰!」
ヒョコ「エルル~」
「…何だかドラちゃんに似てる?もしかしてポケモンなのかな…?」
「エルル~」ピョン
「わっ」ダキッ
「エルル~」モフモフ
「とても柔らかくて心が休まります…はふぅ」
と暫くエルフーンを堪能する少女。
「私いかないと。もふもふさんありがとう…この娘にもお礼をしたいけど…やらなきゃいけないことがあるから…」
とヒメちゃんを優しく身体から離そうとするものの思いの外しっかり抱き付いているためか中々離れず…
スピー「うにゅ?……」
「あっ!………」
目を覚ましたヒメちゃんと目があった少女。
「うにゅ♪お姉ちゃん目が覚めたの!痛いとこない?具合悪くない?だいじょうぶ?」
「えっ!?うん…大丈夫だよ。貴女が治してくれたの?」
「フィラねーねぇが治してくれたの!お姉ちゃん倒れてたの見付けてスーちゃんが運んでくれたの!」
「助けてくれてありがとう…」
「うにゅ♪私タキツヒメなの。お姉ちゃんお名前は?」
「私は……リエルと言います。」
「うにゅ♪リエルお姉ちゃん」ムギュウ
「あの…ヒメちゃん。今って何年の何月ですか?」
「うにゅ?○×年の2月なの!」
「良かった!まだ間に合う!急いで…イタッ」ズキッ
「うにゅ!リエルお姉ちゃんまだ休んでないとダメだよ。怪我しっかり治さないと!」
「でも私には時間がないの…速く…見付けて知らせないと…手遅れに…」
「見つける?リエルお姉ちゃん探し物してるの?」
「厳密には探し人かな。その人に伝えないと…」
「誰探してるの?」
「ヒメちゃんは知らないかもしれないですけどこの時代の魔法協会の重要人物と言われているアインハルト=ミクルという魔法使いです。」
「ミクルちゃんに会いに来たの?」
「そうです。そのミクルちゃんに……………えっ!?ヒメちゃん!ミクルおばさんを知ってるの!?」
「だってここは……」
ガチャッ
とヒメちゃんが言う前に扉が開く。
サササッと素早く布団にくるまってしまう。
「うにゅ?リエルお姉ちゃんどうしたの?」
「ヒメちゃん?どうです…目が覚めたのですね。良かった…怪我の具合はどうですか?」
「うにゅ、フィラねーねぇ!体調良さそうなの…でも布団にくるまっちゃった?」
「…もしかして…ヒメちゃん、そちらの方も気持ちが落ち着いたら食堂へ来てください。ご飯を用意してますから良ければ一緒に食べましょう。」
とフィラは言い扉を閉める。
「リエルお姉ちゃん一緒にご飯食べよう!」
「で、でも私は…」
クゥゥゥ
と可愛らしい音が聞こえ慌ててお腹を押さえるリエル。
「うにゅ♪リエルお姉ちゃん、お腹空いてるの!食べないと元気でないよ。」
「では…お言葉に甘えて…」
と気が抜けたのかリエルの背中には先程まではなかった翼があった。
「うにゅ?リエルお姉ちゃん綺麗なお羽なの!」
「えっ?あっ!?こ、これは…その…」
魔法で隠していたのがバレてしまい慌てるリエル。
「うにゅ!リエルお姉ちゃんお羽さわっても良い?」
「…怖くないの?私は悪魔なんだよ?」
「うにゅ?ねーねぇの友達にも悪魔さんはいるよ?」
「そうなんだ…この時代はまだ違ったってことなのかな…」
「リエルお姉ちゃん?」
「ごめんね。触っても良いよ。」
「わーいなの♪」サワサワ
(凄い優しい手つき…それになんだか暖かい…)
「リエルお姉ちゃんのお羽ルーお姉ちゃんとおんなじで柔らかくて優しい感じがする~」
「エルル~♪」
「(〃▽〃)その…誉めても何にもあげられないよ。」
「リエルお姉ちゃん一緒に行こ!」
「……うん」
ヒメちゃんの純粋な気遣いと優しさに触れてリエルもヒメちゃんに気を許し始め二人と一匹はリビングへと向かう。
時は少し遡り
「…あの娘大丈夫でしょうか…あの反応…余程のことがあったと見るべきですよね。」
「そうだな。あれは多分戦いに巻き込まれた感じだよな…けどあんなに身体にダメージがあるっていうのは気になるな。」
「応急処置は出来ましたがまだ身体にダメージがあるので先程未来さんに連絡をしました。ヒメちゃんもいると言ったらすぐに来てくれるみたいです。」
「この間の回復魔法をあの娘に掛けて元気なりゃ良いんだけどな。」
「そうですね…」
「フィラお姉ちゃんただいま!」
「お兄さん…ただいまです。」
「メル、マルお帰り。手洗いうがいはしたか?」
「ちゃんとしてきたよ!」
「したよ。」
「そうか。偉いぞ二人とも。」ナテナデ
「「わーい!」」
二人が帰ってきて数分後に未来も到着した。
「魔王さん、フィラさんお邪魔します。おやメル、マルもお邪魔しますね。」
「「未来お姉ちゃんだ!わーい」」ムギュウ
「急なお願いですいません未来さん。」
「いえいえ困ったときはお互い様ですよ。」
「………ヤド」
「ハボハ~」
「ヒノヒ~」
「未来さん!」
「事情は聞きました。えらいですアイス。」ナテナデ
「気持ちいいです~…マスターは怪我をした娘に寄り添ってます。あまり人数がいてもとヒノちゃんと私はフィラさんたちといます。」
「チルル~」
「ドララァ」
「「メシシ~」」
「後程ハデスも来ると言ってました。フィラさんたちの顔を見たいとのことです。」
「ハデスさんも来てくれるならもう少し作りましょう。」
「そうだな!」
「チョケチョケ!」
「ピィカ」ナテナデ
「トゲピーはピカチュウを気に入ってるみたいですね♪」
「ピカチュウも面倒見がとても良いですからね。」
と追加で料理を作るフィラと共に作ることにした未来。
とメル、マルが水槽を持ってきて
「フィラお姉ちゃん…これって料理とか出来る?」
「?これは?」
「イールって言うんだけどね。先生が全員に観察したら川に放流するとかしてって。」
「ぬるぬるしててお母さんもあんまりお料理で使うことがないって…」
「これは……何だかヌルッとしてて包丁も通らなさそうですね(>д<*)」
「まるでローションみたいだぜ!」
「川に放流するしかないのかな…」
「皆そうするって言ってたもん…そうするしかないよ」
と言っているところ未来が水槽を見ると
「ん?これ…うなぎじゃないですか!」
「「「「うなぎ???」」」」
「こんなに立派なうなぎがいるなんて…これは遣り甲斐がありますね。フィラさん釘ありますか?」
「え?えぇ。ありますよ?」
とフィラは釘を未来へと渡す。
「未来お姉ちゃん…食べれるの?」
「皆ヌルヌルして気持ち悪がって食べないよ?」
「これを食べないなんて勿体ないですよ。今から調理しますから待っててください。」
とイールに手を合わせおもむろに
ダン!グサッ!!
