キン肉マン~転生したらカナディアンマンだった件~   作:やきたまご

27 / 28
今がチャンスだ!!


命を賭した出血大サービス!?の巻

 バッファローマン、キン肉マンはサンシャインとザ・ニンジャがまだ口論の最中であることを確認し、互いにアイコンタクトする。

 

ダダダダ

 

『あ――っと! バッファローマン! キン肉マン! サンシャインとザ・ニンジャの隙をついて向かっていった!!』

 

「し、しまった!!」

 

 キン肉マンはザ・ニンジャをキン肉バスターの体勢にとらえ空中にジャンプした。バッファローマンも同様にサンシャインをハリケーンミキサーで宙へと吹っ飛ばした。

 

『出ました――っ!! キン肉マン! バッファローマン! お互いにフィニッシュホールドで決めにいった――っ!!』

 

「馬鹿め、拙者があの技をつかえることを忘れたか!! 順逆自在の術!!」

 

「おわぁ~~!!」

 

『なんということだ――っ!! 技のかけ手が入れ替わり、ザ・ニンジャがキン肉マンにキン肉バスターをかけてしまった――っ!!』

 

「くらえ――っ!!」

 

ずしぃん

 

『決まってしまった――っ!! キン肉マン!! まさかの自分のフィニッシュホールドをくらってダウンだ――っ!!』

 

「グォッフォフォ、バッファローマンよ、俺がこのままお前の技を食らうと思うか?」

 

「なに!?」

 

ザザザザザ

 

『サンシャイン!! 宙で砂となってバッファローマンに降り注ぎにいくぞ!!』

 

「くらえ、地獄のコマ落とし!!」

 

『サンシャイン!! 自身をコマの形に変えてバッファローマンの頭上に落下だ――っ!!』

 

どごぉん

 

「ぐほぁ!!」

 

『バッファローマン!! 頭からまともにサンシャインの技を食らってしまった!! バッファローマンもダウン!! 悪魔六騎士コンビ

! 劣勢でしたが逆転しました!! まさか最強のコンビがここで敗北するのでしょうか――っ!!』

 

スリ~ フォ~ ファイブ~

 

 キン肉マンはリングのロープを使い何とか立ち上がろうとしてきながらも、攻略法法を考えていた。

 

(駄目だ……ザ・ニンジャに攻撃を仕掛けても、あの順逆自在の術で逆転されてしまう……かといって私にはあのような技を真似する器用さもない……私の技は全て返される……私の技……そうか!! 私だけだからだめだったんだ!!)

 

 同様にバッファローマンもよろよろながらも立ち上がり、キン肉マン同様攻略法を考えている。

 

(普通に技を仕掛けても、サンシャインが砂になってしまったら、どんな技も無意味だ……砂にならなくなる方法はねえか……奴を固めちまうような方法は……あった!! だが、この方法は……)

 

『お――っ!! キン肉マンとバッファローマン!! 何とか立ちあがってきました――っ!!』

 

「バッファローマン、ザ・ニンジャを攻略する術を見つけたぜ」

 

「奇遇だな、俺もサンシャイン攻略の方法を見つけたぜ」

 

「そうか、これであの二人を倒せるぞ!!」

 

「……キン肉マン、この闘いの結末がどうなろうと勝ちたいか?」

 

「ど、どうしたんだバッファローマン?」

 

「勝ちたいかと聞いている!!」

 

「そりゃあもちろん勝ちたいに決まっておるじゃろ!!」

 

「そうか、だったらおまえはザ・ニンジャを足止めしといてくれ。そして俺のやることは黙って見届けてくれよ!!」

 

「わかったぜ!!」

 

『キン肉マン!! ザ・ニンジャを羽交い締めにした!!』

 

「こら、はなせこのぶた面男! ニンニク臭いではないか!!」

 

ばりりぃ

 

『あ――っと! バッファローマンも自身の皮膚を破り傷だらけの身体を露わにした――っ!! 一体どういうつもりなんだ――っ!!』

 

「うおおおお!!」

 

