ラブライブ!〜不良とアイドル〜   作:kick up men

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キャラクター紹介
シオン(苗字募集中)
音ノ木坂学院の2年生
ヨウタ達とは違うクラス
地元だか喧嘩でテッペン取った元ヤン
次は頭でテッペン取る為に
音ノ木坂入学した
本人曰く、もう喧嘩はしない

好きな食べ物
カツサンド

嫌いな食べ物
ホルモン

吸ってるタバコ
マルボロアイスブラスト8ミリ

愛車
YAMAHA YZF-R25
YAMAHA SR400


第8話

放課後、俺と希先輩は部活動紹介の為のビデオ撮影をしにアイドル部の所に来ていた

 

希「はい、笑って」

 

凛「決めポーズ!」

 

凛が穂乃果にビデオカメラを向け何やらビデオを撮っていた

 

希『これが音ノ木坂に誕生したμ'sのリーダー。高坂穂乃果その人だ』

 

凛「はい!OK!」

 

ヤヨイ「何やってるんですか?」

 

フミ「部活動紹介の為の取材だとよ」

 

凛「ね!?面白そうでしょ!!」

 

シオン「面白そうと言うか今ので大丈夫なのか?」

 

希「最近、スクールアイドルって流行ってるみたいやし、μ'sにとっても悪くない話やろ?」

 

シオン「確かに悪い話では無いな。なぁ?みんな」

 

海未「取材なんて私は嫌です!そんなカメラに映るなんて」

 

ヤヨイ「けど、人前で踊るので有ればカメラにも慣れとか無いと…」

 

シオン「それに、海未以外はやる気みたいだけど」

 

穂乃果「取材…なんてアイドルな響き」

 

海未「穂乃果!」

 

穂乃果「OKだよね?海未ちゃん。それ見てくれた人がμ'sの事覚えてくれるし」

 

ことり「断る理由は無いかも?」

 

フミ「それと取材させてくれたらビデオカメラは貸してやる」

 

希「そしたらPVとか撮れるやろ?」

 

シオン「PV?一応あるんだな」

 

ヤヨイ「確か、μ'sが3人の時に撮影された物があります」

 

穂乃果「結局、あの動画は誰が撮ってたんだろう?」

 

ことり「海未ちゃん。新しい曲をやった方が良いって言ってたよね?」

 

シオン「それじゃあ、ビデオ撮影は決まりだな」

 

海未「もう、勝手なんですから!」

 

穂乃果「それじゃ他のみんなにも行ってくるね!」

 

穂乃果はそう言うと校内に走って行き、穂乃果を追うように海未とことりも校内向かって行った

 

シオン「元気な奴らだな」

 

フミ「おい、アイツの姿が見えないが何処にいる?」

 

ヤヨイ「ヨウタ君でしたら今日は休みですよ」

 

フミ「たく、またサボりか」

 

希「ほな、ウチらも戻ろうか」

 

フミ「そうですね。それとカメラは預ける。適当に部活動紹介のビデオを取っといて来れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、部室に集まり僕達は撮影したビデオを見ていた

 

希『スクールアイドルと言っても、時間外に授業を受けたり、早退したりなどプロのアイドルのようにはいかない。そのため…こうなってしまう事も』

 

副会長である希先輩がナレーションと解説付きでビデオ撮影した映像を流す。その映像には、授業中にうたた寝をしていた穂乃果さんの姿が写っていました

 

希『昼食を食べて……再び熟睡。そして、先生に見つかる』

 

映像には、昼食を食べて授業中に熟睡し、先生に見つかり机ごとひっくり返るなんともアイドルらしく無い姿が映っていました

 

希『これがアイドルとはいえまだ弱冠16歳。高坂穂乃果のありのままの姿である』

 

穂乃果「ありのまま過ぎるよ!ていうか、いつの間に撮ったの?」

 

凛「上手く撮れてたよ、ことり先輩♪」

 

ことり「ありがとう。こっそり撮るのドキドキしちゃった♪」

 

ヤヨイ「えっ、あれ撮ったのことりさんなの!?」

 

穂乃果「えー!ことりちゃんが!酷いよ~!」

 

海未「普段だらけているからそうなるんです。これからはもう少し…」

 

シオン「さすが海未だな。真面目に練習してる」

 

