ダンジョンに出会いを求め転生したらミスでとんでも転生に   作:仁611

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11話 初ダンジョン

昨日とは、違い今日作るのは木造のお風呂、まずは柱になる角材達に魔法で溝を作り、接合部分は宮大工の技術を使い組み立て、釘を使わずにパズルの様にして行くのだが、ティオナが間違えティオネが直すのを繰り返し、アイズは子供の様に木材を抱きしめて、はめ込んで行く様をリヴェリアは母の様な眼差しで見つめている。

粗方作業が終わり、装飾品の扉や窓に、お湯を供給する魔道具を外側から取り付ける、後は動作確認の為、実際にお湯を溜めて放置する事にした・・。

 

「それにしても、今回は直ぐに出来たではないか」

 

「そうですね!これでお湯の温度と水漏れが無ければ終わりです」

 

「ええ〜!何か他にはないの〜?楽しいからまだやりたいよお」

 

「そうね!自分で何かを作るのって、こんなにワクワクするなんて思いもしなかったわ」

 

「うん!・・凄く楽しい」

 

「そう言えば、これはどこで使うのだ?」

 

「遠征に持って行くんですよ!俺が居れば、18階層と50階層以外でもお風呂に入ったり休憩出来ますから」

 

「それは嬉しいな!やはり遠征時は、どうしても水浴びの回数が限られてしまうので、女の身からするとかなり気になってしまうからな」

 

どうやら女性陣には、凄く受けが良さそうだな!まあ脱衣所には、魔石製品の洗濯機も数台設置しているし、かなり重宝しそうだな

 

「そろそろ、大丈夫だろうと思うのでお風呂を見てみませんか?」

 

「是非、見てみたいな」

 

そう言って、全員で浴槽などの水漏れを確認したり、改善点が無いかなど細かくチェックするのだが特に問題は無かった

 

「それにしても、まだ8時半なのね!これ程、大きなものを作ったのに随分と早く出来たわね」

 

「シオン?材料ってまだ一杯あるの?」

 

「ああ!まだ、一軒家が1.5軒建てられる分ぐらいにはあるかな?それがどうかしたの?」

 

「う〜ん!遠征の時に使うテントをどうにか出来ないかなあって思って、どうかなあ?」

 

「それは嬉しいのだけど・・・流石に100人分を何組にも分けたとしても、20以上は必要になるわよ?」

 

「そうだね現実的に考えたら、団員全員を動員すれば、製作は可能だけど、木材を買い足しに行かないとダメだね!」

 

「ねえ・・シオン?・・遠征中は、一緒に寝たら・・ダメ?」

 

「そうだなあ〜・・リヴェリアその辺は、どうしたらいいかな?」

 

「そうだな、難しい質問ではあるのだが、お前達は普通に一緒に寝るだけの様だからな、フィンに相談してみるか」

 

「分かった・・待ってて」

 

アイズは、リヴェリアの返事も聞かず、フィンの執務室に凄いスピードで向かって行った・・。

 

「ちょっ・・どうしたんだい?アイズがここまで強引に、戦闘以外で行動する何て珍しい、何か起きたのかな?」

 

「すまんなフィン、先程アイズが、遠征中にシオンと一緒に寝てもいいかを聞いて来たのでな、こいつ達は本当にただ、一緒に寝るだけだろうから、判断が難しくて悩んでいたのだがな・・ダメと言ってアイズの機嫌が悪いままがのか、特別扱いだと思われるか・・・フィンはどう思う?」

 

「アイズの事、特別扱いって言う判断をされるより、元々団員達が勝手にアイズを特別視している節があるからね・・・いいんじゃないかな?」

 

「後ですね、一応お風呂を遠征に持って行こうと思って、作ったんだけどいいかな?これはロキファミリアが女性陣が多いし、喜ばれるアイテムだと思ったんだ・・・それと余った材木で、ティオナが寝泊まりする建物が作りたいって言うんだけど、流石に100人規模を寝泊まりさせるとなると、20部屋以上必要だから、材料的にも無理だからどうしたものかと相談してたんだ」

 

「お風呂は嬉しいね、それにしても本当に凄いよね、シオンの万能具合が、これで文句が上がれば逆に周りからの風当たりが強いだろうからさ、アイズの件も皆んな受け入れると思うよ。

それと寝泊まりする建物か、確かに魅力的な内容だね、数を限定して作ると、優遇されてる者への不平不満が大きくなるだろうから、もし作るなら全員収容出来る大きさか、戸数が必要になるだろうね、どうする?金銭的な事もあるしロキに相談して決めようか?」

 

「そうだな、実際いい寝床があれば、疲労具合に差が出て、見えない所で生存率の上昇効果があるかもしれない、相談してみるのはいいかもな」

 