と釘をイールへとまっすぐためらいなく突き刺す。
「み、未来ちゃん!?怒ってる!?」
「ん?いえうなぎは滑りやすいので釘で固定してから捌くのが一番なんです。」
と言いながら素早く捌いて串に刺して何処からともなく出した七輪に焼いていき自家製のタレに何度も付ける。
「何だか凄いいい匂い!」
「凄いですね…このタレも濃厚な味がして何段階も美味しさを引き上げているようです。」
「未来ちゃん料理上手だな!俺も見習わないとな…」
「ひとまずマオーさん試食をどうぞ」
と小さめのお茶碗にご飯とうなぎを乗せて真魔王に手渡す未来。
「おぉ…ご飯に程よくタレがかかって旨そうだな。頂きます。」
ヒョイッ パクッ
「…!?口の中で溶けた!それに甘いタレが白飯と合わさって食欲が進みやがる!うめぇ…それに噛んだらふっくらとした柔らかさが口の中でほどけて更に白飯と…」
「凄い…!魔王が夢中になって食べて……もう食べ終わってる!?」
ハッ!?「いつの間に完食してたんだ?」
「気に入っていただけたようで良かったです。残りは皆で食べましょう。」
「未来お姉ちゃんすごい!」
「…未来お姉ちゃんお料理でお兄さん誘惑してる…ズルい」
「マルにも教えてあげますね。最初は中々なれないので一緒に作りましょう。フィラさんもどうですか?」
「やります!…魔王を夢中にさせたいですから。」
「未来お姉ちゃん…ありがとう!」
「ふふっ。マオーさんはもうフィラさんに夢中だと思いますよ。さて残りも作りましょう」
とどんどんうなぎを捌いては焼いてを繰り返しフィラとマルの二人に捌きかたを教える未来。
その間に魔王はメルとお皿をテーブルに並べていく。
そうして出来上がった料理を並べ終えるとヒメちゃんと倒れてた少女…リエルも姿を現した。
ガチャッ
「フィラねーねぇ来たよ。うにゅ!ねーねぇも一緒なの!」
「ヒメちゃん迎えに来ましたよ。怪我をした少女の治療もフィラさんから頼まれまして…どうやら目は覚めたようですね。」
「本職ではないので応急手当になってしまいましたので、回復魔法の得意な方を呼びました。気分は…?」
と件の少女に話し掛けるのだが
「あ…うぅぅぅ…うわぁぁぁん」ギュュュウ
とリエルは感極まったのかすぐ側にいた未来へと抱き付く。
寂しかったのだろうと思い宥めようとしたのだがリエルの発した言葉に全員仰天する。
「おがぁぁぁぁざぁぁぁぁぁんぅぅぅ」
「……………なんと?」
「「……………ぇええええええぇぇぇぇ!?」」
「うにゅ?」
果たしてリエルは何者であろうか?
次回に続く。
あとがき
というわけで今回はここまでになります。
目を覚ました少女リエル。
彼女を看病し目が覚めるまで一緒にお昼寝をするヒメちゃん。
リエルは少し人見知りする性格であり悪意に敏感であるがヒメちゃんからはただ心配する善意しか感じられなかったため心を開いている。
そして真魔王たちと合流した未来。
今回ドラちゃんはミルと一緒にいてミクル宅にいない状態です、
そしてイールという生き物が食べれるか聞くメルとマル。
ヌルヌルしたせいか食材に適さずに主にローションといったものの原材料になり食べられてなかったものの未来がうなぎだと感じとり捌くと案の定うなぎだったため調理することに。
うなぎの英語読みでイールになるようなのでそのまま引用してます。
そして真魔王は我を忘れるかのように食に没頭したのをみて、フィラとマルは捌きかたを未来から教わることに。
そして入ってきたヒメちゃんとリエル。
リエルは未来を見て感極まり抱き付いて号泣し、お母さんと呼び全員が驚いていました。
説明会は次回になります。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も読んでくださると幸いです。
女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)
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見たい
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どちらでも良い
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それよりも未来と雫の甘々Hを見る
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ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る