アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件〜Second Bullet〜 作:100¥ライター
ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス (この素晴らしい世界に祝福を!)
パワー:A
サポート:C
スピードB
体力:B
頭脳:D
将来性:A
ユウキと同じく雑に扱っても強さを発揮する強キャラ。
勇者の血を引いており、その勇者が所持していた「なんとかカリバー」(本人談)を振るう。
全ての能力が高水準な上にまだまだ強くなる才能を秘めている。
隼人にとっての二番目の仲間。ユウキと同じく基本的にこちらからあまり指示は出さない。
「エルルちゃんの特権ルールです」
「そうじゃなくて…こっちは何でこんなルールを入れたんだって聞いてるんです」
どんなマスターも戦闘能力が爆発的に…イグザシオンがある限り永続強化。こんなものが知れ渡ればイグザシオン目当てでエルルを取りに来る輩が出てくるだろう。
「神々曰く『聖剣イグザシオンが生まれたら面白いだろう』とのことで生まれたらしいです。無論、倫理に著しく反するこのルールの実装に反対した神々もいました。リスタルテさんやアリアドラ。この名前に聞き覚えはありますよね?」
あぁ、ある。よく聞いた名前だ。慎重勇者の世界における神々だ。やはりあいつらは反対してくれたんだな。
「ですが、あまりにも賛成派が多かったことで彼女達の意見は無視され、史上最悪のルールが押し通されてしまいました」
「そして理由はもう一つ。ただ単純にエルルちゃんが実力不足だからです」
「…やはりそうか」
「ワイズさんとメディさんはすぐに実装されました。確かに他の魔法職キャラより扱いにくいですが、実力のあるマスターであれば彼女達を率いて問題なく勝利出来ると判断されたからです。ですが、真人君には特別な措置を。ポータちゃんは…少し言い方が悪くなりますが、お二人や真々子さんの付属品…という扱いをさせることでやっと現界させられるようになりました」
大好真人。職業は勇者。空中にいる相手に対しての特攻を持っているのだが、持っているスキルは汎用性に著しく欠けるものが多い上に能力も特別高くはない。普通の男子高校生というものを忠実に再現しすぎてしまったためだろうか。確かに運用に困るキャラだ。調整が入っても何らおかしくはない。
ポータの職業は商人。そもそも戦闘員ではない。そしてダメージも入らないようになっているので仕様上にも問題があった。だから今回は直接干渉は出来ない特別サポートキャラという措置に落ち着いたのだろう。
スゲーよく分かる。残念な性能だったらガッカリするよな。
エルルもその犠牲者か。
「…神々に伝えておいてください。聖剣イグザシオンは使わずに勝つ。…と」
「…そうですか。先程は私の伝達ミスがありましたが、貴方の元には近いうちに必ず勇者がやってきます。それまでどうにか…耐えてください」
耐えてください…?それは一体…
「それでは、第四の試練…ファイトでーす!」
白瀬さんの謎の言葉が胸につっかかった俺は防具に考えうる限り大量の能力をエンチャントし、第四の試練に臨んだ。
〜
第四の試練…ステージは一面の砂漠か…こりゃあクリア条件探しから始めなきゃいけないやつか?だが、それにしても…
「はぁ…暑い…」
「暑いとか言わないでよ、マスター。こっちまで暑くなるでしょ…」
「全く…暑いと言ったからといって涼しくなるのですか?」
ワイズが珍しく正論を…そしてメディよ。お前は中々辛辣だな。
「あぁ、マスター君。涼しい…楽ちん…」
そしてエルルは俺がおんぶしてる。体力面を考慮した結果、俺がおんぶするのが最適解となったからだ。いざという時俺かエルル。どちらがベストコンディションであるべきか。少し考えれば分かるだろう?
