気楽な転生者の妹は兄に会うため魔法を極める 作:生徒会長月光
一部修正しました。
毎度お馴染み魔法使いの未来です。
今回は私一人で魔界まで来ています。理由は魔界の奥地にしか咲かないと言われている希少植物の採取です。
ミルちゃんが魔王ともっと仲を深めたいと言っていたので媚薬作用のあるものと自分の気持ちに素直になれるものの2タイプを調合しているときに、その成分のものが以前ベルフェゴールに見せてもらった魔界の植物図鑑にありしかも魔界の奥地にしか咲かないものだったので、防護魔法を最大まで使い細心の注意を払いつつ、奥地へと足を踏み入れました。
迂闊に戦闘になれば植物が駄目になってしまうのと、魔界の奥地には強力な悪魔が多数いるとのこと更には濃い障気を防ぐために防護魔法もかけ続けているので私でも逃げるのが精一杯な可能性もある。
希少植物の方は研究用に少し多目に採取しようと思っています。
そうして目的地に無事辿り着けた私は特殊ケースの中に幾つか入れていきます。
ある程度採取して、いざ帰ろうとしたとき、奥の方で何か光ったように見えました。
興味本意でそちらを見に行くと、とても古い文字で何か書かれていました。
文字は読めませんでしたがニュアンスは何となく伝わってきました。どうやら何か封印されているみたいです。
文字の方はスマホで全て取り後でベルフェゴールかルシファーに見せることにして、封印式を断片的に傷をつけてそこから強引に封印を解きます。
シュワワワワワン
とみるみる内に封印が解けていき光が溢れんばかりに漏れだした。
そうして少ししてそこには一人の女性が爆睡していました。何故爆睡してるのがわかったのか、ですか
それは鼻提灯を膨らませながらむにゃむにゃと言って抱き枕であろう物から手を離さないからです。
一先ずこんなところに放置するわけにもいかないので、彼女も連れ帰ることにしました。他の悪魔たちがいたらこの時の未来の行動を止めたでしょう。何故なら彼女はとてつもないほどの魔力を持つ悪魔であるからです。
そうして魔界から帰って来た未来は連れ帰った女性を布団に寝かせて、薬の調合に集中します。そうして調合すること1時間。何とか薬を作れたものを瓶に移し替えて保管する。そんな時
クゥー
小腹の空いた可愛らしい音が聞こえました。
そういえば朝から何も食べていないことに気付いた未来はキッチンへと向かい、丁度合ったパスタを使ってナポリタンを作り始めました。
パスタを茹でる間に冷蔵庫のソーセージ、ピーマン、玉ねぎを切り軽く火を通す。
そうして茹で上がったパスタをフライパンに投入してケチャップをお好みにかけて、コショウを足します。
そうして暫く炒めてナポリタンの完成です。
そして料理中感じた視線の方に向くと、女性が起き上がっていました。
「良ければ一緒にどうですか?沢山作って私一人だと食べきれませんので。」
「ホント~に~、ありがとう~」
とてものんびりした口調で喋る女性。寝起きのせいで頭が回らないのか素なのか判断出来ないが今はご飯が先だ。
そうしてテーブルに二人分並べて、麦茶を注ぐ。
「これって~どう食べるの~?」
「フォークといってこれで巻き付けながら食べるのです。」
「そうなのね~。ハムッ美味しいわ~。初めて食べたけど凄い口の中で味が拡がっていくわ~」
「美味しそうで何よりです。」
そうしてナポリタンを堪能した私たちはお互いの自己紹介をすることにした。
「美味しかったわ~こんなに満足したのは久し振りねぇ。」
「そういえば自己紹介がまだでしたね。私は未来と申します。魔法使いをしてます。」
「未来って言うのねぇ~。私は~ハデスって言うの~。宜しくねぇ~。ところで此処って魔界なのかしら~」
「此処は人間界です。無防備で寝ていたのでここまで連れて帰らせてもらいました。」
