それでは前回の続きです
穂乃果「アイドル部を辞める…」
海未「シオン、どう言う事ですか!」
にこ「そうよ!急に何言ってんのよ!」
ヤヨイ「一体、どうしたって言うんですか」
ヨウタ「理由くらい言ったらどうなんだ?」
シオン「理由?知りたきゃ言ってやるよ。楽しくねーからだよ」
そう言ってシオンは1人で帰ろうとした
フミ「おい!テメェ待ちやがれ!」
穂乃果「シオン君!あのッ…」
ヨウタ「2人共、やめとけ」
穂乃果「ヨウタ君…」
ヨウタ「ほっとけよ。あんな奴」
シオン「待たせて悪いな。シュウジ」
シュウジ「大丈夫だ」
シオン「残った奴はお前だけか」
シュウジ「今回の件でほとんどの奴が怖じ気づいて引き下がった」
シオン「そうか」
シュウジ「相手の数次第だが、戦力的にコッチが不利の可能性もある」
シオン「けど、それでもやらなきゃならねーんだ。行くぞ」
その頃、俺達は
ヤヨイ「シオン君。どうしちゃったんだろう?」
ことり「『楽しく無い』って言ってたけど、ずっとそうだったのかな?」
海未「元はヨウタが無理に勧誘したからですよ」
ヨウタ「はぁ!?俺のせいかよ!!言っとくが、あの後にアイツから入るって言ったんだよ!」
穂乃果「ヨウタ君、前みたいに何とかしてよ」
ヨウタ「知らねーよ。あんな奴」
海未「ちょっと!どこいくのですか!?」
俺がこの場から去ろうとしたら、海未に止めらた
ヨウタ「はぁ?打ち上げだろ。とりあえず着替えて学校集合な」
そう言って俺は歩き出した。アイツの事を考えるだけ無駄だ。今は打ち上げだろ
アイツらと別れ、俺はとある病院に到着した
シオン「久しぶりだな。リョウヤ」
リョウヤ「え?もしかしてシオン?」
俺は地元の友人でもあるリョウヤが入院している病室に顔を出しに来た
リョウヤ「嘘!マジで、シオン!全然気付かなかった!髪も黒くして真ん中分けとかガリ勉って奴」
シオン「う、うるせぇな…」
たく、昔と変わらず騒がしい奴だ
シュウジ「リョウヤが入院してると聞いていたが、大丈夫そうだな。もっと…」
シオン「ヘコみまくって、途方に暮れてるのかと思ったよ」
リョウヤ「俺が?まさかぁ〜」
シオン「しかし、ハデにやられたな」
リョウヤ「勘違いすんなよ。俺は一切、手を出してねーからな!」
シオン「見れば分かる。それにしてもバカ面に磨きが掛かっているな」
リョウヤ「お前こそ、すっかり優等生じゃん」
とりあえず、シオン不在で打ち上げをする事となり、みんな着替えて学校に集まる事になったのだか…
真姫「アイツは一体何を考えてるのよ」
真姫はシオンが辞めると言い出したのに、ヨウタがそれでも打ち上げをすると言い出した事に納得が行っていない様子だった
真姫「シオン先輩も急に部活辞めるとか言って、もう何なのよ!」
真姫が歩いていると、1台の車が真姫の隣に停車した。すると車から黒い特攻服を着た連中が真姫を囲む
真姫「な、何ですか!?貴方達!!」
???「お前、シオンと同じ部活だよな?」
真姫「だったら何なのよ!!」
???「お前ら連れて行け」
すると、舎弟らしき男達が真姫を掴む
真姫「やめて!離して!」
???「騒ぐな。騒いだら殺す」
必死に抵抗する真姫だったが、男の力には勝てず連れ去られてしまった
場所は変わり、病院の屋上にて
