気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める 作:生徒会長月光
今回は祐希たちカーレースサイドと魔方陣を破壊する組の話になります。
少し長くなりましたが
それではどうぞごゆっくり!
ミルを助けるために各々が自立崩壊魔方陣を破壊するために向かう。
そんな中でミルを心配するミクルは魔法の中継でカーレースの様子を見る。
そこには魔道爆撃艇のプロトタイプに追われる姿が映し出された。
「そんな…魔道爆撃艇は条約で禁止されているのにどうして…!?」
「それほどまでに上の人間どもが腐っておるということか一部の暴走かのどちらかじゃろうな。」
と前を向きながらティナは答える。
「…あれ?」
「どうしたフィラちゃん?」
「気のせいか……祐希さんの車が増えている気がして…?」
と中継を良く見るとなんと同じ車が同時に四ヶ所存在しているのだ。
「なるほどのぅ。主はLUNAメモリの幻想の力で増やしたのじゃな。それで追っている方も混乱しとるといったところか。」
「LUNAメモリ?」
「主が作り出すことの出来る言うなれば地球の記憶をUSBメモリのようなものにインプットするものじゃ。この世界の技術ではまず不可能じゃろう。」
そうして魔道爆撃艇はまず4つのルートへ各々進んだ中でも簡単な道の走る方へと向かった。そちらへは三台進んでおり護衛だと思い魔道爆撃艇も魔弾を撃ち込む。
かわし続けるが遂に三台とも炎に包まれてしまう。
「ミル…!」
そちらにいないでほしいと願いながらミクルは祈る。
煙が晴れるとそこには元々何もなかったかのような更地となっていた。
「上手く撒けているようじゃな。まぁ主の性格上進んだルートは大体分かるがのぅ。」
「いったいどんな道を進んだって言うんだ?」
「今回事を起こした者共は未来を見えるミクルを求めていた。つまり楽をしたい連中じゃな。ならば簡単な道を行ったと思いそちらを狙う。」
そう言いながら他の道を走る車に目を向け走るティナ。
「じゃがな。主は敢えて険しい道を行く。越えられない試練などないとな。」
一番険しい道のり以外の車を次々に爆破しているが手応えはない。
「故に主に乗り越えられぬものなどないと儂は思うておる。」
魔道爆撃艇側は驚く。
キキィィィィィとドリフト音を鳴らしながら一番険しい最難関コースを突き進む車こそが本物であったのだから。
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「ほわわわわわっ!?ゆゆゆユーさん!?崖ってそんなドリフトをしないでくださ、キャァァァァ」
「うにゅにゅ~いっぱい揺れてるの~」
「メシシ~」
「中々に道が狭いが…何とかなる!」
祐希は持ち前のドライビングテクニックで押し寄せる障害物に天然のトラップを回避し車内は目まぐるしく回転しているからかミルは目を回しヒメちゃんとドラちゃんは楽しそうに笑う。
「もうそろそろバレるだろうがここまで来れば!」
と祐希はナビゲーションの地図を見て元々の道へと出れるショートカットを発見し一気に走り切るつもりだ。
そうして開けた道が見えるのだが予想外のことが起こる。
地図には一本道のようになっていたが実際はバイクが走れる程しかない道幅の断崖絶壁の道だった。
「ユーさん!道が…これじゃあ迂回するしか…」
だが迂回すれば魔道爆撃艇の餌食になりかねないことはミルでも分かることであった。
故に
「ミルの嬢ちゃん、ヒメ、掴まっててくれ!」
と祐希は車を左右に揺らしながら更にスピードを上げる。
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「あんな細い道バイクだって落ちたら一貫の終わりなのにいったい…」
「待てよ…祐希のやつスピードを上げてないか!」
「まさか…魔王流石にそれは……」
という真魔王とフィラだが車体が左右に揺れそしてあわや横転する間際で車体が傾いて片側で走行したのだ!
「まじか!?」
「ユーさんスゴーい!」
「エルル~」
「車の車体制御と風を読んで…しかも微妙な調整をしないとすぐに落ちてしまうというのに…!?」
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「あわあわあわ、が、崖が!?」
「うにゅ~傾いてるの~」
「メシシシ~」
祐希は必死にハンドルを制御し少しの風も車体へ与える影響は凄まじいので途轍もない集中力で踏ん張る。
そして崖道を無事に通り抜け崖道の整備された本線へと復帰することに成功した!
「よしこれなら大丈夫だ!あらよっと」
どしっーんと車体が元に戻る。
「ほっ…漸くまともな道に戻ったですぅ」
「にーにぃの運転すごいの!」
「メシシ~」
「後は何度でも…なんだ?」
となにやらゴロゴロと音がするので窓から外を覗くとなんと…崖から大量の巨大な岩が降ってきていた!?