『バッファローマン!! サンシャインをタックルで倒しにいき、そのまま正面からサンシャインの首を決めにいく!!』

 

「これしきのパワー、はじき返してくれる!!」

 

ばぁん

 

『サンシャイン強引にバッファローマンをはがしにいった!! しかしバッファローマン今度はベアハッグでサンシャインの身体をしめつけにいく!!』

 

「グォフォフォ、貴様の1000万パワーもそんなもんか? 全然痛くないぞ~~!!」

 

がしん がしん がしん

 

『サンシャイン!! ベアハッグを駆けられた状態でエルボーをバッファローマンの頭部に連打!!』

 

たらたらたら

 

「バッファローマン!! さっきお前がサンシャインにくらった頭部の傷が開いて大量に出血している!! 早くサンシャインから離れろ!!」

 

「黙って見ておけと言ったはずだ!!」

 

 気がつけばバッファローマンは頭部だけでなく、全身の傷からも血が噴き出している。

 

「つまらん意地をはらん方が良いぞバッファローマン、俺から見ても今のお前は狂牛病にでもなったかと思うくらい頭がおかしいぞ」

 

「どうやら、気付くのが遅かったみたいだな」

 

ぱき ぱき ぱき

 

『あ――っと! サンシャインの金色の身体が赤黒くなっていった――っ!!』

 

「ま、まさかお前っ!?」

 

「そうとも、お前が砂になって技から脱出なできないように、俺の血をたっぷり吸わせてやったのさ!! 血は空気に触れれば固まるんだよ!!」

 

ばぁぁぁん

 

『バッファローマン!! サンシャインとともに宙高く飛んで技の体勢に決めに行った――っ!!』

 

「くらえ、超人十字架落とし――っ!!」

 

「ぐぅっ!! 砂になれん!!」

 

「いかん、サンシャイン――!!」

 

『ザ・ニンジャがすかさずカットに入りに行った!!』

 

「おっと、私の事を忘れて貰っては困るぞ!!」

 

「しまった!!」

 

『キン肉マンも同様に宙でザ・ニンジャを技の体勢にとらえた!! だが、この技は――っ!!』

 

「馬鹿め、先程拙者に破られたキン肉バスターを繰り出すとは!! また返してみせる!!」

 

「確かに私一人のキン肉バスターなら破られるだろう、だが!!」

 

 キン肉マンが落下速度を高めると、そこには超人十字架落としをかけているバッファローマンがいた。

 

がっきん

 

 バッファローマンとキン肉マンの技が合わさった。

 

「いくらお前でも、私とバッファローマン二人の技を同時に返せないだろ!!」

 

「しまった!! まさかそこに気付くとは!!」

 

『こ、これは、バッファローマンの十字架落としとキン肉マンのキン肉バスターの合体技だ――っ!!』

 

牛肉の奇跡の共演(バッファローマッスルミラクルプレイド)!!」

 

ずがぁぁぁぁぁぁんんん

 

 キン肉マン、バッファローマンが技をとくと、サンシャインとザ・ニンジャは誰の目にも明らかな状態で戦闘不能の状態となっていた。

 

 

カン カン カン カン

 

『決まりました――っ!! 急遽決まった最強の牛肉コンビVS悪魔六騎士コンビはキン肉マンとバッファローマンの奇跡のタッグ技でフィニッシュしました――っ!!』

 

「うおおおいいい!! やったぞ――っ!! バッファローマン!!」

 

 キン肉マンが笑顔でバッファローマンを抱きにいくが様子が変だった。

 

ばたん

 

「バ、バッファローマン!? 今すぐ超人病院に運んでやるぞ!! 待ってろ!!」

 

「無駄だキン肉マン……勝つためとはいえ俺は無茶をしすぎた……許容範囲の出血をしてしまいもう助からねえ……」

 

 キン肉マンの目には涙が浮かんできた。

 

