気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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今回はハロウィン回になります。

ハロウィンパーティーのため皆さん仮装をしてます。

そしてどせいさんが大活躍します。

どせいさんの科学力は世界一ィィィィーーーー

な展開です。

どうぞごゆっくり。


ハロウィンでのプチ騒動

ハロウィン

 

皆さんお久し振りです。

今日も魔法を極めようと勉強している未来です。

本日はハロウィン。

秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、近年では仮装をして人々でお祭りをしたりしています。

 

今日はハロウィンなので、お祭りがあちら此方でやっています。

 

家でも色々な飾りつけをしてお祝いをする準備をしています。私と母様は普段の魔女の格好にカボチャの装飾をして仮装のようにしています。

 

ピーンポーン

 

どうやら誰か来たようです。一度手を止めて誰が来たかを確認すると、後輩ちゃんとベルフェゴールの二人だった。

 

珍しい組み合わせだと思いましたが、待たせてはいけないと思い、玄関を開けます。

 

「あっ。未来、トリック・オア・トリート。」

 

「ハァーイ。トリック・オア・トリート。お菓子をくれないとイタズラしちゃうわよ。」

 

「いらっしゃい。二人とも。はい。これチョコクッキー。」

 

二人に袋にいれたクッキーを渡す。

 

「それにしても珍しい組み合わせですね。魔王はどうしたんですか?」

 

「朝家に行った時には、どこかに出掛けた後だったんです。」

 

「そうなのよね。早くに何の用事があったのかはわからないけど、誰かと一緒に出掛けたのは見たのよね。」

 

「そうだったのですね。では二人とも良ければ寛いでいってください。まだパーティーには早いので。」

 

「そうさせてもらうわ。」

 

「私だけ悪いよ。何か手伝えることがあれば手伝うよ。」

 

そうして二人をリビングに案内する。その中ではこの間知り合ったどせいさんたちとミヤビが高い所へ浮遊魔法で飾りつけをしていた。

 

「あらっいらっしゃい。二人とも。」

 

「お邪魔するわよ。あらっこの子達、どせいさんだったわね。」

 

「ぽぇーん。あそびにきたらぱーてぃするって。」

 

「さそわれたからいっしょにてつだってるの。」

 

「おかし、おいしい。」

 

「とりっく・おあ・とりーとです。」

 

「ぷーぷー」

 

「どせいさんたちが手伝ってくれてるからそろそろ終わりそうなの。だから三人とも寛いでて。」

 

「わかりました。」

 

「さて、貴女の部屋に行きましょう。この娘仮装してないからその準備もね。」

 

「そうですね。後輩ちゃん行きますよ。」

 

そうして私の部屋で服を選ぶのですが、用意していた服を着てもらうのですが、どれもピンとこないです。

 

ベルフェゴールも手伝っているのですが、きわどい服ばかりを勧めているので今のところは無しになってます。(縦セタや妙にスカートの丈が短かったりとやたらと胸や太ももが見える衣装。)

 

そうして着替えを選ぶこと2時間。漸く服が決まり一度私は下に降ります。

そこには何やら急いできたかのような格好で、魔王と見知らぬ娘がいた。

 

「そんなに急いでどうしたのですか?」

 

「み、未来ちゃん。悪い。ちょっとミヤビさんいるか?」

 

「えぇ。飾りつけをしてたのでリビングにいると思いますよ。」

 

「良かった。とりあえず上がらせてもらっていいか?」

 

「それよりそこの少女は一体?」

 

「あぁこの娘はジャック・オー・ランタンっていう悪魔だ。」

 

「ランタンなのだ。ヨロシクなのだ。」

 

「朝俺のところに来て、何でも大切にしていたランプを無くしちゃったみたいで、探してたんだ。」

 

「それで、後輩ちゃんがいないと言っていたのですね。」

 

「それで私のランプは見つかったんだけど、見つけたところが墓地でランプの影響でおばけが沢山集まっちゃったの。取り返そうとしたんだけど、私たちの攻撃が全部すり抜けちゃうの。」

 

「成る程。母様程の魔法使いなら何か対処できると考えて此方に来たということですか?」

 

「あぁミヤビさんなら何か有効な手段を知ってるかもしれないからな。」

 

そうして二人を母様の所に連れていく。

 

「先輩君いらっしゃい。そっちの娘は?」

 

「ミヤビさんこんちは。すいません。聞きたいことがあって。」

 

そうして経緯を話す魔王。

 

