ラブライブ!〜不良とアイドル〜   作:kick up men

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キャラクター紹介

ユウヤ(苗字募集)

ヨウタ達と出会う前は
家庭環境が原因で捻くれていた
しかし、ヨウタ達と出会う事で
友情が芽生え良くつるむようになる
現在はユウノスケのラーメン屋で
バイトとして雇われている
単位はギリギリだったが
なんとか取り返したらしい

好きな食べ物
唐揚げ

嫌いな食べ物
ハムやスパム等の加工肉

愛車
KAWASAKI ZRX400


第29話

場所は音ノ木坂学院のアイドル研究部。穂乃果達はラブライブの一次予選突破を確認するためにパソコンを開いた

 

花陽「い、いよいよだね…」

 

ことり「緊張してきた…」

 

穂乃果「うぅ…心臓が飛び出しそうだよ!」

 

ヨウタ「トランキーロ。焦んなよ」

 

フミ「なんで急に内藤の真似した?」

 

パソコンの前で花陽が操作しているところを見ていた穂乃果、ことりはかなり緊張しており、横には海未が耳を塞ぎながら震えていた

 

海未「終わりましたか?終わりましたか?」

 

絵里「まだよ」

 

海未「誰か答えて下さい!」

 

シオン「だから、まだ結果出てねーよ」

 

真姫「それじゃ聞こえないでしょ?」

 

海未とシュウジのやりとりに真姫がそう言うと、椅子に座っていたにこは緊張しているのか体を震えながら机の上に置いてあるイチゴのジュースを取ろうとしていた

 

にこ「そ、そそそそうよ!予選突破ぐらいで…な、ななな何ビビってんのよ…」

 

フミ「いや、お前が一番ビビっているけど…」

 

ヤヨイ「希さんの占いなら、結果とか少し分かったりすしますか?」

 

希「そうやね。カードによると…」

 

穂乃果「よると?」

 

希は手元のタロットカードで占うと、希の表情は困った顔になっていた

 

穂乃果「あー!やっぱり聞きたくない!」

 

花陽「来ました!」

 

にこ「うあ!」

 

にこが握っていたイチゴのジュースが溢れ出す穂乃果達は今はそんなことは気にしなかった

 

花陽「最終予選に突破した4チーム。1チーム目は…A-RISE!」

 

シュウジ「やはりA-RISEか」

 

花陽「2チーム目は…East Heart。3チーム目は……Midnight Cats」

 

花陽が3位のチームまで読み上げると、穂乃果達は期待していたが少し落ち込んでいた

 

フミ「最後は?」

 

花陽「そして最後の4チーム目は…ミュー」

 

「ミュー…?」

 

花陽ちゃんが4位のチームの最初の文字を溜めるように伸ばし、穂乃果達もそれにつられて伸ばす

 

花陽「Mu……tant Girls!」

 

花陽が告げた名前を聞いた穂乃果達。μ’sの名前は無かった。よって穂乃果達はラブライブ一次予選落ちとなった

 

海未「そんな…私たち…」

 

ことり「予選に落ちちゃったってこと…?」

 

穂乃果「そんな…」

 

穂乃果達はその事実を受け入れないままその場に崩れ落ちていった

 

穂乃果「そんなぁ~~っ!!!」

 

穂乃果は叫びながら泣き崩れると、他のみんなももそれに続いて泣き崩れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「…っていう夢を見たんだよ」

 

………

 

穂乃果以外のみんながフリーズしていた

 

穂乃果「えっ?」

 

夢なんかーいっ!!!

 

そう。ただの夢だった…安心たが、今日結果発表なのは変わりは無い。穂乃果の夢の話が終わり、穂乃果達はパソコンを開いて一次予選突破の確認を開始する

 

花陽「それにしても、生々しい夢だよね…」

 

ことり「本当だよね…」

 

穂乃果「ていうかさ…今夢と同じ状況だし~!!」

 

そう、穂乃果が見ていた夢が今現在。同じ光景になっている。海未は耳を塞ぎながら震えており、にこはビビリながらイチゴジュースを持っており、希もタロットカードを見ながら困った顔となる。正に穂乃果の夢の通りらしい

 

穂乃果「そうだ!にこちゃん。そのジュース、一気飲みして!」

 

にこ「なんでよ!?」

 

穂乃果「なんか変えないと正夢になっちゃうよ~!!」

 

シオン「落ち着け、こんくらいで騒ぐな」

 

花陽「来ました!」

 

穂乃果が見ていた夢の通りににこが握っていだジュースが噴き出した。正夢の通りだ。穂乃果達はパソコンを見て、花陽は一次予選突破の4チームを読み上げていく。1チーム目はA-RISE、2チーム目はEast Heart。3チーム目はMidnight Catsと夢と同じだった

 

穂乃果「ダメだよ…終わりだよ…」

 

ヨウタ「諦めんなよ。花陽、最後の4チーム目はなんだ?」

 

花陽「は、はい!最後の4チーム目は、ミュー…」

 

ミュー…

 

花陽「ズ」

 

…えっ?

