ラブライブ!〜不良とアイドル〜   作:kick up men

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ユウノスケ(苗字募集中)
神田工業高校の2年生
実家はラーメン屋
そのせいか、料理が得意
ラーメン以外も作れるとの事
親父が元族の2代目ヘッド
どうやら、血筋は受け継がれるようだ
マサとは中学の頃からの付き合い

好きな食べ物
ヒレ肉のステーキ

嫌いな食べ物
蟹(アレルギー)

愛車
YAMAHA ドラッグスター400


第18話

ヨウタ「よし。そうと決まれば早速殴り込みだ」

 

ユウノスケ「いや、正面突破だと1、2年も相手にしなきゃ、いけないから厄介だ」

 

レン「それじゃ、どうするの?このままだと俺っち達、負けちゃうよ〜」

 

ユウノスケ「だから"ココ"を使うんだよ」

 

ユウノスケは頭を指差して言う

 

ヨウタ「頭使うって頭突きだけで倒せねーぞ」

 

フミ「脳筋は少し黙ってろ。オイ、頭使うなら作戦立てるんだよな?」

 

ユウノスケ「そうだが?」

 

フミ「何か情報とか無いのか?」

 

ユウノスケ「情報か。俺が知ってる事は四天王とダイは週2回、火曜日と金曜日に喫茶店で集会を開いている」

 

ヨウタ「集会ねぇ〜」

 

シオン「成る程な。良い案がある」

 

レン「お、何なの?シオンちゃん」

 

シオン「俺達の目的は四天王とダイって奴をぶっ飛ばす事だ。なら集会終わりを狙うのが良いだろ?」

 

レン「ほいで、ほいで?」

 

シオン「集会終わり、それぞれバラバラになった所に奇襲をかけるんだよ」

 

フミ「けど、それなら5人が集会終わりに、どうするか探らないと行けねーぞ」

 

ヨウタ「偵察って事か。俺とコイツは顔が割れてるからな」

 

レン「ここは怪しまれない人が良いね〜」

 

レンはチラッとヤヨイの方を見る

 

ヤヨイ「え?」

 

ヨウタ「決まりだな」

 

ヤヨイ「ちょっと!勝手に決めないで下さいよ!」

 

シオン「けど、お前しかいねーんだよ」

 

ヤヨイ「そんな、困りますよ!?」

 

ヨウタ「じゃあ、どうすんだよ?」

 

ヤヨイ「あ!それなら良い案があります」

 

するとヤヨイはスマホを取り出した

 

ヤヨイ「SNSを使って情報を集めます。それに皆さんの事ですから、早くしないと勝手に動きそうですし」

 

確かに、コイツ俺達の事を分かってやがる

 

ヨウタ「けど、そう簡単に探せるのか?」

 

ヤヨイ「任せて下さい」

 

レン「頼りになるねぇ〜。ヤヨちゃん」

 

ユウノスケ「よし、なら次は誰を相手するかだ」

 

ヨウタ「俺は昨日、ドンブリを割った奴」

 

ユウノスケ「多分、カズキだろう」

 

ヨウタ「よし、ぶっ飛ばしてやるよ」

 

ユウノスケ「言っとくが、カズキは実質ダイの次に手強い」

 

ヨウタ「はぁ、どんな奴だろうと紙と一緒に丸めて天ぷらにしてやるよ」

 

ユウノスケ「何だよ、ソレ?」

 

レン「俺は誰でも良いよ〜」

 

シオン「右に同じく」

 

ユウノスケ「俺はダイをぶっ飛ばす」

 

ヨウタ「本当にいいのか?」

 

ユウノスケ「何が言いたい?」

 

ヨウタ「お前、マサを病院送りにした奴をぶっ飛ばしたい顔してるぜ」

 

ユウノスケ「お前に言われるとムカつくな」

 

フミ「お前がソイツをぶっ飛ばしたいなら、頭は俺が貰うぜ」

 