シオン「話はシュウジから全部聞いた」
リョウヤ「そうか。それと、シオン」
シオン「どうした?」
リョウヤ「俺達、族を引退して決めたじゃん。俺は部活でシオンは勉強でテッペン取るって」
アレは族を引退した15の夜に俺達で誓った約束。懐かしいな
リョウヤ「けど、そう簡単には行かないみたいだな。これも昔、悪さしてた罰って奴かなー?」
リョウヤは空を見上げて俺に言った
リョウヤ「退院した所で奴らが引き下がるワケもねーし。今度はバスケ部の奴らにも手を出すって言ってたしさー」
シオン「要するに何が言いたいんだよ?」
リョウヤ「俺、バスケ部は辞める事にするよ」
リョウヤは悲しそうな顔をして俺に告げた
シオン「リョウヤ。テメーが部活を辞める必要は無い。俺はそれを言いに来たんだ」
リョウヤ「シオン!それって!」
シオン「ああ、だからお前は安心してらベッドで寝ていろ」
俺はリョウヤに伝えるとシュウジと共に病院から去った。さてと、行きますか。たった2人の殴り込み
その頃、音ノ木坂では俺達は真姫が来るのを待っていた
ヨウタ「で、何でお前もいるんだよ?」
レン「俺っちもチラシ配り手伝ったから打ち上げに参加するに決まってんじゃ〜ん」
ヨウタ「たく、面倒くせぇ〜奴が増えたよ」
穂乃果「それにしても真姫ちゃん。遅いね」
絵里「何か事件に巻き込まれて無ければ良いんだけど…」
ヨウタ「きっと、あの日なんだろ?」
凛「それって何の日なの?」
ヨウタ「分からねーのか?あの日って言うのは、せ…」
海未、フミ「いい加減にしろ(しなさい)」
俺はフミと海未から頭を強く叩かれた。つーか手加減無しかよ
ヨウタ「イデデ…ん?アイツは?」
俺は頭を押さえながら、顔を上げると今日の昼に一緒にサイファーしたラッパーの1人が校門の前をウロウロしてるのが目に映った
ヨウタ「確かアイツ、チラシ配ってる時にシオンに声掛けてたよな?」
チラシ配りの出来事を思い出した俺はソイツに近づき取っ捕まえた
ヨウタ「で?シオンの何を知ってるんだ?」
ヤヨイ「皆さん。近いですよ…」
花陽とヤヨイ以外のみんなで、ラッパーに詰め寄った
花陽「これだと、話づらいと思いますよ…」
ヨウタ「で、お前はなんて言うんだ?」
タクマ「俺は切磋タクマと言います。シオンさんは俺の地元の先輩で…」
ヨウタ「お前はシオンの何を知ってるんだ?」
タクマ「シオンさんは俺らの地元で凄い暴走族だったんですよ」
シオンの衝撃的な過去に俺達は絶句した。元ヤンとは言っていたけど、そこまで凄い奴だったのかよ…!?アイツ
タクマ「けど、高校入学を境に引退したんですよ。それで3代目としてガクさんと言う人がヘッドになったのですが、あまりにも横暴で、それに嫌気がさしてシオンさん派の人達は族を抜けて行ったんです」
フミ「けど、何でシオンは部活を辞めたんだ?もう、族とは関係ないだろ?」
タクマ「それが、地元に居たシオンさん派だった連中はガクさんとその舎弟達にやられました。それを聞いてシオンさん。『俺がケリを付ける』って」
ヨウタ「たく、なら本当の事言えよ。アイツ」
ヤヨイ「君は無事だったんだね」
タクマ「俺は地元から離れていたので大丈夫でしたが、副ヘッドだったリョウヤさんがやられてしまって…」
花陽「その人はどうしているんですか?」