 

花陽「音ノ木坂学院高校スクールアイドルμ’sです!」

 

穂乃果「μ’sって私たち…だよね?」

 

ヨウタ「石鹸のミューズじゃないよな?」

 

真姫「当たり前でしょ!」

 

ヨウタの問いに真姫はすかさずツッコむと、パソコンの画面からμ’sの名前を見た穂乃果達は喜びを露わす。そして、穂乃果達は飛び出してして部室から出て行った

 

海未「ど、どうなったのですか?」

 

耳を塞ぎながらいた海未が周りを見渡すと、部室には海未と俺達5人しか残っておらず、何も分からなかった海未だったが、校内放送からμ’sがラブライブ一次予選突破の知らせを聞いて安堵の表情を浮かべていた。それから数分後、ラブライブ一次予選突破に喜んでいた穂乃果達だったが、次の最終予選に向かって練習を開始しようとしていた

 

絵里「次の最終予選は12月。そこでラブライブに出場出来る1チームが決まるわ」

 

シュウジ「勝てば念願のラブライブに出場出来るわけか」

 

花陽「でも、A-RISEに勝たなきゃいけないなんて…」

 

穂乃果「今は考えても仕方ないよ。とにかく頑張ろう!」

 

花陽の不安な発言に穂乃果は励ましの言葉を言うと、メンバー全員は軽く頷いた

 

海未「その通りです。そこで来週から朝練の時間を1時間早く開始したいと思います。その他にも休みの日には基礎のおさらいを行います」

 

凛「凛、1時間も早く起きれるかな~?」

 

海未の言葉に凛は不満気な声を漏らした

 

絵里「練習は嘘をつかない。ただ闇雲にやればいいという訳じゃない。質の高い練習をどれだけいかに集中してやりこなせるか、ラブライブ出場はそこにかかっているわ」

 

絵里の言葉に穂乃果達は勇気付けられたように笑顔に頷いた

 

穂乃果「よーし!じゃあみんな行くよ!ミュー…」

 

ことり「待って!誰か一人足りてない気がする…」

 

ヨウタ「え?全員いるだろ?」

 

ことりが1人いないと疑問を感じて指で人数を数えていくと、人差し指を出した瞬間に思い出した

 

にこ(ちゃん)っ!!!

 

にこの存在に誰も気付かなかったが、穂乃果達は急いで校門へと降りると、そこには制服姿で帰る途中のにこがいた

 

穂乃果「にこちゃ~ん!」

 

にこ「うっ!大声で呼ばないでよ!びっくりするじゃない!!」

 

ヨウタ「いや、びっくりしたのは俺達だよ。なんで黙って帰るんだよ?」

 

にこ「いやその…今日はちょっと用があるの。それより、最終予選近いんだから気合い入れて練習頑張りなさいよ!」

 

穂乃果「はい!」

 

にこの言葉に穂乃果は強く返事すると、にこはそのまま校門から出て行って帰って行った

 

ヨウタ「アレ?なんか可笑しいような?」

 

シュウジ「アイツ帰ったぞ」

 

フミ「おい、行っちまったぞ!」

 

凛「どうするにゃ?」

 

穂乃果「追いかけよう!!」

 

俺達は穂乃果の案に驚愕し急いで制服へと着替えにこの跡を追う事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらコードネームスネーク。こちらコードネームスネークただ今、にこの尾行をしている

 

シオン「スネーク様子はどうだ?どうぞ」

 

ヨウタ「こちらスネーク。特に気づかれてないぞパンダ。ガムはどうだ?どうぞ」

 

シュウジ「こちらガム。こっちも特に怪しまれてる様子はない。数式はどうだ?」

 

フミ「こちら数式。コチラも警戒はされてない。どうぞ」

 

俺達はサングラスを掛けトランシーバーでやり取りをしている。尾行は気づかれないように後を付けるのが義務だ。顔も見られてはならない

 

真姫「ちょっと、気が散るんだけど」

 

ヨウタ「こちらスネーク。真姫に怒られた。どうすれば良いか?パンダ?どうぞ」

 