海未「えっ?」

 

僕達がビデオカメラの続きを見ていると映像の続きだろうか?海未さんが弓道の練習をしている映像が映し出された

 

穂乃果「これは……」

 

ことり「可愛く見える笑顔の練習?」

 

海未「ちょっ!プライバシーの侵害です!!」

 

海未さんは咄嗟にビデオカメラの電源を切り、穂乃果さんとことりさんに見せないようにカメラを取り上げていました

 

穂乃果「よし!こうなったら~、ことりちゃんのプライバシーも……ってあれ?何だろうこれ?」

 

穂乃果さんがことりさんのカバンを見て、何か見つけたみたいですけど…ことりさんが咄嗟にカバンのチャックを閉めて2、3歩程、後ろへと下りカバンを隠しました

 

穂乃果「ことりちゃん?」

 

ことり「なんでもないのよ、穂乃果ちゃん!」

 

フミ(明らかに何か隠したな)

 

希「完成したら、各部にチェックをしてもらうつもりだから、問題があったらその時に…」

 

穂乃果「でも、その間に生徒会長に見られたらどうすれば…?」

 

フミ「あまり、良い評価は貰えそうに無いな」

 

希「まあそこは頑張ってもらうとして…」

 

穂乃果「えー!希先輩なんとかしてくれないんですか?」

 

フミ「甘いな。いくら先輩がお前達の味方だという存在だからって、そう簡単にいける話じゃない」

 

希「フミ君の言う通りや。ウチがやる事は誰かを支えてあげる事だけやから」

 

穂乃果「支えてあげる?」

 

シオン「どういう事だ?」

 

希「まあ、ウチの話はいいんや。さて、次は……」

 

すると、部室のドアから開けて入ってきたのは息があがった状態のにこ先輩の姿でした

 

穂乃果「あっ、にこ先輩」

 

シオン「何っつー顔してんだよ、お前…」

 

にこ「しゅ、取材が来るって本当?」

 

ことり「もう来てますよ。ほら」

 

部室へと入ったにこ先輩は一息つくと、まるで先程とは別人のように自己紹介を始めようとしていました

 

にこ「にっこにっこに~♪みんなの元気のにっこにっこに~の矢澤にこです!えーと、好きな食べ物は…」

 

希「ごめん、そういうのいらないわ」

 

シオン「誰も求めて無いぞ」

 

にこ「えっ?じゃあ、何の取材なの?」

 

凛「部活動の素顔について迫るっていう感じにしたいんだって!」

 

にこ「素顔?…ああ、OK!そっちのパターンね。ちょっと待ってね~」

 

すると、にこ先輩は急にしゃがみこむと髪を結んだ桃色のリボンを程いて髪を伸ばしました

 

にこ「いつも、いつもはこんな感じにしているんです。アイドルの時のにこはもう1人の私。髪をキュッと止めている時にスイッチが入る感じで…。あっ、そうです。普段は自分の事をにこなんて呼ばないんです」

 

にこ先輩のスピーチが長かったので僕達は無視して撮影する為に中庭に向かいました

 

にこ「誰、1人いないの?嘘ー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、中庭では1年生達を取材しようと俺はカメラを回していたのだが…

 

フミ「少し表情が固く無いか?」

 

ヤヨイ「花陽ちゃん、緊張してる?」

 

花陽「う、うん……」

 

凛「緊張しなくても平気!聞かれた事に答えればいいから」

 

希「編集するからどんなに時間かかっても大丈夫やし」

 

ヤヨイ「では早速、撮影始めましょう」

 

フミ「俺も早くカメラを回したいんだが、あそこ…」

 

俺が指を指す方向には、真姫が癖毛を弄っている様子が見える

 

凛「真姫ちゃんもこっち来るにゃ」

 

真姫「私はやらない」

 

シオン「何だよ。ノリ悪いな」

 

希「ええんよ。どうしても嫌なら、無理にインタビューしなくても♪」

 

希先輩はそう言うと、俺からカメラを取って真姫の方に向けて撮影を始めた

 

希『真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの果敢な15歳。これもまた自然の…』

 

真姫「何勝手にナレーション被せているのよ!」

 

希先輩の作戦に真姫は仕方なく凛、花陽と共に撮影する事になった

 

