気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める   作:生徒会長月光

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デビルズデッドGP当日

カーレース前の懇親会のようなものになります。

それではどうぞごゆっくり


デビルズデッドGP 8節

カーレース当日…

 

魔法協会主催で開催されるカーレースは総勢50組で行われる過酷なレースで魔法による障害が行く手を挟むレースで優勝者は魔法協会から賞金と初代優勝者の栄誉が送られる。

 

その会場には魔法界を牽引してきた人物たちも集まりこれからの若い世代の台頭を見定めに来てもいた。

 

更に魔法協会主催という訳で様々なスポンサーも押し寄せている。

 

やはり関心は一代でアインハルト家の影響力を大幅に上げたミクルの双子の娘で白魔法をまだ幼いながらも使いこなし怪我を治したり等している。

 

そして魔法界全体に影響力を持つ魔王を滅ぼしたこともある一族で各業界に友人が多くいてその影響力は計り知れないエレメンツ家の現当主ミヤビの娘にして

 

今までのポーションの質を大幅に向上させ近年の冒険者及び戦闘による死者の数の激減に貢献し女性の肌艶を更に良くするスベスベオイルの開発者であり

 

マモンカンパニー社長の七つの大罪マモンと対等に取引をすることで大勢の注目を浴びている未来。

 

朝、ミヤビ、ミクル一家は共にお偉いさんの集まるパーティー会場へと足を運んでいた。

 

真魔王はフィラとリエル、エレキたちと遅れて会場へと入ることになった。

 

途中ミルと魔王が合流してドレスに着替える。

 

会場には様々なスポンサーの有権者や魔法協会の重役も出席しており行く先々で声を掛けられる。

 

「未来殿!この間のハイポーションあれは助かりました。凶暴な魔物退治の際に我が騎士団の深傷を負った部下たちも無事に傷を癒せました。流石はミヤビ殿の娘!良ければ我が領土へ嫁いで!」

 

「いいえ!彼女のスベスベオイルは私たち女性の生命線!更なる飛躍のために未来殿へ専用のラボをご用意し研究をしていただきたいですわ!」

 

未来殿!未来殿!

 

と未来へ声をかける者が後を絶たない。

 

元来人付き合い等面倒な未来は当たり障りのないようやんわりと断り、人の良さそうな笑顔を作る。

 

「いや~アインハルト家も安泰ですな!幼いながらもメル殿、マル殿の回復魔法は群を抜いております。ゆくゆくは我が学院で学びを広げて頂きたいものですな。」

 

「メル殿、マル殿はわが魔法女学院が相応しい!あらゆる教員がサポート致します!」

 

「この娘たちが大きくなったときに考えますね。メル、マルはまだ子供ですからね。」

 

「いやはや気が早かったですな。ミクル殿の長女のメグ殿は海外留学して魔法の知見を広めているのを考えるとつい。」

 

「将来が楽しみですな。」

 

とミクルの長女とメル、マルの話しが中心である。

 

「しかし惜しむべきは」

 

「ですな。アインハルト家にとってはマイナス。」

 

「しかし三人の娘たちと合わせればイーブンとバランスが良いではないか!」

 

「近頃は初代魔王の力の継承者と共に活動してるそうではないか!」

 

「いやはや身体で誘惑することは得意ということかな。」

 

「しかし初代魔王の力は魅力的…ならば家からは才能のある者を送るか」

 

「次の世代でその力を受け継げば魔法界は安泰…」

 

「「「ハッハッハ」」」

 

(勝手なことばかり…ミルを見ようとしないで…!)