タクマ「リョウヤさん。今は入院中で…それにガクさん達もリョウヤさんの事はまだ狙っています。リョウヤさん、族を引退して次は部活で1番になるって言ってたのに…」
海未「そんな…酷過ぎます!」
にこ「入院させておいて、まだ狙うつもりなの!?」
タクマ「それほど、リョウヤさんは凄い人だったんです」
ヨウタ「3代目とケリつけるのはアイツの勝手だ。けどな、何で生徒会辞める必要があんだよ?」
俺はタクマを睨み付けて言った
ヤヨイ「ヨウタ君、怖がってますよ」
ことり「シオン君、きっと私達に迷惑掛けたく無かったんだと思うよ」
ヨウタ「たく、あの野郎…」
すると突然、俺のスマホの着信が鳴り響いた
ヨウタ「ん?真姫か。珍しいな」
電話の相手は真姫だった。俺は珍しいと思い電話を出たのだか、聞き覚えの無い男の声が聞こえて来た
ガク「もしもし」
ヨウタ「はぁ!?テメェ誰だ。何で真姫のスマホ持ってんだ!」
ガク「お前らの仲間は預かった。返して欲しかったらシオンに横浜にある廃ビルに来いと伝えろ」
ヨウタ「テメェ!一方的に話すんじゃねぇ!おい…チッ、通話切られた」
凛「先輩!真姫ちゃんに何があったんですか!?」
ヨウタ「真姫が拐われた」
俺の言葉に一同は驚愕した
絵里「真姫は無事なの?」
ヨウタ「分かりません。確認しようとしたら通話切られてしまいました」
穂乃果「海未ちゃん!どうしよう!」
海未「落ち着いて下さい。まず、警察に…」
ヨウタ「そんなの待ってられっかよ。行くぞフミ」
フミ「言うと思ったよ」
俺とフミは近くに止めてあったバイクに向かって歩き出す
海未「2人共、何処に行こうとしてるんですか!?」
ヨウタ「決まってるだろ。真姫を助けにだ。それとシオンも連れ戻す」
穂乃果「どうして、2人が真姫ちゃんを助けに行くの?」
海未「そうです。ここは警察に通報するべきです!!」
ヨウタ「警察なんか呼んだら、真姫が何されるか分からないだろ」
絵里「2人共、今は冷静に考えるべきよ」
ヨウタ「その間に真姫がどうなっても良いっていうんですか?」
絵里「そ、それは…」
ヨウタ「なら、俺達は行きます。ガクって奴もそうだが、シオンも気に食わねぇ。何、カッコつけてんだよ」
穂乃果「ヨウタ君!待ってよ!」
ヨウタ「何だよ」
穂乃果「みんな同じ気持ちだよ。穂乃果達も真姫ちゃんを助けたい。でも…」
ヨウタ「だから、俺とフミが助けに行くって言ってんだろ?」
穂乃果「け、けど…!?」
ヨウタ「何だ?俺達が負けると思ってるのか?」
穂乃果「そうじゃないよ。でも…」
フミ「穂乃果。コイツは言い出したら聞かない奴だ。諦めろ」
ヨウタ「あいにく、自分で決めた事は貫き通すタイプなんでね」
穂乃果「もう、知らない!!ヨウタ君なんてボロボロになれば良いんだ」
ヨウタ「はぁ!?俺に負けろって言ってんのか!!」
フミ「ヨウタ、そこまでだ。早く行くぞ」
ヨウタ「ハイハイ。分かりましたよ」
フミ「穂乃果、心配するな。コイツには俺が付いている。真姫とシオンは俺達が連れ戻す」
ことり「フミ君…」
フミ「ことり、行ってくる」
ことり「うん!絶対に無事に帰って来てね」
フミ「ああ、分かった」
レン「ホラ、早く行きな。ココは俺っちに任せて」
フミ「奴の手下が襲いに来るかも知れないからな。レン、お前にμ'sは預けた」