「俺としては、作るのは構いませんが、作るのならば手伝って頂きたいんです。戸数も多いですし、人海戦術で事を成した方が、かなり早く完成出来ますし」

 

今回は、ティオナには我慢してもらうしか無いので、俺はフィンにダンジョンに魔導具の材料集めに行っても良いかを聞くと、アイズ達と一緒になら良いと言う事で、俺も準備がある訳だし話し合ってバベルに集合する事にした。

俺は、ストレージから妖刀【氷牙】(ヒョウガ)を装備して、ディアンケヒトファミリアに向かい、ポーション類を買い揃えた後、雑貨屋で瓶とバックパックをかなりの数買い込んで向かった

 

「お待たせしました、一応露店などから色々買って来たからお腹空いてたら言って下さい・・アイズの好きなじゃが丸くんの小倉クリームも当然ありますからね」

 

「うん・・一つ欲しい」

 

「はい、どうぞ」

 

「はいはーい!私はお肉的なの欲しい」

 

「分かった・・ティオネはどうします?」

 

「では、サンドイッチの様なのってあるかしら?」

 

「これでいいかな?」

 

「ええ、ありがと・・ちなみに今日はどこまで行くのかしら?」

 

「ああ、伝えて無かったね51階層に行くつもりかな、カドモスの泉を採取しに行来たいからね」

 

二人は若干、変質者を見る様な目で、こちらを見てくるので即座に色々反論してみるが、結局その目が止む事は無かった

 

「まっまあ、それでは行こうか、魔石回収は俺が全てするから、気にしなくて良いよ」

 

「おお〜楽ちんだね〜レッツゴー」

 

1階層から床を打ち抜く為、気配を頼りに人が居ない事を確かめ、下へと一気に行くのに、場所を移して落ちてを繰り返し、17階層まで辿り着く「ホント、非常識よね」とか言われてはいるけど、ティオナは落下するのを楽しんでいる様で、こちらは良かったと思う。

 

「どうせならさあ、51階層までの階層主が居たら倒したいなあ?」

 

「そうね、面白そうだわ」

 

「私も・・倒したい」

 

「極力、俺は手出しを控えるようにするね、俺が出ると楽になってしまうから、24階層の宝石樹にも寄りたいけどいいかな?後は、帰りは特殊な帰り方するけどいい?時間短縮の為って言うのが本音だけど」

 

「24階層へ行くのは構わないわ、特殊なって言うのが、凄く気になるのだけどまあいいわ」

 

「私もいいよ〜楽しみだね、どんな帰り方するのか今から気になって仕方ないよ」

 

「私は・・シオンに任せる」

 

そう言って嘆きの大壁に向かうと、そこには18階層の冒険者の町リヴィアの冒険者っぽい集団が、ミノタウロスなど中層モンスターと、階層主であるゴライアスと戦闘を繰り広げている。

何故リヴィアの冒険者だと思うか、それはもちろんアニメなどで見たボールス・エルダーが指揮をしているからだ・・。

 

劣勢だなあ・・。ゴライアス貰って良いか聞くかなあ

 

「ティオネ、一緒にゴライアス貰えるか聞きに行ってくれる?」

 

「ん?ええ良いわよ、まあこのメンバーではそれが一番良いわね」

 

「まあ、俺が倒すから」

 

ボールスのもとに向かって歩く中、偶にミノタウロスが来るので、手刀で魔石を抜き取る・・・どうやらボールスもこちらに気が付いたみたいだな

 

「おお、ロキファミリアの面子じゃねぇか、どうせだ手伝って行け」

 

「それなら、ゴライアスは貰って構わないかしら?」

 

「ん?ああ、良いから早くしてくれ」

 

「了解、では遠慮なく」

 

俺は、そう返事が返って来るのを何となく感じては居た・・

小走りでゴライアスに向かい、最前線では盾を構えるドワーフが数名居るが、その冒険者にゴライアスの右拳が迫る、俺は見知らぬ冒険者の前に、無属性魔法で大きな盾を創ると、ゴライアスの拳がぶつかり轟音が響く、その隙にゴライアスの腕に飛び乗り瞬歩で、ゴライアスの首元に行くと、居合い斬りで頭部が前方に落下して行く、このままでは前衛に衝突してしまうので、瞬歩で地上に戻りゴライアスの頭部を見えない速さで細切れにした・・・

 

「ふぅ〜終わったよ」

 

「うん・・・お疲れ様シオン」

 

「ありがとうアイズ、魔石とドロップアイテム回収して行こう」

 

ボールス達が何か言ってる見たいだけど、気にしなくて良いかな・・

その後、19階層に降りて冒険者の一団が、こちらに走って来ているのだが、何かに追われている様だ・・後方から現れたのは竜女ヴィーヴルが迫って来ている

 

「ヴィーヴルの涙を狙いたいなあ、急ぐから俺がやるよ?」

 