シオン「こちらパンダ。とりあえず鞄の中のペロキャンでもあげたら喜ぶぞ。どうぞ」

 

真姫「そんな物で喜ばないわよ! 」

 

ヤヨイ「何でサングラスにトランシーバー?それと何処から持って来たんですか?」

 

海未「どうして4人共近くにいるのに、わざわざ回りくどい事をしてるんですか?」

 

シオン「尾行にはサングラスとトランシーバーは付き物だろ」

 

海未「全く、貴方達はもう少し真面目にしたらどうですか?」

 

フミ「こう言う祭り事だからハジけるんだろ」

 

海未「ことりも何か言ってやって下さい」

 

ことり「楽しそうにしてるから良いんじゃないかな?多分止めても効かないと思うよ」

 

ヨウタ「よく分かってるな」

 

海未「しょうがないですね」

 

俺達が下らない事をしていると、にこは辺りを見回しスーパーに入店する

 

凛「お店に入っちゃったよ?」

 

ヨウタ「周辺を見回して入店したな?万引きするのか?」

 

ヤヨイ「なんで、そう言う発想になるんですか?」

 

シオン「ここでちょっと様子を見るか?」

 

真姫「それより、なんで追いかけるのよ?」

 

穂乃果「だって怪しいんだもん!まさか、ここでバイトしているとか…」

 

穂乃果の言葉に俺達はにこがバイトしている姿を想像すると、あまりにも違和感が無かった

 

凛「はまり過ぎだにゃ~」

 

フミ「いや待て。違うみたいだ」

 

フミがスーパー内にいるにこを見てみると、にこが買い物カゴを持って買い物をしていた

 

ヨウタ「普通に買い物しているな」

 

穂乃果「なんだ。ただの夕飯のお買い物か~」

 

海未「でも、そんなことで普通練習を休むのでしょうか?」

 

ことり「ラブライブ出場に向けて、気合いが入っているはずなのに…」

 

海未とことりの言葉を聞いた穂乃果達は益々にこの行動に怪しさを感じていた

 

花陽「よっぽど大事な人が来ている…とか?」

 

真姫「どうしても手料理を食べさせたい相手がいる…とか?」

 

ことり「にこちゃんが!?」

 

花陽「ダメです!それはアイドルとして一番ダメなパターンです!」

 

穂乃果「え?それってなんの話?」

 

花陽が立ち上がり声を張り上げて否定するも、穂乃果は話の内容が分からず首を傾げている

 

凛「μ'sメンバー矢澤にこ。練習を早退して足早に通うマンションとは!?」

 

花陽に続き、凛も口に手を当てて、まさかの事態を声に出す。声が響いたのか、にこは玄関の外を見て、俺達ががいることをにこは確認した。そして俺達とにこは目が合ってしまう。するとにこは買い物カゴを置いて走り出す

 

ヨウタ「あ!逃げたぞ!」

 

シオン「しゃーない。追いかけるか」

 

俺達はにこを追いかける。逃走していったにこはスーパーの裏口から出て行こうとしていたが、そこには絵里が足止めにかかっていた

 

絵里「さすがにこ、裏口から回るとはね」

 

絵里を見たにこは驚いて2、3歩後ろに下がると背後には希がいて、希はにこの胸をワシワシしようとしていた

 

希「さあ~、大人しく訳を聞かせて~」

 

危険を察知したにこは希の手から屈みこんで脱出して、希達の元から離れて再び逃走していった

 

ヨウタ「希!絵里!にこ来なかったか!?」

 

絵里「さっきまでいたんだけど、逃げられたわ」

 

ヨウタ「よし!追うぞ!まだ近くにいるはずだ!」

 

俺達はにこを探す。周辺を散策していると、ふと、立ち止まりアイドルショップ前のアイドルのパネルに見が行く。すると端の所に、にこがいることに気が付いた

 

にこ「に、にっこにっこにー!」

 

俺にバレてにこは再び逃走する

 

ヨウタ「待て!!」

 

俺はトランシーバーを取り出し、他の3人に伝える

 

ヨウタ「こちらスネーク。にこが逃げたパンダお前からが近い。そのまま捕まえろ」

 

シオン「任務了解」

 

にこが逃げた所にシオンが待ち構える。そしてにこはシオンと出くわした

 

シオン「ターゲット確認。任務を遂行する」

 

シオンはにこを追う

 

ユウヤ「さてと、ゴミ出し終わったら帰るか」

 

ユウヤはユウノスケのラーメン屋でバイト作業であるゴミ出しをしていた時、にこが通り過ぎる

 