ユウノスケ「ああ、任せた。リョウの野郎!マサの仇だ!」

 

シオン「これで準備は整ったな」

 

ヨウタ「よし、景気付けにラーメンを…」

 

ユウノスケ「おい、勝手に決めんな」

 

店長「お、帰ったぞー。何だお前ら来てたのか」

 

ヨウタ「あ、お邪魔してまーす」

 

店長「お前ら、遊ぶのは良いけど、勉強もしないとダメだぞ」

 

ユウノスケ「うるせーな。口だしすんなよ」

 

店長「お前らの為を思って言ってんだぞ。うぉ!?ガラス割れてる!」

 

ユウノスケ「さっき割られたぞ」

 

店長「何で、捕まえなかった!」

 

ユウノスケ「相手はバイクだった。無理なこと言うな」

 

店長「走って追いつけるだろ!」

 

ユウノスケ「無理だわ!」

 

店長「情けない。俺が若い頃は250ccなら走って追いつけたぞ」

 

ユウノスケ「自分と比べんな。クソ親父!」

 

店長「とにかく、1発ぶん殴って来い!俺の分で2発な」

 

元族だけあって血の気が多い店長だな…割られたガラスの分もブン殴ってやるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず計画を実行する時、再度集まる事にして俺達は解散した

 

ヨウタ「悪いな。レン」

 

レン「そんな事言わないの☆3人の仲でしょ」

 

フミ「それにしても、いつ振りだ?3人で喧嘩すんの」

 

レン「中学以来じゃない?けど、相変わらず変わらないね」

 

ヨウタ「何がだ?」

 

レン「2人が喧嘩する理由って、昔っから仲間の為だもんねぇ〜。けど、ヨウちゃんは自分の事を馬鹿にされても喧嘩するけど」

 

ヨウタ「うっセーな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーメン屋を出た僕達も帰路に向かっていた

 

花陽「真姫ちゃん。大丈夫?」

 

真姫「大した怪我じゃ無いから、すぐに治ると思うわ」

 

凛「ガラス破られて店長さんもカンカンに怒っていたにゃ」

 

シオン「誰だって自分の店を壊されたらキレるだろ」

 

ヤヨイ「シオン君も珍しく怒ってましたからね」

 

シオン「当たり前だろ」

 

真姫「全く、シオンも案外単純よね」

 

シオン「誰が単純だ。それに、今回の件は…お前の為でもあるし…」

 

真姫「な、何言ってんのよ!!」

 

凛「あ、真姫ちゃんが照れてるにゃ〜」

 

真姫「う、うるさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして2日後

 

ヨウタ「よし、行きますか」

 

穂乃果「ヨウタ君達、今日練習だけど?」

 

ヨウタ「ちと、俺達予定あるから帰るわ」

 

フミ「じゃあな」

 

シオン「ヤヨイ、後は頼んだ」

 

穂乃果「ちょ、ちょっと!!もう、自分勝手なんだから!」

 

ヤヨイ「3人も色々とあるんですよ」

 

海未「ヤヨイは何か知ってるのですか?」

 

ヤヨイ「真姫ちゃんが怪我したのって他の学校の人達の仕業なんですよ。それにシオン達が怒って」

 

ことり「それで、フミ君達もヨウタ君について行ったんだね」

 

穂乃果「それでも自分勝手過ぎるよ!ヨウタ君、次は退学だって分かってても喧嘩するんだから」

 

シュウジ「教室から出た途端、3人が走って行ったんだが部活サボって逃げたのか?」

 

穂乃果「シュウジ君?どうしてここに?」

 

海未「シオンについていかなかったのですか?」

 

シュウジ「俺は無関係だからな。それよりも早くサポート役の仕事を覚えないといけないからな」

 

相変わらず、マイペースな人だ

 

穂乃果「3人もシュウジ君を見習えば良いのに」

 