希「まず、アイドルの魅力について聞いてみたいと思います。じゃあ、最初に花陽さんから」

 

花陽「えぇ!?え、えーと……」

 

凛「かよちんは昔からアイドル好きだったんだよね♪」

 

花陽「は、はい!」

 

フミ「じゃあ、次は自分にとってのアイドルは何か答えられるか?」

 

花陽「は、はい。えーと……うっ、プププ!」

 

真姫「ちょっと止めて!」

 

真姫は撮影を止めると、穂乃果が頬を膨らませ変顔をしていた。花陽が笑ったのはこのコイツの仕業だったみたいだ

 

穂乃果「いや~、緊張しているみたいだったから、解そうかな~っと思って!」

 

真姫「大きな御世話よ!ことり先輩も!!」

 

ことり「ガンバッテイルカネ?」

 

ことりがひょっとこのお面を被って話すと、1年生達が笑い始めた

 

真姫「全く!これじゃμ'sがどんどん誤解されるわ!」

 

穂乃果「おお!真姫ちゃんがμ'sの事を心配してくれた!」

 

真姫「っ!?べ、別に私は……と、撮らないで///!!」

 

穂乃果は真姫の方へとカメラを向けると、真姫は顔を赤くして穂乃果に向かって注意する。それから何度か撮影してみたんだが、これといって良い絵は撮れず、ふざけた映像しか残らなかった

 

凛「でも、確かにここまで撮った分だとちょっとね」

 

希「だらけているというか、遊んでいるというか……」

 

シオン「撮れ高無しか…」

 

花陽「えぇ!?」

 

ヤヨイ「これを部活動紹介で出したら、笑われ者になるだけですね」

 

フミ「と言うよりか、スクールアイドルの活動の本番は練習だろ?それを活かせばなんとかいい紹介になるんじゃないか?」

 

真姫「そうね!」

 

穂乃果「よーし!じゃあみんな、張り切っていくよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果達は練習着に着替えて屋上で新曲の振り付けを行う

 

海未「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!」

 

海未がら手拍子し他のみんなのリズムを取り、ヤヨイ、シオンが振り付けを確認する

 

海未「花陽は少し遅いです!」

 

花陽「はい!」

 

ヤヨイ「凛ちゃんはテンポが少し早いですよ」

 

凛「はい!」

 

にこ「ちゃんとやりなさいよ」

 

シオン「お前はステップ、間違ってるぞ」

 

にこ「うっ…分かってるわよ!」

 

シオン「真姫はもっと動きを大きくな!」

 

真姫「はい!」

 

海未「穂乃果、疲れてきた?」

 

穂乃果「まだまだ!」

 

ヤヨイ「ことりさんは今の動き忘れずにお願いします」

 

ことり「うん!」

 

シオン「ラストォー!!」

 

シオンの最後の掛け声に穂乃果達は笑顔を見せたまま、新曲の振り付けが終わる

 

希『かれこれ1時間、ぶっ通しでダンスを続けてやっと休憩。全員息は上がっているが、文句を言う者はいない』

 

フミ「先輩。結構、良い絵は撮れたんじゃないですか?」

 

真姫「どうだった?」

 

希「さすが練習だと迫力が違うね。やることはやってるって感じやね」

 

真姫「まあね」

 

フミ「なぁ?少し気になったんだが、μ'sにリーダーっているのか?」

 

真姫「それは…」

 

ヤヨイ「確かにリーダーって聞いた事無いですね」

 

シオン「俺はμ'sを最初に結成した3人の中の誰かだと思っていたが…」

 

フミ「穂乃果では無いのか?」

 

ヤヨイ「穂乃果さんはリーダーと言いますか…何と言いますか…」

 

シオン「確かに海未のように指示出したりはしないな」

 

俺が疑問をぶつけて見た物の誰1人即答すり奴はいなかった

 

フミ「すまんな。気になったから聞いてみただけだ。希先輩そろそろ俺達も戻りますか」

 

俺と希先輩は屋上から出ようした。すると、突然屋上の扉が開き、俺と希先輩は扉の横に下ざる

 

ヨウタ「うぃ〜す。すまん遅れた」

 

穂乃果「ヨウタ君。遅いよ〜」

 

海未「全く。昨日学校休むからですよ」

 

