奈落神 扇の異世界転移戦線   作:黎殲神 祟

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(翌日の朝)
扇「お早う、輝流」

輝流「お早う、扇」

扇「ちょっとテンプレな話して良いか?」

輝流「どんな話なんだ?」

扇「目が覚めた瞬間知らない天上だ……って思っちまったんだよ」

輝流「あはは、奇遇だな、実は俺もなんだ」

扇「マジで奇遇だな」

二人「あはははははははっ」

二人が笑っていると給仕が部屋に入って来た

給仕「朝食の準備が整いましたので大食堂へとお向かい下さい、法皇様から大事な話も在るそうです」

二人「はーい」

扇「飯かァ~、異世界飯って何が出るんだろうな」

輝流「扇は少し楽しみでもあるんだろ?」

扇「知らねぇ土地の食事ってのはちょっとの恐れと楽しみの狭間だぜ?」

輝流「あはは、解る気がするな」

程なくして二人は大食堂へ辿り着く

扇「着いたな、ってか普通に豪華やんけŵŵ」

輝流「ホントだ、凄く豪華だね」

扇「取り敢えず席に着こう、場所は何処でも良いしな」

輝流「そうだな、彼所にしよう」

扇「良いぞ?」

二人はテーブルの中程の席に着く

小百合「扇君と輝流君、とても早いね」

扇「小百合も早ぇじゃねぇか、ってか全員が遅ぇだけだろ」

輝流「そう言ってやるなよ、昨日は疲れたんだろうから」

扇「マァ、そうだがな」

小百合「扇君はブレないなぁ~」

扇「ド天然のお前には言われたくねぇよ、ったく」

小百合「ん?何か言った?」

扇「今俺通常より少し大きめの声でちゃんと聞こえるように言ったぞ!?」

輝流「確かに……今のが聞こえなかったって如何なんだろうね」

扇「良い耳鼻科紹介してやろうか?」

小百合「扇君酷い、私を難聴みたいに」

扇「明らかに難聴だろ」

小百合「まぁいっか(普通に扇の隣に座る)」

扇「何時もの事なんだがトラブルメーカーの二人に板挟みされてる光景って何……」

二人「トラブルメーカーなんて心外な」

扇「事実なんだが……」

男子全員「スッゲぇ~、めっちゃ豪華じゃん」

女子全員「すご~い、とっても豪華だね~」

扇「賑やかになってきたな、食事を始めるか」

輝流「そうだな」

小百合「そうしよう~」

皆思い思いに食事を始めた所で法皇が入ってくる

バレン「食事を続けたまま聞いて頂けると幸いです」

扇「何だ、話せ」

バレン「突然ですが今日、皆様には訓練場に来て頂きます」

クラスメイト全員「はーい」

扇「どうせ教官の紹介と能力の確認大会だろうな」

輝流「そんな大会があるのか」

小百合「そんな大会があるんだ~」

扇「只俺がそう名付けただけだっての……分かれ」

輝流「そんな理不尽な」

小百合「えぇ~、分かれって言うのは無理だよ~」

扇「此奴等マジで……」

バレン「勇者御一行様は一時間後に集合してと言う事で御願いします」

クラスメイト全員「はーい」

扇「喰い終わったし俺は部屋に戻る」

二人「早っ!?」

扇「聞きながら喰ってたからな」

輝流「又部屋で会おう」

小百合「又訓練場でね~」

扇「うむ、又後で」

扇は自室へ向かい其処で数分間仮眠を取った

(輝流が部屋に帰って来ても大して何も無かったので時は進み訓練場にて)

