ダンジョンに出会いを求め転生したらミスでとんでも転生に 作:仁611
朝、目が覚めると俺の事をジッと見ている。アイズは何も言わずにただ、俺の事をずっと見ているだけだが、何かあるのか?
(キスしたいなあ)
ん?もしかしてスキルが発動したのか?後で聞いて見るか・・。
俺はアイズの要望通り、彼女に朝のキスをする、唇が離れるのを嫌がるので、何度も何度もする、キスにハマり過ぎな気もするが、俺も嬉しいから受け入れるのだけどね。
「おはよう、今日も朝から可愛いねアイズ」
「おはよぅ//・・ずるい・・好き」
「うん、愛してるよ」
「私の方が・・愛してる」
嬉しくなっておでこにキスをすると、アイズは微笑んで、嬉しそうに俺に抱きついて来る。そのまま彼女を抱き上げ、ベッドに座り、彼女を膝の上に座らせる。
「アイズさっきなんだけど、キスしたいって思った時、多分スキルの意思疎通が発動したんだけど、何でか分かる?」
「えっ//・・・シオンの事・・凄く考えてた、から?//」
「やって見るよ(こんなに綺麗な女性と、結婚できるのか)どうかな伝わってる?」
「うっ//」コクコク
「そっかこれ凄くいいね、誰がいても、どこに居ても話せるよ」
「寂しく、なったら・・心の声、漏れちゃう//」
「アイズの心、覗いて見たいな」
「シオンが・・いっぱい//」
「なら、もっといっぱいにしちゃおうかなあ〜」
「いじわる」
彼女はリスの様に膨れているので指で、優しく押す・・。イチャイチャも程々にしないとな、遠征の時アイズがイチャイチャ不足で不機嫌になりそうだよな、よし着替えてから朝の鍛錬一緒にしようかな。
「着替えて修練場で、鍛錬しよっか?」
「うん、着替える」
俺達は、着替えて修練場に向かったのだが、そこには既に、ベートが鍛錬を行なっていた。汗の量から1時間ぐらいかな?
「おはようございますベートさん」「おはよう」
「ああ・・・」
「ではアイズ俺の攻撃を全て流して下さい、そこで俺が一瞬だけ隙を作るので、その時間合いを詰めて、顎に手を当てて下さい・・では始めます」
俺はアイズが構え難い場所を、徹底的に狙い攻撃を行う。アイズがバランスを崩したら逆に、顎を触ると少しだけ嬉しそうなので、次はデコピンをしたら、涙目で睨んで来た。
「アイズは少し前に出すぎですね、今のは精神的にですよ、気持ちは全て行動に出ます、一度相手を見るのを辞めて見ては、意識をもっと分散して、朝食のメニューでも考えて下さい、行きます」
再度攻撃して行く、アイズの視認を超えるスピードで、背後に回って攻撃すると・・。
「良いですね出来ました、それを極めて下さい、相手の呼吸や鼓動が聞こえる程に、そうすれば視認しなくても、隙が分かるんです。後はそうですね、当然ですが、人は助走を付けて跳ぶのと、いきなり跳ぶのでは距離は、全然変わりますよ。
それは力と言う物でも同じで、しっかり地面を踏みしめた上、絞って攻撃すると剣速も威力も違う・・」
ピコン[師匠スキル習得]
教えるのに特化したスキルですか、MAXにしてアイズと、鍛錬を続けましょうか。
少しずつアイズの動きに無駄が無くなって来てますね、そろそろ隙を作って見ますか・・・。凄い反応してる。
俺は素直に褒めて、頭を撫でてあげると、嬉しそうにしているので忘れない内に、何度も繰り返しましょうと伝える。
あれから1時間は続け、アイズの感覚がより洗練され、隙を感じ易くなったのか、普通に分かりにくい隙でも感じ取る様になった。
家に戻り、シャワーを浴びてから料理を始めると、リヴェリアがやって来た、本当に毎日髪を整えてくれる様でありがたい。
「おはようございますリヴェリア、ありがとうございます・・アイズを先にお願いします、俺は料理をしてますので」
「おはようシオンにアイズ、ではアイズこっちに来なさい」
「おはよう・・お願い、します」
こういう時間がずっと続く様に、ベル・クラネルが来るまでに多くの準備をしなければ、それにベルがアイズに惚れる部分の穴埋めを、考えないと行けないのか、英雄ぽい格好で救うしかないか・・。