「そうなの~。人間も凄い成長したのね~。私たち悪魔ぐらいしか魔界の障気は適応しないのに~」
「所でハデスさんは何故あんなところに?」
「ハデスでいいわ~。ん~とね~。私って他の悪魔よりも強くてねぇ~皆頼ってくるの~でもねぇ私は戦いよりも寝ることの方が好きなの~。だから昔馴染みにねぇゆっくり寝れるところがないか探してもらって~誰にも邪魔されないように防壁を掛けたの~。それで寝て起きたら此処にいたの~」
「そうだったのですね。因みにどれぐらい寝てたなどの感覚はありますか?」
「ん~分からないわ~。でも悪魔は皆長寿だからあんまり気にしないわ~。寝るのを邪魔されたら怒るけどねぇ。」
「昔馴染みの悪魔とはいったい誰なのですか?一応悪魔の知り合いが何人かいるので聞いてみますよ。」
「え~とねぇ。」
と彼女が答えようとしたとき、
ピーンポーンと呼び鈴がなった。
「ハデス少し待っててください。」
私は誰が来たのかを確認して、ドアを開ける。そこにはベルフェゴールとベルゼブブ、ルシファーに魔王とミルちゃんが居ました。
「今日はどうしたんですか?こんなに大人数で。」
「私とベル姉はお菓子食べに来たよ。」
「ベルゼブブに誘われちゃったから来たわ 」
「ベルが一緒に行こうと無理矢理連れてこられてしまったのです。」
「私と先輩はこの間の課題で少し判らないところ合ったので教わりに来ました。」
「ミルに誘われてお邪魔させてもらうぜ未来ちゃん。」
「よく来ましたね。さぁどうぞ入ってください。…魔王以外は。」
「ちょっと待ってくれ 冗談だよな?」
「そうですね。半分冗談です。」
「もう半分は一体 」
「もう半分は茶目っ気です。そういえば今日はドラちゃんは一緒じゃないのですね」
「実は妹たちがドラちゃんと遊びたいと言って今日1日遊びに出掛けているんです。」
「そうだったのですね。」
「未来ちゃんもチルはどうしたんですか?」
「あの子は屋根で日光浴してます。夜になれば自然と戻ってきますから大丈夫ですよ。」
そうして中に案内する未来。
「所で、ルシファー、ベルフェゴールはハデスという悪魔と知り合いですか?」
ピタッという効果音が聞こえそうなぐらい綺麗に固まってしまった二人。
「二人とも?」
「その名前どこで知ったの?未来。」
「ハデス何て魔界では知らないものは居ないほどの実力者。大昔まだ初代魔王様が悪魔を統治する前しのぎを削りあい結局は決着が付かない程と言われていてあまりにも強大な魔力と、敵に一切の容赦をしない苛烈な攻撃をしたとも言われているのです」
「どこで知ったと言われても…」
そうこうしている間にリビングにベルゼブブたちが先に入っていった。
「お邪魔します。……あれ?お客様ですか?」
「うぉっスッゴい美人だな。それにスタイルも良いしおっぱいデカイし。」
「先輩 どこを見ているのですか?」
「どこってそりゃあ、あのたわわんと実った果実に決まって。」
「先輩!!初対面の方に失礼ですよ。そんなにおっぱいが見たいなら後でいくらでも見せますから、吸ったりもしていいんですよ‼️」
「貴方………何だか昔馴染みの若いときに似てるわね~。あいつも何だかんだおっぱい星人だったからねぇ~。何度ブッ飛ばしたか。」
「とても凄い魔力ですっ。あのっ私ベルゼブブと言います。お姉さんの名前は?」
「ベルゼブブ?あれっ私の知ってるベルゼブブは男で生真面目な仕事の鬼だと思うけど…まぁいっか~。私は~」
バタンっ。
「っこの魔力、それに感覚は…忘れもしないわ。」
「これはとんでもない大物ねぇ。未来、貴女トンでもないのを家に入れたわね。」
「あらっ。潔癖ルシファーの所の泣き虫姫ちゃんと貧弱ベルフェゴールの所の術式娘ちゃんじゃないの~久し振りねぇ~何だか前ったときよりも大きくなったわねぇ。」
「当たり前です。貴女がいなくなってからもう何千年経っていると思うのですか。」
