特技?指パッチンと衝撃波です!   作:死告天使

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1話

『お前は化け物だ』

 

『お前は人間を越える物だ』

 

私の......周りの人は.....こう言っていた。

 

『お前は道具や機械と同じだ。ただ、我々の命を受け入れやれば良い。』

 

私は.....道具だ......機械だ......疑いもしなかなった。殺しの技術などを教え込まれた。最初は自分のようになれなかった自分を殺し、次は紛争地に送りだされ殺し続けた。だが、

 

『お前は........私の子供だ。』

 

私を産み出した白衣を着た博士.....早乙女博士がだんだんこう言ってきた。他の白衣を着た人たちも何故か私に必要でもない知識を与えた。

 

『あぁ、子供に会いてぇ』

 

『母さんの料理がなぁ!これまた上手いんだなぁ!』

 

子供.....料理......私には理解出来ないものだ。私は.....傷付けば肉体が再生する。自分の肉を食えばまた再生.....その料理とは無縁だ。

 

『......分からない....』

 

『何がだ?』

 

『私には......分かりません.....私は.....道具や機械だ.......貴方たちとは違う.....化け物だ.......でも何故.....貴方たちは......私と話......全く殺しに必要のない......知識を.....教えるのです?』

 

『.......あいつらにも私にも家族がいるからだろうな.....』

『かぞ......く?』

 

『あぁ.....愛した人がいる、お前と同じ肉体年齢のような人がいる。.......お前を産み出した時点でそいつらと同じ『愛情』というものが芽生えたのだよ。』

 

『愛.......情.......』

 

『お前もいつか分かるさ......その時まで、私たちがあいつらに内緒で教えるさ....はははははは!!』

 

博士は笑顔だった。私は......疑問.....いや.....興味が沸いた......子供.....料理.....家族.....愛情.......全て.....私には....無いものだ.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....はぁー、全く.....厄介な子供だな。」

 

ある一室の前にある男が立っていた。

 

「更識様」

 

更識と呼ばれた男は振り向くと、黒いスーツを着ている人物がいた。

 

「ん?あぁ.....あの船から何か出たか?」

 

「はい.....船を調べたところ、客船だと偽っていたことが分かりました。船を引き上げ船内を調べた所、多くの重火器が見つかり乗員全員が全て亡くなっていました。それも、真っ二つや全ての骨が粉砕されてる者がいました。.......先日、盗まれた『打鉄』と『ラファール』の一機ずつのISが待機状態で発見されたました。」

 

「IS?.....操縦者は?」

 

「いえ.....操縦者だと思われる....女性2名とも真っ二つにされていました。」

 

「真っ二つ....か......この少年がそれを.....やった可能性があるな。」

 

二人が一室にいて、寝ている少年に注目した。

 

「.....更識様.....もう1つ報告が....」

 

「.....何だ?」

 

「更識様は『亡国企業』が関連していると思われていましたが.......更識様の命により『真っ二つ』と『衝撃波』の2つに関連する事件を調べると.....亡国企業の重要人物も殺されていることが分かりました。」

 

「っ!......つまり、亡国企業は関連していない.....と.......ますます分からないことになった。」

 

この少年を調べるために血液検索、顔検索.....全てを行ったが、検索結果は全て0出会った。いや、血液検索は数人一致したものがいたが既に亡くなっている者や結婚や子供がいる人物ではいなかった。また、

 

「.....指パッチンでカマイタチを起こし、衝撃波を放つことの出来る.....まるで、あの戦争が本当にあったことを証明するようなものじゃないか.....」

 

「.....この少年の容姿が一致する事件もありました。」

 

黒いスーツの男は、先ほどの報告の他に数年前に同じ姿の少年がゲリラを殺している現場を目撃している証言などがあったことを報告した。

 

「数年前に?......全く身体が成長していない.....ということか.......まだ調べる必要があるな。それに.....早乙女博士も気になる。」

 

早乙女博士....生物学の第一人者だった。だが、数十年前に行方不明になり......そして、今発見され.....死亡を確認された。面識のある人の確認も取れたことで本人だと分かった。

 

「......今まで何処へ居たのか.....さらに、博士が持っていたUSB.....あれの解析は?」

 

「今のところまだ解析中です。」

 

「そうか......ん?目覚めたか?」

 

話をしていると少年が目覚めたのを気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

目覚めるとそこは男がいつも実験されていた部屋ではない所だった。

 

「......そうだ......博士の....任務......」

 

男はベッドから出ようとするが

 

「......」

 

力が出なく、そのまま地面とキスをするところだったが、

 

「おっと、危ない危ない」

 

着物を着た男性が男の身体を受け止めていた。

 

「まだまだ安静にしていないと駄目だ。」

 

「.......貴方は?」

 

「私?私は更識楯無という。」

 

「........」

 

男は興味もないという顔をして、またベッドから出ようとするが、やはり楯無に止められてしまう。

 

「.....私は.....博士に.....生きろと........任務を.......渡されました......貴方が......邪魔を....するなら......」

 

パチンッ

 

バリンッ

 

「!?」

 

男が指パッチンをすると部屋にあった花瓶を真っ二つにしてしまった。

 

「こう.....なります。.....だから....」

 

「.......生きるためには、まず体力を回復しないと駄目だろ?怪我は既に治っているけれども、先ほど見た通り体力は全然だろ?そのためにも休みなさい。」

 

と、楯無は男に布団をかけたが

 

「.....体力は.....何か食べれば......戻ります。」

 

「......そうか、では何が食べたい?」

 

楯無はそう聞いたが

 

「いえ.......私の肉が.....あります。」

 

「え?」

 

自分の肉?そう楯無が思っていると、男は自分の腕組みを口元にもっていき........