どうやら今日のアイズはサイドテールらしい、もしかして俺も?イヤイヤ流石にそれは無いか・・・。
予想はしていたが、俺はアイズと反対側のサイドテールになっている様で嬉しそうなアイズの為に何も言わないで居るつもりだ。
食堂に行くと既に、結構な人数の団員が来ている様で、何故かフィンの横には、コック姿の中年男性が居る。予想は付くのだが、俺の体は一つしか無いんだぞ・・・
簡潔に言うと、料理を教えて欲しいそうだ、仕方ないから、夕飯時に偶に教えるのと、調理法を書き記しそれを渡す事にした。
「悪いね、シオンのする事が、かなり多いのは分かってるつもりなんだけど、『冒険者が強くなりたいと思う事、それは料理人が、更に素晴らしい料理を作りたい、その気持ちは同じ』何て言われると、僕からは彼を止められなくてね」
「それは仕方ないね、時間がある時に、手伝う感じで教えてあげますから、そこまで負担にはならないと思います」
「ではそろそろ、皆んな集まった見たいだから、昨日話し合った話をするよ」
俺はストレージから料理を取り出し、フィンの後ろに立つと、フィン目の前の台の上に登る・・・。
「今日は、皆んなに確認したい事があって、朝食の前に、時間を割いて貰っている。
今回どうしても、皆んなにも聞いて貰った上で、決めて行かないと行けない、内容なのだけどそれは、エリュシオンの幹部入りに関しての賛否を取りたい。
彼は強さは勿論、多彩な才能を持ち、これから彼は僕達の重要な内容でさえ、彼の才覚で、判断する局面が出てくるだろう、まだまだ彼と接点の無い者も多く、判断出来ない場合もあるだろうが、どうか我々、現幹部の判断を信頼して貰いたい。
それでは採決を取る、反対には勇気が要るが、それでも反対意見は我々の盲点であるかも知れない、遠慮せず意見してくれないか。
では賛成は、着席して欲しい、反対はそのまま立っていてくれ、意見がある者も立っていて欲しい・・では行動してくれ」
周りは、ザワザワしており当然その様な採決が行われるなど思っていなかったのだろう、意見をしてくれたら、禍根を残さず済むのだが。
4名だけ、立ったままでいる者が見て取れる。
「この中で、意見のある者は手を挙げてくれ」
残った4名は、全員何かしら質問が有る様で、その内容を聞くしか無い見たいなので、俺は黙って聞く事にする
「では全員静かに、彼等の質問を聞いて欲しい、僕から見て左からお願いするよ」
フィンがそう言うと、一番左に居たのは、このファミリアでは最古参に近い年齢の、狼人ダン・シュワイザーと言う団員でLv4、190C以上ある、かなり大きな体格の冒険者で、団員からの信頼が厚いと聞く
「では俺からだな、まずはシオンが、どの様な役割を担うのかが気になってな、戦闘面に対しても、地上での扱いに対しても聞きたい」
「そうだね、戦闘は即断即決の場面では、僕の指示を上回ると思って欲しい「ザワザワ」彼は誰よりも速い事から、独立部隊として行動して貰う。
地上では、彼の才能が計り知れない為、断定し難いのだが、彼はオラリオに革新を起こす程の、人物だと言えるよ。
本人にも発言して貰おうか」
「さっき聞いた通り、戦闘面は即断即決で、戦場を駆け回り、誰の命も失わせ無い様に行動するつもりです。
戦力で言うなら、地上であればオラリオを一人で滅ぼす事が出来ます、ダンジョンの内部であるならば、最強の盾を持つと思って下されば良いです。
地上で行う事は、オラリオにおける貧困への改善、魔道具の研究と製作を行います、内政や製造その他は、諜報が得意ですね」
「そうか返答に感謝する、俺からは以上だ」
そう言うと、ダンさんは座り、次の団員はリーネ・アルシェLv2のベートさんが大好きな人だな、なんかもう質問の予想が付く。
「私の質問ですが、ベートさんが、貴方にはどの様な方に見えていますか?」