 

と内心怒りに震えるミクルだが今の立場的にも多方面での繋がりの関係もあり飲み込むしかなかった。

 

「……はぁ…嫌だなぁ」

 

ミルは隅っこのほうで一人言う。

 

(昔からこんなのばっかり…お母さん…メル、マル…メグお姉ちゃんにも迷惑掛けて…今だって先輩に迷惑を…)

 

それは昔から比較され続けてきたが故の劣等感。

 

(もしかしたら先輩だって私みたいな劣等生よりもっと良い人がいるかも…)

 

マイナス面に考えが振り切りそうになる…が

 

ポフン「王妃様!今日も綺麗なドレスですね!」

 

と娘で七つの大罪のレナス=ベルゼブブが抱き付く

 

「レナス!?どうしてここに?」

 

「魔王様が他の有象無象に気を取られないようにってルシ姉が言ってて付いてきたの!」

 

(本当はお母さんが心配でね…ルシ姉もベル姉もお父さんもだけどお母さんのことも守りたいって…)

 

と念話でこっそりと送るレナス。

 

「あれは!?魔界の七つの大罪の新鋭であの初代ベルゼブブの娘!なぜアインハルトの出涸らしに…」

 

「まったく…魔王様と話しをするというのであれば我々七つの大罪を通しなさい。これだから低能な人間は。」

 

「まぁまぁルシファー。権力欲の高いのなんてみんな保身ばかりよ?分かってることじゃない。」

 

「それと将来の魔王様の伴侶であり王妃となられるミルさんを陥れるような発言をするならば我ら七つの大罪を敵に回すことを覚えておきなさい。」

 

「ルシファーったら…まぁその意見には賛成だけどね。」

 

「ミルお姉ちゃん!」

 

と今度はヒメちゃんがミルに抱き付く。

 

「あれは神界の女神アマテラスの娘でしたか?」

 

「幼い内に友好を結めば神界のパイプも出来て更に進歩することが出来る。」

 

とヒメちゃんの価値を知っている者たちはこぞってミルに抱き付くヒメちゃんと交流しようとする。

 

「そちらのアマテラス様の娘様…そんなつまらないのよりもこちらで話しをしましょう!楽しいですよ。」

 

「こちらではお菓子もありますよ。」

 

「やっ!ミルお姉ちゃんにいじわるする人とお話ししないもん!ミルお姉ちゃんの方が良いの! 」

 

「ヒノノ!」

 

「ヒメちゃん…」

 

「あらヒメちゃんに嫌われるなんて相当よ…それとね…ルシファーも言ったけどね…」

 

「私らの王妃に向かって…つまらない?……あんたらみたいな口を開けば人の悪口しか言わないのがつまらないやつよ。次言えば塵も残さないわよ」

 

と珍しくベルフェゴールが怒っているようで周りに殺気を振り撒く。

 

その殺気は本人としては軽く威圧しただけとのことであるが直接受けた重鎮の息子、娘たちは揃って腰を抜かし中にはそのまま気を失う者もいた。

 

「ベルが怒るなんて珍しい…愛されてますねミルさん。」

 

「うにゅ!ベルフェお姉ちゃんミルお姉ちゃん大好きなの!」

 

「ベルフェゴールさんありがとうございます」

 

「良いのよ。ほらあっち行きましょう?魔王様もいるから…ね!」

 

と移動するミルたち。

 

「ミル…大丈夫だったか?」

 

「先輩…はい…だいじょ…」

 

「うにゅにゅ!魔王お兄ちゃん!ミルお姉ちゃん寂しそうだからぎゅっとするの!」

 

「ヒメちゃん!?」

 

「ミル大丈夫だ。お前はお前だ。アインハルト家とか関係なくて俺の大事な…後輩で恋人の可愛いミルなんだからな。」

 

「先輩…もう少しこうさせてください…」

 

「お母さん…私もぎゅっとする!」

 

と魔王とレナスから抱き付かれるミル。先程までの嫌な気持ちはなくあるのは恋人の暖かい鼓動と娘の優しさだ。

 

「にしたって魔法使い同士の繋がりっつうのもめんどくさいんだな。それにミルをしっかり見てねぇのが気に入らねぇな。」

 

(良かった…ミルのことを見てくれる人たちが増えて…あの娘にはこちらは息苦しいわ…それなら魔界の方があの娘を受け入れてくれるわ…)

 

「ベルフェゴールが先にやるとは…もう少し遅かったら呪ってたのに…」

 