ヨウタ「いや〜レンと遅くまでゲームして、起きたら昼だったからさ」

 

海未「このままだと本当に留年しちゃいますよ」

 

ヨウタ「まぁ、今ん所ギリギリセーフだな」

 

フミ「おい、勢い良く扉を開けるな」

 

ヨウタ「あ?何でオメーがいるんだ?生徒会が圧力掛けに来たのか?」

 

ヤヨイ「違いますよ。部活動紹介のビデオ撮影に来ていたんです」

 

フミ「もう、用は無い。俺達は戻るぞ」

 

ヨウタ「ハイハイ。じゃあね」

 

アイツが現れると同時に俺達は生徒会室に戻った

 

ヨウタ「変な風に紹介動画作らんよな?アイツ」

 

ヤヨイ「それより、少し気になった事がありまして…」

 

穂乃果「どうしたの?ヤヨイ君」

 

ヤヨイ「μ'sのリーダーって誰なんですか?僕が入った時には決まっていたのですか?」

 

ヨウタ「え?俺は穂乃果だと思っていたけど」

 

シオン「けど、穂乃果は何かリーダーらしい事してるか?」

 

ヨウタ「けど、μ'sを作ったのは穂乃果だろ?」

 

にこ「コレは1度考えるべきね」

 

ヨウタ「そうか?」

 

にこ「そうよ!アイドルにはもっと重要なリーダーが必要よ!」

 

ヨウタ「じゃあ、明日決めるか」

 

シオン「唐突だな…」

 

明日の放課後、俺達はアイドル研究部の部室でリーダーは誰がいいかと会議を始める事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌日。部室でリーダーを決める会議が始まった

 

にこ「リーダーには誰が相応しいか。大体私が部長であること事態、1度考え直すべきなのよ」

 

真姫「リーダーね…」

 

シオン「今の練習風景見てるとリーダーって必要か?」

 

ヨウタ「まぁ、リーダーがいないと成り立たないようなもんだし必要なんじゃねーの?」

 

ことり「私は穂乃果ちゃんでいいと思うけど…」

 

にこ「ダメよ。今回の事ではっきりしたでしょ?この子にはリーダーにまるで向いていない」

 

真姫「それはそうね」

 

ヤヨイ「2人とも口悪すぎですよ…」

 

にこと真姫の言葉にヤヨイは軽くツッコミをいれた。まぁ、確かに酷い言いようだな…

 

にこ「そうと決まれば早速リーダーを決めておく必要はあるわね。PVだってあるし」

 

海未「PV…ですか?」

 

にこ「リーダーが代われば、必然的にセンターだって変わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンターよ」

 

真姫「そうね」

 

花陽「でも誰が?」

 

すると、先輩は急に立ち上がってホワイトボードを裏返す。そこにはリーダーについて丸々と書かれていた。まぁ、俺にはよく分からないけどな

 

にこ「リーダーとは、まず最初に誰よりも熱い情熱をもってみんなを引っ張っていけること!次に、精神的府中に慣れる懐の大きさをもった人間であること!そして、何よりメンバーから尊敬される存在であること!この条件を全て揃えたメンバーとなると……」

 

凛「海未先輩かにゃ?」

 

にこ「なんでやねーん!!」

 

凛の言葉に先輩がツッコミをいれるが、他の俺を含めみんなも何故そこでツッコんだのか疑問に感じていた

 

海未「私が!?」

 

穂乃果「そうだよ海未ちゃん。向いてるかも、リーダー」

 

ヨウタ「待て!穂乃果!お前、それでいいのかよ!?」

 

穂乃果「へ?何で?」

 

ヤヨイ「穂乃果さん。リーダーの座を奪われようとしているんですよ?それで、何も感じないのですか?」

 

穂乃果「だって、みんなでμ'sやっていくのは当然でしょ?」

 

花陽「でも、センターじゃなくなるかもですよ!」

 

穂乃果「おお!そうか!それも大変だ…でも、いっか!」

 

ヨウタ「いいのかよ!」

 

穂乃果のテキトーな判断に俺は驚いたが他のみんなも驚愕した。それはそうだよな…危機感が無いと言うか…意識が低いと言うか…

 

海未「そんな事でいいのですか?」

 

穂乃果「じゃあ、リーダーは海未ちゃんにする事にして…」

 