ユウヤ「ん?確かアイツって…」

 

ユウヤが逃走中のにこを見ていると、急にシオンが突進して来た

 

ユウヤ「はぁ!?うあぁ!」

 

盛大に転んだユウヤはポリバケツをひっくり返す

 

シオン「悪りぃ!」

 

ユウヤ「イテテ…何やってんだ!てめぇ!」

 

シオン「ちょっと、諸事情でな」

 

ユウノスケ「おい、どうした?スゲー音したけど?」

 

ユウノスケが視線を向けた先は衝突した時に吹き飛んだゴミの残骸だった

 

シオン「悪い。俺も手伝う。こちらパンダ緊急事態が発生した。ガム、俺の代わりに任務は任せた」

 

シュウジ「了解。さて、行きますか」

 

シオンの代わりにシュウジがにこを追う

 

にこ「アンタ達、しつこいわよ!」

 

シュウジ「なら、大人しく捕まれ」

 

にこは必死にシュウジから逃げる為、路地裏に入る

 

シュウジ「こちらガム。今路地裏に入って行った」

 

ヨウタ「了解。よし、俺達も行きますか」

 

フミ「よし、2人で取り押さえるぞ」

 

俺とフミで待ち構え、にこが現れた所を2人で挟みうちにする

 

にこ「何よ!アンタ達まで邪魔をするの」

 

ヨウタ「堪忍しな」

 

そう言って俺はにこの腕を掴んだ

 

ヨウタ「逃がさないぞ」

 

にこ「いや、離して!誰かー!」

 

ヨウタ「大人しくしろ」

 

俺はにこを捕まえ、逃げようとするにこは必死に抵抗する。すると誰かに肩を叩かれる

 

ヨウタ「いま、丁度捕まえた所だ」

 

フミが肩を叩いたかと思い俺は振り返ると、そこには警察官が2人立っていた

 

ヨウタ「え!?」

 

フミ「お巡りさん。あの人が女子校生を追っかけてました」

 

あのヤロー!また裏切ったな!俺は誤解を解くまでも無く連行された

 

フミ「ヨウタ。強くなれ」

 

色々とあり、俺達の作戦は失敗に終わったのだ。にこを見失ってしまった穂乃果達は疲れた様に肩を落とし、近くの小さい広場に移動した

 

穂乃果「結局逃げられちゃったね」

 

シオン「けど、どうして逃げるんだ?」

 

真姫「にこちゃん、意地っ張りで相談とかほとんどしないから」

 

凛「真姫ちゃんに言われたくないにゃ」

 

真姫「うるさい!///」

 

凛の発言を聞いた真姫は凛に向かって頬を赤くしながら怒鳴りつけた

 

穂乃果「家に行ってみる?」

 

海未「押し掛けるのですか?」

 

穂乃果「だって、そうでもしないと話してくれそうにないんだもん…」

 

絵里「でも、家が何処にあるのか私たちも知らないのよ」

 

絵里の発言を聞いた穂乃果達は俯いていた。その時、花陽は橋の向こう側に向かって驚いた声をあげた

 

フミ「花陽、どうしたんだ?」

 

花陽「あれ…」

 

花陽が指を指した方向には、にこと同じような髪型をした身長小さめの女の子であった

 

穂乃果「にこちゃん!?」

 

シュウジ「けど、小さくないか?」

 

シオン「そうか?遠いから小さく見えるんだろう」

 

凛「そうだよ。にこちゃんは3年生の割に小さ…小さいにゃ~!!!」

 

???「あの…何か?」

 

凛の叫びに足を止め、首を傾げて見つめる少女。凛は慌てた様子を見せると、少女は凛達を見てふと思い出したような声を出す

 

???「もしかしてあなた方、μ’sの方たちでは…?」

 

穂乃果「えっ?もしかして私たちの事を知ってるの?」

 

???「はい!」

 

穂乃果の問いに少女は返事をすると、少女の口から意外な言葉が発せられた

 

こころ「はい!お姉様がいつもお世話になっております。矢澤こころです!矢澤にこは私のお姉様です」

 

「ええええぇぇぇーっ!!?」

 

その場にいた俺達は驚愕した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨウタ「よし、ようやく解放された」

 

勘違いされ連行された俺は交番で事情聴取を終わり、無事に誤解が解ける

 

ヨウタ「たく、それにしても何処に言ったんだ?」

 

俺はテキトーにみんなを探しながら街を歩ていると、とある奴に出会った

 

ヨウタ「ん?アイツは?」

 