レン「任せなサイ、ゴリラ、ゾウってね」
俺とフミは愛車であるバイクに乗り、横浜の廃ビルへと向かった
ヤヨイ「行っちゃいましたね」
穂乃果「もう、ヨウタ君達なんて知らない」
希「2人共、どうしても自分達で助けたかったんやろうな」
ヤヨイ「希先輩は2人の事、何か分かっんですか?」
希「ウチは何でもお見通しやから」
ヤヨイ「何ですか?ソレ…」
希「人には目では見えない繋がりがあるんよ。さぁ、穂乃果ちゃんもヘソ曲げて無いで2人の帰りを待つとするよ」
やっぱり、この人はよく分からない。僕はそう思った
そして、廃ビル前では
シュウジ「ここが奴らの居場所だ」
シオン「あの野郎、俺のダチをあんな目に合わせやがって、許さねぇ!ぶっ潰してやる!」
シュウジ「情報では頭合わせて、4、5人と聞いている」
シオン「たった、それだけか?たわいねぇな」
シュウジ「こうしていると昔を思い出すな。あの頃は…」
シオンはシュウジの言葉を聞かず、1人で突っ込んでいった
シュウジ「シオン。無視は酷いぜ」
俺は扉を蹴り飛ばし廃ビルの中へと突入した
シオン「ガクは何処だ!出て来やがれ!」
突入すると中央の奥にガクが積み重ねられた鉄の味場に座っており、その手前には舎弟が4、50人ぐらいが囲んでいた
シオン「シュウジ、コレが4、5人に見えるか?」
シュウジ「すまん。俺、数学弱くて1桁間違えてた」
シオン「テメェ、帰って来たら数学叩き込んでやるよ」
シュウジ「帰れたらの話だかな」
ガク「何だ、来たのは2人だけか」
シオン「リョウヤをやったのはテメェか?」
ガク「ああ、アイツが俺達に服従しねぇからな。こらしめてやったダケだ」
シオン「ヤロォ…!行くぞ!シュウジ!」
ガク「待ちな。お前ら。コイツが見えないのか?」
アイツは拘束された真姫を俺らに見せつけた
シオン「真姫!」
ガク「コイツを助けたかったら、兵隊どもぶっ倒して俺の所に来るんだな」
シオン「テメェ!どこまでも卑怯な奴だ!」
ガク「愚かな奴らだ。お前ら返り討ちにしてやれ」
俺とシュウジに向かって4、50人の兵隊が向かって来た
シュウジ「コイツらは汚ねぇやり方でここまで膨れ上がった。団結力は無に等しい」
シオン「要するに頭とりゃ崩れるな」
コイツだけは絶対に許さねぇ!俺のダチを傷つけ、関係ない真姫まで巻き込みやがって!
2、30人ぐらいはやったか?けど、流石に俺らも虫の息に近いな
シオン「おい、シュウジ…あと何人だ?」
シュウジ「ちょっと…数え切れないな」
シオン「数も分からねーなら…算数から教え直すか…」
シュウジ「それは、無理そう…」
シュウジは兵隊の1人に腹を蹴られ倒れ込んだ
シオン「シュウジ…!!」
俺はシュウジの方に気を取られていると、敵の1人に鉄パイプをみぞおちに打ち込まれた
シオン「……!!ガハッ…!」
ガク「残念だ。俺の所まで来ると思っていたのによ」
俺は負ける訳にはいかねぇ!!絶対にこんな所で終わっちゃならねぇんだよ!!
ガク「まだ、立ち上がるのかよ」
ガクは俺の前に来るやいなや、腹を蹴って来た。力が入ら無い俺は、そのまま大の字に倒れた
真姫「シオン先輩!!」
ガク「ダチの力になれなくて残念だな」
ちくしょう!!俺は何の為にここまで来たんだよ…!!