「短い間だったが、お前達正義超人と一緒になれて楽しかったぜ……ブラックホールにも、先に地獄で待っていると伝えてくれ……プラネットマン戦の時には仲間を遠慮無く倒せといったからな……後であいつらに痛い目合わされるだろうな……」

 

「バッファローマン……」

 

 バッファローマンの身体から力が抜け、そのまま息を引き取った。

 

 

「うぅぅ、バッファロ――マ――ン!!」

 

 突如、空に暗雲が立ちこめ、辺りが騒然となった。

 

(礼を言うぞキン肉マン、それにその仲間達よ。悪魔六騎士が倒されたことによって、私のエネルギーとして吸収しやすくなった)

 

「なに!? つまり悪魔六騎士はお前のために死ぬということだったのか!!」

 

(そういうことだ、おまけにお前達も消耗している状態だ。もはや私を邪魔する者はいない)

 

バリリリリ

 

 日本各地にいる悪魔六騎士そしてバッファローマンにも光が降り注いだ。

 

「ギャアアアア!!」

 

「あ、悪魔将軍様――っ!!」

 

 サンシャイン、ザ・ニンジャ、他の息のある六騎士も悲鳴をあげながら暗黒の雲へと吸収されていった。

 

(これで、私は完全復活した!! 正義超人達よ!! 今から駆逐してやる!!)

 

 暗雲かに光が刺し、そこから悪魔将軍が地上へとゆっくり着地していった。一方、カナディアンマンもこの状況を見てどうしたもんかと非常に悩んだ。

 

(ぐっ!! どうすればいいんだ!! 原作ではキン肉マンが闘うが、今闘ったばかりで闘える状況じゃねえ!! 俺やウォーズマンあたりはまだ闘えるが、時間稼ぎがやっとだろう、確実に死ぬ!! もう俺は地獄には行きたくねえよ!!)

 

(私の出番が来たようですね……)

 

 気がつけばキン肉マンの目の前にシルバーマンのマスクがいた。

 

(本来であれば、あなたに闘って頂く予定ではありましたが、兄さんは急な動きを見せすぎている……あなたの回復は待ってはくれないでしょう……)

 

「な、なぜ悪魔将軍、いや、ゴールドマンといえばいいのか、そんなにも急ぐのか、ちょっとは待ってくれてもいいのにのう……」

 

(長くなりますので割愛しますが、恐らく兄さんがどんな犠牲を払ってでも僕との闘いを実現したいという邪心にサタンがつけこみ、操られているのでしょう。そしてサタンの目的は正義超人、悪魔超人を殲滅することによる神の座席の取得!!)

 

「待て待て!! どうしてそういう話になるのか全く分からんぞ!!」

 

(申し訳ありませんが、詳細を説明する暇はありません。今は兄さんを止めることが優先です! そこでキン肉マン、あなたに頼みがあります!!)

 

「わ、私に??」

 

(私はこれから兄さんと闘いにいきます。しかし、身体の実体化が不完全で長く闘える身体ではありません。よりしろとなる超人が必要なのです)

 

「ま、まさか……」

 

(キン肉マン、あなたの身体をよりしろにしたいのです)

 

「ちょっと待ってくれ! 私以外にも闘えるのがおるじゃろう! カナディアンマンやウォーズマンやブラックホールもおる!!」

 

(申し訳ありませんが、私の系譜を継ぐ者にしかよりしろにできないのです。私の系譜を継ぐのはキン肉マン、あなただけなのです、それに、バッファローマンもあなたを信じて命を賭したのですよ)

 

「はっ!!」

 

 キン肉マンはその一言で気持ちを一気に切り替えた。

 

「分かったシルバーマン、このキン肉マンの身体を遠慮無く使ってくれ!!」

 

(ありがとうキン肉マン)

 

キィィィン

 

 あたりが光に包まれ二人は消えていった。

 そして日本の某所にていつの間にか多くの観客が集まり、リングには悪魔将軍が待っている。

 

「待たせました兄さん」

 

「あぁ、大分待ちくたびれたぞ」

 

「今こそ兄弟対決の決着を付けましょう!!」




至高の対決実現!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。