俺は珍しく1人で歩いているマサの元に駆け寄った

 

ヨウタ「何してんだよ?マサ」

 

マサ「何だ、ヨウタか。それにしても1人とは珍しいな」

 

ヨウタ「お前がそれ言うか?ユウノスケのラーメン屋には行かないのか?」

 

マサ「今から行こうとしてたんだが、お前もか?」

 

ヨウタ「いや、俺は色々とあって、他の奴ら探している」

 

マサ「そうか。じゃあな」

 

ヨウタ「待て!お前、暇だろ?なら手伝え」

 

マサ「暇では無いんだが」

 

ヨウタ「ラーメン屋に行っても何もしねーだろ。それなら俺とアイツら探すの手伝え」

 

マサ「なら、スマホで連絡取ってみろ」

 

ヨウタ「それはナイスアイディア。つーかコイツの存在を忘れていたぜ」

 

マサ「コレで解決だな」

 

ヨウタ「待て!どうせ暇なんだろ?なら俺らに付き合え」

 

俺はフミに連絡し何処にいるのか聞き出した後、マサを無理矢理連れて行く事にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、にこに妹がいると知った穂乃果達は、現在なぜか建物の物陰に隠れている

 

希「にこっちに妹がいたなんて…」

 

真姫「しかもにこちゃんとは違って礼儀がいい」

 

凛「まるで正反対にゃ」

 

シオン「親戚のガキの間違いじゃないのか?」

 

みんなはにこに妹がいた事にすごく驚いており、性格も礼儀正しい事にも違いすぎて疑っている程だ

 

ヤヨイ「けど、なんでこんな所に隠れなきゃいけないんですか?」

 

僕は何故隠れるのかをこころちゃんに質問する

 

こころ「静かにしてください!」

 

ヤヨイ「ご、ごめんね」

 

こころ「こっちはいませんね?そっちはどうですか?」

 

こころは同じように周りを見張っていた海未に話しかけていた

 

海未「人はいないと思いますが…」

 

こころ「しっかりと見てください。相手はプロです!どこに隠れているのか分かりませんから!」

 

穂乃果「プロ?」

 

こころは車の端から人がいないか確認していた

 

こころ「ホラ。あそこの2人組なんて怪しいですよ」

 

こころが目で穂乃果達に合図をする。その視線の先にはヨウタとマサが歩いていた

 

マサ「確か、この辺だと思うがな?」

 

ヨウタ「本当に当たってるのか?」

 

穂乃果「おーい!ヨウタくーん!」

 

俺がみんなを探していると、穂乃果が手を振って合図を出してくれた。合流出来たのは良いが、何で隠れてるんだ?

 

ヨウタ「見つかって良かった」

 

絵里「ヨウタ。この人は?」

 

ヨウタ「そう言えば、絵里と希は合ってなかったか?マサだ。ユウノスケと同じ学校で良くラーメン屋にいる」

 

絵里「絢瀬絵里よ。よろしくね」

 

希「ウチは東條希。よろしくねマサ君」

 

マサ「よろしく…お願いします…」

 

ヨウタ「それと気になってたのは…この子は?」

 

フミ「にこの妹だ」

 

ヨウタ「え!嘘!」

 

こころ「はじめまして。矢澤こころです」

 

マサ「こころ?お前こころなのか?」

 

こころ「えっと?お兄様は?」

 

マサ「そっか、覚えてないよな。あの時はまだ小さかったもんな」

 

こころ「私の事をご存じ何ですか?」

 

マサ「4、5年前は良くこころの家に遊びに来てたんだが覚えてないか?」

 

こころはマサの顔をジッと見つめると、何か思い出したような顔をした

 

こころ「ひょっとしてマサお兄様ですか!?」

 

ヨウタ「マサ…お兄様…!?」

 

フミ「どう言う事だ!?」

 

こころ「お兄様!お久しぶりです!?」

 

数年ぶりの再会にこころは嬉しかったのかマサに抱き付き喜悦する

 

マサ「思い出したか!?」

 

マサも嬉しいのか、こころの頭をワシャワシャと撫でる

 

ヨウタ「俺、アイツがあんなって喜んでんの初めて見たかも知れない」

 

フミ「奇遇だな俺もだ」

 

シオン「同感だ」

 

ヤヨイ「僕もです」

 

シュウジ「アイツもあんな風に喜ぶんだな」

 

普段は無口で喋ったと思ったら相槌しかしないマサが饒舌になってるのを見て俺達は困惑する

 

マサ「それにしても、随分と大きくなっな」

 