海未「ま、待ってください。無理です…///」

 

真姫「面倒な人ね…」

 

シオン「なら、ことりはどうだ?」

 

ことり「えっ、私?」

 

凛「副リーダーって感じだね」

 

花陽「でも、1年生がリーダーっていう訳にはいかないし…」

 

にこ「仕方ないわね」

 

ことり「やっぱり穂乃果ちゃんの方がいいと思うけど…」

 

ヨウタ「俺も穂乃果の方がいいと思うんだけどなぁ…」

 

にこ「仕方ないわね!」

 

真姫「私は海未先輩を説得した方がいいと思うけど」

 

シオン「サポートが指示出したりすればリーダー必要無いんじゃないか?」

 

ヤヨイ「PVでセンターを務める為にもリーダーは必要って言ってたじゃないですか」

 

にこ「仕方ないわね!!」

 

花陽「と、投票にするとか…」

 

ヨウタ「それの方が安パイかもな」

 

にこ「し~か~た~な~い~わ~ね~!!!」

 

凛「で、どうするにゃ?」

 

穂乃果「どうしよう?」

 

ヨウタ「どうすんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会議をした結果、リーダーは全く決まらず、時間が過ぎるだけだった。そして、何故か俺達をカラオケボックスへと先輩が連れ込んだ

 

にこ「分かったわよ!じゃあ、歌とダンスで決着を着けようじゃない!」

 

ことり「決着?」

 

凛「みんなで得点を競うつもりかにゃ?」

 

にこ「その通り!一番歌とダンスが上手い者がセンター!どう?それなら文句ないでしょ?」

 

海未「でも、私はカラオケはあまり…」

 

真姫「私も特に歌う気はしないわ」

 

にこ「なら歌わなくて結構!リーダーの権利を消失するだけだから」

 

すると、先輩は後ろに振り返り手元から何か取り出して確認していた

 

にこ「フフフッ…。こんなことも有ろうかと、高得点が出やすい曲はすでにピックアップ済みよ。これでリーダーの座は確実に……!」

 

ヨウタ(ん?何やってんだ?先輩)

 

にこ「さあ!始めるわよ…」

 

ヨウタ「よし、トップバッターは俺だな」

 

にこ「何で、アンタが歌うのよ!」

 

ヨウタ「勝負の前の緊張感をほぐす為の前説みたいなもんよ」

 

にこ「分かったわよ。なら、早く曲入れてよね」

 

ヨウタ「よし、ここは今定番の曲だな」

 

俺は菅田将暉の『さよならエレジー』を選択し歌った

 

穂乃果「ヨウタ君、歌上手だね!」

 

真姫「確かに意外に良い声してたわよ」

 

ヨウタ「よし、次ヤヨイな」

 

ヤヨイ「え!?僕ですか?歌えるかな?」

 

ヤヨイは最近、話題になった国民的アーティスト。米津玄師の『LOSER』を入れる

 

凛「ヤヨイ先輩がこの曲歌えるなんて意外にゃ」

 

海未「ヤヨイも凄く上手ですね」

 

ヤヨイ「人前で初めて歌ったので緊張しました」

 

シオン「じゃあ、次は俺だな」

 

シオンは若者。特に高校生に人気がある今流行りのバンドOfficial髭男dismの『Pretender』を入れた

 

花陽「シオン先輩も綺麗な声してますね」

 

ことり「シオン君。カッコ良かったよ」

 

シオン「最近、ずっと聴いてたから覚えたんだ」

 

ヨウタ「よーし。なら俺はcreepy nutsを〜」

 

シオン「俺とヤヨイでKing Gnu行こうぜ」

 

ヤヨイ「白日と傘なら歌えると思いますが…」

 

にこ「何、アンタ達が楽しんでるのよ!!」

 

ヨウタ「ええ…ダメ?」

 

にこ「私達は勝負しに来たの!もう、前説は終わりよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、さっきまで仲良く話し合っていた穂乃果達だったが、カラオケでの得点は皆90点以上を叩き出した。それを見た先輩は少し焦っていた。そして、次にダンスで競う為に俺達はゲームセンターへと移動した

 

にこ「次にダンス。今度は歌の時みたいに甘くないわよ!」

 