「ええ」「良いよ〜」「うん」

 

俺は、今日中に地上に帰りたいと思っているので、ヴィーヴルの首を1回の踏み込みで飛ばすとストレージに即入れて「行くよ」と声を掛けて人の気配がない場所で、24階層まで穴を開けると、皆んなで飛び込んで行く・・

 

「これ気持ちいね〜」

 

「そうね、かなりの時間短縮になるわね」

 

「下に・・【宝財の番人】(トレジャーキーパー)」

 

「ラッキーだな、【木竜】グリーンドラゴンに早速会えるとは、誰が行くかな?」

 

「はいは〜い!動きたい」

 

「私もそろそろ戦いたいわね」

 

「うん・・私も」

 

「では、魔法無しで3人の内、誰が一番に倒すか競争してみたら?」

 

「分かった」「いいわ」「うん」

 

「では・・はじめ」

 

3人は落下中ではあるが、開けた穴を空気抵抗を減らす様に、落下を始めると直ぐにグリーンドラゴンの上空に到達、一番速かったのはティオナだったが、飛びながら的を狙うのが難しく足を切り裂くのみ、次に攻撃したのはティオネ、首を狙うが避けられ無理矢理に翼を切断すると、上手く飛べずに落下し始めるがそこでアイズが首を切断した

 

「うぅ〜悔しい」

 

「そうね、美味しいところを持って行かれた感が、否めないわね」

 

「次は・・どこ?」

 

「宝石樹から宝石の回収したら、次はアンフィス・バエナ【双頭竜】の27階層に一気に降りるけど、先に水分補給と5分程休憩しよう、一応魔法で壁を展開するから、気を張らなくて良いよ」

 

俺は、彼女達に屋台で買ったフレッシュジュースを手渡し、アイズにはじゃが丸くんも一緒に渡すと、二人も甘い物が欲しいと言われて何があるかを伝えて取り出す

 

「本当にサポーター殺しねシオンは」

 

「うんうん、アイズが深層で、じゃが丸くんの出来立てを食べられるしね〜」

 

「うん・・嬉しい・・シオンが居てくれて」

 

「あはは、何か違う話になってるね」

 

「そろそろ良い?ゴミは貰うよ・・では行こうか」

 

俺はその場で床を魔法でくり抜いて行く、何度も落下しているので、皆んな慣れて来ている様で少し安心かな

27階層に着居たのだが、そこにはアンフィス・バエナは居なかった為、全索敵を使い探すと結構遠く、時間が掛かるので魔法で箱を作りそれを背負う、見た目がかなりシュールだが仕方ない

 

「ごめんけど、後ろに乗ってくれる?箱から顔を出したら駄目だからね?」

 

「うん・・乗る」

 

「何これ、きゃははは」

 

「これは誰にも見せられないわね」

 

「ティオナだけ置いて行こうかなあ〜」

 

俺は、ジト目でティオナに言うと、猛省しましたと言う風に、謝って縋り付くのをアイズが膨れた顔でズルズル連れて乗り込む・・

全員が問題ない事を確認してから、全速力で目的地に向かい、2分でたどり着くと、余りの轟音で居場所がバレてしまい双頭が襲い来る、そのまま頭を台にして踏みつける

 

「このまま戦闘で行きます」

 

「は〜い」「分かったわ」「うん」

 

俺は、踏みつけた勢いで地面に叩きつける、3人は飛び出しもう一方の首をティオナが、切断しようとするが鱗が硬く、3分の1程切れて刃が止まる、ティオナは刃を抜く為に首を力一杯に蹴ると切り口が裂け半分まで到達、ティオネは地面に顔を打ち付けて、頭を左右に振って居る方の目を双剣で貫くと、痛みで暴れる中、頭でティオネを吹き飛ばすが俺は、ティオネを受け止め再度接近する

その間に、アイズはエアリエルでスピードを上げて、半分落ち掛けの首を斬りとばす・・ティオナは目の見えない相手を下から叩き上げる

と、顔が浮き上がりその隙を突いて、アイズはリル・ラファーガで頭を吹き飛ばす・・さすが第1級冒険者だなと感心した

 

「お疲れ様、凄く連携が取れてたと思う、次はウダイオスだけど行けそう?あっティオネはハイポーションで、アイズはマインドポーションね」

 

「うーん、どうなんだろう・・厳しいのかなあ?」

 

「そうね、凄く微妙なラインだと思うわ」

 

「私は・・3人なら・・行けると思う」

 

「そっか、なら行けるとこまで頑張って行こう、絶対に死なせないからさ、でも俺が居るって言うのは、思わずに闘って欲しい・・俺も万能では無いから」

 

「ええ、そうするわ」

 

「うん、分かった」

 

「うん・・それでもありがとう」

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