「ユーさん!?ここだと逃げ道がありません!ど、どうしたら」
「流石にあれを突破するギミックはこの車に搭載してない…してないからこそ助けてもらうとしよう!」
と祐希は右手にモンスターボールを構え
「よし、頼んだぞ!」
と車体の上へと送り出した。
一瞬車体がミシッと音がしたが気にせずに走る。
ゴロゴロと降り注ぎ祐希たちへと襲いかかる岩。
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「逃げ場がないわ!」
「クソッどうすりゃ!」
「…!魔王!車の上に何かいます!」
「エルル………エルルル!」
「なんだかおっきいハンマーみたいってもふもふさん言ってるよ!」
「大きいハンマー…ならばやつじゃな。成る程のぅ確かに適任じゃろうな。」
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一方の屋根の上にはピンク色した可愛いポケモンがいた。快活そうな笑顔…これだけ見れば可愛いと言えるだろう。彼女の手に持つ巨大なハンマーがなければ
「ヌチャン!ヌチャチャ!」
彼女はデカヌチャン。元々ハンマーを作れるぐらい器用なのだが祐希に触発され色々なモノづくりをする器用な娘だ。
「済まんが頼んだぞ!」
と祐希が言うと元気よく任せろ!と言い迫り来る岩を
「ヌチャン!ヌチャチャン!!」
グァラゴラキィィィィーとハンマーで打ち返していく!
「ヌチャン!ヌチャチャチャーーン!!」
としつこく狙いを付けて飛んで来ていた魔道爆撃艇目掛けてデカヌチャンはハンマーを向ける。
それは種族柄ハンマーの素材にするためにアーマーガアを襲う時に似ていた悪魔的な笑みを浮かべていた。
「何だが分かりませんが岩がよけていくみたいですぅ!?」
「うにゅ~」
「メシシ~」
そうして岩をハンマーで魔道爆撃艇目掛けて打ち返すデカヌチャン。
いきなり岩が飛んできて回避するが遂に!
ドガァァァァァァンと大岩が魔道爆撃艇に直撃する。魔力障壁でバリアするものの衝撃までは殺せるわけではないためそのままどんどん高度を下げ始める。
そこで岩も止んだのでデカヌチャンは自身の持っていた祐希からもらった四次元空間ポケットへハンマーを収納してミルの方の窓を叩く。
「ヌチャチャ~」
「ほわっ!?なんだかピンクの娘がいるですぅ!」
とミルはすぐさま窓を開けるとその窓から入ってくるデカヌチャン。
「うにゅ!可愛いの!!」
「もしかしてさっきの岩はこの子が?」
「あぁ頼りになるウチのポケモンだ!」
「ポケモンさんお名前なーに?」
「ヒメちゃん流石に喋れないでしょうから名前はユーさんから」
「デカヌチャン!」
・・・・・・・・・・・
「うにゅ?デカヌチャン?」
「ヌチャン!」
と手を上げて返事をするデカヌチャン。
「もしや自己紹介してくれたんですか!?」
「そうだぞ。デカヌチャンは自己紹介で自分の事を教えてくれたんだ。その子はパルデア地方と呼ばれる所のポケモンでな。タイプは、はがね、フェアリーの複合タイプだ。」
「フェアリータイプってもふもふさんと同じですか?それにはがねってスチルさんと同じタイプ…はがねタイプの感じがしないというか…?」
そうミルたちは車体の上でのデカヌチャンのハンマー捌きを見ていないためそう言う。
「ヌチャン!ヌチャチャ~」
「うにゅ~ぷにぷにしてるの~」
「メシシ♪」
「さて魔王やフィラちゃんたちは無事に辿り着いたか…?」
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祐希の見事なドライビングテクニックとデカヌチャンの活躍で切り抜けた様を見ていたミクルたち。
「すげぇ。祐希もだけどハンマー捌きも見事だぜ!」
「凄い力持ちだね~」
「エルル!」
「そろそろ着くのぅ…気を引き締めるぞ!」
とティナが言い道を抜けると…巨大な装置が鎮座していた。
「これが…自立崩壊魔方陣!」
「えぇ間違いないわ…!これを壊せばミルを助けられる!」
「早いところ壊しちまおうぜ!!」
と真魔王とフィラは魔力をためミクルも魔法を唱える。
三位一体の魔法は巨大な爆発となり鎮座する装置へと直撃をする。
しかし…
「なっ!?」
「無傷!?どうして!」
「!魔王、ミクルさんこれアンチマテリアル素材が使われています!」
