凄く普通の決闘者が幻想入り   作:うー☆

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昨日は出せなくてすみませんでした。相変わらず日本語がおかしいですが、どうぞ!


第六話 VS咲夜

霊夢side

 

あの男――――伊藤とか言ったか。大丈夫かしらね。恐らくあのメイドは外にいた門番よりも遥かに強い。私を先に行かせるためとはいえ、危険な賭けに出たものね。……死ななければいいけど。

 

そういったことを考えながら霊夢は奥に進む。すると突然霊夢は歩みを止める。

 

……誰かいる

 

そこには窓越しに紅い霧に包まれた空と真っ赤に染まった月を眺める少女がいた。しかしただの少女ではない。背中にコウモリのような羽を生やしている。

霊夢はゆっくりと声を掛ける

 

「……貴女がこの館の主?」

「ええ、そうよ。私はレミリア・スカーレット。この館の主よ」

 

レミリアがゆっくりと振り返る

 

「……咲夜はどうしたの?ここに来る途中にいたはずだけど」

「ああ、あのメイド?あいつなら今他の人間と戦っているわよ」

「……そう。それで?ここは私の館よ?一体何をしに来たのかしら?」

 

レミリアは不機嫌そうに問う

 

「単刀直入に言うわ。迷惑なのよ。さっさと出ていって頂戴」

「ここは私の城よ?出ていくのはあなたの方だわ」

「この世から出ていって欲しいのよ」

「仕方ないわね。今私お腹いっぱいだけど……」

 

レミリアはうんざりしたように言う

 

「護衛にあのメイドを雇っているんでしょ?そんな箱入りお嬢様なんて一撃よ!」

「咲夜は優秀な掃除係、お陰で首が一つも落ちていないわ」

「……貴女、強いの?」

「さぁね。あまり外にだしてもらえないの。私が日光に弱いから」

「……中々出来るわね」

 

こいつはかなり強い。そう確信した

 

「こんなにも月が赤いから……本気で殺すわよ」

「こんなにも月が赤いのに」

 

「楽しい夜になりそうね!」「長い夜になりそうね!」

 

そう言うと二人は同時にスペルカードを展開する。

 

……そう言えばあのメイドの言ってた男がいない。ひょっとしてあのメイドの言ってたことは嘘だったのか?まぁとりあえずは目の前の敵に集中しますか!

 

霊夢とレミリアのスペルカードが激しくぶつかり合い、部屋の外にも衝撃が走る――――

 

 

 

 

伊藤side

 

どうやらあちらも始まったようだ。部屋の外からでも衝撃がビリビリと伝わってくる。どんなに激しい勝負なのか、気になるところだ。しかし

 

「よそ見なんかしてる暇あるのかしら!」

「くっ!」

 

ナイフが飛んでくるのを間一髪で避ける。

 

「中々やるわね……ならこれはどうかしら!?」

 

咲夜さんがスペルカードを発動する

 

奇術『幻惑ミスディレクション』

 

「どわっ!?」

 

先程とは変わって様々な方向からナイフが飛んでくる。しかし、これなら何とかよけられる。俺は大量のナイフを投げる咲夜さんを何とかして捕まえようとする。ナイフを投げながら移動する咲夜さんをじっと観察する。すると少しずつ減速してきた。俺はそれを見逃さない

 

「今だ!ゴッドメダリオンハンド!」

 

巨大な手は咲夜さんを捕まえようとナイフをよけながら飛んでいく。もう少しで捕まえられる。そう思った時、視界から咲夜さんの姿が消える

 

「なっ!?消えた!?」

「こっちよ!」

「何!?」

 

後ろから声がして、振り返るとそこには大量のナイフを放つ咲夜さんがいた。不味い、このままではよけられない。やむを得ず俺はカードを1枚取り出す

 

「目には目を、歯には歯を、ナイフには、ナイフだ!」

 

俺は咲夜さんと全く同じスペカを発動する

 

奇術『幻惑ミスディレクション』

 

これで何とかよけられる。そう思っていた瞬間

 

「っ!?何だこの霊力の消費量は!」

 

おかしい。今までのスペカよりも圧倒的に霊力の消費量が大きい。すぐにスペカの発動をやめる。すると、少しはよけられるように隙間が空いていた。さっき俺が発動したスペカのお陰で少しは相殺できたらしい

 

そして俺はよけながら理解する

 