「そうですね恐らく、殆どの団員には、口が悪い嫌な印象が多いいでしょうが、俺からすれば、父親役をあえてする。不器用過ぎる人ですかね、あえて皆がいい難い事を言ったり、助けられて罪悪感などを抱かない為に雑魚と罵る。
簡単に言えばツンデレですね」
「誰がツンデレだ!表にでやがれ」
「まあ実際口が悪いのは事実ですがね、罵るのなら弱い事を知りながら何も考えない、行動も起こさない人にして欲しいです。
弱いと言うなら、強くなる機会を与えればいい」
「ありがとうございます・・私は以上です」
どうやら今ので満足したのか、スッキリした顔をしている。本人であるベートさんはまだ怒っているが、ヒリュテ姉妹に止められどうにか我慢している。
どうやら次の方は、ラウル・ノールドLv4で次期団長候補である。
「どうもっす、自分が今気になってるのは、これからどんなファミリアにして行くって、考えてるか聞きたいっす」
「そうですね、簡単に言えば、英雄譚に載るファミリアですね、オラリオを改革して行き、暗躍する闇派閥を完全消滅させ、神専用の法律整備を行う事で、オラリオに次代の闇派閥設立の抑止を行う、そんな新しい風をオラリオにもたらすファミリアです。
勿論、絵空事では無いですよ、当然出来るから言ってますから」
「ありがとうっす、自分は以上っす」
最後の団員は、アナキティ・オータムLv4の猫人ですね、この世界美人か可愛い人ばかりだよな・・・アイズがじぃーっと見ているので、余計なことは考えない様にしよう。
「最後は私ですね、最近良く、料理を持って来られるのを見るのですが、取り出す際に、何処かから出しているのをみます。
そのスキルか魔法は、今後は遠征時に、サポーターが不要になるって言う事が起きるのですか?」
「俺も万能ではありません、当然、サポーターの数は減るでしょうがゼロにした場合、対応が遅れる何て言う事も、考えられるでしょうから必要だと思いますよ」
「そうですか、ありがとうございます」
「では、他には無いかな?ロキからは何か無いかい?」
ロキは、面白い事になるって言う顔と言うよりは、ハッキリ言うと悪い顔をしている。又々悪い予感がする・・・。
「まずは、今回レベルアップが4人おんねん、ティオナにティオネそれから、アイズたんにシオンたんや、ただシオンたんはダブルアップやから、色々騒がしゅう成るんは覚悟しといてなあ・・・。
後なあ、うちのファミリア初の、結婚する者がおんねん「ザワザワ」それもあるから騒動が起きるかも知れん。その2人は、前に来てくれん?」
アイズが立ち上がると、ベートは目を見開き、絶望感漂う顔をしているし、レフィーヤも動揺し過ぎて百面相の状態で、有り得ない程にざわめいており、そんなとかマジかよとか相手はやっぱり、何て言う声が聞こえて来る・・・。
「もう分かると思うんやけど、シオンたんとアイズたんや、思う所がウチにも有るけど、2人が決めた事や祝福したってな。
祝いや式は、今度改めてするからなぁ〜今日はレベルアップの祝いを行うから、『豊饒の女主人』に7時集合や、ええか?」
「他に彼等に話しがあるなら直接言ってあげて欲しい、では食事にしようか」
「ほな、頂きますや」
「「「「「頂きます」」」」」
席に着くと、ベートさんが、後で話しがあるって言ってきたが、今回はキチンとご飯を食べてくれている。
隣のレフィーヤが俯き、震えていると、そのまま立ち上がり走り去って行ってしまう。
「なあロキ頼めないだろうか?」
俺がロキに頼むと「任せてや〜ウチらの朝食しまっといて」と言われて俺は、ストレージにしまい込む。
他の幹部も、苦虫を噛み潰したような顔をしており、何も触れずに居てくれている。
今回ばかりは、俺ではどうにも出来ない・・・。
「シオン・・レフィーヤが」
「ベートさんと話ししたら、少し話をしようか」
「うん・・分かった」
アイズが、どんな風にレフィーヤの行動を感じて居るか聞いて見ないといけないな。俺の勘違いでなければ、かなり複雑だよな・・・。
食事を済ませて片ずけを、ティオナとティオネにお願いして、俺はベートさんと修練場の横に来ている。