「ねぇ、ポータ。実は冷たいジュースとか持ってきてたりしない?」
「はい!自分、持ってきてます!」
『ください!!』
ポータのバッグは保温、鮮度維持の機能が付いている。そしてどんな大きな物もサイズを問わずに収納ことが可能。それ故に準備さえしていればこの砂漠地帯であろうと冷たい飲み物をいつでも飲める。
「その前に…エルルはともかく…ワイズ、メディ。お前らはとりあえず離れような!!」
「いや、だってあんたから離れたらあたしが暑いでしょ」
「マスターの服には温度調整の魔術を施してあるんですよね…ズルいですよ。自分だけ快適だなんて。事実マスターの周りは少し涼しいではありませんか」
お前らがくっついたら俺が暑い…ってか、この暑さはどう考えてもおかしいだろ…異世界にこういう世界があったっけか?それかそういう惑星か…他に疑う要素があるとしたら…
待て、何故あそこにある岩は溶けているんだ…?そしてオアシスらしき場所に水が1滴すらないのは何故だ?
「お前達、俺達は今…敵から攻撃されている可能性が高い」
「な、なんか聖哉君みたいに慎重だね…」
慎重というか…ここまで疑わしい要素が揃えば誰だって疑うだろう。聖哉は最早未来予知に届きうるレベルの先見の目を持ってるからな…
「なるほど。それで、具体的にはどのような敵ですか?」
「俺の推測だが、ジョジョのアラビア・ファッツやワンピースのオーブン辺りが—」
「はぁ、馬鹿らし…警戒しすぎよ。いい?砂漠は数10km先まで見渡せるのよ?それで見つからないってことはいないのよ。それよりジュースを貰うわね…」
ワイズがオレンジジュースを手に取った瞬間。グラスに向かって、レーザーのようなものがあの馬鹿デカい太陽から射出された。…これは間違いない。ジョジョの『太陽』のスタンド使いであるアラビア・ファッツだ。
「あ、あはははは…に、逃げるわよ!マスター!あたしがテレポートで飛ばすからそのまま捕まって!!」
「その必要はありませんよ、ワイズさん。私が既に詠唱を終えています。何処に飛びますか?」
流石、メディ。良い判断だ。先程の太陽の狙撃でおおまかな位置は特定した。ならそこから隠れる位置に飛ぶ!
「飛ぶならあそこの岩陰だ!これより持久戦を始める…」
〜
「それにしても凄いね。まるで聖哉君みたい!」
「いいや、あっちの方がもっと凄いよ。俺には思いついた策を実行する力が無いんだからな」
「そのために私がいるのですよ。マスター」
「メディ、お前…」
「…ですのでワイズさんにはそろそろ見切りを付けても良いのでは?」
「はぁ!?あたし前の試練で引き抜かれたばかりなんだけど!?」
「お前ら、言い合いは一旦そこまでな。敵に気付かれる」
敵は太陽のスタンドだと分かった。それを何かしらのスキルで探しにくくさせているのだろう。本体はひ弱なので探せば秒殺だが、それが一番難しい。出来れば苦労はない。
あとは持久戦とは言ったが…あの太陽はラクダが倒れるような高温を発しているんだぞ…?持って数分か?
「ポータ、氷や飲み物の貯蓄は充分か?」
「どちらもあります!今日くらいなら大丈夫です!」
オッケー、今俺達はサウナに入っているような感覚だ。適宜水分補給をしながら敵を確実に探して可能な限り早く仕留める。
「まずは鏡のように左右対称になっている箇所がないか探してくれ。本体は必ず近くにいる。次にこの能力の対象は本人とて例外ではない。何かしら対策してなきゃおかしい。だから必ず致命的な穴があるはずなんだ」
明確な位置が分かれば楽だが、曖昧ならここら一帯ブチ飛ばせる火力がなきゃ逆に位置を特定されて集中砲火を受けるだろう。生憎ワイズには超広範囲兼超高火力技は無い。立ち回りでどうにかするしかない
メレオロンの神の共犯者か?いいや、メレオロンであればスタンドごと消えることでここら一帯は夜のままになるだろう。
ネウロのイビルブラインド?違うな。ネウロがいるならこんな回りくどい手をわざわざ使う必要はない。透明化を他の者に適応可能な能力者は意外と少ない。
「全てを消せるアブサロム。もっと言えば光属性がよくやる光の屈折で隠れているか…能力者はこの辺りが怪しい。位置も先程の狙撃のおかげでおおよそは分かるが、明確な本体の位置が分からない」
「時間はあまりない上、もし何かしら行動を起こせば先に私達の位置が特定されてしまいます…」
どうする…俺、ワイズ、メディが囮になって、ワイズとメディに交互にテレポートさせる作戦をするか?いいや、それは太陽以外敵がいないと分かってからやれる奥の手だ。
「ん…?」
岩が砂に飲み込まれた…いや、違う!透明化させちまったってことだ!