ガク「終わりだ」
真姫「やめて!」
ガクは俺の顔に鉄パイプを振り落とそうとした時だった。すると突然、2台のバイクが俺達の前に現れた
ヨウタ「シオン、テメェ。俺達を差し置いて楽しそうな打ち上げしてんじゃねーよ」
ガク「何者だ!!テメェら!!」
フミ「俺達か?」
ヨウタ「俺達はスクールアイドル部だ」
ガク「はぁ!何なんだ?コイツら?」
明らかにガクの野郎はポカンとしている。それもそうだろ。行きなり現れてスクールアイドル部だなんて、頭おかしいだろ
シオン「お前ら…何しに来たんだよ…」
ヨウタ「見りゃ分かんだろ。真姫とお前を助けに来たんだよ」
シオン「余計な事しやがって。コレは俺の問題だ。お前らには何の関係も無い事だろうがよ!」
ヨウタ「何だ?テメェ?俺に2度と喧嘩しないって言ってたくせによぉ〜」
フミ「よせ、ヨウタ。今はこの状況を切り抜ける事が最優先だ」
ヨウタ「んな事は分かってるよ」
く…お前ら2人がどうにか出来る相手じゃねーよ
ガク「何をウダウダ抜かしてやがる。どうせ、加勢しに来たんだろ?向かって来ねーなら、コッチから行かせてもらうぞ」
フミ「おい、どうすんだよ」
ヨウタ「ここは俺に任せろ」
アイツ、何言ってやがる?
ヨウタ「アンタが3代目ヘッドか?1つ頼みがあるだけどさ」
そう言うと、アイツは俺を担ぎ上げた
ヨウタ「俺にコイツらを連れ帰えらせてくれないか?」
シオン「ナッ!?」
ガク「ふざけているのか?乗り込んで来て、そうくるのかよ」
ヨウタ「あぁ、シオンはダチを救う為にここへ来た。けど、条件無しとは言わねぇ」
ガク「どうするって言うんだ?」
ヨウタ「2度とアンタらには手出ししねーからさ」
シオン「ヨウタ、テメェ!」
ガク「アンタ、気に入ったよ。お前ら、アイツらを連れ出せ」
アイツのお陰で真姫も解放された。しかし、俺は納得行かなかった
フミ「真姫。大丈夫か?」
真姫「それよりも、あの2人を」
フミ「よし、お前も立てないだろ。肩貸してやるよ」
シュウジ「ありがとう…ございます」
シオン「何してくれてんだ。勝手な真似してんじゃねぇよ!」
担がれていた俺だったが、今の一言でアイツは俺を振り落とした
ヨウタ「何、言ってやんがんだ?テメェ」
シオン「はぁ!?」
ヨウタ「俺が演技してあの場を潜り抜けてやったんだからな」
シオン「演技だと?」
ヨウタ「決まってんだろ!?真姫も人質に取られ、敵もあの人数だ。相手してられるかっつーの」
シオン「チッ」
ヨウタ「それに今のお前には誰も救えねぇ。立て直そうぜ。チャンスはいくらでもあるだろ」
シオン「勝手にしやがれ」
ヨウタ「フミ。真姫は無事か?」
フミ「特に何かされた訳では無いらしい」
ヨウタ「そうか、なら帰るとしますか…アラッ…!!」
アイツは帰ろうと歩き出した瞬間、空き缶を踏んでしまい崩れそうになった。なんとか持ち堪えようとしたが、駄目だったらしく、倒れそうになった。すると、アイツの頭が敵の兵隊の1人にぶつかり、思いっきり頭突きをかましてしまった
ヨウタ「あ…」
シオン「おい!テメェ!!」
ヨウタ「やっちゃった」
ガク「何事だ?」
フミ「あの馬鹿」
マズい!ガクに気づかれた
ガク「テメェら!どう言う事だ?ぶさけやがって…お前らコイツらをやっちまえぇぇぇ!!」
フミ「おい、何やってんだよ!!」
ヨウタ「違うコレは事故だ!」
フミ「待ってろ!俺が止め…る!!」
フミはこの場を止めようとしたのだが、敵の1人が思いっきり鉄パイプでフミを殴った。間一髪避けたのだが、顔をカスってしまいフミの右頬に傷がついた