「フィラちゃんアンチマテリアル素材って?」
「簡単に言えば…魔力を通さない素材で構成されているんです…!だから私たちの魔法が効かなかった…!」
「内側の魔方陣自体を破壊しないといけないのにこれじゃあ…」
「膨大な魔力で壊すか魔力ではない物理的な力で壊せれば…」
「それなら私が!」
「いや儂のが適任じゃろう。電気の巨人よ。お前さんはこういうのは不向きじゃ。儂に任せよ。」
とティナはエレキの頭をなでる。
「ミクルたちよ。下がっておれ。」
とその手に膨大な力の渦が構成されていく。
「これは…!?魔力じゃない」
「言ったろう。儂は反物質を操ると。これを破壊するのにはうってつけというわけじゃ。皆離れていよ。」
とティナはミクルたちを下がらせる。
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一方の魔王たち。
高圧電流の部屋を抜けミクルたちと同じように自立崩壊魔方陣の部屋へと辿り着いた。
しかし同じくアンチマテリアル素材が邪魔をして破壊できないでいた。
「クソッ、ルシファーとミヤビさんの一撃でも壊れねぇなんて!」
「余程壊されたくないということなのでしょう。」
「でも破壊しないとお母さんが!」
「タチチチィ!」
ペシペシと尻尾で一生懸命に叩くオタチ。
「…ミヤビ、これを壊すにはどうすればいいのだ?」
「壊すなら圧倒的な魔力で破壊するしかないわ…それか物理的に破壊する…でもただでさえ頑丈な作りだから相当な力じゃないと…」
「分かったのだ」
とクーちゃんは抱えていたフカジロウをアイスへと渡す。
「クーちゃん?いったいなにをするつもりなの?」
「ヒノノ?」
と心配そうに言うアマテラス。
「僕が壊すのだ…だから…皆少し離れてて…」
「クーちゃん?」
「旦那……出来れば怖がらないでくれると嬉しいのだ…」
「姉さん…」
ピィカーンとクーちゃんを光が包み込む。
その眩い光が収まると…
「ざ…ざざざ!!!」
伝説のポケモン…レジロック
クーちゃんが自らの力を解放した姿があった。
「これは!?まさかベルの言っていた巨人としての姿!」
「なんて威圧感…!」
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そしてメル、マルたちもまた自立崩壊魔方陣へ辿り着いた。
「これは…アンチマテリアル素材…!しかもこんな大量に!」
「私が魔力を解放すればいけなくもないわ。」
「でもそうすると貴重な戦力がいなくなるし…困ったわね…」
この後の戦闘を考え出来るだけ戦力を保持したいベルフェゴールとハデス。
「ぽぇーんどうしましょう?」
「ぷぅ~」
「壊せないの?」
「…ミルお姉ちゃん…」
「………大丈夫…!」
と決意した様子のドラゴはメル、マルをベルフェゴール、ハデスに託す。
「魔力以外で破壊するにしても方法がないわねぇ。」
「メル、マル…その……まかせて…大事なもの守る…なら…平気…!」
「ドラゴ何をするつも…まさか!?」
ベルフェゴールはドラゴが何をしようとしているのかに気付いた。
それは祐希、ミル、ヒメちゃん以外でロック、アイス、スチルのポケモンとしての姿を見ていた故か。
ドラゴを中心に光が包み込む。
堪らず目を閉じるハデス、ベルフェゴールたち。
そして光が収まるとそこには
「ザックッド!!」
「これがドラゴのポケモンとしての姿…!」
「「お姉さん…!」」
「巨人としての姿というわけねぇ」
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そして三ヶ所で同時に攻撃が行われる。
ティナの反物質を宿した槍
クーちゃんは岩のエネルギーを凝縮させ
ドラゴはその場から大きくジャンプしドラゴンのエネルギーを溜める。
「行くぞ!反物質の槍!!」
「ざりり!!」
「ドァァァァァァァ!!」
各々の場所で技が放たれ反物質の槍は着弾し装置を飲み込みクーちゃんの放ったストーンエッジは地面から岩のエネルギーが隆起し突き刺さる。
ドラゴの放ったドラゴンエナジーは装置を飲み込みその延長線上の通路をも消し飛ばす。
同時に三ヶ所で爆発が起こる!!
各々煙が晴れた装置の方へと向くと自立崩壊魔方陣は木っ端微塵に壊されていた!