「私たちもあの頃よりも力をつけているけれど、相変わらず化け物染みた魔力の質ね。流石初代様と同じ魔界の最高戦力だわ。」
「初代って~あいつもしかして死んじゃったの?何時か全ての女性の胸を揉み尽くすって言ってたのに。」
「初代魔王はそんなこと言ってたのですか 」
「アイツ仕事とか部下の前だと気前が良くて尊敬できる奴に見えるけどねぇ~プライベートだと女にだらしなくなって、毎晩女を貪る獣になってたわ~。でも、大体身体を重ねた相手はちゃんと愛してたからそこは評価できるのよ。女の敵だけど変なところで紳士だから憎めなかったのよねぇ~。」
「今さらりと初代がどんなのだったのか想像できちまうな。」
「それにしてもあんなに小さかったのに成長って早いのねぇ~。」
「それよりも何故貴女が今になって出てきたのですか?貴女は支配とは全く無縁の存在だったと思いますが。」
「何か企んでるんじゃないのかしら?」
「失礼しちゃうわ~。私は未来に連れてこられたのよ~」
「「えっ?!」」くるっと綺麗に同時に振り向く様はシンクロナイズドスイミングのようである。
「偶々薬草採取の時に奇妙な封印があってそれを解いたらハデスがいて。一人だと危ないと思いここまで連れてきました。」
「未来!貴女ハデスがどれだけ危険なのか分かっていないわ。」
「そうです。ハデスに喧嘩を売った天使1000人をたった一人で殲滅し、辺り一体がその血で染まる程で未だにその大地から色が抜けないほど染み付いてる。実力も初代魔王様と遜色ないほどのもの。今すぐにでも追い出すべきです。」
「フフフッ追い出すねぇ。泣き虫姫が随分言うようになったんだねぇ。前会ったときよりも確かに力は上がってるけれど、それでも私を追い出せるほどではないわよ。」
「確かにそうかもしれないけど、此処は住み心地がいいのよ。貴女に壊されたくはないわ。」
「ストップですよ。三人とも、魔力の余波だけで周りの空間が軋んで来てますので」
「未来がそういうなら止めとくわぁ~」
「……思ったよりあっさり引くのですね。」
「私だって積極的に戦おうだなんて思わないわぁ。」
「よく言うわ。あの頃の魔界で誰よりも天使を殺していた悪魔の言うセリフとは思えない。」
「二人とも、ハデスは只、他の者に寝るのを邪魔されたくないだけだと思いますよ。」
「どうしてそんなこと言えるの?」
「戦いよりも寝ることの方が好きと言っていましたし、そうなると話を聞いてる限り寝るのを邪魔されたから殲滅とかして、静かになってから寝直していたのかもしれないと思いますので。」
「良く分かったわねぇ。そうよ~人が気持ち良く寝てるのに、天使の奴ら煩いんだもの。だから黙らせてただけよ~。味方に被害なんて出してないから、ベルゼブブの堅物も文句は言っても咎められたりはしなかったわぁ。サタンのやつは私が寝るのが好きなのは理解してたから、特に何も言わなかったし、好きなことを邪魔されるのは嫌だって理解してくれてたわぁ。」
「ハデスは悪魔らしい悪魔だと思います。だって欲望に忠実ですし、寝るということが大好きでそれに関しては妥協したくないのだと思います。」
「でもねぇ。一々寝るのを邪魔されたから滅ぼす何てやられるのも今だと困るのよ。」
「初代魔王様が命懸けで勝ち取った、平和を壊されたくはないです。」
「そう。サタンの奴やって見せたんだ。」
「どう言うことなんですか?」
「サタンの奴ねぇ女好きだったんだけどね、ずっと叶えたい夢があるって言ってたのよ。今は争いあってる世の中だけど何時か平和な世の中を作って一杯女を抱いて、子供ができたら、平和の中で生きてもらって子供に見守られながら死ぬんだって。私なんて聞いたとき笑っちゃったわよ。絶対出来っこないって。でもそんな夢を一緒に見たいっていう悪魔があいつのところに集まって次第に魔王って言われ始めたのよ。まぁ私も平和になればゆっくり眠れるから協力したりもしたわ。ねぇ。泣き虫姫ちゃん。アイツは最後どうだったの?」