「へっ!?未来ちゃん?」

 

「どうしましたかミクルさん?」

 

「今なんて?」

 

「?ミルちゃんに悪口いった有象無象を一週間はけ気と頭痛が止まらないものと下痢になってしまうのを掛けようとしてただけですよ?」

 

「…まさか…少し前にあったお偉いさんの息子、娘たちが突然の体調不良になって大騒ぎになったのって…」

 

「あぁそれなら私ですよ。だって」

 

「私なんかの親友になってくれた優しいミルちゃんを乏したのですよ?当然の報いです。」

 

その言葉に息を飲んだミクル。

 

今も原因不明の体調不良に悩まされると相談を受けたりもしていたミクルはミルにちょっかいを掛けていた者たち全てに報復するほどということ。

 

それ程までにミルのことを大事にしてくれていることを嬉しく思う反面やりすぎなのを考えると複雑な気持ちなミクル。

 

「未来ちゃん…あんまりやりすぎちゃ駄目よ。ミヤビちゃんだって心配するんだからね。」

 

「大丈夫です。ミクルさん…バレなきゃ犯罪じゃないんですよ?それに母様に心配はかけないですから安心してください。」

 

「未来お姉ちゃんありがとう!」

 

「…流石未来お姉ちゃんです…!」

 

「メル、マルもう良いの?」

 

「難しいお話しよりも未来お姉ちゃん、外で待ってるおにーさんたちとお話ししてる方が楽しいもん!」

 

「マオーおにーさんと一緒に回るの!」

 

「そうですね。早いところ行きましょう。ミルちゃんから目を離さないようにしないと」

 

「そうね!」

 

 

所変わってこちらは真魔王とフィラ、リエルたち

 

「にしてもでかい催しだな!」

 

「ホントですね。それに食べるものも多いですね。はいリエル。」

 

「ハムッ…美味しい!フィラお母さんもはい!」

 

「ハムッ。美味しいですね。」

 

「おぉ妻と娘の和やかムード…良い!」

 

「ほら魔王もあーん」

 

「あーん」

 

ぺたっ

 

「あっちぃ!?」

 

「ふふふ、手が滑っちゃいました。」

 

「お父様、頬っぺたにマヨネーズ付いちゃった!」

 

「魔王動かないで…ペロッ」

 

「フィラ!?」

 

「魔王の頬っぺたとマヨネーズの味…美味しい」

 

「はわわわ!?お、大人ですぅ」

 

「エルル~♪」

 

「もふもふさん美味しいね!」

 

「カフカフカフ」パクパクパク

 

「俺もフィラに食べさせる!アム」

 

「魔王自分で食べたら意味が…ンム…」

 

「ハムッ チュゥ」

 

「ンン…まおぅ…魔王の味がする…美味しい…」

 

「フィラの味も楽しめて良いな。」

 

と二人イチャイチャしていると

 

「~~~~♪」

 

「エルル?」

 

とエルフーンは何処からか聞こえる歌声が気になった。

 

とても小さいがその曲調にのる感情は…

 

「エルルル…」

 

とても悲しみに満ち溢れている。

 

「エルル」

 

「もふもふさんどうしたの?」

 

「エルル…エルル~」

 

「悲しそうに歌ってる人たちがいる???」

 

「エルルルル~」ピョンピョン タタタタタッ

 

「もふもふさん!?マオー!フィラ!もふもふさんが泣いてる人たちがいるから行かなきゃって!」

 

「何かあったのか?」

 

「…エルフーンがいなくなるときは誰かを助けようとするときです。もしかしたら今回も…」

 

「私も追いかける!」

 

「エレキさん!連絡用の端末とお財布と地図も持っていってください。」

 

「ありがとうフィラ!行ってくるね!!」

 

とエルフーンを追いかけエレキも駆け出す。

 

エルフーンは一体何を聞き取ったのか…




あとがき

漸くレース大会へと移っていきました。

レース大会前の交流でミヤビの家、ミクルの家共々有名なためか声をかけられその娘である未来、メル、マルも注目をされていてアインハルト家の長女のメグは海外へと知見を深めに行っているのも合わさり将来を有望視されています。