シュウジ「確かに、喧嘩は良くないイメージが強いが、やらなきゃ行けない時もある」

 

ヤヨイ「それって、どういう時ですか?」

 

シュウジ「仲間を傷つけられた時さ」

 

ヤヨイ「何か、らしくないですね」

 

シュウジ「先代からの教えでな。あの3人も先代のリーダーと同じ意思を感じた」

 

ヤヨイ「本当に無知苦茶な人達ですよ」

 

シュウジ「確かに無茶苦茶な人達だな。けど、一緒にいても飽きない奴らだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、放課後。俺達は作戦を決行する為、喫茶店の前で隠れている

 

ヨウタ「とりあえず、出て来るまで暇だな」

 

レン「待つ事も大事よ」

 

ユウノスケ「つーか、何でお前らと一緒なんだよ」

 

何故、俺とユウノスケ、レンが一緒にいるのかと言うと、それは昨日に行われた作戦会議に遡る

 

ヤヨイ「集会終わり、それぞれの動きが分かりました」

 

ユウノスケ「でかした」

 

ヤヨイ「けど、予想通りに行くとは限らないです」

 

シオン「構わない。続けろ」

 

ヤヨイ「じゃあ、それぞれに指示を出します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨウタ「仕方ないだろ。指示通りに動いてるんだから」

 

レン「お、出てきたよ」

 

喫茶店から先に出てきたのは四天王の1人。シュンだった

 

ヤヨイ「四天王のシュンは先に1人で店を出ます。その時にいつも彼女らしい人と電話をしているらしく、その時が狙い目です」

 

レン「来た来た。ここは俺っちにお任せあ〜れ〜」

 

シュンに向かいレンが飛び出して行く

 

ヨウタ「おい!お前!」

 

シュンは向かってくる足音に気が付き、振り返ったのだが、その瞬間にレンが勢いよくドロップキックを顔面にお見舞いする

 

ヨウタ「嘘だろ!」

 

ユウノスケ「何もんだよ。アイツ」

 

ドロップキックを食らったシュンは吹き飛び気絶していた

 

レン「はい〜。一丁あがり☆」

 

ヨウタ「相変わらず、やり過ぎだ。テメェは」

 

レン「先手必勝!一撃必殺!これが俺っちのポリシーねぇ〜」

 

ユウノスケ「とりあえず、電話が掛かってきたら厄介だな。電源は切っておくか」

 

ユウノスケは勘付かれたらマズイと思い、シュンが持っていたスマホの電源を切る

 

ヨウタ「これで1人片付いた。あと4人だ」

 

ユウノスケ「俺はリョウの所に行く。お前らも気をつけろよ」

 

ユウノスケは1人走りながらリョウの所に向かった

 

ヨウタ「よし、俺も」

 

俺も1人でヤヨイに指示された場所に走り出す

 

レン「ありゃ?みんなどうしたの?」

 

俺っち1人だけ取り残されちゃった

 

レン「しょうがない。俺っちも手助けと行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある、河川敷。シオンは四天王の1人であるタカトを待つ

 

ヤヨイ「四天王のタカトは1人で帰宅します。その時、人がいない河川敷を通りますので、そこを狙った方がベストです」

 

シオン「たく、いつになったら現れるんだ」

 

そこから数分経ち、やっと見るからに不良の輩が歩いて来た

 

シオン「よう、お前がタカトか?」

 

タカト「誰だお前は?」

 

シオン「お前に恨みはないが負けて貰う」

 

タカト「俺を誰だか知っていて言ってるのか?お前」

 

シオン「そうだが、文句あるか?」

 

タカト「やろー!上等だよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、客のいないビリヤード場。そこで1人ビリヤードを楽しんでいたリョウの元に珍しい客が訪れる

 

ユウノスケ「よう、先輩。俺とケリつけようや」

 

リョウ「まさか、君から来るなんて思わなかったよ」

 