「…戦争を止めるために自分の魔力を枯渇するまで使い続けて、最後は天界のトップを再起不能まで追い込んで戦争を終わらせて……亡くなりました。」
「そう。アイツの死に顔当てよっか。多分笑顔だったでしょう。」
「えぇ。悔いがないようなそんな感じでした。」
「ねぇ。そこのスケベな子。」
「……俺の事か?!」
「先輩。スケベなのなんてこの中じゃどう考えても先輩だけですよ。」
「サタンの魔力をそのまま受け継いだんでしょ。その力どう使うか聞かせてもらってもいいかしらぁ。」
「んーそうだな。あんまり考えたこともないけど、この力で困ってる奴を助けてやれるようにしたいな。そんでもって、結婚して子供を育てて子供に誇れるような父親になりたい。それから先のことはまだ考えてないな。」
「そう。ならいいわ~。折角アイツの魔力を受け継いだんだからハーレムも目指しなさいな。サタンの奴はそれこそ何百人と関係も持ってて、子供も多かったわ。」
「ハーレムかぁ。良いなそれ。それに子供も沢山欲しいな。」
「先輩。ハーレム何て駄目ですよ。先輩には私がいるじゃないですか。先輩が欲しいなら何人でも私子供を産んで育てますから。それとも私ではダメなのですか」ナミダメ
「いやっ。そんなわけないだろ、例えハーレム作ったって、俺にとってはミルが一番大事だ。」
「先輩」ウットリ
「ミル」
「二人とも自分だけの世界に入らないでください。」
と言いながらブラックコーヒーを飲みつつ他の三人にも注いで渡す。
「悪いわね未来。ゴクッおかしいわね。ブラックなのに甘く感じるわ。」
「貴女もですかベル。口の中で砂糖が生成されるかのように甘いです。」
「あらっ。言い出しっぺだけどこれは凄いわね。」
「王妃様、私も一緒に子育て頑張ります」
「所で術式娘ちゃんあの娘ってもしかしてだけど。」
「えぇ、先代ベルゼブブの娘よ。」
「じゃあ堅物ベルゼブブの説教ももう聞けないのね。とても残念だわ~。」
「あの当時の悪魔たちは魔界で大人しくしているものたちが大半で、こちらの人間界へ来るのは若い悪魔たちが殆どという感じです。」
「成る程ねぇ。若い悪魔たちにとって魔界って娯楽が少なくて退屈で人間界へ遊びにくる感覚なんでしょうね~。」
「初代魔王様の力を受け継ぐようにあの当時に亡くなった悪魔も転生している可能性もあったりして人間界で何か面白いことがあるって本能で感じているのもそうかもしれないわ。」
「………転生ねぇ……本当にそうなら…あの娘にもう一度だけでもいいから会いたいわぁ。」
「…あなたの娘のことですね。」
「…あの娘は私にとって数少ない癒しで寝ること以外にとても楽しみにしていたわ。でも、天使の奴らがそれを奪った。」
「だから当時の天使の大軍を血祭りにしていたのね。」
「あれから時が経っても私の中に空いた空白は埋まらなかったわ。だからサタンの奴に言ったのよ。どこかで静かに眠りたいって。」
「それで、魔界の奥地で眠りについていたのですね。」
「久し振りに起きて此処がどこなのか気になって部屋を見てたら未来がいたの。娘の面影があってもしあの娘が生きてて子供がいたらこんな感じだったのかなと思っちゃったのよ。」
「だからさっきも素直に言うことを聞いたのですね。」
そう言いながら二人の世界に入った魔王とミルの二人とブラックコーヒーを飲みながらベルゼブブと一緒に魔法談義をしている未来をみる。
「暫くは未来がどういう風に成長するのかを見守っていこうと思うわぁ~。その間は此処に滞在しようと思うから、何か分からない魔法とか昔のサタンの恥ずかしい話とかもしてあげるわ。」
「そうね。ならベルゼブブに色々教えてあげてほしいわ。あの娘なら先代を越えてくれそうな気がするから。」