そんな中ミルは昔から魔力が豊富にあること以外取り柄もないためかアインハルト家の出涸らしやら無能など中傷されていました。

そう言った関係から端で早く終わらないかとじっとしていたものの魔王から話しを聞いていたレナス、ルシファー、ベルフェゴールが牽制し

レナスは母親の暗く沈んだ顔を見て心配し抱き付きました。

そしてアマテラスと一緒に来ていたヒメちゃんもミルの気持ちを察して抱き付きヒメちゃんと交流しようと、ミルをつまらないと評するものたちにミルに意地悪する人たちとは話さないとミルを守ろうとし

ベルフェゴールはそんなつまらない有象無象がミルを貶めようとするのが許せず威圧しました。

ミルを理解する者たちのいる場所にミルはいるべきだと将来は魔法界よりも魔界へと婚約者の魔王とともに渡るべきだとミクルは考えます。

そして未来のミルへの思いを知りミルのことを心配してくれる未来の気持ちを複雑そうに見るも嬉しく思うミクルでした。

メル、マルもミルお姉ちゃんをいじめる人は嫌いと未来の行動に感謝を伝えました。

因みにまだ出ていないアインハルト家の長女は海外へと行っていて家族のことが大好きで特に自分に取って初めての妹のミルのことをとても気に掛けていて会ったら抱きしめていて魔王のことはミルのことをちゃんと見てくれる人で将来は二人が結ばれてほしいと願っている。

海外にいるためまだ二人が付き合ったことを知らない

そして魔王もミルを抱きしめてミルの心を癒すのでした。

所変わって真魔王とフィラたち。

カーレースが始まるまで屋台などを巡り歩いて、焼きそばや牛串、たこ焼き、じゃがバターといった物を食べリエルも色々なものを食べられとても喜びフィラや真魔王と楽しんでいました。

そしてフィラは魔王にちょっとしたイタズラをし、真魔王もフィラにイタズラ仕返し二人して笑い合いながら一時を過ごす中、エルフーンが遠くで悲しそうに歌っている人たちがいるとその場所へと一人向かい、

エレキも追いかけるためフィラから端末と財布と地図を受け取り追い掛けます。

果たしてその先には何があるのか?

さてFGOでは聖杯宣戦も始まり聖杯をゲットですね。

極論バーサーカーでのゴリ押しクー・フーリンオルタ、ヘラクレス、またはガッツ持ちでの戦闘特に初代山の翁、オリオンたちでの戦闘で難なくクリア出来そうです。

ピック2が来るのか楽しみですね。

それでは今回も読んでくださりありがとうございました!


ここはレース会場の畔にある湖

時間的にも誰もいない場所で一人と一匹は佇んでいた。

「…はぁ…マモンさんと一緒に来ましたけどはぐれちゃいました……未来様…見つからないなぁ…」

「フォォン…」

「ラーちゃんごめんね…こんな頼りない私で…」

「フォォォォン」

と首をその悪魔…マミヤに擦り付ける。

「ありがとう。ラーちゃんは優しいね。いつも助けられて……」

昔から様々なことで助けられてきたマミヤ。

彼女の目的はただ一つ。

もう一度恩人であり思いを寄せる未来に会いたいそれだけなのだ。

そうしてマミヤは一人寂しく歌を歌う…

その横で同じように歌うラプラスのラーちゃん。

ランランランララ ランランランララ

遠い昔、未来から教わった歌詞を口ずさむマミヤ…

その歌に乗せられる感情は会いたいという気持ち、しかし会えない悲しみと悲壮…

だからなのだろうか…

その音を敏感に聞いた者がその場所へと向かうのは

そしてそれに付いていった者が長い間秘めた彼女の思いを遂げさせることになるのであった

女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)

  • 見たい
  • どちらでも良い
  • それよりも未来と雫の甘々Hを見る
  • ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る
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