歴史はヒーローになれるのか   作:おたま

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日系人よ異邦の国の為に尽くせ

東條英機



青年説明を受ける

二週間後。伝馬は雄英にきていた。

 

隣には、東條がいる。

他の6人は、用事があるらしい。いったい何をやっているのだろうか。

 

校門の前には、ボサボサな髪をしている男と、よくわからないネズミが立っている。

 

「やあ!君が大歴伝馬君だね!!」

なんと、ネズミが喋った。

 

二人は少し驚きながら、答える。

 

「はい。大歴伝馬です。」

 

「そして・・・。東條さんだね…」

 

「はっ。東條であります。本日は呼ばれてはおりませぬが、我々の代表として付いて行くことに相成りました。本日はよろしくお願いいたします。」

 

 

東條英機。日本の陸軍軍人、政治家。

 

父は陸軍中将の東條英教。

 

若い頃から軍人を志し、陸軍士官学校に入校。

1935年(昭和10年)9月21日には、大陸に渡り、関東憲兵隊司令官・関東局警務部長に就任。

1938年(昭和13年)5月、、陸軍次官、陸軍航空本部長に就く。

1940年(昭和15年)7月22日から第2次近衛内閣、第3次近衛内閣の陸軍大臣を務めた。

そして、1941年。内閣総理大臣となり、アメリカに宣戦布告。

終戦後、A級戦犯として死刑にされた。

 

「私は、根津、雄英高校学校の校長さ!!よろしく頼むよ!!」

 

「相沢です。よろしくお願いします・・・。」

 

四人は、あいさつを終えると、学校の中に案内された。

 

 

 

伝馬と東條は応接室へ案内され、応答をすることとなった。

伝馬は座ったが東條は、椅子の前で立ったままだ。

 

「申し訳ないが話をする前に、私たちの疑問に答えていただきたい。」

 

東條が、言った。

 

「なぜ私たちの軍隊が獲得した点を、伝馬の得点に加えない。私たちは伝馬の個性だぞ。」

 

「それは、君たちが危険だからさ。」

”何故?我々はただの個性だ、彼の手柄になるだろう。”と東條が言う。

 

「確かに君たちは彼の個性さ。大歴君のほかにも、個性で生き物を操ったり、自分で物事を考えるモンスターを体から出す個性もある。

だが、君たちは政治家として生きて来ただろ?それに君たちにはしっかりと考える頭があるから、勝手に出てこれるのかもしれないよ。まあ、今は何とも言えないけどね。」

 

「君以外の人がココにいないのが証拠だね。」と根津は得意げにに話す。

 

「勝手に現世に出られるのであれば、君たちは人間と同じさ!」

 

「なぜ人間と同じなのか?我々は百年前に死んでいるのだぞ?」

 

「だからこそ、君たちは個性なのか、人間なのかを判別しなきゃいけない。君たちが個性と分かれば、君たちのポイントは大歴君に加算される。逆に君たちが人間なのであれば、大歴君の個性ではなく人間として今後は扱うよ。その時はもちろんポイントは加算されないよ。」

 

「ではどうやって?個性を消せる個性でもあるというのか?」

 

「あるよ。じゃないと、彼をここに呼んだ意味がない。」

 

と言いながら、根津は隣の相沢を指さした。

 

「彼の名前は、相澤消太。個性は『抹消』さ!「抹消ヒーローイレイザーヘッド」として活躍している!!」

 

 

 

相沢はもともと、彼の個性に興味があった。

彼の個性はどうやら軍隊を出す能力だ。最初に7人出してから、ネズミ算的に増えていったから、きっと7人の男たちが出したのだろう。

私の個性で彼らをどれだけ消せるのだろうか。

少しだけだが、興味が出た。

だから、根津校長の誘いに乗ったのだ。

 

 

相沢、いや。イレイザーヘッドは個性を発動する。

其れを見た瞬間、東條も軍人を召喚する。

 

召喚した瞬間。周りの軍人が居なくなった。嫌、抹消されたのだろう。

 

だが一人だけ、抹消されていない。東條だ。東條だけ抹消されていない。

全く分からないが、彼は消えていなかった。

 

「貴様何をした!!!」

 

東條は軍刀を持ち威嚇する。

 

伝馬が必死に止めている。

 

「まあ、理由はわからないが君は抹消できなかったのさ。」

 

「質問にはちゃんと答えろぉ!!」

 

日本刀で根津を切り裂こうとするが、包帯のような布に止められる。

 

「落ち着け、おっさん。」

 

「オッサンではなぁい!!!」

 

落ち着かせるのにずいぶんと時間がかかった。

 

 

「なぜ消えないかは、雄英でゆっくりと探せばいいさ。」

 

ボロボロになった応接室では、とりあえずまとめに入ろうとしていた。

 

「あと、君たち七人は、彼が雄英にいるときは絶対に、雄英にいなくてはならないよ。」

 

「何故?私たちは、個性ではないから別にいいだろう。」

この男、言っていることが真逆になっている。したたかな男だ。

 

「私たちがポイントを元々入れなかった理由は、君たちが危険だからだ。さっきの個性化の抹消は、いざと言うときに止められるか否かの実験だよ。

君たちを個性と認めてしまったら、いつでも君たちは軍隊を召喚できるようになってしまうからさ。そしてその責任は、もし彼らの独断だったとしても、大歴君の責任になってしまうからね。」

 

彼らの目はまるで思想犯のような目だった。そんな人々が好き勝手に個性を使ったら一体どうなってしまうのだろうか。ディストピアのような世界になってしまうだろう。

 

「それでもお前たちは、ヒーローの免許を取ったら、いつでも召喚できるようになってしまうがな。延命処置みたいなものだ。そして大歴。お前、個性を扱えられていないじゃないか。よく雄英に合格できたな。」

 

そう。普通ならこんな個性、ヒーローにはなれない。圧倒的にヴィラン向きの個性だ。見た目などではない。中身の部分がだ。

これらは、1億人近くに達するまで殺し合いをやめなかった人々だ。そんな人達がヒーローになる倫理観を持っているのだろうか・・・

きっとヒーローになりたいという夢は、彼にとっては非常に重く、険しいものだろう。

 

だからこそ、雄英に合格ができたのも事実。危険すぎるから味方に引き入れたいという理由もあるだろう。

 

だから、この相沢は反対しない。事実、伝馬の個性は制御できていない。ヒーローにはなれないと思うが、此処で合格できなくてヴィランになったほうが、もっと悍ましいことになるからあえて反対しなかった。

 

「あぁ、大歴の担任は俺になる予定だ。その間に個性を制御できるようにしやる。何かこいつらが問題を起こしたりしたら、退学だからな。覚悟しておけ。

 

そう。彼は、自分で伝馬の教師になると志願したのだ。個性をしっかりと制御できるようにするために。彼を世間の風評に負けない立派なヒーローにするために。

今回は、東條に個性を使ったが、今度は大歴に使ってみるか。東條が消えるかもしれないしな。

 

 

後、1か月。1か月たてば、新生活が始まる。彼は、ようやくヒーローへの一歩を踏みしめることができるのだ。

彼らの風評をましにするため。軍隊の評判をよくするため。

 

そして、伝馬自身の夢を叶える為。やることは実に多い。

 

大変であろう。




日本は理不尽にまみれてる。そういう理不尽を、覆していくのがヒーロー

相澤消太

入試試験のポイントに批判があるので、軍隊のポイントを追加するか否か、決めようかなと思います。追加するのであれば、新しく書き直します。

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