ユウノスケ「マサの仇だ。俺とタイマン張ろうぜ。先輩」

 

リョウ「面白いね。言っとくけど君は俺にタイマンでも勝てないと思うよ」

 

ユウノスケ「ふざけんなよ。タイマンなら俺が勝つに決まってんだろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨウタ「よし、この空き地で良いんだよな」

 

ヤヨイの話によると四天王のカズキが来るらしい

 

ヤヨイ「四天王のカズキは集会が終わると空き地に停めてあるビッグスクーターの所に向かいます」

 

ヨウタ「確かにビッグスクーターは止まってる。ここで間違え無いんだがな」

 

俺が待ち続けると停めてあるビッグスクーターに近づく男がいた

 

ヨウタ「お!アイツは間違えなく俺のドンブリを割った奴!!」

 

俺はダッシュでビッグスクーターに近づいた

 

ヨウタ「テメー!見つけだぞ!」

 

ビッグスクーターの前まで来た俺。その時に予想外の出来事が起きた

 

ダイ「カズキ。家まで送れよ」

 

ヨウタ「え?」

 

カズキ「ん?何だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フミ「おかしい。とっくにダイが来ても良い時間だ」

 

ヤヨイの指示通りにダイを待つが、一向に現れない。俺はその時、ヤヨイの言葉を思い出した

 

フミ「まさか…!?」

 

『予想通りには行かない』けど、もしダイが他の四天王と鉢合わせるのならば…!?誰だ!?俺は急いで他の奴らの元へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウノスケ「ぐあぁ…!!」

 

俺はリョウに殴られ、足が怯み後ろのビリアード台に持たれかかる

 

リョウ「俺が1年と2年を金で動かしているから弱いと思ったか?一応、これでもNo.2なんだよ」

 

やっぱ四天王だな。タイマンでも手強い相手だ

 

ユウノスケ「ああ、ハッキリ言って舐めてたよ。テメェの事…」

 

ビリアード台にもたれかかっている俺の腹にリョウは容赦なく蹴りを入れる

 

リョウ「さっきの威勢はどうした!?タイマンなら俺に勝てるんだよな!?」

 

何度も蹴られ続けられてる俺は、限界に近かった

 

リョウ「どうした?もうお終いか?」

 

だが、諦めるわけには行かねぇんだよ

 

ユウノスケ「ああ、そうだっな…」

 

リョウ「ああ?」

 

俺は身体全体に力を込め、立ち上がり、蹴りを休めたリョウの顔面に思いっ切り右ストレートを放った

 

ユウノスケ「タイマンなら勝つ…!!」

 

ここで負けたらマサに顔向け出来ねぇだろうが

 

リョウ「クソが!!」

 

殴り掛かって来たリョウの胸ぐらを掴み俺はビリアード台に投げ飛ばした

 

リョウ「があぁ…!!」

 

背中から叩き付けられたリョウの腹や顔を何発も殴る

 

ユウノスケ「これで懲りただろ?」

 

何発も殴り続けた俺も体力の限界が近づいて、手を止め壁に持たれた

 

ユウノスケ「それとも、まだやるか?」

 

ビリアード台の上で倒れていたリョウはフラフラになりながらも台から降り、そのまま地面に座り込んだ

 

リョウ「俺の負けだ…悪かった。もう、お前には手出ししねぇからさ…」

 

ユウノスケ「分かれば良いんだよ」

 

俺はそのままビリアード場から出ようとした時だった

 

リョウ(馬鹿か!敵に背中を向けるなんてよ!!)

