キン肉マン~転生したらカナディアンマンだった件~   作:やきたまご

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ひとまず休戦にほっと一息!!


楓の帰還!!の巻

「ひきあげるぞ皆!!」

 

 悪魔将軍の号令の元に、悪魔将軍の一声で悪魔六騎士達が闇へと消えていった。

 

「シルバーマン様、あなたが来てくれなかったら、スグル達は今頃悪魔将軍によりやられていました。是非ともお礼を言わせて頂きたいです」

 

 キン肉真弓がシルバーマンの前に膝をついて、かしこまった。

 

「いえ、僕は礼を言われるような立場ではありません。そもそも悪魔将軍が出てきた発端は僕にあるのです」

 

「シ、シルバーマン様に非は全くありませぬ! なぜにそのようなことをおっしゃられるのですか?」

 

「それについては……」

 

 シルバーマンがキン肉マン達に説明を始めた。過去にゴールドマンであった悪魔将軍と一騎打ちをし引き分けたこと。プライドの高いゴールドマンがシルバーマンとの再戦のために、ここまでのおおごとにしたということ。

 

「そ、そのようなことがかつてあったのですか……?」

 

「本来なら私が対処すべき事態であります。しかしながら兄さんに正義超人への尊敬の念を持って頂きたい。正義超人と悪魔超人の更なる発展のために、キン肉マン、あなたに悪魔将軍と闘って頂きたいのです!!」

 

「わ、私がっ!? ごほっ! ごほっ! 急に寒気がしてきたのう! この体調では一週間後になっても闘えんだろうな……」

 

 キン肉マンが仮病を始めたので、周りが呆れかえり、ミート君やキン肉真弓がキン肉マンへの説教を開始し始めた。

 

「全ては私達二人がかつて目指した夢のために……すみません、余計なことを話してしまいましたね」

 

 シルバーマンから意味ありげな発言が出たが、園井とを分かる者はいなかった。

 

 

 

 さて、会場はここだな。なるべく急いできたが、皆持ちこたえているか!!

 

「皆! 無事だったか!」

 

 俺は会場へ入ると思わず叫んだ。周りを見回すと、キン肉マン達はいる、バッファローマンにブラックホールに……あれ、シルバーマンまでいるだと!?

 

「カナディアンマン! お前生きていたのか!?」

 

 キン肉マンが真っ先に俺のことに気付いてくれた。

 

「いいや、一度死んだけどな、仲間のサポートがあって何とか地獄から蘇ることが出来たぜ! とりあえず今どんな状況か説明してくれないか?」

 

 俺はこれまでの経緯を皆に説明してもらった。

 

「分かった! 戦力になるかどうか分からんが、俺もこの闘い参戦させてもらう!」

 

 そして、皆の話を聞いて気になったところがある。俺は、ここはハッキリさせておかなくちゃあいけないと思った。

 

「バッファローマン、ブラックホール、改めて言おう。俺達の仲間になってはくれないか?」

 

 俺の意外な発言に二人は少し驚いたみたいだ。しかし予想通りの反応が返ってきた。

 

「俺達は正義超人と戯れる気はねえ。それに俺達はお前らの仲間を殺した男でもあるんだぜ?」

 

「確かに仲間はお前達に殺された! しかしそれは互いに全力でぶつかりあったからこその結果だ! 試合が終わればノーサイドだ! むしろ俺達はリスペクトの気持ちすら湧いている!!」

 

「リスペクトだと?」

 

「そう、お前達が強いという敬意の念だ!! お前達二人は悪魔六騎士相手でも勝利をあげられる男だ!!現にバッファローマンに関しては俺が闘ったからよく分かる! いずれは悪魔将軍やシルバーマンだって超える力を持つ男になるってな!!」

 

 バッファローマンとブラックホールがしばらく沈黙した。迷いを見せている。頼む、俺の思いよ伝わってくれ!!

 

「おい、俺は悪魔超人側に賛成だ! 仲間を殺した奴らと馴れ合うなんざまっぴらゴメンだ!」

 

 ってお――い!! ウルフマン!! お前なんつう事言うんだ!! 空気読めえええ!!

