歴史はヒーローになれるのか   作:おたま

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人々を笑顔で救い出す“平和の象徴”は決して悪に屈してはいけないんだ私が笑うのはヒーローの重圧そして内に湧く恐怖から己を欺く為さ

オールマイト



青年は受け取る

「んじゃ次の英文のうち間違っているのは?」

 

プレゼントマイクがいつもとは違う落ち着いた様子で話す。

 

彼らは、雄英にいる。

 

二日目である。他の高校とは違い、二日目からもう授業があり、しかも午後もある。

流石雄英。他とは違う。

 

午前は必修科目・英語等の普通の授業を行う。

 

「おらエヴィバディヘンズアップ。盛り上がれー!!!!」

 

実に普通の授業で実につまらない。らしい。

 

それもそのはず。後ろには、授業参観宜しく、ルーズヴェルトと、チャーチルが見ているからだ。

 

英語圏に住んでいた人たちが英語の授業を見ている。

ミスってしまったらすぐに指摘されてしまい、教師としての権威がなくなってしまう。

教師はガチガチだろう。

 

因みに1-Aの生徒は、もちろん気づいている。だが彼らにとっては、雄英の関係者のように見える。なので、生徒達は誰だ?と、思いながらもスルーしている。

伝馬は嫌な汗が出ていただろう。

 

多分だが、彼らが見ていなくても、授業は普通につまらないだろう。

 

 

 

そして、昼には大食堂で一流の料理を安価でいただける。

そして、調理はクックヒーロー ランチラッシュが行っている。

 

「すまないが、調理の君。まだ足りないんだ。追加で、メンチカツ定食を4つ作ってくれないか。」

 

そう料理の追加を頼むのは、黒の海軍軍服を纏い、胸には勲章メダルを沢山つけている。

そして、老齢の顔つきをしており、目はたれ目である。

だが、目からは、誇りが感じられる。

 

大日本海軍中将 山口多聞である。通称は『人殺し多聞』。

 

彼は、大飯ぐらいである。

戦艦大和に招かれた際、大和自慢のフランス料理のフルコースを平らげて「美味いが量が少ねぇ」と苦言を呈した程である。

 

そんな彼は、メンチカツ定食をもう14食平らげている。途中、主食10食位から、パンに変えていたが、結局白米に戻って平らげている。

 

凄まじいものである。

 

伝馬の財布が心配だ。

 

因みに、ランチラッシュは楽しそうにメンチカツを作っている。

 

「白米に落ち着くよね。最終的に!!」

 

 

 

そして、午後の授業は、クラスの皆が待ちに待っていた授業だ。世界史Aではない。

 

ヒーロー基礎学である。

 

ドアから、大きな声がする。

 

「わーたーしーが!!普通にドアから来た!!!」

 

HAHAHAHAと言う笑い声と共になんと、オールマイトが赤と青、そして銀色のヒーロースーツを纏ってやってきた。

 

「オールマイトだ・・・!!すげえや。本当に先生やっているんだな・・・!!!!」

 

銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームだ・・・!画風が違いすげて鳥肌が・・・」

 

生徒が感嘆の声を漏らす。

 

そして、オールマイトが授業の説明を始めた。

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ。早速だが、今日はコレ!!戦闘訓練!!!」

”BATTLE”という、カードを持ちながら言う。

 

 

「戦闘・・・訓練・・・!」

 

その言葉に、わくわくする者。ドキドキする者。キラキラする者。

様々な心境だ。

 

「そしてそいつに伴って・・・こちら!!!!」

 

!?

 

「入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」沿ってあつらえた・・・。」

 

戦闘服(コスチューム)!!!」

 

「おおお!!!」

皆のテンションは有頂天である。

 

「着替えたら順次”グラウンド・β”に集まるんだ!!」

 

『はい!!!』

 

 

 

今、1-Aは、着替えて”グラウンド・β”にいる。

 

「恰好から入るってのも大事な事だぜ少年少女!!自覚するのだ!!!!今日から自分は・・・」

 

ヒーローなんだと!!

 

 

皆、思い思いの戦闘服(コスチューム)を纏っている。

鎧のような服。ロボットのような服。

如何にも、ヒーロー!!という感じの服装ばかりでとても格好いい。

 

そして、我らが主人公。大歴伝馬もまたいる。

 

彼の服装は、軍服だ。

グレーのフランス式のコート状の軍服。ボタンはダブルブレスト式になっている。所々に金と赤の装飾が施されている。

ライディングパンツのズボングレーだ。そして、黒のブーツを履いている。

ブーツを履いているので、ズボンの上の部分はブカブカだ。縄で足を靴と共に縛っている。

手には、滑り止めのための白の手袋をしている。

黒のベルトをしており、その脇には、ポーチがある。ベルト通しには、各国の7つのドックタグが一か所に掛けられている。

そして、軍刀が二本差されており、一つはフランス式のサーベルの様な軍刀を差している。柄は黒い。鍔で、手や指を保護している。鍔の色は、金色だ。刀身は銀色に輝いている。鞘は、黒いが、花のような装飾があり、色は金色だ。

そう。大礼服時の軍刀だ。

そして、日本刀の脇差を差している。鞘と柄が茶色であり、刀身は、銀色で光り輝いている。

ケピ帽を被り、色は、軍服に合わせたのか、黒色だ。

黒色のマフラーで口元を隠している。

 

七か国の軍服の特徴を合わせたような戦闘服(コスチューム)だ。アンバランスに見えるが、整っている。

 

 

「さあ!!始めようか。有精卵ども!!」




私は間違っているが、世間はもっと間違っている

アドルフ・ヒトラー

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