こころ「お兄様も逞しくなられましたね」

 

そう言いながらマサはこころを肩に乗せ持ち上げていた

 

絵里「小さい子を肩に乗せるなんて…」

 

穂乃果「それに片方の腕だけで…」

 

凛「す、凄いにゃ…」

 

フミ「戸愚呂弟かよ…」

 

ヨウタ「シオン。お前よくアイツに喧嘩勝てたよな」

 

シオン「俺も今、お前と同じ事考えていた」

 

マサの姿を見てみんな驚愕していた。いや、今はそんな場合じゃねーよ

 

ヨウタ「そ、それよりも何で隠れてるんだ?」

 

こころ「決まってるじゃないですか。誰かに後をつけられない為です」

 

花陽「もしかしてにこちゃん誰かに狙われてるとか?」

 

こころ「何言ってるんです?マスコミに決まってるじゃないですか!」

 

俺達の頭にはハテナマークが浮かんでいる。何を言っているんだ?この子は?

 

こころ「パパラッチですよ!特にバックダンサーの皆さんは顔がばれているので危険なんです」

 

ヨウタ「バックダンサー?」

 

真姫「誰の事よ?」

 

バックダンサーというこころの発言を聞いた俺達は一体何の事か問いかける

 

こころ「スーパーアイドル矢澤にこの“バックダンサー”μ’s!」

 

ちょっと、何言ってるか分かんないだが…

 

こころ「いつもお姉様から聞いてます。お姉様から指導を受けてアイドルを目指しているのですよね?」

 

こころの話を聞いた穂乃果達は顔を合わせて、今までここに来るまでの行動の意味が分かったような表情を見せていた

 

シュウジ「なるほどな」

 

海未「状況が読めてきました…」

 

真姫「忘れてたわ。相手はにこちゃんだもんね」

 

こころ「頑張ってくださいね!ダメはダメなりに8人集まれば、なんとかデビューくらいはできるんじゃないかってお姉様が言ってましたから」

 

ヨウタ「何というかな…」

 

フミ「呆れて言葉が出ない」

 

ヨウタ「因みに、俺達の事なんて言ってたの」

 

こころ「仕事の出来ない、マネージャー4人と雑用って言ってました!あまり、みんなに迷惑掛けたら駄目ですよ」

 

ん?雑用?5人の内1人雑用!?純粋無垢な子供に何教えてんだ?あのヤロー…!!

 

シオン「ドンマイ。雑用」

 

ヨウタ「はぁ!?俺かよ!」

 

シュウジ「お前しかいないな」

 

フミ「どっから、どう見ても雑用はお前だ」

 

ヨウタ「フザケンナよ!」

 

ヤヨイ「すいません。僕もこの意見は否定出来ないです」

 

ヨウタ「何でテメェら!やるってのか!上等だよ!フルボッコにしてやんよ!」

 

こころ「そんな顔しないでください!スーパーアイドルのお姉様を見習って…いつも“にっこにっこにー”ですよ?」

 

姉のにこと同じように妹のこころも『にっこにっこにー』をやっていた。子供に喧嘩止められるとは見っともないな…俺…

 

絵里「こころちゃん?」

 

こころ「はい?」

 

絵里「ちょっと…電話させてくれる?」

 

こころ「はい!」

 

絵里はにこに電話したが一向に電話に出ず。やっと電話に出たかと思えば録音で、その録音を聴いて、みんなが怒りを露わにしたのは言うまでも無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺達はこころに家を案内してもらい、ついでにお邪魔する事にした

 

穂乃果「ここがにこちゃんの家…」

 

マサ「懐かしいな」

 

こころはテーブルの椅子に座ってμ’sの顔が貼られていたモグラを叩くゲームで遊んでいた3歳ぐらいの男の子の名前を教えてくれた

 

こころ「こちらが弟の虎太郎です」

 

虎太郎「バックダンサ~…」

 

ことり「あはは、こんにちは…」

 

ヤヨイ(鼻水垂れてる…)

 

マサ「こんにちわ。何してるんだ?」

 

マサは虎太郎に挨拶をすると一緒に遊び出す

 

こころ「お姉様は普段、事務所が用意したウォーターフロントのマンションを使っているのですが、夜にはこっちに戻ってきます」

 

シオン「何だよ?そのウォーターフロントって…大体何処にあんだよ?」

 

こころ「もちろんそれは秘密です。マスコミに嗅ぎつけられてら大変ですから」

 

こころがここまで話すと言う事は恐らく、にこの話を完全に信じているんだろうな

 

