此は奈落神 扇と言う一見普通の高校生に擬態した鬼神の話
(月曜、HMLちょっと前の校舎内)
扇「ヤベェヤベェ、そろそろ遅刻になっちまうな……担任にドヤされちまうなぁ~、マァ人間付き合いよりマシかァ~」
中の人「一応扇の説明を入れておこう、奈落神 扇、年齢15620歳だが外見年齢が16歳で在る事から現世視察の為高校に通う鬼神だ」
(ホームルーム中)
扇「お早う御座いま~す」
蔭山(担任)「遅いぞ奈落神、とは言えお前が遅刻とは珍しいな」
扇「あはは、そりゃそうでしょうよ、生涯初の寝坊なんっスから……許して下さいな」
蔭山「ったく仕方無いな、次は気を付けるように」
扇「┏━◯アザーッス」
蔭山「調子の良い奴だな、全く」
クラス男子全体「まさかあの奈落神が遅刻なんてなぁ~、何時もは教室一番乗りなのに」
クラス女子全体「奈落神君只の真面目な人だと思ったらこんな所も在るんだ~」
扇「先生、教室内が騒がしいです」
蔭山「はぁ……全員静かに!!ホームルームを再開するぞ!」
全員「ハーイ」
蔭山「奈落神も着席しろ、立ったままホームルームしたいなら話は別だが」
扇「誰が立ったままホームルームやるかよ(自身の席に着く)」
輝流「扇が遅刻なんて、何が在ったんだ?(小声)」
小百合「輝流君少しは人の話聞こうよ……寝坊だって言ってたよ?」
扇「此奴に言って聞かせても無駄だ、歩く御都合主義みたいなモンなんだからよ」
中の人「此処で人物の説明、月光輝流:クラスのリーダーで成績優秀運動能力抜群でカリスマ付のイケメン、良くトラブルの中心に居る奴で主人公気質が玉に瑕な扇の二人しか居ない友達の一人、月代小百合:月光輝流の幼馴染みで学校一の美少女、扇の二人しか居ない友達の一人」
小百合「そっか、輝流君には困った物だね」
扇「ハァ……お前と輝流の所為で何回面倒事に付き合わされたよ……輝流だけが悪ぃわけじゃねぇぞこん畜生」
小百合「ん?何の事?」
扇「このド天然が……」
輝流「寝坊か、でも珍しいな、理由を聞いても良いか?」
扇「やり忘れた宿題片付けてたŵ」
輝流「もっと早めにやっておけば良かったじゃ無いか」
小百合「もうちょっと早めに出来なかったの?」
扇「お前等口揃えて似た様な事言いやがって……昨日は忙しかったんだよ、宿題の存在を忘れる程度には」
輝流「そうだったのか……何が在ったんだ?」
小百合「私も気になるな~」
扇「ハァ……昨日輝流にやられた不良のお仲間に絡まれて躱すのが忙しかった」
輝流「成る程……」
小百合「原因は輝流君なんだね」
扇「原因には小百合も含まれてるんだよなぁ~……」
輝流「昨日の不良……?思い出した!小百合を強引に誘ってた不良!」
小百合「あぁ~、アレは怖かったよ~」
扇「輝流が鉄拳制裁しなきゃ俺が絡まれず恙無く宿題を片付けられたんだが?」
輝流「其れは……済まない、幼馴染みが不良に絡まれててついカッとなってしまった」
小百合「嬉しかったけどね」
扇「ハァ……此奴等阿呆だ……」
蔭山「其処、さっきからコソコソと騒がしいぞ」
三人「すいません」
蔭山「最近事故などが多いので気を付けるように」
(急にクラス全体を範囲内とする魔方陣が現れる)
蔭山「何なんだ此はっ!?」
小百合「何此ッ!?」
輝流「何が起こってるんだ!?」
急に魔方陣が現れ教室内は阿鼻叫喚の状況に陥り、一気に騒がしくなる
扇「何つぅテンプレだ……仕事処じゃなくなっちまうじゃねぇか……」
この中で扇は唯一落ち着いていた、其んな事をしてる撃ちに魔方陣がいっそう強く光を放つ
扇「まっぶ!?(眩し過ぎて目を塞ぐ)」
扇「光が収まったか……ってか此処何処だよ……(目を開ける)」
クラス全体「ザワザワ…ザワザワ…」