「それにあの娘の経験にもなるのですからとても良いですね。」
「別にそれぐらいなら構わないわ~」
暫くすると、魔王とミルは当初の目的を思い出し課題を進めて判らないところを未来が補足しつつ分かりやすくレクチャーしながら教え、ベルゼブブはその間紅茶を入れたり一緒にどんな課題なのかを見ながら勉強して、それを他の三人が見守るといった構図が出来上がった。
そしてベルフェゴールはふと思った疑問を周りに聞こえないように念話でルシファーに話す。
「ねぇ。ルシファー今思ったんだけど、未来に面影があるってことはもしかしてだけど。」
「そんな都合の良いことなんてあるわけがないでしょう。ベル」
「まぁそうなんだけどね。私も魂を見れるようになったのは割と最近だしもうずっと前のことだからね。でももしそうだったら素敵なことじゃない。」
「確証がないのに今言っても仕方ないです。」
そして課題を終えた二人と三人悪魔はそのまま帰路に着いた。
家にはハデスと未来の二人になり、未来が片付けをしているとガチャッとリビングの扉が開いた。
「ただいま未来。」
「母様お帰りなさい。今日は早かったですね。」
「今日は重要な魔法会議もなかったから早く上がれたの。所でそちらの方は?」
「この人は」
と未来が紹介しようとしたとき、ハデスがゆっくりとミヤビに近付くと優しく抱きしめた。
突然の事に未来もミヤビもどうしたのかと訪ねようとしたがそれはハデスが泣き出したので途中で止まった。
「ミヤ、ミヤなのね。グスッ貴女が死んじゃって私寂じかっだぁ。ごめんね。あの時守って上げられなぐでぇ。わだじぃおがぁざぁんなのにグスッ本当はわだじが守らないといけながっだのに 」
あまりにも凄い泣き方に未来も何と声をかければ良いか迷っているとミヤビはハデスの頭を何度も撫でながら落ち着かせるように抱き締めていた。
そうして落ち着いたハデスに事情を聞くことにした。只話す間もミヤビの手を握って何かを確かめるようにしていた。
「ごめんなさいねぇ。ちょっと動揺しちゃって。」
「いえ気にしてませんよ。…昔何かあったのですね。」
「………」
「ハデス辛いなら無理に話さなくても大丈夫ですよ。」
「…ありがとう。未来。でも話すわ。あれはもう何千年も昔のこと。私にはね娘が一人いたの。あの頃は魔界も戦いばかりしていて心が休まらない日が続いていたわ。娘は私にとって唯一心が癒される子だったの。」
「いたということは娘さんは…」
「…ある日に友達に会いに行くと言ったあの娘はそのまま帰ってこなかった。心配になって迎えに行ったら、あの娘が血だらけで倒れててそれで…それで最後にお母さん私って。」
「ハデスさんもう良いです。」
「冷たくなってくあの娘の身体を私は抱きしめるしか出来なかった。もっと早くあの娘を迎えにいってれば、そんな後悔しかないの。あの娘が冷たくなっていく感触が忘れられないの。あれが現実だったって信じたくなかった。だから私は前よりも眠るようになった。夢の中ならあの娘に会えると思ったから。でも決まって起きるときはあの娘が死ぬ直前で何で助けてくれなかったのって言うのよ。私はお母さんだったのにあの娘に何もしてあげられなかった。」
「…それは違うと思いますよ。」
「どうしてそう言いきれるの。私は」
「ハデスさん。娘さんはきっと貴女のことを思っていましたよ。貴女を一人にしてしまうことを何よりも悔やんだと思います。それに貴女に最後に声をかけた言葉も、きっと貴女を恨んだものではないでしょう。きっとお母さん、私お母さんの子に産まれて幸せだったよ。と言いたかったでしょう。」
最後の言葉を言ったミヤビの顔が一瞬違うように見えた未来。そしてハデスは最後の言葉で泣き崩れた。
「ハデスさん。時間がかかっても良いんです。ちょっとずつ前に進んで行きましょう。」
そうして泣きつかれてしまったのかハデスは眠りについていた。