ダグラス「私は今日から君達の訓練教官になった騎士団長のダグラス・グランだ、ダグラスと呼んでくれ、性分柄畏まられるのは苦手でな、私も君達には友人のように接しよう」

クラスメイト全員「はーい」

扇「了解した」

ダグラス「うむ、よろしくな」

クラスメイト全員「宜しく御願いします」

扇「よろしく」

ダグラス「よし、指で十字を切ってくれ、そうすると自分にしか見えないがステータスウィンドウが出て来る、一応可視化も可能だがな」

生徒一同「スッゲぇ~(凄い)、此がステータスウィンドウ」

扇「マァ、テンプレだよな………チッ……種族バレるじゃねぇか……」

皆順当にチートだったが今ステータスを開示していないのは扇と輝流と小百合のみ

輝流「俺は勇者で、ステータスはオール120、スキルは何か一杯在ります」

小百合「私は治癒師でステータスが魔力と体力が100越えてます」

扇「俺は俺は特殊装甲騎兵で体力が10500、攻撃力が5860、防御が18600、敏捷が8200、魔力が30、スキルは言語理解を除けば剣術、槍術、昆術、柔術、射術、騎馬、格闘術、抜刀術だな」

ダグラス「勇者より上って……そんなのアリかよ!?」

輝流「流石扇だな……確かに普通に俺よりも運動能力とか高かったしな」

扇「まぁな、勇者を圧倒するとは思ってなかったが」

小百合「扇君凄いね……魔力以外は」

輝流「何で魔力だけそんなに低いんだろうな」

扇「多分魔力を余り必要としてないからだろ」

ダグラス「いやぁ~、心強い仲間達が居てくれて心強いな」

扇「ダグラス、一般人のレベル1平均はどんくらいなんだ?」

ダグラス「平均は10だな」

扇「そうか、なら此処に居る全員は其れよりも結構高い部類に居る訳だな、理解した」

ダグラス「後はこの国の宝物庫から装備を取り繕うから着いてこい」

クラスメイト全員「はい」

扇「俺は別口で装備を整えたいんで少し席を外すぞ」

ダグラス「遠慮しなくで良いんだぞ?」

扇「少なくとも遠慮は一切してないな」

ダグラス「そうか、なら奈落神は別の所から装備を入手するって事で良いな、よし、扇以外は宝物庫へ向かおう」

輝流と小百合を含むクラスメイト全員がダグラスに着いて行くのを見て扇は異空間倉庫からバトルスーツ上下と浴衣に近いタイプの和服を着用して何時も通りの装備を身に付ける

扇「此で良し、周りも出し抜けたしな、やっぱ一足下駄(天狗が履くような下駄)は良いねぇ~動き易い」

数時間が経過しダグラス達が帰って来る

扇「お帰り、結構時間掛かったじゃねぇか、そして輝流はザ・勇者って感じになってるじゃねぇか」

輝流「扇は何だか時代劇に出て来そうな恰好だけど、如何したんだい?」

扇「此が別口で揃えたかった物だ」

輝流「そうなのか」

小百合「私は?私は如何?この恰好の感想聞かせて?」

扇「ド天然の御転婆僧侶、そうとしか言い様が無いな」

小百合「私の評価なんか酷くない!?」

扇「いや、普通の評価だな」

ダグラス「奈落神は戦闘する者の恰好には見えないんだが」

扇「いや、俺の適正装備だ」

ダグラス「特殊装甲騎兵がそんな恰好なのは……魔術師にしか見えんぞ」

クラスメイト全員「ホントだ、奈落神(君)遊んでない?」

扇「何処に遊び心が在る?此の服装に」

クラスメイト全員「……隙を感じられない……」

ダグラス「お前がその装備で戦えるというなら良いが」

扇「戦えねぇ筈も無いな、俺にとっては最善の装備だ」

ダグラス「奈落ヵみが其処迄言うのなら信じよう」

扇「アザっす、信頼に応えられるよう頑張るわ」

ダグラス「うむ、さて、時間が時間だし昼食に行って来い、昼食後、又此処に集合だ」

クラスメイト全員「はい」