「悪いな・・「いえ構いません」お前は、アイズの思いは知ってるのか?」
「黒い憎しみの部分ですよね」
「ああ、お前はそれでどうするんだ?代わりに果たすのか、一緒に果たすのか、どっちだ?」
「俺は、彼女の思いは尊重する、だからこそ彼女には、今以上に強くなって貰うし、共に戦場に向かう・・。
必ず、思いを遂げさせるつもりですよ、当然ですが独りで出来る事何て、たかが知れて居ます。だからファミリアを強くする、勿論ベートさんには、もっと強くなって貰います」
「はっ言うじゃねえか、てめえに言われなくてとも、俺の望みはあの糞野郎を殺す事だからな・・・。てめえはてめえの女を守る事だけ考えてれば良いんだよ」
「ありがとうございます・・必ず守ります」
そう伝えると、ベートさんは去って行った。凄く兄貴肌だなと実際に会話して思う・・必ず守ります。
その後家に戻ると、ロキとレフィーヤ、アイズにリヴェリアが居たので、俺はどうしたら良いか聞くと、話を聞いて欲しいらしい。
「レフィーヤの話しを聞いたって・・ご飯ここで食べてええか?」
俺は頷き、ロキの朝食を取り出すと、3人で研究室で話す事にする。
レフィーヤが話すまでは、少し時間が掛かるだろうから、紅茶を取り出して3人分用意してから、彼女の話を聞く・・
「あのですね・・多分こんな事言われても、困るって本当は分かってます。だけど、溜め込んだまま、見てるのはもっと辛い・・。
アイズさんもシオンさんも、2人共好きなんです。アイズさんは尊敬して居ますし、側で一緒に戦いたいと思ってます。
シオンさんは正直、異性として惹かれてるって分かってから、どうしたら良いのか分かりません・・・。この数日、悩んで見ても一向に答えは出ないし、どうしたら良いんでしょうか」
「レフィーヤは・・・シオンと、どうしたい?」
「・・・愛されたい・・です」
アイズは押し黙り、少し考えている見たいだが、何かを決めたのか、レフィーヤに語り掛ける様に話し始めた。
「レフィーヤは、妹見たい・・そう思ってる・・シオンを、私から取らない?」
「それは、嫌です・・2人が居て、そこに一緒に居たいです」
「後は・・シオンが、決めて」
俺は、正直困って居る・・・。これは、ハーレムと言う状況なのだろうか?確認しておこう。
「アイズは一緒に、結婚って言う事を言ってるんだよね?」
「うん・・一番、愛されて欲しい・・でもレフィーヤに・・・悲しんで欲しく、ない」
「一緒に、3人でベットに寝たりするんだよね?アイズは俺がレフィーヤとキスしたり平気なの?」
「私も・・してもらう」
「レフィーヤ、正直言うけど・・アイズに対する愛が一番だけど、それでも良いの?それに直ぐに皆んなに、その事をって言うのは難しいと思う」
「はっはい」
「分かった・・・。それならレフィーヤを受け入れるよ」
そう言うと、レフィーヤはぼろぼろと泣き出し、アイズが抱きしめて背中を撫でて居る・・・。
「朝食ここに置いて置くよ・・。ロキと話して来るから」
アイズは頷き、俺はキッチンに向かうと、ロキはニヤニヤしてリヴェリアは額に手を置き悩んで居る。
「話しは付いたよ・・・。アイズは自分が一番なら言いそうだ、それに苦しめたく無いって事で、受け入れる事になった、アイズとの事も有るし、皆んなにはその内って事で、納得して貰った」
「そうかそうか〜モテる男は大変やなぁ〜羨ましいわ」
「お前はそれで良いのか?」
「アイズが辛くなるのなら、その障害は俺が取り除くよ・・・それに好きか嫌いかで聞かれたら、好きってなるし。
妹って感じだけど、大事にはするよ」
「そうか・・・」
「どうしたんや?リヴェリアもシオンたんの嫁に成りたいんか?」
「なっ//・・・そんな訳無いだろう」
何だろう今の間は・・・。
「まあ綺麗に収まってウチは安心したで、一時は刃傷沙汰にでもなるんか思うたで・・冗談はこの辺でええやろ、シオンたん2人の事守ってやってな」
「ああ、俺は手の届く範囲の者は必ず守るから、安心してくれて良いからね」