海未「弛んでる証拠です!書類もこんなにため込んで、すべてに対してだらしないから!そんなことになるんです! 」
海未の叫び声が生徒会室に響く。そこにはランニングマシーンで走っていた穂乃果の姿があった
穂乃果「ごめんごめーん、でもさ、毎日あんなに体動かして汗も掻いてるでしょ?まさか、あそこまで体重が増えているとは… 」
ヨウタ「明らかに食ってる物だろ?いつもパンに和菓子って…糖の摂り過ぎだ」
ことり「身長は変わらないの? 」
穂乃果「うん、雪穂に怒られちゃった…。そんなアイドル見たことないって! 」
穂乃果がランニングマシーンで走っている理由は健康診断で身長は変わらないのに体重が前回より増えていたからだ
穂乃果「あ!それ、オニオンコンソメ味?」
ことり「うん!新しく出たやつだよ」
穂乃果「食べたかったんだよねー!一口ちょうだーい!」
ヨウタ「ちょっと待てえぃ!!」
穂乃果「うわあああ!!?」
海未「雪穂の言葉をもう忘れたのですか!!」
穂乃果「大丈夫だよー朝御飯減らして来たしー、今もほらっ走ってたし! 」
海未「はあ…どうやら現実を知ったほうが良さそうですね」
穂乃果「ええ?」
ことり「現実?」
そう言って、海未は何処からかファーストライブの時の衣装を持ち出した
ヨウタ「懐かしいな」
穂乃果「ファーストライブの衣装?なんで?」
海未「いいから!黙って着てみてごらんなさい!」
穂乃果「ええ?」
ヨウタ「1人で着替えられないなら手伝おうか?」
穂乃果「ヨウタ君、それセクハラだよ」
ヨウタ「冗談だよ。じゃ、俺達は外で待ってるから」
穂乃果は海未に言われた通りにファーストライブの衣装を着替える事になった
海未「私の目が間違ってなければ、これで明らかになるはずです。穂乃果の身に、何が起きたのか…」
ことり「穂乃果ちゃんの…身に…」
その時、生徒会室から穂乃果の叫び声が聞こえた。俺達は中に入ると、そこにはぐったりしていた穂乃果の姿があった。これは…ご愁傷様
ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫?」
穂乃果「ごめんみんな、今日は1人にさせて…」
ことり「き、気にしないで…体重は増えたかもしれないけど、見た目はそんなに変わってな…」
穂乃果「本当!?」
ことり「え?えっとー…」
ヨウタ「ことり、やめとけ。気休めはコイツの為にならねぇ」
海未「そうです!それに穂乃果はさっき鏡で自分の体を見たでしょ?
海未は穂乃果に向かって手鏡を突きつけると、穂乃果は鏡に映った自分の姿に目を逸らして泣きじゃくれた
海未「体重の増加は、見た目はもちろん動きの切れのなくしパフォーマンスに影響を及ぼします!増してや穂乃果はリーダー!」
ヨウタ「海未の言う通りだ」
海未「そのためにもラブライブに向けてダイエットしてもらいます!」
そして場所は変わりアイドル部の部室では
花陽「収穫の秋!、秋といえば新米の季節です♪」
凛「いつにも増して大きいにゃー」
シオン「いや、デカ過ぎだろ…」
シュウジ「顔よりデカいおにぎり…初めて見た」
真姫「まさかそれ、全部食べる気?」
真姫の言う通りだ。食べ切るサイズじゃねーぞ
花陽「だって新米だよ♪」
ヤヨイ「気持ちは分かりますが、流石に限度という言葉も覚えましょう…」
しかし、花陽ちゃんは僕達の言葉も聞かず大きなおにぎりを食べ始める。その時、穂乃果さんがおにぎりを見つめていた
穂乃果「美味しそう…」
花陽「食べる?」
穂乃果「いいの!?」
海未「いけません!あれだけの炭水化物を摂取したら、燃焼にどれだけ時間がかかるか分かっているのですか?」
穂乃果は花陽が持っているおにぎりを食べようとすると、海未に止められる。いや、当たり前だろ…
ヨウタ「気を付けよう。甘い誘惑と二重顎」
シオン「何言ってんだ?お前」
凛「穂乃果ちゃんどうしたの?」
真姫「まさかダイエット?」
穂乃果「うん。最終予選までに減らさなきゃって…」