花陽「なんでこんなに信じちゃってるのかな?」

 

海未「μ’sの動画などを見れば、私たちがバックダンサーではないと分かるはずなのですが…」

 

海未の言葉通り、μ’sが歌っているところの写真や映像を見せればバックダンサーじゃないと理解出来るはずだが、何故かこころはそれを気付いていない

 

シオン「これはアイツの部屋を探る必要があるな」

 

ことり「ねぇ虎太郎くん。お姉ちゃんの歌っているところとか見た事ある?」

 

虎太郎「あれ~」

 

ことりが虎太郎に聞くと虎太郎は手に持っているピコピコハンマーを持ちながらあるポスターを指す

 

ヨウタ「ほう、ポスターも飾って…ん?」

 

フミ「なんか、おかしくねーか?」

 

シュウジ「あれ合成だな」

 

シュウジの言う通りμ’sのポスターは穂乃果がセンターのはずが、貼ってあるポスターはにこと顔が入れ替わっていた

 

絵里「わざわざこんな事まで…」

 

穂乃果「涙ぐましいというか…」

 

すると玄関が開く音がしたのを聞いた穂乃果達は玄関の方に向かう。そこには帰ってきたのはにこの姿があった

 

にこ「あ、あんた達…」

 

穂乃果「にこちゃん!」

 

こころ「お帰りなさいお姉様!バックダンサーの方々がお話があると…」

 

にこ「そ、そう…」

 

海未「申し訳ありません。すぐに済みますのでよろしでしょうか?」

 

すると海未の表情はニコニコした表情から怒りを露わにした表情へと変わる

 

にこ「あ…えっと…。こころ、私今日、仕事で向こうのマンションに行かなきゃだから…じゃあ!」

 

海未「逃げた!」

 

危険を感じたにこはそう言って買い物の荷物を置き、玄関から飛び出して逃走していった。それに気付いた海未達は後を追う

 

ヨウタ「待ちやがれ!?さっきはよくも警察に俺を売ったな!?」

 

にこ「なんで何度も逃げなきゃいけないのよ!ていうか、なんでヨウタが一番怒ってんのよ!?フミだって裏切ったでしょ!」

 

ヨウタ「そうだった!?くたばれ!!フミー!」

 

フミ「なぁ…!?」

 

俺はフミに飛び蹴りをお見舞いする

 

ヨウタ「これで、アイコにしてやんよ」

 

シオン「おい、馬鹿!今は仲間割れすんな!?」

 

にこは追いかけてくる俺達から逃げようとエレベーターに乗ろうとしたが、そこから2人目の妹の矢澤ここあが家に帰ろうとしていた

 

ここあ「あっ、お姉ちゃん!」

 

にこ「ここあ!」

 

ここあ「どうしたの?そんなに急いで」

 

にこ「ちょっ、ちょっと…」

 

にこに会ったここあはにこに向かって抱きつくと、後ろから追ってきた穂乃果達が追いついているのを見て苦笑いをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと、にこを捕まえた俺達は事情徴収の為に再びにこの家にお邪魔する

 

にこ「大変申し訳ありません。私、矢澤にこは嘘をついておりました」

 

フミ「おい、ちゃんと顔を上げて話せ」

 

フミの言葉通りににこは恐る恐る顔を上げると、目の前には穂乃果達がじっとにこの顔を見ていた

 

にこ「い、いやだな~みんな怖い顔しちゃって…。アイドルは笑顔だよ。にっこにっこにー!」

 

希「にこっち。ふざけてて、ええんかな?」

 

希はニコニコした顔でにこを見ながら手元からタロットカードを取り出すと、にこは黙り込んで反省する

 

にこ「それで…何を話せばいいの?」

 

ヨウタ「休んだ理由だ。なぁ、なんで休んだんだよ?」

 

にこ「…お母さんが出張だからよ」

 

にこは間を空けて俺の質問に素直に答えた

 

穂乃果「出張?」

 

にこ「ええ。それで2週間ほど、妹たちの面倒を見なきゃいけないの」

 

フミ「だから練習を休んでたのか」

 

海未「では、次は私が質問します。何故私たちがバックダンサーという事になっているのですか?」

 

絵里「そうね。むしろ問題はそれよ」

 

にこ「そ、それは…」

 

海未からの言葉に言葉を詰まらせるにこ。どう話せばいいのか迷っている様子だったが、にこは重い口を開き話し始める

 

にこ「元からよ」

 

穂乃果「元から?」

 

にこ「そう。家では元からそういう事になっているのよ。別に…私の家で私が何を言おうが勝手でしょ?」

 