「そうかナイフ!咲夜さんは本物のナイフを使ってるからその分霊力を消費しなくていい。しかし俺はナイフなんて持ってない!つまりその場合ナイフは自分の霊力から作らなければならない!一つ一つが大したことない消費量であっても、大量に作ればその分だけ霊力を消費してしまう!」

 

それに普通の弾幕とは違い玉がナイフの形に自動的に整形されてしまう。それだけでも結構な霊力を消費してしまう。それに加え咲夜さんは時を止めてナイフを回収したりすることができるが、こちらのナイフは霊力の塊であるため、回収なんてできない。つまりその分も多くの霊力を消費してしまうのだ。

 

「くっ……仕方ない!一気に勝負を決める!」

 

俺はスペカを発動する。先程門番に放った俺の最強のスペカだ

 

神怒『ゴッド・レイジ』

 

スペカから光が放たれ、空に向かって雷が発射される……だが

 

「そ、そんな!?」

 

雷は天井に直撃し、そのまま霧散してしまう

 

「これは屋内では使えないのか……クソ!攻撃方法がない!どうすれば……」

「逃げてばかりでは勝てないわよ!さぁ次よ!」

 

そう言うと咲夜さんは新たなスペカを発動する

 

幻幽『ジャック・ザ・ルドビレ』

 

赤い巨大な弾が数発飛んでくる

 

「これならよけられる!」

「本当にそうかしら?」

 

俺は弾をよける為に体を大きく動かす。すると

 

「なっ!?」

 

突然目の前に大量のナイフが出現する。不味い、よけるのに体を大きく動かした為急な方向転換ができない。俺は無理に体を動かしナイフを避ける。しかしそのせいで体のバランスを崩してしまう。

 

「今よ!」

 

第二波が押し寄せる。このままでは恐らく被弾してしまう。そう考えた俺は危険な賭けに出る

 

「うおおおお!」

「なっ、血迷ったの!?」

 

赤い弾幕を抜け、俺は咲夜さんに向かって飛ぶ。確かコートオブアームズにはもう一つ技があったはず。それに賭ける!

 

「なら、望み通り串刺しにしてあげるわ!」

 

目の前に大量のナイフが出現する。間一髪の所でナイフを避けながら進み、とうとう咲夜さんの目の前にたどり着く

 

「くっ……調子に乗るな!」

 

咲夜さんが俺に向かってナイフを数本投げる。これはよけられない。焦った俺は頭を守るため本能的に右腕を前に出してしまう

 

「ぐああああっ!」

 

右腕にナイフが数本刺さる。とてつもなく痛い。しかし俺は怯まない。右腕からナイフを一本引きき、咲夜さんに向かって投げる

 

「きゃあっ!?」

 

咲夜さんは突然の反撃に焦ったのか、体を大きく動かしてナイフを避ける。しかしそのせいで体のバランスを崩す

 

「今だ!」

 

俺はいつの間にか左手に握られていたスペルカードを発動する

 

射撃『ゴッド・シャーター』

 

俺の右側と左側に光の玉のようなものが4つずつ出現する。そして次の瞬間、それぞれから細いレーザーが発射される。それも全て咲夜さんに向かって

 

「きゃあああああっ!」

 

バランスを崩していた咲夜さんは全てのレーザーに当たってしまい、地面に落ちてゆく

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

俺も地面に降り、つい聞いてしまう。ついさっき右腕をナイフで串刺しにされたのに

 

「まだ……まだよ……」

 

咲夜さんはゆっくりと立ち上がり、また新しいスペルカードを発動しようとしていた。しかしその瞬間、奥の扉が突然開き、黒い嵐がこちらに向かってくる。

 

「危ない!」

 

俺は咲夜さんに体当たりし、一緒に壁際に寄る。すると俺たちの居た所は嵐に飲み込まれる。

 

「この嵐……嫌な予感がする。行くぞ!」

「待ちなさい!まだ終わってないわよ!」

「あんたの御主人様が危険な目にあってるかも知れないんだぞ!いいからとにかく行くぞ!」

「わ……分かったわ」

 

俺はすごい剣幕で咲夜さんに怒鳴る。黒い嵐、変な男……まさか、あいつがここに?もしそうだとしたら霊夢も危ない!急がなければ!

 

俺は咲夜さんと共に奥の部屋に走る――――

 

 

 




恐らく次回で紅霧異変終了です。男の正体はアニメ遊戯王を見てる人ならわかるはずです。
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