『そうですね、できるだけ助けたいわ、提督だってそうでしょう?』
画面の彼女の問いを聞いて……俺はそっとブラウザを閉じた。彼女は眩しすぎた。俺のような、薄汚い、自分優先の男には。
『俺は戦うよりも逃げる方が怖いからな。逃げたら、もう俺には戻れない気がするから』
その台詞を見て、そっと小説を閉じた。彼もまた、眩しすぎた。自分のことしか考えられない男には。
俺には、何もかもが眩しかった。仮面ライダーも、戦隊ヒーローも、誰かのために動ける人間が。
俺は、その中でも彼女に強く惹かれて、それでいて彼女が恨めしかった。
俺は、彼に憧れ、それでいて恐怖を感じた。
何故そんなに誰かを思える?何故そこまで守ることにこだわる?俺は、2人にそう問いたかった。返ってくる答えは、何となく分かっていても。
あの2人に憧れたからだろうか?ボールを取ろうと飛び出した少年を庇ったのは。
俺は、死を覚悟して、それでいて僅かな満足を覚えていた。でも、それでも彼女と彼のようにはなれないなと思った。きっとあの2人は、こんな満足のために人を助けるのではないだろうから。
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気がついたら、神を名乗る男に会っていた。でも、今時よくある転生にはさほど興味はなかった。だから、天国でも地獄でもいいから死なせてくれと頼んだ。だが、無理だと言われた。天国も地獄も今は人がいっぱいなのだと。転生を夢見て死ぬものたちが多く、そこで転生と言う形で来る魂を対処しているのだとか。だが、どうでもよかった。普通に死なせてほしかった。まぁ、美味しい話なんてなく、「ちょっとの特典はやるがもう聞かん!さっさと転生しろ!」と言われてしまった。そして、俺は、何もかも忘れた……
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『--なさい、起きなさい!いつまでも寝てるの!』
それが転生してから聞いた第1声だった。気がつけば、俺はベッドに寝ていた。小1ぐらいか。
『お前、--って言うのか、よろしくな!』
『……-だ、よろしく』
あの2人は、元気だろうか?転生してから初めて出来た2人の友達。でも、1人はしばらくしてどこかに行ってしまった。
そして、俺も……
『--さん、IS適正にて結果がSだったため、ぜひ国家代表候補生に!』
そんなことを言われたのは中1ぐらいか。親も、どちらかと言うと母がそれに賛成し、俺は国家代表候補生訓練施設で過ごすことになった。
『またな!』
そう言って俺を送り出したアイツは、今、何をしているか。
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「……9秒38」
俺には、いや私には、やらなきゃいけないことがある。例えガワだけだとしても、見た目も、名前も彼女なのだ。だから、守らなきゃいけない。私が私であるために。
「……もっと、強くならなきゃ」
初霜ふもふ。どこ発祥なんでしょうかね?どっかで「しまった!これははつしもふもふの罠だ!」ってーのを見た気がするんですよねぇ……