ヨウタ「ほら、さっさと戻るぞ。新米より元の自分だ」
花陽「せっかく新米の季節なのにダイエットなんて可哀想〜」
ヨウタ「仕方ねーよ。リーダーは見た目も大事だからな」
花陽「でも、これから練習時間も増えるからいっぱい食べないと元気出ないよ」
海未「それはご心配なく。食事に関しては、私がメニューを作って管理をします。無理なダイエットにはなりません」
シオン「そこまでやるのか…」
花陽「でも、食べたい時に食べられないのは…」
おにぎり頬張りながら喋ってる花陽を真姫と凛がジッと見つめてる
凛「かよちん…」
真姫「少し気になっていたけど、あなた最近…太った?」
花陽「……えっ?」
ヤヨイ「僕もずっと思っていいましたが…流石に今日の事で確信に変わりました」
海未「では花陽、体重を計りましょう」
シュウジ「海未。体重計持って来たぞ」
花陽「うぅ……ぴゃあああああああ!!!」
結果、真姫と凛達の判断は正しく花陽も体重オーバーで穂乃果と同じくダイエットすることになった
そして屋上、未だに穂乃果と花陽はうなだれていた
絵里「まさかこんな事になっていたなんて…」
希「2人共育ち盛りやから、そのせいでもあるかも知れへんけど…」
にこ「でも、ほっとけないレベルなんでしょ?」
ヤヨイ「はい…2人とも結構オーバーしてた見たいで…」
フミ「それで、どうなるんだ?」
シュウジ「多分、鬼のスパルタが始まる」
俺達が色々と話してる中、海未はダイエットする2人にダイエットメニューを差し出す
海未「これが今日からのダイエットメニューです」
そう言って2人にメモを差し出した海未。そのメモには運動のメニューや食事の量など細かく書かれていた
穂乃果「えぇ!?夕飯これだけ!?」
花陽「お米がぁ~」
海未「夕飯の食事を多く取ると、体重の増加につながります。その分、朝御飯はしっかり食べられるのでご心配なく」
花陽「頑張るしかないよ穂乃果ちゃん!」
穂乃果「そうだね~。でも良かった!」
花陽「えっ?」
穂乃果「私と同じ境遇の仲間がいてくれて!」
花陽「…仲間?」
疑問に思うのも無理はない。だって本来なら仲間になりたくないからな
女子1「あの…今休憩中ですか?」
屋上の扉が開き、やって来たのは女子生徒3人。何やら色紙みたいなの持ってるようだが…?
海未「はいそうですが…」
女子2「あの…サインをお願いしたいんですけど、いいですか?」
屋上にやってきたのは1年生の女子3人組。μ'sメンバーのサインを貰いたいとの事だ
絵里「ありがとう嬉しいわ!穂乃果もいいでしょ?」
穂乃果「もちろんだよ!」
絵里の問いかけに穂乃果も嬉しそうに答え、全員は1年生が持ってきた色紙にサインを書き込んだ
女子1「ありがとうございます!大事にします!実は私、園田先輩みたいなスタイルに憧れてたんです!」
海未「そ、そんな…スタイルだなんて…」
女子2「私はことり先輩のすらっとしたところが綺麗だなって…」
ことり「そんな、全然すらっとしてないよ」
女子3「私は穂乃果先輩の…」
穂乃果「の…?」
女子3「…元気なところが好きです!」
穂乃果「あ、ありがとう…」
再び生徒会室に戻る為、廊下を歩く俺達2年生組
海未「これでより、やらねばと思えたでしょ?」
穂乃果「人間はそんな簡単に出来てないよ…」
穂乃果は先ほどサインを貰いに来た女子生徒に言われた事を引きずっていた
ヤヨイ「けど、やらないといけませんよ」
そして生徒会室に着き、扉を開けると大量の書類があった
ヨウタ「たく、おせーよ」
シオン「ある程度は俺ら2人で分かりやすくまとめて置いたぞ」
穂乃果「な、なにこれ!?」
海未「そろそろ予算会議ですからね。各部から予算の申請が集まっているんです」
ヨウタ「ホラ、お前がまとめる資料」
俺はそう言って穂乃果に渡す
穂乃果「え〜、こんなに…」
ヨウタ「当たり前だろ?生徒会長なんだからな」
シオン「あ、そういえば美術部が来て予算申請者持って来てたぞ」
シオンは申請書の用紙を海未に渡す
