特技?指パッチンと衝撃波です!   作:死告天使

3 / 3



2話

 

あれから数日後

 

「......ということで」

 

「......新しく......ここで働くことに.......なりました......早乙女.....元気です。」

 

『........』

 

「.....子供のように見えるが舐めてかかったら危険なので注意すること。そして、元気も無闇に能力を使わないこと。分かったな。」

 

『はいっ!!』

 

「使わない........了解しました。」

 

慣れないスーツ姿で片言で了承した元気.......さて、何故こうなったかというと、数日前に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

「.........住み.....込み?」

 

「あぁ、君には住む所もないだろ?それに......BF団が君を狙う可能性もある。早乙女博士が君に生きろって言ったのだろ?」

 

「........」

 

「博士のためにも、私の家に住み込みで働かないか?」

 

「.......それが........私の......新しい任務......ですか?」

 

「任務......それに近いかな?」

 

「了解.......これより......貴方の命令を......聞きます。」

 

「よし!身元などはこちらに任せたまえ。」

 

「了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在

 

「.......」

 

「そうそうそのように....」

 

元気は今......掃除を行っていた。

 

「......」

 

更識邸での初日の生活はまだまだ慣れない感じであったが、仕事は徐々に慣れていた。掃除・洗濯などあらゆることを行っていた。そんな元気を物陰である少女が見ていた。

 

「......」

 

「....どうした簪?」

 

簪と呼ばれた少女は小さく

 

「.......」

 

「......受け入れられないか?」

 

簪は元気が来てから疑問しかなかった。目の前で無表情で人を殺した人間が今は我が家でお手伝いさんとして働いている......簪.....いや、あの現場にいた人は全員そうだ。

 

「......お姉ちゃんや本音も普通にしてるけど、怖がってるよ......なのに....」

 

「......あの時に説明しただろ?」

 

「......」

 

 

 

 

 

元気が更識邸へ来る前

 

「.....あの子をここで働かせることに決めた。」

 

更識邸で働いている人や家族を集めて、そう宣言した。どよめきが起こり、

 

「大丈夫なんですか?」

 

という声もあったが

 

「彼を1人にすればそれこそ甚大な被害が産まれる。しかも、彼は殺し以外のことは何も知らない......いや、ある程度の知識はあるが感情も薄い......だからこそ、あのこにいろんなことを教えて変えようということだ.....異論があるものは私に言え!」

 

そう断言すると、ざわめきもなくなり全員が了承した。

 

 

 

 

 

「......もういい」

 

そう言い何処かへ行ってしまった。

 

「.........どうしたものか.......」

 

悩んでいるとあることを思い付いたような顔をして楯無も何処かへ行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、また数日後

 

ピピッ ピピッ ピピッ

 

ある一室で時計のアラームが鳴っていた。

 

「....んっ......朝d「おはようございます.......簪様」......」

 

そこは簪の部屋で自分の寝ていた隣に正座であの男......元気が笑顔でそこにいた。

 

「......き」

 

「き?」

 

「キャアアアアアアア!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......元気.....弁明を聞こう。」

 

悲鳴が聞こえすぐに人が駆けつけ、元気が簪の部屋にいたことで、「大変なことを仕出かそうとしたのか」と全員が思っていたが

 

「?いえ.......旦那様が......昨日......お嬢様二人に......1日交代で虚さんや......本音さんのお手伝いを.......と申されたので......始めに簪様の.......着替えなどを手伝いをと......」

「いや!限度があるからね!てか、いつからいたの?」

 

「確か.........3時に起床してすぐさま.......着替えを行い部屋に向かいました.....」

 

「えっと、今が6時だから......」

 

「3時間もいました......とても......良い寝顔でした.....」

 

その発言で全員が思い出した彼には洗濯などの情報を教えても、感情や今の常識をまだ少ししか教えていなかったことを。だから、恥ずかしさなどなく簪の部屋に行けたことを......一方の簪は

 

「もう.......いっそ殺して.....」

 

手で顔を隠しながら、赤くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからも色んなことがありながらも、人に教えてもらい、触れ合いながら成長していった元気。

それから、数年後

 

「本音さん、簪様......準備は終わりましたか?」

 

あれから、背はなかなか伸びないが片言だった言葉は普通に喋れるようになっていた。

 

「.....うん、ありがとう。」

 

「あ~、ゲンゲンとも暫くお別れか~」

 

2人ともと仲良くなっていた。そして、3人はこれからIS学園に行くための準備をしていた。

 

「あ、いたいた!元気!」

「はい?何でしょうか?」

 

突然、刀奈様.....今はお父様の後を継いで楯無様が部屋に入ってきた。

 

「あら、簪ちゃんと本音もいたのね。少し、元気を借りて行くわよ?」

 

「え?う、うん、別に良いけど。」

 

「どうしたんですか?」

 

「ちょっとね、説明は少し後だから......付いて来なさい。」

 

「え?ちょ、ちょっと!」

 

楯無様が私の腕を引っ張って何処かへ連れて行こうとした。....服が伸びるため何とか離してもらい付いて行くて、ある部屋に案内をされた。そして、部屋を開けると

 

