キン肉マン~転生したらカナディアンマンだった件~ 作:やきたまご
『早くも対戦カードが一つ決まりました! カナディアンマンVSアシュラマンです!!』
これは運命のいたずらか? 六騎士の中で俺、いやカナディアンマンにとって因縁のある相手とぶつかる可能性は少なくはないと思っていた。よもやこんなに早く決まってしまうとは……
「カカカカ、どうした! 怖じ気づいたか?」
「誰が怖じ気づくかってんだ!」
俺は対抗心を燃やしながらリングにインした。
「ほう、さっきとはうってかわっての闘志だな。特にお前に対し恨みを買ったつもりはないが……」
「お前と俺は今日が初対面! 全く因縁も何もない。だがな、前世からの因縁が俺にはある!!」
「何を訳の分からないことを言っているのだ?」
「そう、お前には全く理解しがたい因縁なんだよなぁ」
そう、原作ではタッグトーナメント編で俺とスペシャルマンのビッグボンバーズがアシュラマンとサンシャインのはぐれ悪魔超人コンビにあっさり間引きされ、二世の世界では国辱とまでののしられるようになってしまった!
今回はそんなことも起きる前に対戦することになったが、そもそもこのカナディアンマンが本格的にネタキャラ扱いされ始めたのは悪魔六騎士が絡み始めてからだ! まぁ命を賭して闘ったキン肉マンに対し「うすのろ」発言したことはフォローしようがないが……。
「アシュラマン、あんたが六騎士の中でも別格の強さを誇ることはよ~~く知ってんだ。でもな、この闘い、必ず勝たせてもらうぜ!!」
『あ――――っ!! 他の会場でも対戦カードが決まっていっているようです!!』
俺とアシュラマンはモニターに目を向けた。
「私も仲間がどんな奴と闘うか気になる。試合開始は対戦カードが決まってからでも遅くはないだろう」
やばい、アシュラマンなんか大物感あるわ。流石は魔界のプリンスだ。
さて、モニターに現れたのはブラックホール、リングの設置場所の付近には観覧車がある。遊園地に設置のリングか、ということは相手はあいつだな。
「ほう、俺の相手はブラックホールか」
『こちらの会場ではブラックホールVSプラネットマンが決まりました!!』
これは、言うなれば
「プラネットマン、あんたとはスパーリングで大分世話になったが、今日こそは勝たせて貰う!!」
「元同胞といえど容赦はせんぞ俺は」
『こちらの会場にはウルフマンが到着しました!!』
ウルフマンのリングは高台に設置のリングか。こんなリング原作で出てないけど誰だったかな?
「ニシシ、なかなかに鍛え抜かれた体だ。ジャンクしがいがあるぜ」
『こちらではウルフマンVSジャンクマンが実現しました!!』
「とんでもない手をしてやがるな。でもな、俺は真っ正面から相手を受け止めるスタイルだからな、逃げはしないぜ!!」
うわぁ~~、これウルフマン大丈夫か? ウルフマンの真っ向勝負の猪突猛進なファイトスタイルじゃ、ジャンククラッシュされるのが目に見えている!
でも、ジャンクマンって他の六騎士に比べるとジャンククラッシュを除けばギミックじみたものはなく実は正当派より。他が砂になったり、忍術使ったり、変身したり、チートじみたところがあるからな。
意外と正統派同士でウルフマンとかみ合いそうだな。
『こちらの会場にはキン肉マンがやってきました!』
ん? この会場、どうも和風な雰囲気があるな。見たことはないリングだが、悪魔六騎士で和風といえばやっぱあいつだよな……
「ん? 対戦相手がいないではないか? どこじゃ~~い?」
キン肉マンがマットにあがり、対戦相手がいないかどうかを見回している。
「やったぞミート! 悪魔超人は私に恐れをなして逃げたのだ! な~っはっはは!!」
あ~~、ミート君もあきれ顔でキン肉マンを見ているな。いつも通りって感じで安心はするけど。
ぼわぁん
あっ、キン肉マンの影から何かが出てきた!?
「闇に現れ闇に消える。ザ・ニンジャ!!」
「おわ~~っ!! お前どこから出てきとるんじゃ!!」
「いわんこっちゃないですよ王子!!」
『こちらではキン肉マンVSザ・ニンジャと決まりました!!』
早くもキン肉マンがびびりぎみだが、キン肉マンの勝利は固いだろうな。
それにしても、ザ・ニンジャとの試合か~~。キン肉マンは比較的ギミックの多い敵と戦うことは多いが、ニンジャだとどんな闘いになるか? これ、面白そうなカードだな。
あっ、ニンジャって串刺しとか真っ二つとか顔を剥がれるとか、大体酷い死に方して負けること多いからな。キン肉マンどんな風に倒すんだろうか?
『こちらの会場にはウォーズマンが到着しました!!』
リングのまわりにたくさん椅子がある! これは原作でも見たぞ!
「一番得体の知れない奴がやってきたな」
やはりスニゲーターか!
『ウォーズマンVSスニゲーターが決まりました!!』
う~~ん、予想つかない! この世界のウォーズマンいまだに残虐超人だからな~~。一週間スパーリングはしたけど、ウォーズマンが残虐スタイルを貫き通して、マジで俺百回は死にかけた。よく俺あいつとスパーリングやって生きていたな。
あっ、スニゲーターってキン肉マンのパワー全部吸って死なせたからかなり要注意じゃないか! ウォーズマンどう対処するんだろう?
『こちらの会場にバッファローマンがやってきました!!』
もう悪魔六騎士は一人だけ、奴しかいない。
「グォッフォッフォ!」
突然リングに砂煙が舞い降りてきた。やはりあいつだな!
『ラストのカードはバッファローマンVSサンシャインです!!』
おぉ! これは分かりやすいパワー対決じゃないか!! めちゃくちゃ迫力ありそう!! 7人の悪魔超人リーダー格、そして悪魔六騎士首領格の激突!! まさに女房を質に入れてでも見に行きたいカードだ!!
「グォッフォフォ、運が悪いなバッファローマンよ、俺以外の相手なら少しは勝機はあったのにな~~!」
「勝機? 少し? 俺は俺が勝つ姿しか想像できてないぜ!!」
カ――ン
『さぁ各会場一斉にゴングが鳴らされました!! 生き残るは正義か! 悪魔か! 互いの生存とプライドをかけた闘いが今始まります!!』
どうなるんだ!!