「すげぇ!すげぇよクーちゃん!ありがとうな!」
と魔王はクーちゃんに駆け寄るとその体を労うように撫でる。
「ざざ…」
「それにカッコいいぜ!なっ!ルシファー、レナス!」
「うん!クーちゃん格好良いよ!」
「えぇそれにとても綺麗です。」
「…!」
そうしてまた光るといつものクーちゃんの姿に戻る。
「旦那~ベルゼ~ルシファ~ありがとう…怖がらないで…受け入れてくれて…ご主人たちに会えて良かったのだ~」
と魔王に抱きつくクーちゃん。
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同じ頃ハデスたちの方
通路丸ごと消し飛ばしたドラゴ。
メル、マルたちの方へと向き直り、
「成る程ね。これがドラゴのポケモンとしての姿ね。可愛らしくて愛嬌があるわぁ。」
と事情を知るベルフェゴールは竜のアギトの部分を撫でながら言う。
「お姉さんポケモンだったんだ!凄いよマル!」
「うん!…かっこいい…!お姉さん…ありがとうです!」
「ポケモンというのは不思議な生き物ねぇ。術式娘ちゃんの言うように愛嬌あるわ。」
その言葉にドラゴは感激し光だして人としての姿に戻ると号泣しながらハデス、ベルフェゴール、メル、マルに抱きつく。
「……ありがとう…メル、マル優しい娘…!私の加護上げる…!」
「ん?加護?何の話かしら?」
というベルフェゴールが言う内にドラゴから光が溢れメル、マルに吸い込まれた。
「これは!!神が与える加護に似たもの!?」
昔に天上神に加護を与えられた四大天使とも交戦したことのあるハデスだからこそドラゴたちの異質さを感じ取った。
「私たち…昔から加護を授けられた…でもあんまりにも人間は悪用するから……次第に上げなくなった…そしたら今度は…恐がられて……主たちは…イイ人…だから悪用しないって…信じられる…」
とメル、マルをむぎゅうと抱きしめるドラゴ。
「ねぇドラゴ…もしかしてその加護って…ミル、ヒメちゃんにも付いてるのかしら?」
と確認をする実は加護を与えられていたベルフェゴール。
「…うん…!ベルフェゴールも付いてる…私たち5人の加護…!あとハデスも…!」
とハデスにも加護を与えるドラゴ。
「これは…!魔力…いえ生命力が上がった…しかもこの感じ…魔力も相当に増えるわね…というか術式娘ちゃん気付かなかったの?」
「そういうのがあるって初めて知ったわよ!今度会ったらあいつに聞かないと。」
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そして真魔王たち
極小にまで凝縮させた槍の威力に驚いていた。
「こんなもんじゃろう」
手を払いながら言う疲れた様子もないティナ。
「スゴーい!もふもふさんの言ってた通りだね!」
「エルル~」
「そうじゃ儂は凄いんじゃぞ!」
と胸を張るティナ。
「それと儂のやった加護を使えばお主ら二人もいずれは出来るじゃろう。励むんじゃぞ!」
「私たちも…あんな風に…!」
「そうだな…ってそういやあと一ヶ所破壊しねぇと!」
「そうだわ!急がないと!」
というミクルの前に突然非通知の回線が繋がり三ヶ所にいる全員に繋がった。
「ふふふ無駄なことを…自立崩壊魔方陣をたかだか三ヶ所潰したところで本命の4つ目は破壊できぬ。4つ目を破壊できたとて最後の魔方陣はどうにもならん!」
「その声…魔法協会副理事!!貴方が元凶だったのね!」
「ふん、貴様がいつまでも首を縦に振らんからこうなったのだ。魔法協会の権威を高めるビジネスにケチをつけおって」
「ふざけないで!貴方たちは権力がほしいだけでしょう!それに子供たちを巻き込むなんて間違ってるわ!」
「恨むならあの時に頷かなかった自分を恨むのだな。最後の一ヶ所はダミーのある草原の中の一つの穴に落ちその先の通路は毒の霧に包まれ更に毒の池を構成し魔方陣を守るのは伝説のヒュドラだ!誰も入ることなど出来ん!ヒュドラを使った装備を今から用意することなど不可能!」
「そんな……!」
「フハハハハハ!絶望に沈むが」
ドガァァァァァァン!!!!!!!
