気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める 作:生徒会長月光
デビカ原作ではサブヒロインのフィラが無事に魔王との赤ちゃんを懐妊しました!
フィラちゃんおめでとう!
それではどうぞごゆっくり
ミクルへと未来の出来事を伝えたリエル。
いよいよ明日はカーレースが始まる。
「…明日…明日でこれからの未来が変わる…」
「リエル。思い悩まないでと言いたいですがそれでも考えないわけがないですね。」
「お母さん…うん…ミル様を助けたい…この間も助けて頂いて優しい方で…お母さんの言ってた通り素敵な人でした。」
「ふふ…そうでしょう。ミルちゃんはとても思いやりがあって悪魔にも好かれてとても素敵な人で…私に初めて出来た友人で親友ですから。」
「…どっちのお母さんも同じこと言ってる。だからお父様も信頼してお母さんを側近にしてる程です」
「……私はそちらで魔王の側近になってるのですね」
「うん。お父様、ミル様の意識が戻らなくて…一度暴走しかけたの。ミル様が目覚めないならってザ・ルーラーの魔力で魔界全体を包んで一つになりかけて…意識を一つにしてミル様を感じられるようにって」
「とんでもない事態ですね。」
「でもお母さんがお父様をひっぱたいてミル様が本当に望むことを思い出してほしいって…号泣しながら言って…
お父様もそれで目が覚めたみたいで今は人間たちと戦いながらでもどうやって和平を結ぼうか皆で考えてるの。
お父様を止められるのはお母さんだけって他の悪魔の人たちもお母さんのこと認めてるの。」
「そうでしたか。」
「一時期お母さんが王妃になるべきなんて声もあったんだけどね、お母さん、ミル様が相応しいって辞退したの。お父様ちょっと残念そうにしてた。」
「親友の夫を取るなんてしませんからね。」
「お父様ミル様の病室で色んなお話ししてるんだけどね。お母さんのこと凄い誉めてたの。
それと一緒に食事に誘ったりあと側室になってもらいたいって言ってたこともあったかな?」
「…まぁ私ですからそういうことは断ってるんでしょうね。」
「お母さんに聞いたとき大切な人を追いかけたいって。雫姉と研究してた魔法もほとんど出来たって言ってたけどミル様とお父様のことが心配だからまだ行かないって………
こっちのお母さんもその…どこか行ってしまうんですか?」
「…っ!……そうですね。私にはなんとしても叶えたい悲願があります。だから魔王からの好意も…受け流してるんでしょうね…将来の私もそうなんでしょう。」
「…お母さんその…一度だけ聞いたことがあるんです…お母さんは会いたい人がいるって…でも名前は教えてくれなくて…」
「…えぇ。何としてでも会いたい…そのためなら…やはり今の世界とはお別れしてしまうことになるでしょう。それほどまでにこの狂おしい程の愛は私を突き動かすのです。」
「…で、でもミル様もお父様もヒメちゃんもいなくなってしまうのを悲しむんじゃ…それに…ミヤビおばあちゃんだって」
「…えぇそうかもしれません…でも私にとって大切なことなんです。だから…色々と終わったら…戻ってきたいとは考えてます。」
「ホントに!」
「えぇ。私にとって母様やミルちゃん、ヒメちゃんは大事ですから…」
「お母さん、お母さんの会いたい人って?」
「……………誰にも言ってはなりませんよ。それだけは約束してください。」
「うん!」
「その人の名前は…」
一方の真魔王とフィラ
……こんにちは…
初めての私の視点ですね。
魔王の妻のフィラです。
つい最近現代編で私が魔王との赤ちゃんを妊娠してるような気がします。
まぁいずれは私も魔王の赤ちゃんを妊娠しますので…
いよいよ明日はレース大会。
ミクルさんは一度予知夢を見たそうでそうならないように動いていますが結局ミルとこちらの魔王も参加することになってしまった。
ミルは守ります…魔王に一途な思いを抱いて魔王のために頑張るあの娘を応援します。
スリスリ
「……魔王…どうして私のお腹を触ってるの?」
「あぁ…そのだな…触りたかったのとこれからここに新しい命が宿っていくんだなって思うと愛おしくてな…」
「魔王…そうですね。くすぐったくて恥ずかしいけど…魔王の優しさ、温かさを感じます…もっと触って良いんですよ?」
