仮面ライダーインセクト   作:大家主

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普通の高校生中野紺は時の王、オーマジオウの騎士となる運命が待っていた。
今回のライダーは偉人の力を使うあのライダー。


開眼 偉人のパーカー

「ウォズ、ここはどこ?」

「ここは、2015年仮面ライダーゴーストの世界だ、我が騎士。」

「仮面ライダーゴースト。おばけだっけ?」

「ああ、仮面ライダーゴーストは幽霊だね。」

「で、ここにいるわけだ。」

今、俺達は大天空寺にいる。

「ここに仮面ライダーゴーストがいるんだ。」

「その通り。」

俺達は、大天空寺に入った。

「すみません!!」

するとオレンジ色の着物姿のお坊さんが出てきた。

「ようこそ、不可思議現象究明所へ。今日は、どうされました?」

「いや、ここに天空寺尊さんがいらっしゃると聞いて伺ったのですが。」

「たける殿ですね。少々お待ち下さいませ。たける殿!!たける殿!!」

奥からの青年が出てきた。

「俺に、何か用?」

「はい!!」

「なら、奥へどうぞ。」

「失礼します。」

俺達は、奥の部屋に連れられた。

 

「で、用って言うのは?」

「単刀直入に言うと、、、ベルトを貸して下さい。」

「はい?」

「仮面ライダーゴーストですよね。」

「どうしてそれを?」

「俺は、仮面ライダーインセクトこと中野紺です。わけあって、ベルトを持ってないんです。ですので、貸して下さい。」

「いや、そんなこと言われても。」

「お願いします!!」

「理由を教えてくれる?」

「はい、ある集団が仮面ライダーを消そうとしているんです。」

「それで?」

「下手をすればたけるさんは死んでします!!」

「たけるは、もう死んでいるわよ。」

奥から女性の人が出てきた。

「あっそうなんだ。」

「俺は、わけあって今は霊体なんだ。」

たけるは、消えて見せた。そして俺の左に現れた。

「わあ!!」

「だから、俺はもう死んでいる。100日という制限付きだけどね。」

「そうなんですか。そんなことはともかく、その敵はなぜか知らないけど、ライダーの力が利かないんだ。」

「だから来たんだ。」

「ベルトを貸してくれますか?」

「貸そうと思ってもベルトが俺の体にくっついているからどのみち貸せないんだけど。」

「そんな~~。」

「じゃあどうすればいいんだ!!」

その時、ここのシャドーセクトが現れた。何かを持っていた。

「それは、アイコン!!」

「これ、アイコンって言うんだ。」

シャドーセクトはアイコンを置くと 、蓄音機に替わった。今で言うCDプレイヤーだ。

「これがここでのアイテムか。アイコンって?」

「アイコンには、英雄の魂が入っているんだ。」

「へぇー。じゃあ、これにはどんな英雄の魂が入っているんだろう?」

突然、大きな声が聞こえた。

「大変ですぞ!!たける殿!!」

「おなりどうしたんだ?」

「寺の周りの木が次から次へ倒れていくという不可思議現象が起こっていますぞ!!」

「わかった。俺は、ちょっと行ってくるから中野くんは、」

「俺も行きます。」

「でも、戦えないんでしょ。」

「俺、分かっちゃったんで。」

「?」

「たけるさん、行きましょう。」

「あっうん。」

「ウォズも行くよ。」

俺達は、現場に行った。

 

「たける殿!!」

「おなりここか。」

そこには、多くの木が倒れていた。

「凄いなこりゃ。」

「誰がこんなこと。」

「あいつらだろう。そこにいるんだろう。」

俺は、真後ろを見て言った。

「よくわかったな。」

「いや?テキトウだけど。」

「まあいい。仮面ライダーを消すまでだ。」

そいつは、俺達に突っ込んできた。

「よし。」

たけるさんは、変身するために構えた。

「たけるさん!!これを使って下さい。」

俺は、さっきシャドーセクトが持ってきた。アイコンをたけるさんに、投げ渡した。

「わかった。」

たけるさんは、アイコンを押してベルトに装着した。俺はたけるさんのところへ行った。

アーイ

バッチリミナ

バッチリミナ

濃い緑色のおばけが出てきた。次の瞬間、

「あっ!!」

たけるさんからベルトがとれた。

俺はとっさにベルトを掴んだ。

「こう言うこと。」

バッチリミナ

バッチリミナ

「変身!!」

カイガンインセクト

ベルトをセレクト

インセクト

俺は、濃い緑色のゴーストをまとい剣を構えた。

 

さっきのシャドーセクトが飛んできた。俺の前に来ると、二本の斧に変わった。俺は、斧に変わったシャドーセクトを取って構えた。

「お前は邪魔だ!!。」

インセクトは、攻撃を避けた。

「普通、名乗れよ!!」

「俺の名は、カルスだがっ。」

攻撃が飛んできた。

「何でライダーを倒そうとする!!」

「そんなもの、俺の仲間に聞いたろ。」

「くっ。」

インセクトは、斧で攻撃するも避けられてしまった。

「あまいな。」

「くそがー!!」

今度はジャンプをして地面に叩きつけたが、避けられてしまう。インセクトは、あの手この手使ったが全部避けられてしまった。

「これじゃ全然倒せないな。」

たけるさんが言った。

「この!!」

インセクトが、カルスに攻撃を仕掛けたが、カルスがいきなりフラッシュをした。

「うが~~!!」

インセクトの変身が解けてしまった。

「見たか私の技を」

紺の視界には、白い光しか見えなくなかった。

「うが~~!!」

インセクトは立とうとしたが、カルスの位置もウォズ達の位置も分からず無理に動けなくなってしまった。

「あ~あ。つまらないな~。そうだ、君が知りたがっていた、私達が仮面ライダーを消そうとする理由から教えようか?」

カルスは、面白そうにした。

「実は!!私達を生み出したのは、未来の君なんだよ。」

インセクトの動きが止まった。

「ちなみに、仮面ライダーを消そうしたけど、君が助けると確信してから倒しに来てるよ。」

「嘘だ嘘だ!!」

インセクトは、叫び始めた。

「嘘ではない。未来の君は、オウマジオウが気にくわなくてね、君が仮面ライダーの力を使えるようにしているんだよ。実際、いままで倒した奴等、弱かっただろ。」

インセクトは、今気づいた。歴戦を戦った仮面ライダーが一撃も攻撃できなかったのに、敵が俺の攻撃を一撃くらったくらいで倒れていたことに。

「そういうことだよ。」

「嘘だ。そんなはずない。」

「これ以上君を傷めつけたら未来に影響するかもしれないから、これくらいにしておくよ。次会ったときもっと強くなっててね。じゃあね~~」

紺の目には見えなかったが、カルスは光を纏い消えていった。

「くそ~~!!」

紺は、その場で立ち尽くして嘆いていた。




私の本には、載っていないことや私の知らないことを言っていたのだがさてなんのことかさっぱりだ。次は、マゼンタカラーのあのライダー。

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