「ん?おぉ、来たか。」

 

部屋には、前代の楯無様と....ISがそこにはあった。

「えっと、どうしてISがここに?」

 

驚いた。男がISを動かしたニュースが流れそこから、全世界が一斉に男性の検査を始めたが、私は産まれもあるから、受けないと思っていたが、一応、学校の教師方には嘘の報告をした。そういう命令であるから。

 

「......やはり、ちゃんと検査を受けないとな。....これに触るだけで良い。」

 

やはり、検査は受けないと駄目らしい。.......そういうことか

 

「......人前で動かしてしまえば話題になり、総統に見つかる可能性があるからですよね。旦那様。」

 

「あぁ、物わかりが早くて助かる。」

 

あんな多くの人たちの前で受けてもし動かしてしまえば私の存在は広まり、BF団.....つまり、総統に見つかり私を連れ戻そうとするだろう.....ということから、人前では受けさせないようにしたのだろう。

 

「.....分かりました。....では」

 

私は置かれていたISに近付き触った。....すると、頭の中に多くの情報が流れ込み.....そして、次に目を開けると....

 

「......あの~、動かしてしまったのですが.....」

 

「........いや、君の出生を考えれば......いや、凄く驚いている。」

 

「本当に動かしてる!?」

 

自分にISが纏っていた。....その後は極秘に自分の入学届けなどを行い、簪様などには報告して物凄く驚かれたりしたが「まぁ.....貴方の産まれがね....」と普通の状態に戻っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某地下

 

「へぇ~、あの子!動かしたのね!?総統!」

 

長い茶髪で黒い服の女性がキャスター付きの椅子でクルクル回りながら、ある書類を読んで総統に声をかけた。

 

「あぁ、ISは謎が深いなぁ.......まぁ、それはどうでも良い。あの......んー......誰だったかな?まぁ、我々にとってはどいつも同じだから良いだろう。....なぁ、サニー君、ISと言えば何かな?」

 

長い茶髪の女性....サニーは総統の質問が少し分からなかった。

 

「ん?どういこと?.....ISに必要な物.....乗り手?いや、違う.....心?」

 

「ふふっ......まぁ、今は必要ではないからな.....もう少ししたら君にも教えよう.....そして、合わそう.....元気に.....」

 

「本当?久しぶりね......体が鈍ってないと良いけど....」

 

「そのことなら心配は無用.....」

 

「あぁ、そういえば手下を送っては返り討ちにしてたわよね。......まぁ、その時が来るまで待つわ。」

 

そう言って、また他の書類を読み出した。その書類には

 

『早乙女元気』

 

と書かれていた。

 

 

 

 

 





ちょっとの息抜き


『初めての食事』

手を食べてから、看護師に包帯などが巻かれたが既に完治しているから外してもらった。....それから、夜になりある人がやって来た。....あの男性であった。

「さぁ、来たぞ。」

そこには、ボードの上に何か水と白い食事を持っていた。

「......」

「どうした?食べないのか?」

これは私のために用意された食べ物であった。「ほれほれ」と催促され、白い何かをまず食べようとして手掴みで食べようとすると

「待て待て、スプーンがそこにあるだろ?」

スプーン.......白衣の人たちが何か食事をするときにたまに使っていた道具.....それが、ボード?の隅っこに置いてあるのを発見し、それを手に取った。

「......」

見よう見まねで....液体と白い粒々のようなものを合わせたものを掬い.....食べた.....

「っ!なんだこれ!.....なんだこれ!.....」

今まで味わったことがない物であった。あの人たちはこんなにも不思議な物を食べていたのか。

「食べたことがないのか?」

男性は驚いていたが、不思議な味わいのあるものに夢中で食べていてそれを無視していた。今まで自分の肉と血を食べていたから、不思議であった。

「......おかわりいるか?」

「......まだ.....あるの?」

キラキラとした目をして男性に聞くと、追加された。

「......次はまた別のを持って来るよ。」

男性が部屋から出ようとすると、私は言った。

「.......貴方は」

「ん?」

「博士たちと同じです。」

「博士たちと?」

「はい......博士たちは.....私に必要ない知識を.....与えました。.......貴方も私にこれを......」

「.....それは必要な知識だよ。」

「?」

「人は何か食べないと生きていけない。でも、味わいがあればもっと美味しくなり楽しいこともある。」

「楽.....しい....」

「そうだ.....博士たちもそれが君にとって大切だと思ったから教えたんだよ....」

博士が言っていたのを思い出した。人には大切な人がいる。それには愛情があると。多分、これもその一つなのだろう。だから、他のことにも興味が湧いた。

「.....また....これ以外にも.....教えて.....欲しい...」

「っ!あぁ!勿論!」






はい、2話です。
最後のサニーは衝撃のアルベルトの子孫ということにしました。つまり、元気はサニーの息子に近い感じですかね。
え?何故父親かって?衝撃のアルベルトの血を使ったってことは実質衝撃のアルベルト本人に近いからだと思ったからです。あ、このサニーは魔法も使います。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。