昼食の時間もほぼ何も無いので場面は昼食後の訓練場

ダグラス「今日の訓練は戦闘動作に慣れるために実際に戦闘行動を取る訓練だ、相手は騎士団員がしてくれる」

クラスメイト全員「はーい」

扇「気楽なモンだ、物語と一緒で御都合主義的だと楽観視してやがる連中だらけだな」

騎士「奈落神 扇君、私が君の相手になる事になった、よろしく頼むよ」

扇「あぁ、ステータス分の期待には応えられるよう立ち回れるよう努力しよう、騎士団員殿?」

騎士「では、構えを取ろうか(抜剣し正眼に構える)」

扇「正眼の構えか、綺麗に構えて入るが、流麗さだけを求めてはいけない(刀の柄に手を掛け一気に腰を落とす)」

騎士「刀は抜かなくて良いのかい?」

扇「剣士には剣士の刀を抜くタイミングってのが在る、これ以上の言葉は無粋、尋常に勝負を願おう」

騎士「先手は貰います(一気に距離を詰め剣を上段に構えて扇に振り下ろす)」

扇「少し遅い……疾(強かに踏み込むと同時に刀を抜き放ち峰で騎士の腹を打つ)」

騎士「ぐっ……(腹に強い衝撃を受け数歩後ろに下がる)」

扇「プロならもう少し踏ん張らねぇと首を取られる……(超低姿勢から一瞬で距離を詰めその勢いのまま足払いを掛け騎士を倒す)」

騎士「速いっ!?ぐっ!?(途轍もない速度で足払いを受け前のめりに浮半回転して地面に倒れる)」

扇「一本(騎士の右腕を踏み腕の動きを奪い喉に刃先を突き付ける)」

騎士「降参だ、まさかこんなに速く取られるとは思わなかった」

扇「此でも俺は剣術の師範の位を持ってるモンでな」

騎士「完敗だ」

扇「そうか、剣筋は良かったが少し気を抜き過ぎたな、俺は只の素人では無い、殺しを想定とした武術を嗜んだ素人だ」

騎士「そうか、にしても動きが良かった、始めから加減無くやっていればもう少し出来ただろうが、私の奢りが負けを招いたな」

扇「そう言う事になるな」

そうして他の騎士達の相手もしつつ全員夕食の時間まで鍛錬を続け、夕食を終えて疲れた体を癒すために皆1日を終えた……

扇の本来のステータス「名前:奈落神 扇、種族:鬼神、体力:9600グーゴルプレックスプレックス、攻撃力:9400グーゴルプレックスプレックス、防御力:1グーゴルトリプレックス、敏捷:9850グーゴルプレックスプレックス、魔力:9200グーゴルプレックス、スキル:数が多過ぎて掲示不能」


第二話、意思の流動

此は奈落神 扇と言う一見普通の高校生に擬態した鬼神の話

 

(月曜、HMLちょっと前の校舎内)

扇「ヤベェヤベェ、そろそろ遅刻になっちまうな……担任にドヤされちまうなぁ~、マァ人間付き合いよりマシかァ~」

 

中の人「一応扇の説明を入れておこう、奈落神 扇、年齢15620歳だが外見年齢が16歳で在る事から現世視察の為高校に通う鬼神だ」

 

(ホームルーム中)

扇「お早う御座いま~す」

 

蔭山(担任)「遅いぞ奈落神、とは言えお前が遅刻とは珍しいな」

 

扇「あはは、そりゃそうでしょうよ、生涯初の寝坊なんっスから……許して下さいな」

 

蔭山「ったく仕方無いな、次は気を付けるように」

 

扇「┏━◯アザーッス」

 

蔭山「調子の良い奴だな、全く」

 

クラス男子全体「まさかあの奈落神が遅刻なんてなぁ~、何時もは教室一番乗りなのに」

 

クラス女子全体「奈落神君只の真面目な人だと思ったらこんな所も在るんだ~」

 

扇「先生、教室内が騒がしいです」

 

蔭山「はぁ……全員静かに!!ホームルームを再開するぞ!」

 

全員「ハーイ」

 

蔭山「奈落神も着席しろ、立ったままホームルームしたいなら話は別だが」

 

扇「誰が立ったままホームルームやるかよ(自身の席に着く)」

 

 