敵は自分の周辺を透明化させながら移動している!
「メディ」
「…そういうことですよね。安心してください。分かっていますから」
「え?ちょっと待って、何が分かったの?」
「ワイズはこの石に爆破能力を付与!その後でメディにバフを!エルルはメディにクイック!」
「さーて、反撃といこうじゃないの!…って、メディ?」
「いいから!」
「うん、分かったよ!マスター君!」
「メディ、やれ」
「えぇ…いきます…よっ!」
ブォン!速度強化や攻撃力強化、爆破属性付与。可能な限りの強化を尽くし、メディが石をぶん投げた。
「甘いな、こんなもの余裕で取れ、ぶほぉっ!」
透明化させていたのはアブサロムか。だが、甘い。キャッチしようが爆発は避けられないのだからな!
「ドギャス!」
辺り一面が夜になったことで太陽のスタンド使いアラビア・ファッツの撃破は確認された。
「いよーっし!あたし達の勝利ね!!」
「やりましたね、マスター」
「メディさん、凄いです!」
「いいや、まだだ。まだアブサロムの退場を確認していない。やつは近くにいる可能性がある」
透明化系能力者の注意事項はそこだ。倒したと思い込みがち。そこにつけ込まれる。
「ワイズ、地面に氷の膜を張れ。氷で捕らえた場所。あるいはその後、わずかに割れた所がやつの位置だ。薄氷を割らずにここまで辿り着けるほど奴は器用ではない」
「わ、分かったわ!」
夜になればこちらのものだ。薄氷を張ろうが、溶けることは…
『そんなまどろっこしい真似をする必要はない』
「この声は!」
エルルにとっては聴き慣れたあいつの声。そしてそれは俺にとっても同じ。あの勇者がやってきた
〜
マスター津島隼人のキャラ評価
アラビア・ファッツ(ジョジョの奇妙な冒険第三部)
パワー:A
サポート:A
スピード:E
体力:E
頭脳:B
将来性:E(完成済)
既にやることが完成されており、テンプレムーブを愚直に行うだけで割と勝てるスタンド。ただやることは籠もって暑さとビームで相手をじわじわ嬲り殺すという害悪ムーブ。
これを作中でやった通り透明化などで更に援護すると彼の生存能力に磨きがかかり、害悪レベルが急上昇する。
しかし、弱点としてある程度本体が近くにいなければならない。これ故に津島隼人におおよその位置を割り出され、アブサロムが近くの岩まで透明化させてしまったために完璧に位置を特定されてしまった。
〜
『
巨大な爆炎がアブサロムがいたであろうエリアを覆い、焼き尽くした。
そして彼の目論見通りアブサロムは業火に焼かれ退場した。
「退場確認…。相変わらずえげつねえな。お前は…」
「あっ、やっぱり聖哉君だ!!」
「まさか…あんな敵を倒すのにここまで時間がかかるとはな。おまけに一人取り逃がしていたとは。先が思いやられる」
「はぁ!?何よ!あんたさえ邪魔しなければあたしだけでもちょちょいと倒せたんだから!」
「…と、コロネ頭は言っているが、正直どうだった?エルルのマスター、こいつだけでどうにかなったか?」
「…なった可能性20%…と、いったところだろうか。今回はアブサロムだけだったが、他に敵がいた可能性は充分あるし、そうでなくともアブサロムが飛んで襲いかかってくる可能性もあったし、透明化させている魔法封じのアイテムを急に出してくる可能性もあった。それに最悪の場合、ワイズが持病のせいで急に魔法封じ状態になってしまう可能性もあったからな。難しいところだ」
俺の考察を一通り聞いたところでフンと鼻を鳴らし、それみたことかとワイズに目をやる。そして何故かメディも同じように目をやる。