「……ハ?」
高笑いする副理事は突然の轟音に何事かと念のために様子の分かるように監視カメラを設置した最後の一ヶ所を見る。
そしてそれはミクルたち他の場所にいたものたちにも聞こえていた。
「今のは!?」
「突然揺れたぞ!」
「でも私たち三ヶ所にいる人たちではありません…!」
PiPiPiPiPiPiPi
とベルフェゴールの端末が鳴り出した。
念のために三ヶ所にいる者たちに繋がるように回線を繋げる。
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「ご主人さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~」
と号泣しながら連絡してきたスチル。
「スチル!?貴女どこに行ってたの!!」
「ずみまぜ~~~~~ん施設の物をこわじちゃいまじだ~~~」
「ベルフェゴール様、スチルさんを叱らないで上げてください!」
と擁護するエクシィ。
「エクシィもそっちにいるのですか!貴女今どちらにいるのですか!」
「すいません。代わりに説明します!」
ルシファーがエクシィにどこにいるのかと問い掛けるが埒が明かないと判断したミヤムが説明しだした。
「実はスチルさんが道端の穴に落ちてしまってそれをエクシィちゃんと追い掛けたんです。その先が毒の充満したエリアだったんですけどスチルさんが守ってくれて奥まで行ったら伝説のヒュドラがいて
毒のプレスや毒霧などを出してきたんですけど全部スチルさんには効かなくてそれで…スチルさんが怒ってえっと鋼色の光線を出してヒュドラを撃退したんです。
そしたら勢い余ってその先の装置まで破壊してしまって…というかこれって何処かで見たことのある魔方陣…?」
と言うミヤム。
「毒の充満したエリア?」
「毒の池…?」
「ヒュドラ…ってまさか!」
ついさっき聞いた第4の装置のエリアの特徴をそのまま言ったミヤムの言葉、そうして繋がった回線の先にある4と書かれた装置の残骸。
なんとスチルは数あるダミーの内の正解を引き当て毒のエリアを攻略し自立崩壊魔方陣を破壊していたのだ!!
なんというミラクルだろうか。
「ばっバカな!?ヒュドラが倒されているだと!?ありえん、ありえんぞ!?」
「スチル!!良くやったわ!!!お手柄よ!」
「ふぇ?」
「成る程~スチルなら確かに毒の類いは効かないからなぁ~」
「あの娘のドジが良い方向へ働いてくれたなんて…!」
「スチルお姉ちゃんお手柄~」
とロックたち三人は言い
「…ルー姉相変わらずドジ…でも元気そう…良かった」
とドラゴもひと安心する。
「スチルの居場所はGPSで確認して…全員の位置を計算して…特定できたわ!!」
そうしてベルフェゴールはそれぞれがいる4箇所の場所を結びその中央が浮かび上がる。
「これを…あいつに送信!」
ベルフェゴールは祐希へと最後の中心に位置する魔方陣の位置を送る。
4箇所に存在した自立崩壊魔方陣を破壊出来た。
残るは最後の魔方陣とレースの行方のみ。
果たして祐希は間に合うのだろうか…!
あとがき
こちらは随分久し振りの投稿になります!
祐希たちレース組はガイアメモリのルナメモリの力で魔道爆撃艇から逃げ崖道の細い場所は車を傾け片側一輪にて走行し切り抜け崖道の大岩が降り注ぐ場所ではデカヌチャンの力を借り魔道爆撃艇を退けました。
そしてそれぞれが魔方陣の部屋まで辿り着き魔法を弾く素材でコーティングされた装置を反物質を操るティナ、ポケモンとしての姿を解禁したクーちゃん、ドラゴにより破壊しました。
クーちゃんたちは大昔に怖がられたこともあり拒絶されてしまうのではと思ったもののミルたちのように受け入れてくれて抱き付きドラゴに至っては加護を授けることに。
そしてベルフェゴールは自身含めたミルたちに5人の加護を授かっていたことに驚きました。
そして黒幕が登場し4つ目の装置の場所がいかに過酷で見つけることが出来ないかを説明している最中に轟音が響き渡りベルフェゴールに着信があり
スチルのドジかと思えばなんと4つ目の装置を破壊していたことに驚愕と賛辞が飛び祐希へと最後の装置の場所を送ったベルフェゴール。
前回のあとがきの最後にスチルが落ちた場所こそ最後の魔方陣のあるエリアでした。
毒の効かないスチルという最適な人材がミラクルドジで入り込み更に破壊されるなんて予想は黒幕も予測出来なかったことでしょう。
次回はそんなスチルたちが破壊した経緯を展開し祐希たちサイドを書いていこうと思います。
さてデビカでは10周年を迎えました。
果たしてどこまで続いていくのかミルはヒロインの座を勝ち取れるのか…それは運営次第ですが個人的には結ばれてほしいものです。
アマテラスRe:Birthも登場したりしたやる気は少し出たのでこちらも時々更新していけたらと思います。
そういえばそろそろハロウィンが近い…番外編でまたランタンを登場させないといけませんね…
それでは今回も読んで頂きありがとうございました!
女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)
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見たい
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どちらでも良い
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それよりも未来と雫の甘々Hを見る
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ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る