「母様。ハデスを居候させても良いですか?」
「勿論良いですよ。家も広いですし部屋も余ってるから丁度良いわ。それにね未来」
「?」
「何だか放っておけないというか懐かしいという感じがするの。」
そうしてその日はミヤビが空いてる部屋にハデスを運ぶことになった。
そして次の日に未来が起きて、ハデスのいる部屋を覗くと、幸せそうに眠るハデスとミヤビの姿があったという。
以降ハデスは未来宅で居候することになり、ミヤビと未来に何かあればその場に直ぐ様現れるようになり、ベルフェゴール
ルシファーから最強のSECOM悪魔と言われるようになるのはまた別の話し。
あとがき
今回も読んで頂きありがとうございます。月光です。
今回は遥か昔から生きている大悪魔ハデスの登場です。デビカではちょっとあれな性癖でしたがこちらのハデスは普通な性癖です。
彼女は昔に娘がいて当時の天使に殺されたことが判明すると単独で天使の軍勢に向かいそれらを皆殺しにしました。それを見ていた悪魔たちは殺戮の悪魔と言い距離を取りました。
本来の彼女を知っている初代サタンとベルゼブブは直ぐに娘を殺した奴らへの復讐だと気が付き、その後静かに眠りたい言うハデスへその場所を提供した。
ハデスはそのまま眠り初代サタンはそれからハデスの娘でもあり自身の娘でもあったミヤのために命を懸けて平和を築いたという感じです。
そしてその娘でもあったミヤの面影があるミヤビ。ハデスはミヤビと未来を見守り今度こそ守って見せるとSECOM化しました。
ハデスを知らないミヤビではあるが懐かしい思いがあり、時々ハデスに膝枕をしてもらったりと関係は良好である。
ミヤとミヤビの関連性は今後明らかになっていくことでしょう。
さて、話は変わりFGO水着復刻が来て武蔵ちゃんにまた会えるのは嬉しいですね。今度こそ引きたいです。
そして今年はどの鯖が水着になるのか、個人的にメディアリリィや式、エレちゃん辺りを予想してます。
QPを集めて再臨してない鯖を再臨させるかスキル上げをするのに今回は美味しいイベントなので皆さん頑張りましょう。
くれぐれも体調には気を付けましょう。ちゃんと予防することにより防げるものを防いで、乗り切りましょう。
アンケートもやっているので協力していただけると助かります。
それではまた次回も見ていただけると幸いです。
おまけ
帰路に着いた魔王とミルは色々あってそのままミル宅に泊まることになった。
そして二人きりになるとミルが我慢できなくなったようで魔王の唇を奪う。
30秒ほどするとお互い唇を離す。その間を糸が引くように伸び、
「ミル。昼間言ってたことなんだが。」
「勿論良いですよ。先輩になら何をされても、構わないですから。どうぞ。」
そして魔王はミルの胸を揉みしだいていき、ベッドに押し倒す。
「アァン、先輩♥️」
「もう我慢できない。いくぞミル。」
「はいっ。私を先輩のものだって私に刻んでください♥️」
魔王はミルの胸を揉み吸い、何度も何度もミルを抱き夜が更ける頃には辺り一面魔王とミルの愛の汁が床に付着することになる。
余談ではあるがその日の学校は遅刻ギリギリに何とか痛む腰を無理に動かし、腰の抜けたミルをお姫様抱っこしながら駆け込む姿が確認されたとのこと
女体化した真魔王と男性化したフィラのR18見たいかどうか。(いつしか書く予定)
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見たい
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それよりも未来と雫の甘々Hを見る
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ティナの真魔王とフィラの見守り日記を見る