輝流&小百合「扇(君)、何が起こってるんだ(の)?」
扇「俺に聞くな、如何なってんのか何ぞ知るか」
輝流「済まない、混乱してしまっていて」
扇「マァ、此処が祭壇だってのは解る、儀式中の法衣団体が取り囲んで祈ってるしな」
蔭山を含むクラスメイト全体が落ち着き、困惑し出した頃に二人の男が歩いて来る
??「勇者御一行様、よくぞ来て下さいました」
扇「状況から考えてお前等が勝手に喚んだんだろうが……」
??「手厳しい方も居る様ですが、状況の説明をするために椅子のある部屋へと御案内します」
輝流「此処で行き成りの出来事に怖がっておどおどしてても仕方無い!此処は従って状況説明だけでもして貰おう!」
クラス全体「解った、月光(君)に従うよ」
蔭山&扇「流石クラスの纏め役だな、歩く御都合主義なのが玉に瑕だが……」
見知らぬ男に付いて行き会議室へと連れて行かれた一行、席に着き男の内一人が話し始める
バレン「私はこの国、バレンシア法皇国の法皇、バレン=クルストと申します」
扇「法皇……宗教関連の話か?」
バレン「いいえ、そんな事は在りません、名前を聞いても宜しいでしょうか、あなたが予想したのは何を予想したのでしょう」
扇「俺は奈落神 扇、扇で良い、俺は只、宗教戦争に巻き込まれた可能性を懸念しただけだ」
バレン「戦争は合っていますが宗教戦争に発展はしません、その宗教戦争は約1000年ほど前に終わっております……今回あなた方を喚んだのは他でも無い……魔族が関係しているのです」
輝流「魔族……とは何なのでしょうか……」
扇「は?魔族?又テンプレな……」
バレン「魔族は人間より数は少なくとも強力な力を持っていますが千年前の宗教戦争以降大人しかったのですが、魔王が現れてから魔物と共に人間の領域に攻めて来る様になり、先日の防衛戦で遂に我々が押され始め、神のお告げであなた方を召喚致しました……」
扇「良くあるパターンの奴か……其れで?俺達が呼ばれた理由は粗方察しが付いた、全員に分かる様言え」
バレン「あなた方には勇者一行として魔王を討伐して頂きたいのです……勿論人類を率いて魔王軍と戦って頂くための準備と支援はさせて頂きます」
扇「全ては輝流次第だ、お前はこの世界を救うか?、魔族
は名称から見れば魔物の上位種に聞こえるが知性も何も人間とほぼ一緒だろう、其れと戦えるか?」
輝流「この世界の人達を放って置くのは僕には出来ない、手を貸してくれるか?」
クラス全体「そう言う事なら、手伝うよ(ぞ)」
扇「如何転ぶかねぇ~……バレン法皇、アンタが俺達を喚んだ理由はもう一つあるんだろ?」
バレン「はい…扇殿の言う通り、異世界人の皆様は我等の世界の数倍の力を保有しております」
輝流「通りで力が漲る感覚があるのか……」
クラス全体「おぉ~、ファンタジーっぽくなってきたな」
扇「此奴等ちょっと燥ぎすぎだな……力に使われる奴等の手本だなぁ~、なろうかよ」
輝流「帰還手段はあるんですか?」
バレン「残念ながら、現状帰還手段は存在しません……」
扇「は?テンプレ過ぎるんだよ打っ殺すぞお前」
扇が言葉を発すると共に衛兵達が殺気立つ
扇「冗談だ、武器を下げてくれ」
バレン「仕方の無い事なのです、ご理解下さい」
輝流「扇が荒れるのは初めて見たな、如何したんだい?」
扇「色々在り過ぎて疲れたのかもしれん、眠くもある」
バレン「色々なことが建て続けに起こり疲れているとは失念致しました……申し訳ありません、給仕達に部屋へと案内させますので部屋でしっかりお休み下さい」
バレンが呼ぶと給仕達が出て来て扇達は男女に分かれて二人一部屋の部屋へと案内された
扇「疲れたな……輝流」
輝流「そうだな……今日はゆっくり寝よう」
二人はベッドに寝そべり眠りに就き、1日を終える