「そうなのね。おばけね……しかも魔法がすり抜けるだなんて。一応対策がないわけでもないけどとても難しいわ。」

 

「その対策って?」

 

「おばけは実態がないけど、魂事態はその場にあるの。なら魂に干渉する方法があれば攻撃も通るでしょう。でも魂に干渉するのはとても魔力を消耗するわ。しかも数も多いとなると、倒すのは難しいわ。」

 

「魂か……」

 

おばけで躓くことになってしまった魔王とランタン。しかし意外なところから解決策がもたらされる。

 

「おばけつかまえるのできる。」

 

「ぽぇーん。できるの。」

 

「本当か!?」

 

「ちょっとまってて。みやびつかわないそうじきある?ぽぇーん」

 

「えぇ丁度押し入れに古いのがあるわ。」

 

そうしてどせいさんたちが一度押し入れに向かって大体5分ほどすると掃除機を持ってやってきました。前世で生きていたときに見たことがあるその物体はオバキュームだった。

 

「これあればおばけつかまえられるの。」

 

「いや、これ掃除機だろ。こんなのでどうやって倒すんだよ。」

 

「これでおどろかすの。おどろかしたら、すいっちをいれてあとはすいこむだけ。ぽぇーん。」

 

「この子たち嘘言ってないのだ。ランタンは信じるのだ。」

 

「まぁダメ元でいくか。サンキューな、

どせいさん。」

 

「いいってことです。おばきゅーむならおばけぐらいかんたんにすえるのです。」

 

と掃除機もといオバキュームと懐中電灯を受け取る魔王。オバキュームを担いだ魔王。なんだかシュールです。

 

「一応私も付いていきますね。何かあっても直ぐに逃げられるように。」

 

「ありがとうな。未来ちゃん。」

 

「それより早く終わらせてパーティーしますよ。」

 

そうして墓地へと行く私たち。10分程歩くと広めの共同墓地が見えてきました。

 

そしてある一定のところに行くと、おばけたちが30程たむろっているのが遠目で確認できました。

 

とりあえず、本当に魔法がすり抜けるのか試すため、炎による攻撃から氷、風と三回ほど撃ちます。

 

そしておばけたちに当たるかと思われたそれはすり抜けて霧散しました。どうやら魔王が言っていたことは本当だったようです。

 

そして攻撃したことにより、此方に視線が集中します。最初に此方に5匹程向かってきたので、魔王を先頭にして備えます。

 

「えっと確か、オバキュームのスイッチがこれであとは懐中電灯を照らせばいいんだよな。よし。」

 

「魔王来てるのだ。早くするのだ。」

 

「これでどうだぁぁぁぁぁ」ピィカーン

 

懐中電灯の光でおばけが驚いた瞬間にオバキュームを思いっきり起動させる。するとあら不思議。どんどん吸い込まれていくではないですか。

 

「まじかよ。本当におばけ吸い込めるとは。」

 

「この調子で頑張るのだ。」

 

「ヨッシャー任せとけ。」

 

おばけを倒せるようになってからはどんどん吸い込んでいきあっという間に全部吸い込むことができました。

 

そうして無事にランプは持ち主の元に戻った。ランプにはランタンがこれまでに集めた人々の感謝の気持ちが入っていたのだそうです。ハロウィンの日にその感謝の気持ちを魔力にして皆が喜んでくれるように花火にしようとしていたとのことです。

 

無事に解決したのでランタンもパーティーに誘います。

 

そして家に帰ると続々と人が集まっていました。そうして歩いてると前からヒメちゃんが私に抱き付いてきました。

 

「おかえり。ねぇね。」

 

「ただいまですよ。ヒメちゃん。」

 

「えへへ。トリック・オア・トリートお菓子をくれないとイタズラしちゃうよ。」

 

「それは大変です。ではこれをどうぞ。」

とクッキーを渡す。

 

「わぁーい。ありがとうねぇね。」

 

「さぁヒメちゃん、行きますよ。みんなまってるでしょうから。」

 

「うん。」

 

そして無事にハロウィンパーティーは行われました。途中ルシファーやアマテラスも来てベルフェゴールと共にヒメちゃんとランタンとレースゲームで遊んでいた。

 

魔王はどせいさんにオバキュームでしっかり倒せたことを言いお礼を言っていた。その後捕まえた魂はアマテラスが責任をもって黄泉の国へと転送すると言っていた。

 

アマテラスはこの間買ったスマートフォンの使い方を母様から聞いていました

私もアマテラスと連絡先を交換仕合ました。そして後輩ちゃんはというと……

 

「せ、先輩!!!」

 

「どうしたんだ。何かあったのかって」

 

「どっどうですか?」

 

魔王に仮装を見せていた。それは白と黒を強調したドレスで一見するとメイド服のような感じてはあるが、普段被っている帽子を脱ぎ、普段はストレートに流している髪も後ろで縛ってポニーテールにして、薄く化粧をしてまるでどこかの令嬢のようだ。

 

化粧は母様が手伝ったと言っていました。さて魔王の反応はどうでしょうか?