先輩がダンスで使用するマシンについて説明するが、俺達サポート3人が隣で平気にUFOキャッチャーをしていたので、他のみんなもそこに釘付けだった

 

にこ「だから緊張感もってって言ってるでしょ!!」

 

凛「でも、凛は運動は得意だけど、ダンスは苦手だからな~」

 

花陽「これ、どうやるの?」

 

ヤヨイ「足元の矢印ボタンをタイミング良く踏むんですよ」

 

にこ(プレイ経験ゼロの素人が挑んで、まともな点数が出る筈がないわ。フフフッ…、カラオケの時は焦ったけどこれなら…)

 

ヨウタ「お、ずけーな2人共」

 

ヤヨイがゲームのやり方を説明する為にプレイをする。何故か凛も一緒になってプレイしているのだか、2人共すげー上手い

 

ヤヨイ「凛ちゃん凄いですね」

 

凛「なんか出来ちゃった♪」

 

シオン「ヤヨイもやるじゃん」

 

ヤヨイ「昔から僕はやっていたので」

 

そして、ダンスの得点の結果。みんなカラオケの点数とほぼ同じような結果になった

 

ことり「面白かったね♪」

 

シオン「けど、中々勝負つかねーな」

 

さすがの先輩もヤバイと思ったのだろうか、急遽、1つ項目を追加して俺達はアイドルショップ店の前まで連れてこられた

 

にこ「歌と躍りに決着が決まらなかった以上、最後はオーラで決めるわ!」

 

ヨウタ「オーラ?泉とか」

 

ヤヨイ「それは、昔やってたテレビ番組ですよ」

 

にこ「アイドルとして1番必要といっても過言ではないものよ。歌も下手、ダンスもイマイチ、でも何故か人を引き付けるアイドルがいる。それは即ちオーラ!人を引き付けてやまない何かを持っている事よ!」

 

花陽「わ、分かります!何故か放っておけないんです!」

 

海未「でも、そんなものどうやって競うのですか?」

 

にこ「フフフッ…、これよ」

 

そう言って先輩はチラシを俺達に見せる。多分、先輩の考えはチラシを使って時間内に多く配り終えた者がオーラがあるという何とも強引なやり方に違いないだろう

 

にこ「オーラが有れば黙っても人は寄ってくるもの。1時間で多く配れた人が1番オーラがあるって事」

 

ことり「ちょっと強引な気がするけど…」

 

ヨウタ「まぁ、宣伝になるし良いんじゃねーか?」

 

シオン「つーか、俺達も配るのかよ」

 

ヤヨイ「僕達は勝負しませんが一応、宣伝の為にと思って…」

 

ヨウタ「うし、じゃあやるか!」

 

そして、俺達はチラシ配りを始めた。意外にも通る人達から受け取ってもらえたのだが、なんと、先にチラシを配り終えたのはことりだった

 

穂乃果「ことりちゃん。凄い!」

 

シオン「全部配り終わったのか!?」

 

ことり「気付いたら無くなってて…」

 

スゲーな。あんな短時間で配り終えるなんて…ん?先輩どうしたんだ?落胆してるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺達は競争を終え部室に戻る。

 

ヨウタ「う〜ん。どっこいどっこいだな」

 

なんと、結果はみんなほぼ同点だった

 

ヤヨイ「そうですね。総合的な点数で見ると殆ど一緒ですね」

 

ことり「結局はみんな同じって事なんだね」

 

凛「にこ先輩も流石です。ちょっとしか練習して無いのにみんなと同じ点数なんて」

 

にこ「あ、当たり前でしょ…」

 

真姫「でも、どうするの?これじゃ決まらないわよ」

 

花陽「う、うん。やっぱり、リーダーは上級生の方が…」

 

にこ「仕方ないわね~」

 

凛「凛もそう思うにゃ!」

 

真姫「私も特にやる気ないし」

 

にこ「アンタ達ぶれないわね…」

 

穂乃果「じゃあ、いいんじゃないかな?無くても」

 

ヨウタ「リーダー無しって事か?」

 

穂乃果の突然の言葉に俺達は驚きの声を上げた

 

穂乃果「リーダー無しでも全然平気だと思うよ。みんなそれで練習してきて、歌も歌ってきたんだし」

 

海未「しかし…」

 

ヤヨイ「それは少し強引な気が…」

 

