???side
「……お嬢様、どうやら客が来たようです。」
銀髪のメイドが自分の主に報告する
「……そう、で?お客様は何人?」
「三人です。一人は館の妖精メイド達を一人で全滅させました。そいつの相手は今パチュリー様がしています。残りの二人は今入ってきました。男と女です」
「パチェが……そう、なら咲夜、残りの二人は貴女がもてなしてあげなさい。」
「かしこまりましたお嬢様。」
「ヒャッハハハ!頼りにしてるぜ咲夜さんよぉ!」
男は笑いながら話しかける。メイドはどうやらそれが気に食わないようだ。男をずっと睨み続けながら、準備を始める――――
魔理沙side
「邪魔だ邪魔だー!魔理沙様のお通りだぜ!大人しく道を開けろー!」
「ぎゃあああ(ピチューン」
「ちょ、おま(ピチューン」
「俺、この戦いが終わったら結婚す(ピチューン」
一人館の中の妖精メイドを駆逐していた
「うーん……さっきのでほとんど倒しちゃったかな?少しやり過ぎた気もするぜ。まぁこの魔理沙様、過去の事は振り返らないぜ!」
館の妖精メイド達を大量虐殺しておいてよく言うものだ
「……なんか殺人犯呼ばわりされた気がするぜ。お?何だこのでかい扉は?折角だから入ってみるか!」
勢い良く魔理沙が扉を開けるとそこは
「うわぁ……何だこの本の数は……まるで図書館だぜ」
そこは巨大な図書館だった。暫くはその巨大さに唖然とするものの、すぐに我に返る。同時にここは、魔法使いの魔理沙にとってここはまさに宝の山だった
「凄い数の本だな……ん?おお!この本は私が欲しかったやつじゃないか!これも何かの運命だな!よしちょっと永久に借りていこう!」
何処からともなく取り出した袋に本を詰め込もうとしたその時、突然背後から声を掛けられた
「……何してるの貴女」
「げっ!」
不味い、人に見つかった。このままではこの本を借りる(盗む)ことが出来ない。いやそんなことよりもこの紫もやしは誰だ?もしかしたら偶然ここに居合わせたただの少女かもしれない。そんな希望を抱きつつ恐る恐る聞いてみる
「……あ、あのーひょっとしてこの図書館の関係者様ですか?」
「……関係者も何も私がこの図書館の主よ」
「うげっ!」
最悪の答えが帰ってきた。まさかここの主だったとは。……こうなったら実力行使しかないか――――
???side
この白黒……妖精メイド達を全滅させるだけでは飽き足らず、まさか私の大事な本まで盗もうとするとは……少しお仕置きが必要ね。あ、そうだ。ちょうど今使い魔の召喚に必要な人間の素材が足りなくなっていたんだった。こいつには少し材料を分けてもらいましょうか……必要なのは脳と心臓だからそれ以外は消し炭でも構わないわね。
この盗人をどうするか一通り考えたあと、紫もやしは1枚のカードを取り出す。
木符『シルフィホルン』
「うわっ!?ちょっといきなりは反則だろ!」
目の前の白黒は必死に弾幕を避ける。それがなんとも滑稽だ。そう思ってると白黒は1枚のカードを取り出す
「クソっ!これでも喰らえ!」
魔符『スターダストレヴァリエ』
白黒のスペルカードが私のスペルカードを相殺する。……中々やるわね。流石は一人で館の妖精メイド達を全滅させただけのことはある。少しこの人間に興味が湧いてきた。
「……貴女、名前は?」
スペルカードを発動したまま聞く
「え?私か?私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」
「霧雨魔理沙……ね。覚えておくわ。それなら私も自己紹介しないとね。私はパチュリーノーレッジ。貴女と同じ魔法使いよ。突然だけど貴女には私の実験の材料になってもらうわ」
「いきなりか!?そんなのお断りだぜ!」
「そう……なら無理矢理にでもなってもらうわ!」
魔理沙とパチュリーの弾幕ごっこは始まったばかりだ――――
伊藤&霊夢side
「……静かね」
「確かに……こうも静かだと逆に不気味だな」
おかしい。敵が一人も出てこない。もしかしたらもう既に誰かが片付けたのか(魔理沙が全員駆逐しました)?そう思った時、前方から人の足音が聞こえてくる
「……待て、誰か来る」
「そのようね」
足音は確実にこちらに近づいている。あと20m…………15m…………10m……っ?