「ありがとなフィラ…」
…魔王は時々私を背中から抱きしめてこうやってお腹を撫でます。寂しさを埋めるように私も魔王に身体を預けます。
それに優しく撫でられると子宮がうずいて早くこの人の赤ちゃんがほしいって思います。
…私と魔王は二人ぼっち…世界からはみ出した存在です。
こうやって大勢に囲まれて二人で穏やかな時間を過ごすことが出来るのはひとえに祐希さんが私たちをここへと導いてくれたから…
お母様…魔王のお義母さんにも結婚の挨拶がしたかったけど…それ以上は望めないです…
でもこんな私たちでもミヤビお母様やミクルさん、ティナさんが見守ってくれてる…
私たちは幸せ者です。
だからこそ祐希さんの言った未来さんを頼むという言葉を不思議に思う。
ティナさんは何か知っているみたいですがはぐらかされてしまいます。
「エルル~」
「プリィィzzZ」
「ピカチュゥ」ナデナデ
「エルフーンもピカチュウもトゲピーのこと見てくれて助かるな…」
「そうですね…そういえばピカチュウも祐希さんのポケモンでしたね。」
「ドラママも同じらしいし…案外ドラママに聞いてみた方が何か分かるかもしれないな。」
「そうですね…未来さんのために何かして上げたいですね。その…妹になるのでしたら…」
「そうだな…俺も義妹がいたけど妹って可愛いからな。」
「私は一人っ子だったのでちょっと楽しみです…魔王…赤ちゃん二人はほしい…」
「?どうしてだ?」
「だって一人って案外寂しいから…二人もしくはそれ以上いたら楽しいです。」
「フィラとの赤ちゃんなら何人でもほしいぜ。…フィラ…は何人ぐらいほしい?」
「…いっぱいほしい…私と魔王の愛の結晶…産めるだけ産みたいです。」
「ならもっと頑張らないといけないな。…愛してるフィラ」
「…私も愛してます…魔王」チュッ
触れあうような口付けであるものの心がとても満たされる二人。
「そういえば未来ちゃんにもらった端末にもう少し慣れないとな。」
と端末を弄っていると
ザッザザザー
「…明日…明日でこれからの未来が変わる…」
!!!
「もしかして未来ちゃんの端末に繋がっちまった!?」
「魔王!は、早く切らないと」
「…いや、未来ちゃんのことを知れるかもだしもうちょっと聞こうぜ!」
「…ある程度聞いたらちゃんと切るんですよ。」
と小声で話しながら話しを聞く。
こちらの声が聞こえないように遮音結界を張る。
リエルと話しているだろう未来さんの声はとても優しい声です。
将来の未来さんが母親としてリエルのことをどれだけ愛していたのか想像がつきますね。
そうしてリエルの話しに出てくる未来の魔王のことを聞き思ったのは
「…未来の魔王はあれですね…ミルもそうだけど本気で未来さんのことを思っているみたいですね。何て言うか反応が可愛いです。」
「…ぁーなんつうか焦れったいな…まぁミルの恩人で自分を支えて間違った方にいきそうだったのを止めて……
あれなんだろなミルと同じぐらいに惚れたんだろな。」
「未来さん…とても包容力がありますから安心するっていうのもあるかもですね。」
未来の魔王を想像したら未来さんに対して奥手なのが想像がつきます。
そうしてもう切ろうとしたときに未来さんの……会いたい人の名前を聞いた…聞いて…しまった…
「その人の名前は…祐希…出雲祐希兄様…私にとっての光…私の全てを捧げる…恋い焦がれる愛しの方です。」
………………えっ?
その言葉が聞こえ数分…私と魔王はあまりの衝撃に固まった。
いつの間にか端末からはリエルの可愛らしい寝息が聞こえてきた。
「は?…祐希のやつが…兄様?どういうことだ。祐希はここの世界とは違う世界で生きてるって…」
「…でも魔王。祐希さんの今までの行動を考えると…妹を守りたいっていう風に捉えられます。
だから未来さんの会いたいっていうのは間違いじゃないと思う。」
「…そういや、フィラがティナにまるで祐希が兄さんみたいって言ったとき動揺してたよな?」
「それに妹御って…もしかして祐希さんの妹だからそういう呼び方になってた?」
「わかんねぇ…どういうことだ?そもそも未来ちゃんは一人っ子だろ。
なのに祐希が兄って可笑しくないか?それに祐希は別の世界の出身なんだよな。」
「……」
私たちにもどういうことなのか分かりません。
そもそも……祐希さんは別の世界の出身?