穂乃果「でも…」

 

にこ「お願い。今日はもう帰って…」

 

ヤヨイ「にこさん。僕達はちゃんとした理由が知りたいんです」

 

にこ「帰ってって言ってるでしょ!」

 

マサ「おい、少しぐらい、ちゃんと話してもいいんじゃねーのか?」

 

にこ「つーか、アンタ帰って来たのね」

 

マサ「ああ、去年な」

 

にこ「で、アンタは何の用なの?」

 

マサ「いや、別に用は無くて…たまたまコイツらと…」

 

にこ「今はアンタの顔は見たく無いの!?もう早く帰ってよ!!」

 

にこを怒らせてしまった。穂乃果達はもっと聞きたい気持ちでいっぱいだと思うが、にこの言われた通りににこの家から出て行く事にした。帰る時には夕方になっており、辺りは夕焼けに包まれていた

 

シュウジ「困ったもんだな」

 

ことり「でも、元からってどういう事なんだろう?」

 

ことりの発言を聞いた俺達はそれについて考えていると、絵里は深く考えている希の顔を見ていた

 

絵里「希?」

 

希「多分、元からスーパーアイドルだったっていう事やろうな…」

 

ヨウタ「どういう意味だ?」

 

希の考察によると、にこは1年生の時からスクールアイドルを始めていた。だが、イマイチな結果のまま活動は終わってしまっても妹達の声援に断れないまま隠し続けていたと考えられている

 

フミ「確かに、それなら考えられるな」

 

真姫「もう、にこちゃんどんだけプライド高いのよ…」

 

シオン「お前と同じだな」

 

真姫「シオン、茶化さないで!!」

 

花陽「でも、プライドが高いだけなのかな?」

 

ヨウタ「ん?どう言う意味?」

 

花陽「アイドルにすごい憧れてたんじゃないかな?本当にアイドルでいたかったんだよ。私も、ずっと憧れていたから…分かるんだ」

 

そう話した花陽は、どこか達観したような感じだった。それを聞いた俺達は下に俯いて考える

 

絵里「1年の時、見た事ある。にこがスクールアイドルのチラシを配布している所を…その頃、私は生徒会だったし、アイドルなんて興味なかった。けど、あの時…私が話しかけていれば…」

 

シオン「今更悔やんでもしょうがないだろ。それで過去が変わるのか?」

 

唇を噛みしめて悔やみながら話していた絵里に対して、シオンは声をかけた。シオンの言う通り今は過去の事を考えても仕方がない。けど、気になるのは…

 

ヨウタ「後はお前だよ。マサ」

 

にこはマサの顔を見ると更に不機嫌になったがどうしたんだ?

 

ヨウタ「顔見知りみたいだが過去に何があったんだ?」

 

マサ「昔、俺はチビで泣き虫だったからイジメられてたんだ」

 

マサの言葉にみんな声は出していないが驚いた様子だった

 

希「こんな強そうな見た目してるのに意外な事ってあるんやな」

 

マサ「それは、にこのお陰でもあるんだ」

 

そして、マサはにことの出会いを話し出す

 

マサ「俺の母親とにこの母親が昔からの友達だったから、俺は小さい時からにこの事は知っていた」

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生の頃、俺はチビで泣き虫だった為、いつも同級生からイジメられていた。それをにこは毎回助けてくれた

 

マサ「うう…うう…」

 

にこ「たく、アンタいつまで泣いてんのよ」

 

マサ「だって…みんなが…チビだって…」

 

にこ「今はチビでも、いずれ大きくなるの」

 

マサ「それって…いつ…」

 

にこ「さぁね。けど、そんな弱虫なら大きくならないわよ」

 

マサ「だったら、僕…強くなる…」

 

にこ「そうよ。男の子なんだから強くなりなさい」

 

俺はにこに強くなると約束をして格闘技を始めた

 

フミ「お前にそんな過去があったのか」 

 

ヤヨイ「それに格闘技やってたんですね」

 

シュウジ「通りで体格は良いわけだ」

 

ヨウタ「アレ?この事はユウノスケは知ってんのか?」

 

マサ「アイツと出会ったのは中学の頃だ」

 

ヨウタ「ユウノスケと出会う以前からにことは長い付き合いだったんだな」

 

マサ「けど、俺はある罪を犯した」

 

ヨウタ「なんだよ?その罪って…」

 

 

つづく




今回は前半書いていたら1万文字越えたので
分かる事にしました
まぁ、意外な展開やな
因みにこの案は最初から決めていた
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