フミ「オイ、痛てぇな…」
そう言ってフミは不敵に笑い、担いでいたシュウジを振り下ろし敵の顔面目掛けて回し蹴りを炸裂した
フミ「ヨウタ!コイツら完膚なきまでに潰すぞ!」
ヨウタ「言われなくても分かってるよ!」
そう言って、あの馬鹿2人は敵の兵隊達に突っ込んでいった
シオン「おい、引き下がるんじゃねーのかよ…」
俺はコイツらを巻き込みたくなくて部活辞めたんだよな?なのにどうしてこうなった?ああ、俺は頭に血が上り重要な事を忘れていたな。コイツら馬鹿だったや…
シオン「シュウジ…やっぱりあの馬鹿共には俺が必要みたいだ」
シュウジ「スクールアイドル部に戻るのか?」
シオン「でもよ、リョウヤも助けなきゃならねぇし、真姫を巻き込んだ事も許せねぇ」
シュウジ「どう言う事だ?」
シオン「つまり、この勝負。負けられねーって事だ」
真姫「ちょっと!もう喧嘩しないって約束したんでしょ!!」
シオン「ああ、けどよ。それよりも大事な物見つけたからよ」
ガク「まだ、立ち上がるのかよ」
シオン「シュウジ、真姫は頼んだ。3代目、俺とタイマン張れや」
その頃、病院では
タクマ「リョウヤさん。お久しぶりです」
リョウヤ「おう、相変わらず元気そうだな」
ヤヨイ「君がリョウヤ君だね」
リョウヤ「そうだ。君達の事はシオンから良く聞いている。一緒にいると昔みたいに退屈しないってね」
海未「シオンがそんな事を…」
絵里「なんだかんだで、シオンもココが自分の居場所だと思っていたのよ」
リョウヤ「けど、すいません。俺のせいで関係ない貴方達まで巻き込んで」
ヤヨイ「大丈夫ですよ。シオン君には頼りになる2人がいますから」
タクマ「それにシュウジさんも一緒にいるから何とかなりますよ」
リョウヤ「けど、俺のせいでこんな事になってしまったから、急いで行かないと」
タクマ「無茶ですよ!リョウヤさん」
レン「心配しなくて大丈V☆。ヨウちゃん達がついてるしねぇ〜。彼らはどんな状況でも打開するよぉ〜」
ガク「俺に負ける訳ねーだと?」
シオン「ああ」
ガク「戯れ言を。テメーは1度くたばってるじゃねーか」
俺は奴の言葉にも聞く耳を持たず奴の方へと歩き出す
ガク「おい、アイツを止めろ。もう虫の息だ」
俺は襲撃して来た1人の兵隊の顔面を殴り1発で仕留めた
ガク「何してやがる!奴は立ち上がるのが、やっとの腰抜けだ!止めろ!」
ガクの威勢と共に兵隊共が何人も襲撃して来たが俺は全員返り討ちにしてやった
ガク「お前は良く知ってるハズだ!俺に逆らう奴はどんな目にあうか!楯突く奴は容赦しねぇ!」
兵隊1「そう言う事だ」
1人の兵隊が俺の袖を掴む。その勢いで俺の特攻服が脱げてしまった。まぁ、良い。その方が都合が良いからな
兵隊1「おい…コレ…!!」
兵隊2「まさか…嘘だろ…!!」
ガク「何をしてやがる!引くんじゃねぇ!」
そろそろ、コイツにも教えてやるか。俺が仕込んでいる別の特攻服の存在を
ガク「何怯えてやがる!!ブチのめすんだよ!奴を前に進めるな!」
兵隊3「やっぱりそうだ…あれは伝説の…」
ガク「お前ら、良い加減にしろよ!」
兵隊4「総長!奴の背中を見て下さい!」
ガク「あぁ?ど、どう言う事だ!?」
奴は俺の特攻服を見て驚愕した
ガク「この赤い昇り龍は…!?伝説の…!!目にしたら最後、生きては帰れない…!?」
シオン「やっと、気付いたか」
