ダンジョンに出会いを求め転生したらミスでとんでも転生に   作:仁611

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8話 日曜大工 後編

工事する現場に着くと、俺はまず基礎部分になるエリアを魔法でくり抜き、それらをストレージに収納、設計図に記載のある体積のコンクリート用に、今朝調達した石灰・粘土・砕石などを処理したものを、魔法で展開した水槽にストレージから必要な量取り出して、水は新たに展開した計算通りの水槽を作り、そこに魔法の水袋から水を水槽ギリギリまで入れると、それを先程の材料に投入して魔法で中身を混ぜ合わせる

 

「なんかあれやなあ、何でもありやなあ!マジでシオンたんおったら建築業界に革新が起きるやろ」

 

「そうだね・・・正直今、何をしてるのかはイマイチ分からないけどこのままだと今日中に外堀が出来てしまいそうだね」

 

「シオン今何してるの〜?」

 

「ん?これは基礎の土台部分や、壁と屋根それに床の部分をコンクリートって言う、乾燥すると岩の中でもかなりの強度の物と同等の物を作ってるんだよ!」

 

「それってもしかして、この世界に無い技術なのか?」

 

「そうだねリヴェリア!街中を見る限り無いかな?だから最新の技術になるのかな?」

 

俺は、先程開けた四方とそれ以外、柱になる位置の場所に鉄柱を立て、魔法で押さえストレージから火炎龍のナイフなる物を出し、鉄骨の接合部をどんどん溶かして付けて行く、前世の溶接技術のファンタジー版をやって行き、時間経過型ストレージに一度収納すると、俺の周りから熱風が吹き荒れた、当然いきなり行った為皆がビックリしてきゃーきゃー言ったりワーワー言ってる・・すみません・・

それらをストレージから出し、先程の位置にして壁や床、天井の位置を正確に魔法で枠を形成する、そこにコンクリートの材料を流し込み上から蓋をする様に抑え、強めに圧を与え途中に気泡や空間を作らない様に行い、後は時間経過型ストレージにそれを収納すると、ただの水蒸気で熱が無い霧の様な物が発生した

 

「ごめんアイズ風で飛ばせるかな?」

 

「ん・・・分かった・・【エアリエル】」

 

アイズの周りに風が生まれ、アイズは剣を上空に向かって大きく振るうと、霧が空に向かい晴れて行く「ありがとう」と伝えると満足したように頷いた・・ストレージから乾燥したコンクリートの塊を、くり抜いた場所に綺麗に取り出す

 

「大まかな部分は出来てしまったかな・・」

 

「いやいやありえへんから!途中の熱風や霧は何なん?」

 

「そうだねツッコミどころが多過ぎて、僕も困るかな」

 

「シオン・・凄い」

 

「凄い凄い!シオンって何でも出来ちゃうの!」

 

「もう何て言えば良いのかしら」

 

「ふむその能力を解明出来たら、産業革命も可能だな」

 

「夢を見てるのでしょうか?」

 

色々言われているが、俺は外壁に塗る塗料として黒曜石を砕いて、石灰と粘土を混ぜた塗料を興味のある人にローラーと一緒に渡し、結局は全員で壁を上から順番に、俺の魔法を踏み台に塗り始めた

俺だけ天井を塗って行く・・塗り終わると、まだ1時間ほどしか経っておらず、またストレージに収納、それを取り出して次の作業に入る

その後は、鍛冶場の耐火レンガを組み上げる為、セメントを水槽に作り、どんどん組み立てて行く、順番や手順を伝え重要な部分だけ自分で行う事に・・

後は、皆んなでやるとあっと言う間に、鍛冶場の炉と外に繋がる煙突が完成した、これをまたストレージに収め、水分が抜けきると取り出し、内装のタイル張りやレンガ張りなども行い収納・・

 

「あっという間に殆ど出来上がってもうたなあ!案外面白いなあ」

 

「うん・・・楽しい」

 

「そうか良かった!アイズに楽しんで貰えたなら嬉しいよ!明日はまた別の物作るけど一緒にする?」

 

「うん・・したい・かな?」

 

「ああ!はいは〜い!私もしたいです!」

 

「ははっ僕は流石にやらないといけない事があるし、暇な時に見に来て良いかな?」

 

「皆さん暇なら見に来て下さって構いません。それに、手伝いは大歓迎ですよ!やる事ならいくらでも有りますから!」

 

ふぅ〜と一息着くと、丁度3時ごろなので建物の中に入り、テーブルをストレージから取り出す。

今日寄ったお土産のお菓子を余分に買って居たので取り出し、昨日ストレージに入れて置いた紅茶を、人数分コップに注ぐ・・

 