シオン「チェックして問題なければ俺が伝えて来るけど?」
海未「記入漏れやミスも無いので大丈夫ですね」
シオン「じゃあ、伝えて来るわ」
海未「ことり、任せました」
ことり「うん」
海未から受け取った書類をことりは箱の中に入れた
翌日
神田明神で俺達は練習中
花陽「あれ?この階段…」
穂乃果「こんなに…きつかったっけ?」
神田明神の階段を登り終えた穂乃果と花陽だったが、疲れ切った表情で息切れしていた
ヨウタ「体重が増えた分、重り付けて走ってるようなもんだしな」
海未「はい。次はランニング5km、スタート!」
穂乃果・花陽「えぇー!?」
穂乃果「少しは休憩させてよ~」
海未「ダメです!休憩してはいけません!さぁ早く!」
穂乃果「もう海未ちゃんの鬼ぃ~!」
そう言って、渋々2人は階段を降りてランニングに向かう
絵里「大丈夫かしらあの2人…」
フミ「不安しかないな…」
そして、1週間が経過
穂乃果「ランニング行って来ま〜す!」
凛「頑張ってるにゃ〜」
絵里「ダイエットの方は順調そうね!」
フミ「いや、何か様子がおかしい」
シオン「フミの言う通りだ。何故かあの2人ランニングだけ積極的なんだよな」
ヤヨイ「それに2人共、見た目に変化が無いような気がします」
海未「怪しいですね」
ことり「気のせいじゃないかな…」
海未「ちょっと様子を見て行きます」
ヨウタ「俺も行く」
俺と海未は2人の後をついて行く事にした。その頃、何も知らない穂乃果と花陽はと言うと…
穂乃果「いや~今日も食べたね~!」
花陽「見て穂乃果ちゃん!今日でお店のサービスポイント全部貯まったよ!」
穂乃果「あっ!本当だ!」
花陽「次に来店したら大盛り無料だって!」
穂乃果「大盛り無料!?これって天国のようだね~!」
ヨウタ「いや、地獄だ」
海未「貴方達…」
穂乃果・花陽「ひぃいいいいい!!!」
海未「どう言う事か説明してもらいますか?」
そして神田明神に2人を連れ戻し
凛「え?2人とも…ランニングって」
シオン「まさか飯食いに行ってたとは…」
フミ「つーか、それプラマイゼロどころかマイナスだろ?」
ヨウタ「お前ら、走る意味完全に間違えてんぞ」
花陽「……ご、ごめんなさい」
穂乃果「ほんとに…ごめんなさいぃ〜」
真姫「全く、呆れてかける言葉も無いわ」
ヨウタ「こうなれば最終手段でアイツら呼ぶか」
フミ「いいのか?2人共、死ぬぞ?」
ヤヨイ「“アイツら”って…まさか…」
そして数10分後
レン「前々から話は聞いてたけど…とうとう俺っちの出番ってワケね?」
穂乃果「れ、レン君…!?」
レン「どうも久々なり〜。ヨウちゃんから話を聞く所、凄いエネルギー溜め込んでるんだって〜?ランニングしながら飯食ってたとか〜?」
花陽「ひぃ……」
その直後、静かに現れるもう1人の影
マサ「準備運動は、済ませてあるのか?」
シオン「マサも呼んだのか」
レン「今日は特別メニュー用意してきたから、覚悟しといてね」
海未「お2人共、どうかお願いします」
ヨウタ「……俺とフミもやったことあるけど、マジで死ぬほどキツイからな」
フミ「ダイエットじゃなくて軍事トレーニングだったな」
ヤヨイ「それって本当に大丈夫なんですか?」
シュウジ「減量より筋肉が付きそうだな」
ことり「ふ、2人とも頑張って…!」
レン「それじゃ始めるよ〜♪」
穂乃果・花陽「え、ええええええええっ!?」
レン「よし、じゃあまずはシャドーから始めよっか?その後サンドバッグ、ミット打ち、ボディコンバット…明日動けなくなっても責任は持てないからね♪」
マサ「全力で叩き込め。手を抜いたら……倍にする」
ヤヨイ「…ご愁傷様です」
ヨウタ「ちな、これ明後日まで続くぞ」
そしてトレーニングが終わり
レン「ヴィクトリーーー!!!」
2人とも地面に倒れ込み、意識があるのかないのかすら怪しい状態。まさに“瀕死”、いや“昇天寸前”だった
マサ「…………一応、生きてるな。よし」
ヨウタ「つーか、お前ら…人間相手って忘れてない?」