突然足音が消えた!?急いで後ろを振り返る。誰もいない。少なくとも背後を取られていなかったようだ。ほっと胸をなでおろしたその時
「!?あんた後ろ!」
「え?……っ!?」
振り返った俺の目の前には銀色のナイフが飛んできていた。俺は咄嗟にナイフを避ける。少し頬を切ったが、大したことはない。俺はナイフが飛んできた方向を見つめる。……誰かいる。目を凝らすと、その人間がメイド服を着ていることがわかった
「ほう……中々やるわね。あの状況からの突然の回避行動……褒めてあげるわ」
「そりゃどうも……」
その人間がゆっくりと近づいてくる。銀髪、メイド服、そして両手に持ったナイフ……俺の記憶に該当する人間がいた。……十六夜咲夜。時を操る程度の能力をもつ人間だ。時を操れる時点でもはや人間ではないと思うのだが……そこは気にしたら負けである。
「本当に今日は来客が多いわね……あの変な男といい白黒といい……」
俺はその言葉の中に変な単語が含まれているのを聞き逃さなかった
「……変な男?」
俺の記憶が正しければ、この異変に男など出てこなかったはずだ。
「その男の特徴は?」
「貴方に教える必要はないわ。なぜなら貴方は私に殺されるのだから。」
咲夜はナイフを構える。……あの夢を思い出す。あの時の凶器もナイフだった。俺は必死にそれを忘れようとする。……うむ大丈夫。そのまま霊夢に聞く
「霊夢、ここからあの扉までどの位で着く?」
そう言って俺は奥にある大きな扉を指さす
「……やってみないとわからないわね。でも何故?」
「こいつはメイドだ。だから恐らくこいつの主人はあのメイドよりも強いはず。そしてそいつはあの扉の向こうにいると見た。こんなところで体力を消耗してしまったらいくら君でも勝てないだろう。」
「成程ね。分かったわ。それでは先に行かせてもらうわよ」
「あ、そうだ。さっき言ってた男には気をつけろよ。」
「分かったわ。」
霊夢は凄いスピードで飛んでいくが、咲夜がそれを許す筈がない。
「させない!」
咲夜はナイフを投げようと構える、しかし
「後ろががら空きだぜ!ゴッドメダリオンハンド!」
俺の背中から巨大な手が現れる。それはまっすぐ咲夜に伸びていき、拘束した。
「くっ!?こんなもの……っ!」
咲夜は巨大な手をナイフで切り裂き、脱出する。しかしその間に霊夢は奥の部屋に入れたようだ。
「……やってくれましたね。まさか貴方がこんな技を使えるとは知りませんでした。」
「しっかりとコピーさせて頂きましたよ……それではやりますか」
「ええ……そうね」
そう言うと俺と咲夜は臨戦態勢に入る
「コートオブアームズ……大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ。それよりもお前霊力の回復が早いな。」
「ん?確かにそうだな……門番との戦闘でほとんど霊力を使い果たしたはずなのに……」
「まぁとりあえず今は目の前のことに集中しないと死ぬぞ?」
「おっと……そうだったな」
俺は思い出したかのように咲夜の方を見る。
「……それではメイド長十六夜咲夜、いざ参る!」
「伊藤大輔!思いっきりやってやるぜ!」
こうして二人の戦いは始まった――――
眠いです。ひたすら眠いです。それに文章力もありません。いつものことだね仕方ないね