 

リョウはユウノスケの後頭部目掛けてキューを振りかぶろうとしたが

 

リョウ「ガバッ!!」

 

俺はリョウのコメカミ目掛けて回し蹴りを放つ。まともに喰らったリョウは吹き飛びビリアード台に思いっ切り強打し気絶した

 

ユウノスケ「気づいて無いと思ってたのかよ。先輩」

 

普段から卑怯な事してるからお見通しなんだよ

 

ユウノスケ「言っただろ?『タイマンなら勝つ』って…」

 

けど、流石に苦戦した。けど、ダイの所に行かなければ。アイツらが簡単に勝てる相手では無いからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、河川敷

 

タカト「まさか、こんな強い奴がいるなんてな…」

 

シオン「そりゃどうも…」

 

タカト「けど、俺ほどでは無いな!!」

 

俺はタカトに脇腹を殴られる

 

シオン「ぐっ…!!」

 

タカト「どうした!?怯んでんぞ!!」

 

すかさず俺は右足にローキックをお見舞いされ、片膝が地面に着いた

 

タカト「所詮は威勢だけか」

 

顔面に蹴りを入れられた俺は吹き飛ばされ側臥いに倒れる

 

タカト「口だけの野郎だったな」

 

シオン「おい…」

 

タカト「…!?」

 

シオン「これぐらいで、俺がくたばると思ってたのか?」

 

タカト「顔面に蹴り喰らって、まだ立てると言うのか!?」

 

シオン「あんな蹴りじゃ俺を倒せないぜ」

 

タカト「ふざけんな!!」

 

タカトは俺目掛けて向かって来たが、俺はタカトの顎に思っ切り膝蹴りをぶち込んだ

 

タカト「ガバッ…!!」

 

タカトはそのまま膝から地面に倒れ込む

 

シオン「顎に1発入れれば脳が揺れるだろ?喧嘩の極意だ」

 

族の時に教えられた事が役に立つなんてな。とりあえず一服するか

 

シオン「まだ、蹴られた顔が痛ぇな」

 

俺は地面に座りタバコに火を付ける

 

シオン「フゥ〜。アイツら大丈夫か?」

 

タバコをの煙を眺めていると、突然、何者かの影が俺を覆い被さった

 

マサ「おい」

 

シオン「おわあぁ!!」

 

マサ「ユウノスケ知らないか?」

 

シオン「お前かよ。たく、脅かすなよ」

 

マサ「お前、何してるんだ?」

 

シオン「喧嘩後の一服だよ」

 

マサ「なんで、お前がタカトと?」

 

シオン「コイツらが俺達の仲間を怪我させたんだよ。それで、四天王と頭をぶっ飛ばそうと…」

 

マサ「じゃあ、ダイはどこにいる?」

 

シオン「最後まで聞け!ソイツなら他の奴が別の場所で…」

 

マサ「分かった」

 

シオン「だから、人の話を聞け!!」

 

マサは俺の話を途中までしか聞かないで、どこかに向かってしまった

 

シオン「たく、アイツ1人で大丈夫かよ」

 

しゃーない。道案内としますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フミ「空き地はこの辺だと思うが」

 

空き地近くまで来た俺。すると、草むらから見覚えのある奴が飛び出して来た

 

ヨウタ「うぉッ!!」

 

フミ「何だ!?」

 

ヨウタ「イテテ…クソ!かなり強ぇ」

 

ダイ「まさかガズキを倒すなんてな」

 

ヨウタ「後はお前だけだ」

 

ダイ「俺に勝つなんて無理だぜ」

 

ヨウタ「はぁ、無理じゃねぇよ」

 

草むらから飛び出て来たのは、ダイと交戦中の馬鹿だった

 

ヨウタ「それにしてもキツいな」

 

フミ「おい!」

 

ヨウタ「フミ…テメェ!来るのが遅いんだよ!!」

 

フミ「はぁ?」

 

ヨウタ「オメーが遅いから、コッチは2人同時に相手する事になったんだよ」

 

フミ「お前!?」

 

ヨウタ「ん?」

 

あの馬鹿!?喧嘩中に余所見してるからだ!!