「マスター、あんた少しはあたしのこと信頼しなさいよ!ていうか持病の魔法封じって何よ!あたし好きで魔法封印されてるわけじゃないんだけど!?」
無論信頼はしている。ただ信頼とかじゃなくてさ、誰にでも起こりうることだったりするんだよ。
「着眼点は悪くなかった。特定速度も及第点ではあった。しかし、危うく一人を取り逃がすところだった。もし瞬間移動や飛行能力で逃げられていたら…より面倒なことになっていたぞ」
「…あぁ、そうだな。気をつけておくよ」
「しかし、エルルの補助魔法の使い方は中々だった。何の因果かお前はエルルのマスターになったわけだ。…俺の荷物持ちに何かあったら承知しないぞ。しっかり面倒を見ておけ」
「あぁ、もちろん。任せておいてくれ」
「もう!!何なのよ、あんた!いきなり現れたかと思いきやさっきから随分生意気な口を!…いいわ。この超絶賢者ワイズがぶっ倒してやるわ!あんたを倒せば試練クリアなんだから!!」
「待て、ワイズ!お前じゃ…」
勝てないと言い切る前にどこからかアナウンスが聞こえてきた。
「ふむ、患者エイズか。お前の挑発に乗ってやってもいいが、今はこれでお開きらしいぞ」
「賢者ワイズ!!賢者!ワイズ!!ケンカ売ってんの!?てかお開きって…」
『生き残ったマスターが2人になったので以上で第四の試練を終了します!』
「隼人。貴様に伝言がある。エルルがいるなら話は早い。今から30分後、待機室に戻った後マスターとエルルだけで統一神界に来い。以上だ」
「おい、待て。門を開くには…」
リスタみたいな神の力が必要-—と言い切る前に聖哉が説明を行った。
「マッシュとエルルは門を開けるようになっているはずだ。あとで確認しろ」
そうした雑で全く足りない説明をした後、すぐどこかへ飛び去ってしまった。
〜
マスター津島隼人のキャラ評価
竜宮院聖哉(この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる)
パワー:A
サポート:A
スピード:A
体力:A
頭脳:A
将来性:B
女神リスタルテが召喚した一億人に一人の逸材と呼ばれた勇者。
剣メインで戦うが、火属性の魔法や拳。魔法弓といった様々な技を使いこなして戦う。
彼のありえないくらい慎重な戦闘スタイルはたとえステータスでは格上の相手であっても確実に勝利を手にする。それを可能にするのはひとえに彼の圧倒的な先見性と用心深さであり、常にあらゆるパターンを想定して行動する。
もしも彼が仲間になったのであれば戦闘の方針については彼に逆らわない方が得策であろう。つまり余計な事はしない方が良い。口が悪く、傍若無人ではあるもののマスター第一で行動してくれるだろう。
一見完璧に見えるが、ステータスが既にカンストしてしまっているという弱点がある。スキルを凄まじい速さで習得出来るが、元のステータス自体はもう一切上がらない。ただその点は彼自身もよく理解しており、それを補うように数多のスキルを駆使して戦う。
〜
「行かれるのですか?マスター」
「あぁ、行くよ。統一神界に」
「うん!すぐ終わるから待っててね!メディちゃん!」
さて、聖哉に呼ばれるがまま統一神界に行こうか。何事も無ければ良いのだが、そうはいかないか。無論、俺達が無事に帰ったらこれたらそれでいいが、欲を言えば俺の御眼鏡に適う奴を仲間に出来れば良いな。
「よし、行くよ。マスター君!いざ!統一神界に!!」