輝流「扇が遅刻なんて、何が在ったんだ?(小声)」

 

小百合「輝流君少しは人の話聞こうよ……寝坊だって言ってたよ?」

 

扇「此奴に言って聞かせても無駄だ、歩く御都合主義みたいなモンなんだからよ」

 

中の人「此処で人物の説明、月光輝流:クラスのリーダーで成績優秀運動能力抜群でカリスマ付のイケメン、良くトラブルの中心に居る奴で主人公気質が玉に瑕な扇の二人しか居ない友達の一人、月代小百合:月光輝流の幼馴染みで学校一の美少女、扇の二人しか居ない友達の一人」

 

小百合「そっか、輝流君には困った物だね」

 

扇「ハァ……お前と輝流の所為で何回面倒事に付き合わされたよ……輝流だけが悪ぃわけじゃねぇぞこん畜生」

 

 

小百合「ん?何の事?」

 

扇「このド天然が……」

 

輝流「寝坊か、でも珍しいな、理由を聞いても良いか?」

 

扇「やり忘れた宿題片付けてたŵ」

 

輝流「もっと早めにやっておけば良かったじゃ無いか」

 

小百合「もうちょっと早めに出来なかったの?」

 

扇「お前等口揃えて似た様な事言いやがって……昨日は忙しかったんだよ、宿題の存在を忘れる程度には」

 

輝流「そうだったのか……何が在ったんだ?」

 

小百合「私も気になるな~」

 

扇「ハァ……昨日輝流にやられた不良のお仲間に絡まれて躱すのが忙しかった」

 

輝流「成る程……」

 

小百合「原因は輝流君なんだね」

 

扇「原因には小百合も含まれてるんだよなぁ~……」

 

輝流「昨日の不良……?思い出した!小百合を強引に誘ってた不良!」

 

小百合「あぁ~、アレは怖かったよ~」

 

扇「輝流が鉄拳制裁しなきゃ俺が絡まれず恙無く宿題を片付けられたんだが?」

 

輝流「其れは……済まない、幼馴染みが不良に絡まれててついカッとなってしまった」

 

小百合「嬉しかったけどね」

 

扇「ハァ……此奴等阿呆だ……」

 

蔭山「其処、さっきからコソコソと騒がしいぞ」

 

三人「すいません」

 

蔭山「最近事故などが多いので気を付けるように」

 

(急にクラス全体を範囲内とする魔方陣が現れる)

蔭山「何なんだ此はっ!?」

 

小百合「何此ッ!?」

 

輝流「何が起こってるんだ!?」

 

急に魔方陣が現れ教室内は阿鼻叫喚の状況に陥り、一気に騒がしくなる

 

扇「何つぅテンプレだ……仕事処じゃなくなっちまうじゃねぇか……」

 

この中で扇は唯一落ち着いていた、其んな事をしてる撃ちに魔方陣がいっそう強く光を放つ

 

扇「まっぶ!?(眩し過ぎて目を塞ぐ)」

 

扇「光が収まったか……ってか此処何処だよ……(目を開ける)」

 

クラス全体「ザワザワ…ザワザワ…」

 

輝流&小百合「扇(君)、何が起こってるんだ(の)?」

 

扇「俺に聞くな、如何なってんのか何ぞ知るか」

 

輝流「済まない、混乱してしまっていて」

 

扇「マァ、此処が祭壇だってのは解る、儀式中の法衣団体が取り囲んで祈ってるしな」

 

蔭山を含むクラスメイト全体が落ち着き、困惑し出した頃に二人の男が歩いて来る

 

??「勇者御一行様、よくぞ来て下さいました」

 

扇「状況から考えてお前等が勝手に喚んだんだろうが……」

 

扇がそう言うともう一人の男が口を開いた

 

??「手厳しい方も居る様ですが、状況の説明をするために椅子のある部屋へと御案内します」

 

輝流「此処で行き成りの出来事に怖がっておどおどしてても仕方無い!子子は従って状況説明だけでもして貰おう!」

 

クラス全体「解った、」

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