凛「かよちん、目が完全にいってるにゃ…」
絵里「ちょっとやりすぎたんじゃないかしら…?」
ヤヨイ「これ、明後日までやるんですよね?。2人共、体力持つのでしょうか?」
フミ「肉体より先に精神がぶっ壊れそうだな」
レン「いや〜、汗かいたから着替えよっかな〜」
マサ「俺もだ。シャツが重い」
バキバキバキと効果音が実際に響いたかのような音と共に、現れたのはまるで彫刻のように刻まれた腹筋だった
凛「な、何でそんなバキバキなの…!?」
ことり「え…ええっ!?な、なんか…見ちゃいけないもの見た気がする…!」
絵里「……引くわね、普通に」
ヤヨイ「僕も同じ事思いました」
海未「見事ですけど…正直怖いです」
ヨウタ「つーかさ…改めて思うが、やっぱアイツってバケモンだよな」
フミ「ああ…中学の頃、何回か喧嘩したけど、1回も勝てなかったしな…」
シュウジ「…なあ、シオン」
シオン「ん?」
シュウジ「前にマサとやり合ったことあったよな?なんで勝てたんだよ」
シオン「俺もよく分かんねぇ…今、思い返してもマジでよく勝てたなって思うわ」
マサが着替える前に一息付いてると
にこ「ほら、マサこれ使いなさいよ。汗だくだし…あ、それと飲み物も。熱中症とかなるから」
マサ「……ああ。ありがとな」
にこ「…は、早く服着なさいよ!何ボーッとしてんのよ!」
マサ「……ん。悪い」
希「にこっち〜もしかして今のがマー君の身体、初見やったん?」
にこ「は!? ち、違うし!別にドキドキなんてしてないし!!」
希「ふふっ、強がらんでもええんやで?」
にこ「つ、強がってないし!」
希「でもええなぁ…普段は面倒見てるみたいな感じの男の子が、いざって時に頼れる姿見せると…心臓ドキドキしても仕方ないよなぁ?」
にこ「……っ!! ち、違うって言ってるでしょ!」
希「ふふっ、可愛いなぁ~うちのにこっちは」
練習も終わり、地面に転がる穂乃果と花陽をなんとか引きずりつつ、それぞれが帰る準備を始めていた頃、俺は昇降口で、たまたまスケッチブックを抱えた美術部の2人とすれ違った
美術部員A「お疲れさまです!」
ヨウタ「あ? ああ、お疲れ」
美術部員B「予算通してくれてありがとうございます!」
ヨウタ「……ん? 予算、もう承認されたのか?」
美術部員A「はい!なので生徒会の3人にありがとうと伝えて下さい」
ヨウタ(確か会議前だよな…なのに承認?何で?)
気になった俺は、その足で部室に向かう。そして部室前に着いて、軽く扉をノックする
ヨウタ「ことり、いるか?」
返事がない。なので扉に手をかける
ヨウタ「鍵は開いてるな」
ゆっくりとドアを開け、中を覗き込んだ
ヨウタ「失礼す──」
そこで目に飛び込んできたのは、シャツを羽織っただけの穂乃果だった。下着姿のまま、着替えの途中。驚いた穂乃果が、すぐそばにあったブレザーを手に取って、慌てて前を隠す
ヨウタ「わ、悪い…!」
俺は慌てて目を逸らす。心臓が一瞬止まった気がした
穂乃果「……早く出て行ってくれる?」
穂乃果は顔を真っ赤にしながら俺を睨む。目はジトっとしてるのに、どこか恥ずかしそうしてる感じだった。俺は何も言えず、そっと扉を閉めた
ヨウタ「俺、何やってんだろ…?」
部室の扉を閉めた俺は、廊下の壁にもたれて深く息を吐いた
ヨウタ「はぁ〜…」
やっべぇ〜…マジで見ちまった。いや、事故だ。不可抗力
ヨウタ「俺は悪くねぇ…多分…」
そう思っていても、脳裏に焼き付いた光景は鮮明すぎて困る。白いシャツと下着。慌てて前を隠す穂乃果の顔……あれは中々良いものだった
ヨウタ「……あの肉付き、丁度良かったな」
ぽつりと口に出て、すぐ首を振った
ヨウタ「なに言ってんだ俺……」
冷静に考えれば、パワプロなら弾道が1段階ぐらい上がっててもおかしくねぇイベントだ。そんな馬鹿な事を考えていると、部室の扉が静かに開き、制服に着替えた穂乃果が、ちらっと俺を見ると、そのまま歩き出した
ヨウタ「…」
穂乃果「…」