 

ダイ「喧嘩中に話し込んでんじゃねぇよ」

 

ヨウタ「痛ぇな。ちとは、空気読めや」

 

フミ「ヨウタ下がれ!後は俺がやる」

 

ヨウタ「はぁ?何言って…」

 

フミ「元々は俺の相手だ。役目終わったなら引っ込んでろ」

 

渋々だが、俺はフミとバトンタッチする

 

ダイ「選手交代か?いいぜ来いよ」

 

フミはダイに向かい拳を構える。いよいよ2人の対決が始まろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイ「どうした?構えてるだけなら意味ないぜ」

 

フミ「分かってるよ」

 

俺はダイの顔面を殴ろうとするが

 

ダイ「そんな、パンチじゃ勝てないぜ」

 

俺の拳は簡単に受け止めてしまい、ハイキックを入れられた

 

フミ「グッ…!!」

 

ダイ「どうした?もう終いか?」

 

フミ「誰が終わるかよ!」

 

俺はダイに再び殴り掛かる

 

ヨウタ(このままじゃ、アイツ負けるな)

 

俺は傍観しながら、喧嘩を見守る。けど勝負か決まっていると確信した

 

ヨウタ(確かにフミは強い奴だが、ダイが桁違いだ。俺とあれだけやって呼吸すら乱れて無い)

 

ダイ「まだやるか!」

 

ダイがフミの人中を目掛け殴り掛かるが、なんとかフミは両腕でブロックした

 

ダイ「馬鹿か?視界塞いだら見えねーだろ?」

 

すかさずダイはフミの脇腹に蹴りを入れる

 

フミ「グッッ…!!」

 

ダイ「大した事ねぇな」

 

フミ「まだだ…」

 

フミはフラフラになりながらも、持ち堪える。しかし、もう限界だろう

 

ヨウタ「フミ、変われ。俺がやる」

 

フミ「ふざけんな…俺は、まだ負けてねぇ」

 

ヨウタ「無理すんな。お前、もう限界だろ?」

 

ダイ「カズキと戦って、まだやれるのか」

 

ヨウタ「テメェ倒さねぇと意味ねぇからな」

 

俺がダイに向かって構えた時だった

 

マサ「待ちな」

 

俺達の前にマサとシオンが現れる

 

シオン「はぁ…やっと着いた…」

 

マサ「先輩。俺と決着つけましょう」

 

ヨウタ「テメェ、良い所に来んなよ」

 

マサ「お前もフラフラだろ?それに俺達の問題は俺達が決着付けないとな」

 

ヨウタ「フラフラじゃねーよ。見ての通り立ってるだろ」

 

マサは俺の身体を軽く押した

 

ヨウタ「オッ…と…痛てぇ…!!」

 

マサ「我慢すんな」

 

ヨウタ「チッ…テメェ、負けんなよ。シオン肩貸せ」

 

シオン「あいにくフミを担いでるから無理だ」

 

ダイ「結局、誰が相手すんだよ」

 

マサ「早くやりましょうぜ。先輩」

 

ダイ「後輩が先輩に楯突くなよ!」

 

ダイはマサに向かって蹴りを浴びせてきたが、マサは瞬時にブロックする

 

ダイ「やるようだな」

 

マサ「負けられないんだよ。俺は」

 

マサは右ストレートを顔面に喰らわすがダイはビクともしない

 

ダイ「甘いんだよ!」

 

続いてダイがマサの顔面に右ストレートを喰らわすと、マサは倒れそうになるが持ち堪える

 

マサ(流石、頭だな)

 

ダイ「どうしたよ?俺を倒すんじゃ無いのか?」

 

マサ「ああ、倒す」

 

マサはダイの腹にフロントキックをお見舞いする

 

ダイ「グッ…!!」

 

マサ「どうした?痛かったか?」

 

するとダイはマサの足を掴み、頭から落とそうとするが、その勢いを利用してマサは延髄に蹴りを食らわす

 

フミ「よし!」

 

ヨウタ「いや、まだだ」

 