 

「!!っその何だ。あれだな。うん。」

 

「な何ですかっ。はっきり言えばいいじゃないですか。似合ってないって。」

 

「そんなわけないだろ!普段は可愛い系なのに今は凄い綺麗だし、似合ってるぞ。」

 

「本当ですか?」

 

「あぁっ流石俺の後輩だ。」

 

「ふぇっボフン(俺のって私が先輩の物って。卒業したら結婚してそれで子供は最低5人欲しいですし、それから、それから)きゅ~」バタン

 

「ちょっ、大丈夫か?どうしたんだ。」

 

「あぁf(^^;)まぁキャパオーバーで倒れちゃったんですね。まったく 魔王、私の部屋の隣が空いているので布団を敷いて、早く後輩ちゃんを横に寝かせてあげてください。」

 

「あぁわかった。」と言いながらお姫様抱っこで運ぼうとする魔王を一度呼び止めパシャリと一枚撮る。

 

こっちを向いてどうしたか聞いてきますが何もないと言いそのまま行かせました。

 

さてと、このお姫様抱っこの写真は後で後輩ちゃんに送りましょう。

 

こうして最後はランタンが町の至るところで花火を打ち上げ集まった人たちも帰り、無事にハロウィンパーティーは終了しました。

 

また来年もこういったことはやりたいものです。

 

後日談と言うか今回のオチ

あの後私の部屋に戻ったのですが、二人の様子が気になりこっそりと遠視で隣を見ると魔王と後輩ちゃんがキスしている所でした。

 

どうやら魔王も興奮したように後輩ちゃんの唇を貪っています。あっ深いのいった。

クチュックチュッ、

そうして一分ぐらいキスして二人とも少し離れると少し糸を引いていました。

 

これは明日は赤飯ですね 

 

それからのことは私も見ていないので知りませんが、隣では魔王の名前を何度も呼ぶ声と後輩ちゃんを求める声が絶えなかったとだけ言っておきましょう。

 

次の日赤飯を炊いて昨夜はお楽しみでしたねといったところ二人して顔が赤くなって照れていました。

 

これで恋人同士になってくれれば文句なしですがそれにはもう少し時間が必要かもしれませんね。




あとがき
ハロウィン番外編になります。どうも皆さん。そろそろハロウィンが明日に迫るなかで書かせていただきました。月光です。

今回はハロウィンと言えば仮装もそうですがおばけも定番だと思い登場させました。彼らは物理攻撃と大抵の魔法が聞かないある意味チートな存在です。魂に干渉する魔法を使うことによってダメージを与えられるものの、しかし相手が悪かった。

どせいさんはスマブラ時空でルイージに会っていたので、オバキュームの構造を見せてもらったことが合ったという、設定です。なので掃除機さえあればオバキューム量産が可能と言う、おばけも真っ青な事態です。

そして、ハロウィンという事でジャック・オー・ランタン出しました。一言で言えば幼女です。色んな人からの感謝の気持ちをランプにいれて、ハロウィンの夜空に花火として打ち上げようとしていたときに、空中でランプを落としてしまい、偶々魔王の家の近くであったから、助けを求めたと言うのが今回の経緯です。

ハロウィンが終わった後は魔界に帰ったとのこと。もしかしたらまた来年に会えるかもしれない。

そして魔王と後輩ちゃんの関係は結構進みました。自分に絵心があれば絵が書けたのですが残念なことに画力が壊滅的なので想像していただければ幸いです。

最後何が起こったかは想像にお任せします。

明日からはセイバーウォーズ2が始まるので楽しみです。☆5イシュタルの全体アーツ宝具、システムが作れるのかなど楽しみがあり待ち遠しいです。

それでは今回も読んでいただきありがとうございました。次回も楽しみにしてくれると嬉しいです。

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る

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