にこ「そうよ!リーダー無しのグループなんて聞いた事ないわよ!」

 

真姫「大体、センターはどうするの?」

 

穂乃果「それなんだけど、私考えたんだ。みんなで歌うってどうかな?」

 

シオン「みんなで?」

 

穂乃果「家でアイドルの動画とか見て思ったんだ。なんかね、みんなが順番に歌ったら素敵だな~って。そんな曲、作れないかな~って」

 

花陽「順番に…ですか?」

 

穂乃果「うん。無理かな?」

 

海未「まあ、歌は作れなくはないけど…」

 

真姫「そういう曲、悪くないわね」

 

穂乃果「ダンスはそういうの無理かな?」

 

ことり「ううん。今の7人なら出来ると思うけど」

 

穂乃果「じゃあ、それが一番いいよ。みんなが歌って、みんながセンター!」

 

穂乃果の考えに全員が一致し、全員がセンターする事になった。そして、俺達は屋上に向かったのだが、新曲の練習を開始しようと穂乃果は先に一直線で屋上へと掛け登る

 

ことり「結局、リーダーは決まらないままになったね…」

 

海未「いえ、もう決まっていますよ」

 

シオン「はぁ?誰なんだよ?」

 

ヨウタ「分かんねーのか?アイツだよ」

 

真姫「不本意だけど」

 

海未「ええ。何にもとらわれずやりたい事をただ怯まず真っ直ぐ進んでやっていく。それは穂乃果にしか無い物かも知れません」

 

ヨウタ「そうだな。そのせいで俺もサポートやったような物だし」

 

海未の言葉を聞いたシオンは階段を懸命に駆け登っていく穂乃果の姿を見て、理解したのか納得したように頷いた

 

穂乃果「じゃあ、始めよう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして練習で完璧に振り付けを覚えPV撮影がスタートする

 

ヨウタ「よし、カメラOK」

 

ヤヨイ「コッチも準備は大丈夫見たいです」

 

シオン「よし!撮影スタート!」

 

『これからのsomeday』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、PVが配信され生徒会室では絵里、希、フミがμ'sの新しい動画を見ていた

 

絵里「何を言ったの?」

 

希「ウチは思った事を言っただけや、誰かさんと違うて」

 

フミ「俺は希先輩に撮影を頼まれただけです」

 

俺は面倒くさい事に巻き込まれたくなかったので生徒会室から立ち去った

 

希「もう認めるしかないんやない?絵里ちが力を貸してくればあの子らはもっと…」

 

絵里「なら希が力を貸してあげれば!」

 

希「ウチやない。カードが言っとるもん、あの子達に必要なんは…絵里ちや」

 

絵里「ダメよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、俺はレンと通話しながらゲームをしていた

 

レン「新曲のPV見たよぉ〜。よく出来てるね〜」

 

ヨウタ「コレで注目が集まれば良いんだけどな」

 

レン「人数も増たんだし、これからもっと忙しくなるね」

 

ヨウタ「まぁ、そうだな。けど生徒会がどう見てるかだな」

 

レン「何〜まだフミちゃんと揉めてんの〜?」

 

ヨウタ「別にアイツは関係ない。生徒会がそもそも学校存続に向けてのアイドル活動を良く思って無いんだよ」

 

レン「なら、フミちゃんと仲直りして活動を理解してもらえば良いじゃん」

 

ヨウタ「なんで、アイツが出てくんだよ!」

 

レン「だって、その方が手っ取り早いじゃん」

 

ヨウタ「うるせーな!寝るぞ!」

 

レン「待って!あと1回だけクエストやろ!」

 

そして、俺はレンとのゲームを終え寝る事にした

 

ヨウタ「じゃ、またな」

 

レン「お疲れ〜」

 

ヨウタ「よし、寝よう」

 

俺は部屋のカーテンを閉め、部屋の電気を消そうとしたら壁に掛けてあるカレンダーが目に止まった

 

ヨウタ「もうすぐ。夏か…」

 

早い物だな。もう、折り返し地点だなんて…そうか、あの事件も去年の夏頃だったんだな。俺はふと1年生の頃を思い出した

 

つづく




もう少し更新ペース上げないとかな?まぁ、ネタバレになるかと思いますが少しヨウタの過去の話だったり今後出てきます
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