 

「ウルフマン! お前せっかくカナディアンマンが話を上手くまとめようとしていたのに!」

 

 いつもはへたれやボケをかますキン肉マンですら、ウルフマンにツッコミを入れてきた。

 

「話は最後まで聞けっ!!」

 

 ウルフマンが一喝し、キン肉マンが黙った。

 

「俺は仲間を殺したお前達を今すぐにでもぶちのめしてぇ。だからといって、お前ら悪魔超人のように無闇な殺戮は絶対したくねえ! そこでだ、この一週間ガチンコのスパーリングでお前達とやり合う事を提案したい!」

 

「ガチンコのスパーリングだとっ!?」

 

 ウルフマンの突然の提案に皆が驚いた。

 

「お前らも俺達も困ったことに、仲間の大半がいなくなってスパーリングパートナーが限られている。互いの不足を補うために、悪魔六騎士と闘う日までの間、ガチンコのスパーリングをやりまくろうじゃねえか! さっきも言ったとおり、俺は馴れ合いはゴメンだ! お前達をぶち殺す気で遠慮なくいく! 怖じ気づいたなら俺の提案を断っても良いんだぜ!!」

 

 ブラックホールとバッファローマンが互いを見つめて、微かに微笑みながら、顔を縦に小さく振った。

 

「ようし! その話のったぜ!」

 

「もっとも俺達がお前らを殺さないか心配だがな」

 

 ウルフマンが俺やキン肉マンをみた。

 

「これでいいだろ?」

 

 ウルフマンナイスだぜ!! この世界のウルフマンめっちゃかっこいいぞ!! 無印原作ではキン肉マンに命を賭してパワーを与えたぐらいしか見せ場がなかったからな~~。

 

「私も闘いに参戦したいところですが、できれば少し調べ事をしたいのです」

 

 シルバーマンの発言に皆疑問マークを頭に浮かべた。

 

「どうもひっかかるところがあります。兄さんが急にこのようなアクションを起こしたのには何か裏があるに違いない。私は裏の方で少し動きます。しかし、あなた方のピンチにすぐ駆けつけられるようにします」

 

 シルバーマンがそう言って立ち去っていった。

 

「シルバーマン!」

 

「なんですかカナディアンマン?」

 

「俺の勝手な予測なんだが、恐らくサタンが悪魔将軍に介入しているんじゃないかと見ているんだ!」

 

「サタン、なぜにお前がそいつの名前を……」

 

 やっぱりバッファローマンが反応を示した。原作では少し解説がふわっとしているところはあるが、ゴールドマンはサタンによって体を用意して貰った。一方バッファローマンもサタンによって1000万パワーを授かった。後にキン肉マンに敗北して制裁を受けたわけだが、この世界だとどういう流れになっていくのだろうか?

 だめだ、ゆで先生のアイディアは来週のゆで先生が考えてくれるって思考だから読めねえ!!

 

「ごほん、今晩中にお前達用のスパーリングの施設超人委員会で用意する! 皆、ひとまず解散して落ち着こうじゃないか!」 

 

 おっ、忘れた頃にハラボテがやってきた。ハラボテって時々聖人になるよなって思っても油断していると……。

 

「真弓君、君から金を出してくれ」

 

「こらっ委員長!」

 

 やっぱりこうなるか。まあキン肉族は金があるからな。

 こうして、一週間の間、属性を問わないスパーリングが始まった。これでなんだかんだ皆がキン肉マンと対戦できるわけだから、全員にクソ力がつくわけだ。ウルフマンの提案は皆の力の底上げにもなった。

 

 

 

 そして試合当日の日がやってきた!

 悪魔超人側が六つの洞窟を用意していたのだ。洞窟には何とか地獄だのと書かれていない。

 

「対戦相手はランダムか……」

 

「皆、恨みっこなしだ!」

 

 各々が自身の勘に任せて洞窟を選択した。さて、どれくらい走るかなと思ったが、意外と短いな。もしかして俺が最初に到着かな?

 目の前に光が見える。出口だ!

 

たったったった

 

 おっ、リングだ! そして天井は開いて、山がいっぱいあるな。あれ、この風景確かキン肉マンとアシュラマンが闘った場所じゃ……。もう嫌な予感しかしない……。

 

「カーカカカ! 期待して待ったらバッファローマンごときに倒された超人か! 確かカナディアンマンとかいったな! 私の対戦相手になったことを光栄に思え!」

 

「ゲェ――――ッ!!」

 

 なんということか、俺の対戦相手はまさかのアシュラマンだった!?




前世からの因縁の相手と激突!!
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