歩き出した穂乃果の横に、なんとなく並んで歩き出す。気まずい空気の中、俺は何か言おうとするが言葉が出ない
穂乃果「……さっきのこと、思い出してる?」
ヨウタ「いや、別に──」
穂乃果「顔、赤いよ」
ヨウタ「……ちょっとだけ…」
穂乃果「ヨウタ君のエッチ…」
ヨウタ「…悪い」
視線を逸らして答えながら、そして自分が何しにここへ来たのか、ふと考えた。けど──
ヨウタ(あー……なんだったっけ)
思い出せないまま、俺達は並んで歩いていた
そして3日間の地獄のトレーニングも終わり
ヨウタ「結果発表〜〜!!?」
フミ「うるせーぞ!!」
シオン「うるせー言うお前の声もうるせーよ」
ヨウタ「あ〜喉シンド…」
海未「それでは、これまでのダイエットの状況を報告します!」
穂乃果・花陽「はい……」
海未「まずは花陽、運動の成果もあって何とか元の体重まで戻りました」
花陽「本当!?」
海未「しかし穂乃果!あなたは変化無しです!」
穂乃果「ええ!そんなぁ…なんで!?」
海未「それはこっちのセリフです、本当にメニュー通りトレーニングしてるんですか?」
穂乃果「し、してるよーランニングだって腕立てだって」
海未「昨日ことりからお菓子をもらっていたという目撃情報もありますが…」
穂乃果「え?あれは…一口だけ…」
海未「雪穂の話によると昨日自宅でお団子も食べていたとか…」
穂乃果「あ、あれはお父さんが新作を作ったから味見してて…」
海未「では、そのあとのケーキは?」
穂乃果「あれはお母さんがもらってきて…ほら!食べないと腐っちゃうから!」
にこ「問題外ね…」
翔シオン「なんでそこまで食えるんだよ…」
海未「何考えているんです!あなたはμ’sのリーダーなのですよ!」
穂乃果「それはそうだけど…」
海未「本当にラブライブに出たいと思ってるのですか?」
穂乃果「当たり前だよ!!」
海未「とてもそうは見えません!」
穂乃果「そんなことないよ!!」
海未「気持ちのゆるみが体のゆるみなんです!」
穂乃果「ゆるんでなーい!!!」
凛「穂乃果ちゃん可愛そう…」
真姫「海未は穂乃果のことになると特別厳しくなるからね…」
凛「海未ちゃん。穂乃果ちゃんの事嫌いなのかな?」
ことり「ううん。海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事、好きだよ。ただ、ちょっと厳しいけど…」
ヨウタ「フミも、俺によくキレてくるけどな」
凛「えっ、そうなの?」
フミ「お前がいつも変な事やるからだろ?」
ヨウタ「はぁ?フミちゃんもたまにってか殆ど乗っかって来るじゃねーか」
フミ「は?誰がフミちゃんだ?」
ヨウタ「ほらな、こういうとこ」
ことり「ふふっ、なんか似てるかも…海未ちゃんと穂乃果ちゃんに」
シュウジ「……ま、海未が怒るのは親心みたいなもんだろ」
真姫「親心?」
シュウジ「ああ。大事に思ってるからこそ、ちゃんとしてほしいって気持ちになる。でなきゃ、わざわざ怒らねぇよ」
凛「そっか…そういうことかにゃ」
シュウジ「……で、穂乃果。海未。そろそろそのへんで終わりにしとけ」
シュウジが2人の仲裁入る。そして、部室の扉が開きヤヨイが入ってくる
ヤヨイ「何やってるんですか?」
ヨウタ「見ての通り2人の喧嘩見てる」
ヤヨイ「そんな事してる場合じゃないですよ!大変なんですよ!?」
フミ「大変って…どうしたんだよ?」
ヤヨイ「生徒会の3人に話したい事があります」
場所を生徒会室に移し、ヤヨイは穂乃果、海未、ことりに美術部の予算が通った事を話す
海未「そんなはずありません!まだ予算会議前なのに!?」
ことり「あ!…私のせいだ…」
フミ「ことり、何か心当たりあるのか?」
ことり「私が書類貰った時…」
ことりは自分が間違えて書類を提出した事を話した
ことり「ごめんなさい…」
ヨウタ「終わった事だ。気にしてもしゃーない」
フミ「コイツの言う通りだ。まずばどう解決するかだ」
穂乃果「とりあえず美術部に話しに行こう」
