凄く普通の決闘者が幻想入り   作:うー☆

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小説初投稿です。期待せずに生暖かい目で見てくださって下さい。


第一話 ハロー幻想郷

 

 

「えーっと……一体どういうことだ?俺は確かに家の布団で寝てたはず……」

 

キョロキョロと周りを見渡す。木、木、木、木。見渡す限りの森である。

 

「落ち着け……こんな時こそ落ち着け……まずは思い出せ……」

 

〜回想〜

 

「うー……寒い寒い」

 

やぁみんな、俺の名前は伊藤大輔。普通の人間だ。俺にはこれといった特徴がない。学校の成績は至って普通、デュエルの腕も友達の中では中くらい、顔もイケメンでもなければブサイクでもない。何処にでもいるあまり特徴のない人間だ。そして今はカードショップでデュエルを終えて帰宅するところだ。

 

「やっぱりシンクロモンスター相手にコートオブアームズはきついか……」

 

俺は家に帰る途中今日のデュエルの反省をする。おい誰だ今コートオブアームズなんか弱いとか言った奴。そこに直れ今すぐ叩き潰してくれる。俺が一番好きなモンスターはコートオブアームズだ。なぜかって?かっこいいからさ。

 

「だからといって抜くなんて考えられないしな……おっと雪まで降ってきやがった。さっさと帰ろう。」

 

――――帰宅――――

 

 

「ただいまー……って俺一人暮らしだった。」

 

誰もいないボロアパートの一室に彼の声が響く。両親は早くに事故で亡くなり、兄弟もいない。頼れるような親戚もいないため俺はバイトなどをしながらなんとか生きている。……飯が食えないなんてのはもう慣れてしまった

 

「食料も金ももうないな……そろそろ働かないと不味いかな。」

 

ここ最近はずっとバイトをしていない。先日まで風邪でずっと寝込んでいたためバイトに出れず、薬代で金が底をついてしまった。それならカードショップなんかに行ってる暇があるなら働けという話になるのだが。

 

「仕方ない……朝は苦手だが、明日からちゃんとバイトに出よう。」

 

はぁ、とため息をつきながらそう言った。

 

「まぁとりあえずそんなことよりも!」

 

俺はつい最近買ったパソコンの前に座る。

 

「今日こそはクリアしてやるぜ!待っていろフラン!」

 

これまた最近買ってきた東方紅魔郷に没頭する俺

……だが

 

ピチューン

 

「…………」

 

すぐさまゲームオーバー。どうやら俺にはゲームの才能もないらしい。

 

「もうダメだ……この世界で生きていける気がしない……いっそのこと幻想郷に行きたい……まぁそんなの無理だけど。」

 

ブツブツと独り言を言いながら俺は布団にはいる

 

「明日も早いしさっさと寝よう……」

 

その言葉を最後に俺は眠りについた……

 

はずだった

 

〜回想終了〜

 

「全く分からん……何故俺はこんなところに居るんだ……まさか誘拐か!?いや家族もいない俺なんか誘拐してどうするんだ……」

 

一人で自問自答を繰り返し、今の状況を整理する

 

「俺の名前は伊藤大輔、よしちゃんと記憶はあるな。そして此処は何処だ?全く分からん。そして今は冬のはずだよな?なんでこんなにファッキンホット(糞暑い)なんだ。」

 

そして俺は一つの結論に達する……

 

「……夢だな、俺も疲れているんだな。こんなにリアルな夢を見るとはな。さて、もう一眠りするか」

 

そう言ってまた眠りにつこうとするも……

 

「……あぁ暑い!暑い!糞暑い!なんでこんなに暑いんだチキショー!」

 

そう言って地面を転がり回ってると、何やら変なものを触った気がした。

 

「ん?なんだこれ……ってあれ?これって……」

 

俺はそれに見覚えがあった

 

「なんでこれがここにあるんだよ……」

 

……No.69紋章神 コートオブアームズ……俺の相棒だ。そうはいっても俺が勝手に呼んでいるだけだが。おお、痛い痛い。とりあえず拾い上げてみる。すると

 

「……?なんだ今の感覚」

 

何かが俺の中に入ってくるような感覚がした気がした。

 

「まぁいいか……とりあえずこうも暑いと寝れないし、せっかくだから探索してみるか。滅多に出来る体験でもないし」

 

とりあえずコートオブアームズはポケットに入れる。拾えるものは拾っとかないとね!

 

まずは適当に歩いてみる。誰もいない。そりゃそうか、こんなクソ暑い中森を歩いてる奴なんて……いた。いたよ。でも……

 

「なんだあれ……女の子か?なんで浮いてるんだ?……まぁいいか。あのー、すみませーん!」

 

するとその少女は俺の声を聞くとすぐに来てくれた。助かった。まさかこんな森の中で人に出会えるとは思わなかった。これで恐らく命は助かるだろう。……と思っていた。金髪で黒い服、そして赤いリボン……まさか……いや、そんなはずはない。あれはゲームの中の話だ。現実であるはずがない。俺がそんなことを考えているうちにその子は俺の目の前まで来ていた。

 

「お兄さん、どうしたのだー?」

 

口調までそっくりだ。これは一体どういうことだ?

さか本当にこの子は……

 

「ねぇ、君の名前ってルーミアだったりする?」

「お兄さん、よくわかったねー。そうだよ私はルーミアだよー、でもなんでお兄さんは私の名前を知ってるの?」

「ということは……ここって幻想郷だったりする?」

「無視なのかー。そうだよーここは幻想郷だよー」

 

その答えを聞いた俺は嬉しさの余り絶叫した

 

「我が世の春が来たーーーーー!!」

 

 




見てくださってありがとうございます。うp主のうー☆です。頑張って行きますのでどうかよろしくお願いします!!

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