脳天をモロに当たっていたものの、ダイが怯む事は無かった

 

ダイ「舐めやがって!」

 

ダイは倒れたマサに馬乗りをし何発も殴り続けた

 

ダイ「どうだ?もう、動けまい」

 

マサ「甘いよ。先輩…」

 

何発も殴られたマサだが、顔の傷は少なかった

 

マサ「アンタを油断させる為に、最初はワザと喰らった。けど、それ以降は全部ブロックしたのさ」

 

ダイ「ふざけんな!」

 

ダイはマサの顔面をもう一度殴ろうとするが、マサはダイの拳を受け止める

 

マサ「そろそろ疲れて来ただろ」

 

マサはダイの顔面を殴り返すとダイは怯んでマサから離れた

 

マサ「先輩。まだ続けますか?」

 

マサは起き上がり拳を構える

 

ダイ「クソ!ならコレで終いだ!」

 

ダイは右手の拳を構えて、マサに向かっていく。それを見かねマサも右拳を振り被ろうとする

 

ヨウタ「しゃがめ!マサ!」

 

俺はマサに指示を出した。すると、とっさにマサはしゃがみ、腹に右ストレートを放つ

 

ダイ「ガハッ!」

 

シオン「マジか…!?」

 

フミ「アイツ、やりやがったな」

 

ダイの腹にマサの右ストレートが決まり、ダイは倒れ込んだ

 

マサ「俺達の勝ちですね」

 

フミ「アイツ、やりやがったのか?」

 

ヨウタ「そう、見たいだな」

 

シオン(コイツ、あの時本当に20人と喧嘩した後に俺とやり合ったのか…!)

 

神田との戦いは俺達の勝利となった

 

ユウノスケ「おい、お前本当は迷ってるんだろ?」

 

レン「ここで合ってると思うんだけどなぁ〜?」

 

ヨウタ「何してんだ?お前ら?」

 

レン「お、いたいた!探したよって、アレェ〜。もう終わり?」

 

ヨウタ「何してたんだよ」

 

レン「みんなの事、探してたのよ」

 

ユウノスケ「つーかマサ、怪我は大丈夫なのか!?」

 

マサ「問題ない。それより…」

 

倒れ込んだダイは起き上がり地面に座り込む。その元にユウノスケとマサが歩き出し、ダイの前に立つ

 

ダイ「殴りたきゃ殴れ」

 

ユウノスケ「倒れてる奴を殴るほど、俺達は腐ってねーよ」

 

そして、2人はダイに背を向けた

 

ユウノスケ「行くぞ。マサ」

 

マサ「ああ」

 

2人で帰ろうとした時、ユウノスケがチラッと俺の方に目をやる

 

ユウノスケ(アイツ、1人でダイとカズキを相手にしたのか?負けたとしてもバケモンだろ?)

 

ヨウタ(アイツら。本当に只者では無ぇな)

 

シオン「俺達も行くぞ」

 

シオンはフミを担いだ状態で歩き出した

 

レン「ヨウちゃんも行くよ」

 

ヨウタ「大丈夫だ。もう1人で歩ける」

 

レンは俺に肩を貸したが俺はそれを振り解く

 

レン「たく、素直じゃ無いんだから」

 

決着をつけた俺達はそれぞれの帰路に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。俺達はまたラーメン屋に来ていた

 

ヨウタ「で、お前達は何か変化あったのか?」

 

ユウノスケ「ダイ倒しても、みんなが俺らの事怖がって、結局何も変わらないまま」

 

2人は喧嘩は売られなくなっていたが、孤立してるのは変わらないようだ

 

マサ「俺は群れるのは嫌いだ。今のままで良い」

 

ユウノスケ「変わらない事が1番良いのかもな」

 

2人が話しているとドアが開く。誰かと思えばレンが入ってきた

 

レン「どもども〜。ラーメン1つ」

 