「魔王…もし…もしかしてですよ。前提が違うのではないですか?」
「前提って未来ちゃんはこの世界の生まれで」
「そこは合ってます。ですが未来さんには…前世の記憶というものがあるのではないですか?そうしたら辻褄は合う気がする。」
「…てことはあれか?前の世界で未来ちゃんと祐希は兄妹で未来ちゃんは生まれ変わって
…でも祐希のことを忘れられなくて会いたいってことなのか?」
「でもそれだと祐希さんがどうして未来さんに会わないのか説明がつきません。余程の理由なのか…」
「…ピィカ…」
「!ピカチュウ…もしかして貴方はいえドラママも何か知ってるんですか?」
「…チャアァァ…」
と悲しげな鳴き声を出すピカチュウ。
「…ピカチュウ、祐希さんは未来さんに会いたがってますか?」
「ピィカ!」
と頷くピカチュウ。
「でも何かしらの理由で会えず私たちを頼った?」
「チュウ!」
とこれまた頷くピカチュウ。
「ミルたちのことを助けたのは……未来さんの友人だから?」
「…ピィ……チャア!」
少し考えたピカチュウだがやはり頷く。
「魔王…」
「あぁ祐希のやつは意地悪で未来ちゃんに会わない訳じゃないってことだな。でもその事情は何なのかってところだな。」
「でもどうして未来さんは祐希さんに会いたいのか…」
と二人で言いながら喋っていると
「…会いたいなぁ…兄様…愛しい人との触れ合い…ミルちゃんが羨ましい
…私も同じように甘えたい…フィラさんとマオーさんみたいな仲睦まじい家族になりたいなぁ…」
と未来の独り言が聞こえる。
「……でも兄様は……猫を庇って…死んでしまった…お節介でお人好しな兄様らしい…
でもどうして…兄様だったの……猫は嫌い…私から兄様を奪ったから……」
「!もしかして未来さんが猫が嫌いな理由って…?」
「待ったフィラ…祐希が亡くなってる?じゃあ俺たちが会った祐希は何者なんだ?」
疑問に思う私たち
「………にゃあにゃあ…」
「雫?いつの間に?」
とどうやら雫猫さんも一緒の布団に入っているみたいです。
「未来お姉ちゃん…未来お姉ちゃんの悲願…叶えましょうです。雫も未来お姉ちゃんの会いたい人に会ってみたいです。それで未来お姉ちゃんをくださいって言いますです。」
「雫……貴女は何故こんなにも安心するのでしょうか…貴女と兄様が似てるから…ですかね。
猫を庇って死んじゃう…貴女の体温は暖かい…雫…ちゃんと命を大切にしてね。」
「にゃあ?」
「誰かを庇って犠牲にならないでくださいね。約束ですよ…」
「にゃあ約束です!」
「…おやすみ雫。ミルちゃんを助けましょう。私にとって初めて出来た唯一無二の親友を…………」
と未来さんたちも寝たようでありそのまま魔王は端末を切った。
…私たちは今幸せに生きてます…でも…お世話になった人に何かしたい…
「魔王…今度ベルフェゴールさんとミルに聞きましょう…祐希さんと会ったのなら何かしら知ったと思う。」
「そうだな。祐希のこともだけど未来ちゃんは俺たちの義妹になるんだ。なら義妹の幸せになる手伝いをしたって良いだろうしな。」
「うん…未来さんのためにまずは明日絶対にミルを助けましょう!」
「あぁ…」
ぎゅっとフィラを背中から抱きしめる魔王。
「………!魔王…当たってる…」
「いやぁなんだ…こうやって背中から抱きしめると更に愛おしくってな。フィラ今日は軽く…優しく…な」
「…私も…したいです…来て…旦那様♪」
そうして二人は夜を過ごす。
途中優しく優しく抱かれるフィラが魔王に抱きつきながら何度も何度もキスをし
お互いの体温を感じ合い最後は繋がったまま二人は抱き合い明日へと備えるのであった。
あとがき
次回からはデビルズデッドGP本番へと移っていく予定です。
デビカ原作では現代編のフィラちゃんが魔王との赤ちゃんを妊娠したできちゃったフィラも登場し、狂喜乱舞しております。
ガチャでくるなら回さざるを得ないですね!
そしてフィラの曾祖母のイラマさんも再登場し、こちらでもいつか出したいですね。
別世界の曾孫と曾孫を可愛がるイラマさん。
別世界の曾孫の夫が魔王と波乱万丈であるものの最終的には認められるような話しを書きたいですね。
魔王と魔王を名乗る者を滅ぼしたこともあるエレメンツ家ですが異世界のフィラは魔王と添い遂げることで魔王という脅威を抑え込んでいるのでエレメンツ家の悲願を半ば達成していると言えますね。
過去魔王とフィラの新作エピソードが出てほしいですね。
そしてデビカ原作では全く出番のないミルですがこちらでは彼女を取り巻く物語が展開されていきます。
そして未来の過去も徐々に知っていく真魔王とフィラ
雫に安心する理由は雫も猫を庇い命を落としたものの助けた猫の魂と融合して時の死神になったという経緯からです。
同じように猫を助けた祐希と雫…
だからなのか雫を定期的に抱きしめている未来
雫に何かあれば飛んでいき雫を守る過保護な未来であります。
彼女を取り巻く過去も明らかにされていくことでしょう。
それでは今回も読んで頂きありがとうございました!
女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)
-
見たい
-
どちらでも良い
-
それよりも未来と雫の甘々Hを見る
-
ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る