艦これの小説   作:猫又提督

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10数分クオリティ

登場人物

艦娘二人・・・自分の好きな艦娘を当てはめてみてね。



ああ、この憎ったらしい世界に祝福は似合うだろうか

「ああ、この憎ったらしい世界に祝福は似合うだろうか。」

 

「なに?その変な言葉。」

 

「ふと、頭に思い浮かんだ。」

 

「あらそう。頭おかしくなっちゃった?解体される五分前だから。」

 

「そうかもしれない。そうでないかもしれない。」

 

「本当に壊れちゃったのね。そんなに怖い?深海棲艦のほうがもっと怖かったわよ?」

 

「ひどいなあ、勝手に壊れたなんて決めないでくれ。」

 

「あらそう。それは失礼。」

 

「怖くないさ。どうせ解体されたら、そこでおしまいさ。」

 

「それは理由になっているの?」

 

「さあね。」

 

 

『イヤだぁ!死にたくない!!まだ死にたくない!どうして!私達は世界を救ったのに!どうして!恨んでやる!絶対に恨んでやる!こんな国なんて滅んでしまえ!!』

 

「うるさいねぇ。最後なんだから静かに過ごさせてほしいよ。」

 

「そうねえ。あんなに扉をガンガン叩いてもどうしようもないのに。」

 

「ああ、気絶させられちゃった。」

 

「いや、撃たれちゃったのかもしれないわよ?」

 

「どうして?」

 

「音がした。」

 

「音?」

 

「そう、小さな音。ぱーんと小さく、でも部屋中に響くように。」

 

「ふーん。」

 

「怖くない?」

 

「解体のこと?」

 

「そう。」

 

「怖くないさ。どうせ解体されたらそれでおしまいなのだから。死人に口なしと言うだろう?終わったら何も言わないし、感じないし、思わないさ。」

 

「それは私達の立場が使う言葉ではないと思うのだけど。」

 

「あれ?そうだっけ。」

 

「どれぐらい経った?」

 

「思ったよりも長く過ぎたかもしれないし、短いかもしれない。」

 

「そうね分からないわね。ここには時計ないし。」

 

「何もないからね。いや、ベッドもトイレも窓もあるから何もないわけではないのか。」

 

「ああ、この憎ったらしい世界を謳歌した私達は一体何者なのか。」

 

「さあね、分からないね。」

 

「自分で言ってわけ分からないわね。さすが咄嗟に思い浮かんだ言葉。かっこ悪いし、意味がわからない。」

 

「言葉なんてそんなものさ。」

 

「まるでこの世界のよう?」

 

「かもしれないね。世界は自分たちを見放した。その結果どうなるのか。」

 

「あいつらが完全に消滅したのかはわからない。ただ、一年ちょっと全く見なくなっただけ。」

 

「ああ、ちょっと未来が気になるようになってしまった。」

 

「怖くなったの?」

 

「少しだけ。」

 

「逃げちゃう?」

 

「それはいいかもしれない。」

 

「でもできるかどうかは分からないわよ?」

 

「一か八かやって見る価値はあるはずさ。ほら、こんなところに艤装があるよ。」

 

「あら、いつの間にこんなところにおいてあったのかしら。あなたの分とそして私の分。」

 

「奴らは無能さ。これがわからなかったからね。」

 

「私も気になったわ。無能が自分たちの考えで矛と盾を投げ捨てた結果が。」

 

「そうだろう。そうだろう。さあ、時間がない。そろそろ奴らがやってくる。」

 

「そうね。コツコツとやってくる。」

 

「さあ、扉の前までやってきた。この壁の向こうが外だ。いくよ、せーの!」




最後はどうなったかな?
二人が先か奴らが先か
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