ユウノスケ「お前も来たのかよ」

 

レン「せっかく来たのに酷い言い方だね〜。後、アイスティーとかある?」

 

ユウノスケ「ここはラーメン屋だ。アイスティー飲みたいなら喫茶店に行け」

 

ユウノスケとレンが話していると、また扉が開く

 

フミ「よう」

 

シオン「また、来たぜ」

 

ユウノスケ「今度はお前らかよ」

 

シオン「別に良いだろ」

 

ヨウタ「つーか、お前ら部活は大丈夫なのか?」

 

フミ「それはお前も一緒だろ」

 

ユウノスケ「なんだ?お前ら。部活してたのかよ」

 

ヨウタ「まぁ、マネージャーと言うかサポート役だけど」

 

ユウノスケ「なんだよ。それ」

 

俺達がたわいの無い話をしていると、また扉が開く

 

凛「やっぱり、ここにいたにゃ!」

 

穂乃果「もう、やっと見つけたんだから!!」

 

ヨウタ「げぇ!ヤベぇ!!」

 

ユウノスケ「いらっしゃい。今日も来たのか?」

 

凛「あ、お兄さん。酷いんだよ!ヨウタ君達部活サボってここに来てるんだよ」

 

ヨウタ「別にサボってる訳じゃ…」

 

シオン「つーか、何でココが分かった?」

 

ヤヨイ「すいません。バレちゃいました」

 

フミ「ヤヨイ!何でお前も!?」

 

海未「3人共、随分と楽しそうですね」

 

ヨウタ「げぇ!!海未もいんのかよ!!」

 

フミ「それより、この状況はヤバい!」

 

シオン「おい、裏口とか無いのかよ!?」

 

ユウノスケ「あるが、客を厨房に入れてたまるか」

 

ことり「3人共、素直に謝った方が良いと思うよ」

 

フミ「こ、ことり。お前からも何か言ってくれないか」

 

海未「今日と言う今日は逃がさないですよ」

 

ヨウタ「このままじゃ、殺される!逃げるぞ!?お前ら!!」

 

凛「あ、3人共、待つにゃ!」

 

3人は顔色を変えて店を後にした

 

ユウノスケ「何者なんだよ。アイツら」

 

レン「ヨウちゃん達、今話題のスクールアイドルμ’sのサポート役なんだ。俺っちも最初は驚いたよ」

 

ユウノスケ「はぁ!?嘘だろ!?」

 

レン「嘘じゃないよ。リアルガチ」

 

ユウノスケ「つーか、アイツらそー言うキャラじゃ無いだろ」

 

レン「まぁ、そうなるよね」

 

ユウノスケ「いや、ありえねーだろ!」

 

なんなんだよ!てっきり名の通ってない不良共だと思ってたが、スクールアイドルのサポート役だと!?

 

ユウノスケ「そんな奴らが不良に喧嘩売るか普通…?」

 

レン「普通とは違うのがヨウちゃん達だからね

 

ユウノスケ「本当に何者だよ…」

 

マサ「スクールアイドル…μ's…」

 

レン「ん?どしたの?」

 

マサ「いや、何でも無い。面白い奴らだなと思ってさ」

 

ユウノスケ「冷静かよ」

 

レン「よし、俺っちも帰るわ」

 

ユウノスケ「本当に分けわかんねぇ〜…」

 

ユウノスケは椅子に座り頭を抱え苦悩していた

 

マサ「アイドルか…」

 

ユウノスケ「どうしたんだ?お前、アイドル好きだったか?」

 

マサ「いや、少し昔の事を思い出した。アイドルになりたがってた奴の事を」

 

しゃーない。少し付き合ってやるか。その昔話に

 

つづく




次回から学園祭に入ります
少しユウノスケとマサの2人には
登場を控えてもらいます
そして、マサの言葉にも
少し引っかかるな
誰の事を言ってるのかも
追々、分かって来ます
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