しかし、話は聞いてもらえたが了承は得られ無かった
どうしたら良いかアドバイスを貰う為、元生徒会である絵里と希に求める事にした
希「それは面倒なことになったね…」
海未「すみません!注意してたつもりだったんですが…」
ことり「海未ちゃんが悪いんじゃないよ…私が…」
穂乃果「ううん、私が悪いんだよ…仕事溜めて海未ちゃん達に任せっぱなしだったし」
海未「穂乃果…」
希「その話は後や。今は予算のことどうにかしないと」
絵里「3年生に美術部OGの知り合いがいるから私からちょっと話してみるわ」
希「そうやね…元生徒会長の言う事やったら協力してくれるかもしれないしね」
穂乃果「待って!」
穂乃果が絵里と希に待ったをかける
穂乃果「私達で何とかしないといけないんだもん。自分達のミスは自分達で何とかしないと!今の生徒会は私達8人だから!」
ヨウタ「異議あり!!」
穂乃果「どうしたのヨウタ君?」
ヨウタ「フミは元から生徒会だから分かるが、何で俺達も生徒会に入ってんだよ!?」
ヤヨイ「えっと…僕も、いつの間に生徒会になったのですか?」
シュウジ「俺もだ。手伝うとは言ったが所属するとは言ってないぞ」
シオン「同感だ。聞いてねぇし、納得もしてねぇ」
絵里「あっ…それ、多分私のミスかも」
海未「ミス、ですか?」
絵里「生徒会の引き継ぎの時、協力してくれてる人の名前をまとめてたんだけど…間違えて“正式メンバー”の方に記入しちゃってて…」
ヨウタ「えぇ…」
絵里「誰かが気づいて訂正してくれると思ったんだけど、バタバタしててそのままになっちゃって」
ことり「ごめんなさい…私、気づいてはいたんだけど、人手足りてなかったから…つい」
フミ「お前ら、なんでそんな大事なとこ適当なんだよ…」
ヨウタ「てか、俺達の意思まったく関係ないじゃん!」
シュウジ「流石にこれは勝手すぎるだろ…」
ヤヨイ「でも…正式にそうなってるなら、責任はちゃんと持ちます。僕にできることがあれば、協力は惜しみません」
シオン「……お前、マジで偉いな…」
こうして、俺達も半ば強制的に生徒会の仕事をする事になるのであった
そして、予算案当日。何とか俺達は各部活の部長達にことの発端を説明して予算に納得して貰った。少しにこに助けてもらったのが不服だったが
ヨウタ「はぁ〜疲れた…」
シオン「慣れない事はするもんじゃないな…」
シュウジ「喧嘩なら簡単に決着付くのにな…」
ヤヨイ「けど、みんなに納得して良かったですね」
にこ「たく、誰のおかげだと思ってるのよ」
穂乃果「ありがと〜♪にこちゃ〜ん♪」
にこ「お礼よりもアイドル研究部の予算を…」
海未「それよりダイエットです」
穂乃果「それが、元の体重に戻ってたんだ」
ヨウタ「マジかよ」
穂乃果「生徒会の仕事してたら食べるの忘れちゃって…」
凛「分かりやすいにゃ」
ヨウタ「まぁ、お前にしてはよくやったな」
穂乃果「えへへぇ……もっと褒めて!」
海未「いえ、これ以上褒めると穂乃果の事ですから調子に乗るから止めておきましょう」
ヨウタ「確かに」
穂乃果「ひどいっ!?」
希「ふふ、思ったよりちゃんとやれてるやん」
絵里「ええ、ちゃんと形になってきたわね」
フミ「正直ちょっと信じられねぇな。アイツらだけで解決させるなんて」
絵里「どういう意味かしら?」
フミ「悪い意味じゃないけど、昔の俺だったらあんな生徒会に嫌気が刺してたかと」
希「まぁ、ウチらはちょっとカタすぎたとこもあったしなあ」
フミ「カタい、ってレベルじゃなかったっですよ。正直、俺は常に気張ってたし」
絵里「でも、ちゃんとやってくれてたじゃない。私達も助かってたわよ」
フミ「あの時は、俺も必死だったんで」
希「真面目やったからな、フミ君は」
フミ「今も真面目だ」
そう言って俺はアイツらの所に駆け寄った
希「……ホンマ、変わったね。あの頃とは全然ちゃう」
絵里「ううん。変わったんじゃなくて、ちゃんと“なった”のよ。あの子は」
つづく
この後、スノハレ回とかどうしよう
まとまってないよ