 

「はむっ!....ぐちゃぐちゃ.....はむっ!」

 

「!!」

 

男は己の腕に噛みつきそして、喰った。

 

「ま、待ちなさい!!」

 

楯無はあまりの光景に思考が停止したがすぐに取り戻し、男が腕を喰うのを止めさせた。

 

「?.....何故......止めるのです?」

 

「.....君は......痛まないのかね?」

本来、人間には痛覚が備わり腕を喰らったなら尋常ではない苦痛が襲うはずなのだが、男は無表情であった。

 

「痛み.......それは.....私に無いもの......黒いタイツたち.......総督が......私には全く.....必要では無い.....と言っていました。」

 

「(感情も薄く、痛覚さえもこの少年には無いのか.....しかも......話を聞けば彼が誕生したの数年以上前だ.....なのにあの肉体年齢.....)」

 

楯無がそう思っていると男が重要な言葉に楯無は気付き、男に聞いた。

 

「その総督とは?」

 

「.....私の......「じゅっけつしゅうけいかく」の......計画者です。」

 

 

 

 

 

 

少年....いや、男との話を終えた楯無は看護師を部屋に寄越して部屋を出た。

「......どうでしたか?」

 

「......『十傑集』」

 

「え?」

 

「.....本当にあの戦争があったとは......それに幻のBF団まで....」

 

ある国と国の戦い.....数百年前、つまり、第二次世界大戦の時、表では原子爆弾によって終演したものだった。裏では、超能力者たちとその配下が己の命を削って戦った戦争だった。

BF団.....日本・ドイツ・イタリアなどの枢軸国によって組織された超能力者の秘密部隊だった。最初は彼らが一方的だったが、アメリカ・イギリスなどの連合国がこれに対抗する組織を作り抵抗した。そして、日本に原爆やドイツ・イタリアなどの総崩れもあり、BF団もろとも壊滅したのだが.......これは裏の戦い.......迷信やデマだと言われてきた......この男が現れるまで....

 

「......では、これまでの重要人物の暗殺などや彼の誕生も......BF団が.....」

 

「......その可能性が高い.......報道機関や政府.....あらゆる機関には内密や隠蔽しろ」

 

「はっ!」

 

もし、これが表舞台に出れば......世界はまた崩れる可能性が高い.......BF団.....この組織が存在すると思っている過激派や女性団体権などが彼を一斉に狙う......だが、それは、男が言っていた計画の一部に過ぎない.....本当の狙いは......そいつら......いや、人類の抹殺......だが、彼をどうすれば......

 

「.....仕方がない....」

 

楯無はあることを決心をして、一度病院を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地下

 

「......あぁ.....愛しい愛しい.....私の○○よ.....見つけたぞ......」

 

例の広大な地下には黒いタイツたちと

 

「総督!」

 

「......どうした?」

 

総督と呼ばれた黒いスーツを着た男がいた。

 

「No.305を発見されましt....ズガンッ!...ゴバァッ!」

 

黒いスーツは近くに来た黒いタイツを持っていた銃で撃ち殺した。

 

「.....その名を止めよう.....早乙女博士が素敵な名前を付けたんだ.....これから、彼を『元気』と呼ぼう......良いな?」

 

『了解!!!!!』

 

黒いタイツたちは死んだ男のことを全く気にせずに死体を片付け、仕事に戻った。

 

「さて、諸君!!!!!」

 

『!!』

 

彼は部屋にいる全員が聞こえるほどの大きな声を出した。

 

「.....元気をこのまま観察しよう!彼は私達の道具であり!希望である!早乙女博士たちが勝手に少しの感情を入れたことでどのように変化するか.......楽しみにしよう.....ははは......ははははははは!!!!!」

 

広大な地下の隅までも届くほどの不吉な笑い声がした。

 

 

 

 




一応、「元気」の姿などの説明です。
姿は、ヒィッツカラルドのようだが、目はちゃんと黒く、髪は黒色である。
身長は全く伸びず、子供姿のままに近い。のだが、彼はこれでも数センチは伸びていると証言。
彼が誕生したのは「白騎士事件」よりもっと前でもある、つまり年齢は10歳以上だが、言葉も片言や殺しの知識や目標の顔を覚えるのは出来るが他の知識が不足している。彼曰く「博士たちは......周りの連中によって.....言葉は教えても......意味は教えてくれなかった」ということ。珍しい物には興奮する。
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