ガク「ヒィィィ!!分かった!もう、一切、リョウヤやお前の仲間には手を出さなぇ!!俺が悪かった…謝るから、この通り許してくれぇ!!」
シオン「もう、遅ぇよ」
俺は腰を抜かしているガクの顔面目掛けて思いっきり蹴りをブチかましてやった
シオン「おい、終わったぞ」
フミ「たく、やっとかよ」
ヨウタ「コッチはとっくに終わってんだよ」
コイツらそう言ってタバコに火をつけた。フミは電子タバコだけど
シオン「なら、俺も1本吸わしてくれ」
真姫「シオン先輩!!」
俺がタバコに火をつけようとしたら、いきなり真姫が飛びついて来た
真姫「馬鹿!!なんで、もっと早く来なかったのよ!!」
真姫は俺に説教をするかと思ったら、そのまま俺の胸に顔を埋めた
真姫「もう、怖かったんだから…」
今は真姫に胸を貸す事にするか。けど、この状況を見て、あの2人が馬鹿にしてるような気がする
ヨウタ「早く打ち上げに行きたかったのに、これじゃ遅れちまうじゃねぇか」
フミ「いっその事、2人は置いていくか」
シオン「おい!待てお前ら!」
たく、早く泣き止んでくれ。動きたくても動けねぇよ
そして、無事に騒動も解決し俺は穂乃果達の所へ帰る事にした
穂乃果「あ、帰って来た!」
俺は穂乃果達の前までバイク走らせ、停車した
穂乃果「もう、遅いよ!」
ヨウタ「悪い悪い」
にこ「もう、夜も遅くなってるけど打ち上げはどうするのよ」
ヨウタ「そう言うと思ってな。じゃん!帰りに花火買って来た!」
穂乃果「流石、ヨウタ君!」
海未「けど、大人の人がいないで火遊びなんて大丈夫なんですか?」
ヨウタ「大丈夫!大丈夫!扱い慣れてるから!」
フミ「それと、コイツは?」
ヤヨイ「シオン君の友達のリョウヤ君ですよ」
シオン「おい、リョウヤ!病院抜け出して大丈夫なのか!?」
リョウヤ「大丈夫では無いけど、せっかくの打ち上げ見たいだし、楽しそうだったから」
シオン「たく、お前も馬鹿だな」
リョウヤ「シオンには言われたく無いね」
ヨウタ「よし、花火やるぞ!」
あの馬鹿の一言で花火をやる事になったのだが、身体中痛いって言うのにやってられるかよ
リョウヤ「怪我は大丈夫なのか?」
シオン「大丈夫な訳あるか。身体中が痛ぇよ」
シュウジ「貴方がリーダーですか?」
穂乃果「一応、そうだけど」
シュウジ「俺も洲苦留愛怒流部に入れてもらいたいんですが」
穂乃果「駄目だよ。シュウジ君は他校生だもん」
シュウジ「成る程、少数精鋭って訳ですか」
ヤヨイ(きっと、暴走族と勘違いしてるんだろうな)
シオン「たく、どうなってんだよ。何で俺の周りには馬鹿しかいねーんだよ」
リョウヤ「それはお前も馬鹿だからだろ」
シオン「何!?」
リョウヤ「だって昔からそうだろ。1人で突っ走ってさ。それでも、そんなお前について来てくれる仲間がいる」
真姫「シオン先輩」
シオン「ん?どうした?」
真姫「もう、部活辞めるって言わないですよね」
シオン「当たり前だろ。お前らを放って置く訳にも行かねーしな」
俺は真姫の頭に手を乗せて言った
ヨウタ「お前ら、何やってんだ?早くしないと花火、無くなるぞ」
レン「ヨウちゃん。早くコレを打ち上げようよ」
ヨウタ「それは最後だろ。焦んな」
リョウヤ「呼んでるよ。どうする?」
シオン「たく、しゃーねぇな」
穂乃果「はい、コレ3人の分!」
フミ「火つけるから離すなよ」
やっぱり、今はココが俺の居場所なんだな。俺は改めてそう感じた
つづく
これで一通り色々とおわったかな?
次回は番外編と言うか
それに近い感じです