「なあシオンたん!ここは明らかにキッチンって感じで、あの扉の向こうはトイレにお風呂、二階の広い部屋は研究室として、残りの二部屋あるやん?あれはなにに使うん?」

 

「ああ!自室と予備ですよ」

 

「やっぱりかいな」

 

「ははっ自由だね!まあこの建物自体、他の団員は知らないから良いけど正直、贔屓してると勘違されそうだから気を付けてくれるかな」

 

「そうですね、気を付けます!一応【魔道具】(マジックアイテム)など作ったら、ファミリアに還元して行きますから、大目に見てください!鍛治も役立つ物を作れる様頑張りますね」

 

「それは楽しみじゃのぉ!」

 

「私も魔道具には興味があるのでな、今度出来たら見させて貰おう」

 

「ほんとアンタは万能過ぎるのよ!」

 

「一家に一人シオンが欲しいって感じだねぇ」

 

「私も欲しいです・・」

 

その後、皆が話している間に階段の取り付けや水回り、扉や家具それ以外にも魔石製品などストレージからどんどん出して設置して行くと、5時過ぎ頃にはもう殆ど終わっており、明日の下準備で木材を図面の通りに線を引き、ストレージにある片手剣で両断して行き、夕食までまだ時間があるので、最古参の3人とロキはする事が有るとかで、部屋に戻ったが、残りのメンバーは俺の後をぞろぞろ付いて来るみたいなので、一緒に雑貨屋に行く事にした・・

 

「ねえねえ、ティオネこれ何だろ?」

 

「何かしら?」

 

「ああ!それは箸置きって言って、極東の箸って言う、まあ他で言うフォークなどの食べる為の食器を、そのまま口に入れる部分をテーブルに触れない様に箸置きを使って置くんだよ!あっここに箸があるこれをこんな風に」

 

「へぇ〜」「物知りね」と言われてアイズは隣から覗き込み、レフィーヤもティオネの横から覗き込んでいる

その後、食器類やタオルなど必要な物をかなり買い込み、6時頃には黄昏の館に着き、鍛冶場の奥にあるキッチンの場所に全て並べて行き、帰りに買った食材で俺は、料理を始めた・・

アイズは甘いじゃが丸くんが好きなので、スイートポテトをデザート感覚で作り、他にはハンバーグ・サラダ・野菜スープ・パン・ハッシュドポテトを作り一応ストレージに入れて食堂まで行き、皆とは違う料理ではあるので、一応ベートの分も入れて数人分余らせて作る事にした・・・。

幹部と準幹部それに俺達の分を除き、余る料理をかけジャンケン大会見たいな事になり、騒々しい夕食になったのだが、食べた人達は美味いっと一斉に言ってくれたので良かったと安堵した。

食事が終わると、お礼の代わりにと言われ洗い物は俺以外がしてくれた、忙しなかった食後に、レフィーヤが入れてくれたコーヒーを飲みながらくつろぎ、先程とは違った時間を過ごした。

俺は、研究室に向かって行くとアイズが付いて来るけれど、まあ一緒にゆっくりすればいいかと思いながらも、特に何も言わずに研究室で魔導具の研究や図面を書くなか、アイズは俺の背中を背もたれに俺の持っていた魔導大国の本を黙って読んでいる。

 

「ふう〜今日はお終いかなぁアイズお風呂は?」

 

「ここは・・使えるの?」

 

「ん?うん!使えるよ・・お湯溜めようか?」

 

「うん・・着替え・・取りに行くね」

 

「うん!準備して置くよ」

 

俺は風呂場に行き、ヒノキの浴槽にお湯を入れる一般家庭の二倍はあるだろう浴槽、その横にあるシャワーの下に、ストレージからシャンプー類を取り出して、並べて分かりやすい様に置く

それが済むと俺は、脱衣所の棚にタオルを並べて置き、脱衣所を出てキッチンで紅茶を入れる、ゆっくりしているとアイズが何故か枕とパジャマ、恐らく明日の着替えが抱えられてやって来た・・。

 

「あの?アイズはどこで寝るの?」

 

「一緒に・・・ダメ・かな?」

 

何て、涙目でこちらに問い掛けて来るので、リヴェリアに怒られたら一緒に怒られましょうと言って諦めた・・

アイズがお風呂を出て来た時は、直視出来ない程に色っぽくて俺は、雑念を払うように急ぎ風呂に向かう

ゆっくり浸かっているとふと、今日は頑張り過ぎたとか思うのだが、それでもステータスの高さ故か、肉体的に疲労は一切ない・・この後どうしようかな・・まあなる様になるか

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